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更新日付:2014年9月26日 

青系187号のデビューに向けて(平成26年9月26日)

 幼保連携型認定こども園の運営等に関する条例案や今年度予算の補正案等を提案させていただいている県議会第279回定例会の一般質問が本日から始まります。
 今回の補正予算案では、公共事業費や国庫補助事業費のほか、子どもを生み育てやすい環境づくりの強化に要する経費、北海道新幹線開業に向けた県内の機運醸成に要する経費とともに、県産米新品種の総合的なブランド戦略の展開に要する経費等について提案させていただきました。議員各位からの質問等に対してしっかりとお答えし、御理解を賜りたいと考えています。

 先般、特A評価を得ることを目指す青系187号の栽培をお願いしている農家の方をほ場に訪ね、これまでのご苦労に対しお礼をしてまいりました。稲刈り前の忙しい最中であったことと思いますが、「最高のものを育ててきた。品質には絶対の自信がある。県には宣伝・販売面でしっかり頑張ってほしい。」との言葉を直接頂くことができました。
 精魂を込めて育てていただいた稲穂が整然と並ぶ田んぼは、陽を受けた稲穂がキラキラとまぶしく光り輝き、晴れ渡る秋の空を鏡のごとく映し出すのではないかと思えるほどの美しさでした。まさしく日本は豊葦原の瑞穂の国であると実感しました。
 本県の農業は、こうした「正直」な生産者が支えているのだ、皆さんの思いにしっかりと応えなければならないと、思いを新たにしました。

 そんな中、本年産米概算金が大幅に減額になったとの報道が飛び込んできました。需要減少や豊作基調等による在庫の増大を背景として他県産米の概算金が引き下げられていた状況を見たとき、本県においても前年を下回ることになるだろうと予想されてはいたものの、これほどの引き下げとなり、誰もが驚いたものと思います。
 県としても緊急の対応が必要と考え、北海道、東北各県と調整の上、去る9月19日、農林水産大臣に対して、需給・安定対策や経営所得対策など5項目の緊急要望を一致して実施したところ、大臣からしっかりと対応していきたいとの回答を頂きました。今後も北海道・東北各県等と連携し、国に対して、現場の実態に基づいた要望・要請をしっかりと伝えていきたいと思います。

 今議会に補正予算をお願いもし、デビューに向けた準備を進めている青系187号が特A評価を得ることは、特A米を持たない本県農業にとって、それ自体大きな出来事ですし、青系187号の有利販売のためにも是非とも達成しなければならない大きな目標です。
 しかし、我々の真のねらいは、本県の特A米を食べていただいた消費者の皆様からの評価を、本県の主力品種であるつがるロマン、まっしぐらの評価につなげていくこと、つがるロマン等の有利販売につなげていくことです。特Aの評価を得るだけではなく、県産米全体をけん引するブランド米に育てていくことが必要です。そのために誰がどのような取組をしていくべきなのか、農業者が中心となって関係者一同が知恵を絞り、実行していかなければなりません。
 人口減少が避けられない中、今後ますます米の需要は減少していく恐れがありますし、経済のグローバル化に伴う産地間競争も激化しています。本県農林水産業が持続的発展を成し遂げるためには、農林水産業サイドから行動を起こし、地域全体を巻き込んで、地域社会に貢献していくという「攻め」の姿勢で、多くの人たちが農山漁村で暮らし続けたいと感じる地域社会を創造していく必要があります。その中心は、農業者の皆さんです。豊葦原の千五百秋の瑞穂の国であるために、共に立ち向かっていきたいと思います。
平成26年9月26日    青森県知事 三村申吾

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