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更新日付:2017年12月28日 

平成29年を終えるにあたって(平成29年12月28日)

 今年1年を振り返りますと、交流人口の拡大において大きな成果が見られました。北海道新幹線開業を契機として、平成27年のプレ、昨年の本番、そして今年のアフターと、3年間にわたって実施した「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」により、青函エリアが観光ルートとして認知されてきましたし、陸・海・空の交通ネットワークを組み合わせた立体観光が着実に進展してきました。

 インバウンドについては、今年1月から10月までの外国人延べ宿泊者数は19万4千人に達し、東北トップとなっています。観光戦略に定めた平成30年の目標である20万人は、1年早い達成が確実になっています。
 その要因にもなりますが、今年は、本県にとって22年ぶりの国際定期便となる青森・天津線、国際定期チャーター便である青森・台北線が就航したほか、青森・ソウル線は週3便から週5便への増便が実現しました。また、2年連続で利用者数が100万人を突破した青森空港は、国の「訪日誘客支援空港」に認定されましたし、クルーズ船の寄港実績が過去最多となる22回を数えた青森港は、新中央埠頭が延伸されます。

 このように、国内外から観光客を呼び込む環境がますます充実することから、更なる国際化の進展や、外貨獲得、本県経済の活性化に向け、引き続きしっかり取り組んでいきます。

 農林水産分野においては、全国に先駆けて取り組んできた「攻めの農林水産業」についても、大きな成果が見られました。平成28年の農業産出額は19年ぶりとなった前年に続いて、2年連続で3,000億円を突破し、13年連続で東北トップを堅持するとともに、全国順位は過去最高となった昨年と同じく7位となりました。ホタテの生産額は2年連続で200億円を確保しましたし、リンゴの販売額は3年連続で1,000億円の大台を突破するなど、いずれも好調に推移しました。農業者・漁業者の皆様をはじめ、関係団体の皆様の努力が結果として現れたものであり、非常に喜ばしく、感謝したいと思います。
 県産農林水産品の輸出も好調に伸び、平成28年の輸出額は294億円と過去最高を記録しました。引き続き、新流通サービス「エー・プレミアム」などを最大限に活用しながら、更なる販路開拓と輸出拡大に取り組んでいきたいと考えています。
 3年連続で特A評価を取得した「青天の霹靂」は、市場デビュー3年目を迎えました。全国的に銘柄米の産地間競争が激化する中、29年産米は「こんにちは、さっぱり」をキーワードに、食味にこだわったPR活動を全国で強力に展開しているところです。
 「青天の霹靂」をけん引役として、 「つがるロマン」や「まっしぐら」など県産米全体の更なる評価向上につながるよう、取組を強化していきたいと考えています。
 私自身、出来秋を迎えてから、県内外でのセールスに走り回っておりますが、議会でも話させてもらいましたとおり、いろんな方々から「おいしい」「とにかく味がいい」という反応を数多くいただいており、改めて県産品の質の高さ、「味」の良さを再認識しているところです。

 また、健康長寿県づくりに向けては、先般の「平成28年度県民健康・栄養調査」の結果では、平成22年との比較において、野菜摂取量、平均歩数が男女とも増えました。
 だしを活用しての減塩や、あと100グラム(トマト1個分)の野菜摂取、あるいは、スーパーでの買い物の際、チラシ片手にまずは売り場をひと回りし、値段を見て歩いて、その後で実際の買い物をする、あと1,000歩の運動などを私自身呼びかけてきたこともあり、県民の皆様の意識や行動が少しずつ良い方向に向かっているのではないかと実感したところです。
 先日公表された「平成27年都道府県別生命表」において、本県の平均寿命は残念ながら男女とも最下位でしたが、こちらも着実に延びてきており、特に男性の延び幅は、前回(平成22年)に続き全国平均を上回り、今回は全国3位になるなど、明るい兆しが見えています。
 今年度からは、従業員の健康管理を経営的視点から考え、戦略的に取り組む企業を支援する「青森県健康経営認定制度」をスタートさせましたが、現在56事業所が「健康経営事業所」として認定を受けているほか、経済5団体が「健康経営キックオフ宣言」をするなど、社会全体で取り組もうという気運の高まりを感じているところです。
 「今を変えれば!未来は変わる!!」の旗のもと、県民の皆様とともに、一歩一歩着実に前進していきたいと思います。

 また、スポーツの分野においても、今年は明るい出来事がありました。第95回全国高等学校サッカー選手権大会において、青森山田高等学校が優勝したほか、第72回国民体育大会サッカー成年男子において、 ラインメール青森FCが優勝しました。いずれも県勢として初の栄冠であり、雪国のハンディを乗り越えての快挙に、大きな感動と勇気をいただきました。

 さて、来年の干支は「戊戌(つちのえいぬ)」です。一説にはどちらの字も「茂」という字が元と言われており、特に「戊」は草木が盛大に繁るという意味があるとされ、商売繁盛など、更なる成長の年になるのではないかと思っています。
 様々な分野で取組の成果が現れてきていますが、この勢いをさらなる成長へとつなげ、県民の皆様が、住み慣れた地で、安心して暮らしていくことができるよう、来年も果敢に取り組んでいきます。
平成29年12月28日 青森県知事 三村申吾

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