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更新日付:2021年3月11日 

東日本大震災の発生から10年を迎えて(令和3年3月11日)

 甚大な被害をもたらし、かけがえのない多くの命が失われた東日本大震災から今日で10年を迎えます。震災により亡くなられた方々と最愛の方を失われた御遺族に対し、改めて深い哀悼の意を表しますとともに、被災された方々、避難されている方々に、心からお見舞いを申し上げます。

 あの日、災害対策本部室で、テレビに映し出される各地を襲う大津波の映像を見ながら「とにかく早く逃げて」と祈ったこと、その夜、停電が続く中、被災市町村からの毛布や食料品、燃料油の支援要請に応えるべく奔走したこと、そして変わり果てた被災地の姿は、今でも昨日のことのように思い出されます。

 あの未曾有の大震災の発生直後から、私は、被災現場に足を運び、自分の目で被害の状況を確認し、地元の市町村長や被害に遭われた方々などから直接お話を伺い、まず何より、被災者の方々の救援や、避難所に避難された方々への支援など県民の生命・身体にかかわる事柄を最優先に、また、復興を妨げる港湾、漁港、河川等の障害物除去による公共施設等の迅速な復旧や、被災中小企業者及び農林漁業者の事業再開を後押しするための取組など、できる限りスピード感を持って全力で取り組みました。この間、地域住民の方々が、お互い助け合い、支え合っている姿に、地域の強い絆、私たち青森県民の底力を改めて感じました。

 次いで、震災をばねとして、単なる復元にとどまらず、今までよりも進化した地域社会を形成するとともに、東北全体の復興に貢献していく創造的復興を目指した「青森県復興ビジョン」により、「被災者支援」、「生業づくり」、「災害に強い地域づくり」、「人財育成」など、創造的復興の実現に向けた取組を進めてきたところであり、「エープレミアム」流通サービスを活用した販路拡大を着実に進展させるとともに、りんご輸出量が震災前よりも大幅に増加するなど、着実に成果が表れていると感じています。

 今後とも、復興ビジョンに掲げる「創造的復興」の総仕上げをはじめ、被災者に寄り添い支える施策や東日本大震災の風化防止などに取り組むとともに、孤立集落をつくらないという視点と逃げるという発想を重視した、ハードとソフトの対策が一体となった「防災公共」の推進や、自助・共助・公助の底上げによる地域防災力の充実・強化に取り組んでいきたいと考えています。

 昨年来、新型コロナウイルス感染症に起因する多方面にわたる影響に対して、私は、あの東日本大震災以来の大きな危機感を抱いているところですが、未曾有の国難とも呼ばれたあの震災から、県民一丸となり歯を食いしばって立ち直ってきたことに思いを致し、この苦境に活路を見出すべく、感染拡大防止と地域経済・県民生活への影響を最小限に食い止めるために全力で取り組んでいきたいと、改めて決意しているところです。
令和3年3月11日 青森県知事 三村申吾

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