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更新日付:2016年12月28日 

平成28年を終えるにあたって(平成28年12月28日)

 昨年、今年は丙申(ひのえさる)にちなんで、諸事成長発展をする年、着実に事を進めて大きな成果を得る年ではないかとお話しさせていただきました。

 振り返ってみますと、農林水産分野においては、2年連続で特A米の評価をいただいた「青天の霹靂」の作付面積が約3倍に増加し、昨年に引き続き、県内外において好評をいただいています。りんご販売額については、27年産りんごの販売額が26年産に続き2年連続で1,000億円を超え、28年産りんごの販売状況についても好調を維持しています。さらにホタテガイの生産額は初めて200億円を突破するなど、総じて好調な年となったのではないでしょうか。
 また、先週末(12月22日)に農林水産省が発表した「平成27年農業産出額」において、本県の農業産出額は3,068億円と、平成8年以来19年ぶりに3,000億円を突破するとともに、全国順位も7位と順位が1つ上がり、昭和35年以来最高となりました。平成16年度から取り組んできている「攻めの農林水産業」の成果が着実に現れてきているものと考えています。私も、出来秋を迎えて以降、県内外でのトップセールスで跳び回りましたが、安心・安全で質の高い青森の農林水産品という評価が定着してきていると、手応えを感じているところです。

 観光分野においては、3月26日に待望の北海道新幹線が開業しました。これに連動して、夏には「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」を道南地域とともに大々的に展開し、国内外からたくさんの観光客にお越しいただきました。道南地域と青森県は昔から結びつきが強く、私は、津軽海峡は海ではなく「しょっぱい川」であると話してきました。北海道新幹線の開業を契機に、この「しょっぱい川」を挟んだ4つの半島、津軽・下北・渡島・檜山が、一つの交流圏、観光圏になっていけばと考えています。
 特にインバウンドに関しては、青森県だけで完結するのではなく、たとえば函館の空港に着いたお客様が、道南観光の後に新幹線で青森に来ていただく、あるいはフェリーで大間に渡り下北半島を観光して新幹線で別の観光地に向かうなど、陸・海・空の交通手段を駆使した「立体観光」による新たな旅行プランを提案しており、さらなる誘客に取り組んでいきます。
 また、12月14日には、台湾・台中市において「青森県、平川市、台中市友好交流に関する協定」を締結してまいりました。台中市とは、平川市とともに積極的に交流を進めてきた経緯があり、温泉や観光、リンゴなどの分野でさらなる連携が見込まれることから、協定の締結に至ったものです。今後は、高校生同士の交流事業、台中市ランタンフェスティバルでの平川ねぷたのプロモーション、台中市の温泉地における「りんご風呂」の実施などを通じて青森県の魅力をPRし、台湾からの観光客の増加につなげていきたいと考えています。

 今年はスポーツにも明るい話題が多い年でした。
 8月のリオデジャネイロ・オリンピックでは、青森県出身者・関係者の活躍に県民が大いに湧きました。特に八戸市出身の伊調馨選手が、女子の個人競技では前人未踏の4連覇を成し遂げ、五戸町出身の太田忍選手も見事に銀メダルを獲得されました。伊調選手は、10月に国民栄誉賞も受賞され、県民はもとより日本国民に勇気と希望を与えてくださいました。改めて、お祝いと感謝を申し上げたいと思います。
 また、平成37年(2025年)の第80回国民体育大会の開催についても内々定をいただき、事実上、本県での開催が決まりました。県民を元気づけられる国体となるよう準備を進めていきたいと考えています。

 その一方で、今年の夏に、二人の中学生が自殺でお亡くなりになる痛ましい事件がありました。「命を大切にする心を育む県民運動」などに取り組んできた私としても、極めて残念な事件でした。子どもたちが健やかに育ち、志を実現できる社会の実現に向けて取り組んでまいります。

 また、11月下旬から12月上旬にかけて、県内の家きんにおいて初めての高病原性鳥インフルエンザが発生し、県民の皆様にも大変なご心配をおかけしました。しかし、発生農場が早期に異状を連絡するなど対策に協力的であったことや、担当職員が日頃の訓練を生かして迅速に防疫措置を完了してくれたこと、建設業界の皆さんに献身的に協力いただいたことなどが功を奏し、最低限の被害に抑えることができたのではないか、と考えています。
 今後も、県内における発生防止対策の徹底を図っていきます。

 さて、来年の干支は丁(ひのと)酉(とり)です。「ひのと」は丁寧の丁と書きますが、元気盛り、強い、という意味があり、「酉」という字には、時間をかけて熟成する、実る、という意味があります。熊手などの縁起物を売る「酉の市」にも使われており、丁(ひのと)酉(とり)は商売繁盛や物事の成長の年を示しているものと思います。
 来年も、青森県全体の「商売繁盛」を期待し、青森県の成長に繋がる取組を果敢に進めていきますので、引き続き青森県の挑戦を応援くださるようよろしくお願いいたします。

 皆様が健やかな年の瀬を迎えられますことをお祈り申し上げます。
平成28年12月28日 青森県知事 三村申吾

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