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更新日付:2022年5月19日 障害福祉課
医療的ケア児支援について
青森県小児在宅支援センターを開設します【令和4年4月】
県では、医療的ケアを必要としながら在宅で暮らす小児・障害児(者)及びその家族に対する支援を総合的に行う県内の小児在宅支援の拠点として、青森県小児在宅支援センターを令和4年4月に設置します。
当センターを医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律(令和3年法律第81号)第14条に規定する医療的ケア児支援センターに位置づけます。
センターの運営は青森県立中央病院で行います。センターのホームページは開設準備中です。
【センターの主な業務内容】
- 医療的ケアに関する様々な問題について、医療的ケア児及びその家族や支援者に対し、専門的にその相談に応じ、支援、助言及び情報提供を行います。
- 医療的ケアに従事する支援者に対して研修を実施します。
- 医療的ケア児支援に関するニーズ及び取組状況の把握を行います。
以上の取組等により、医療、保健、福祉、教育、保育などに関する業務を行う支援機関及び市町村との連携強化により、県内各地域における小児在宅支援体制の整備を推進します。
<センターからのお知らせ>
・センターの準備が整うまで当面の相談対応は、医療的ケア児等及びそのご家族を支援する関係機関(支援者)に対する相談のみ受け付けます。
・医療的ケア児等及びそのご家族からの相談については、準備が整い次第行います。
青森県小児在宅サポーター勉強会
県では、医療的ケア児等とそのご家族が安心して生活できるよう医療的ケア児等に対する支援が適切に行える人材の育成及び支援に係る情報を共有し、多職種連携を一層深めることを目的に、小児在宅に関わる医療・福祉・保健・教育・行政分野等の多職種の皆様と定期的に勉強会を開催しています。
- 日時:令和4年6月14日(火)18:00~19:00(17:45~入室)
- 内容:Webex Meetingsによるオンラインセミナー
- テーマ:三沢市における医療的ケア児支援の取組~市町村福祉行政の一事例として~
- 発表者:三沢市 健康福祉部 障害福祉課長 堀 憲明 氏
【申込方法】下記URLによりお申込みください。
申込フォームURL:https://forms.gle/PNYoduxPHNY3cNEt6
開催前日までに招待メールを送付します。なお、招待メールへの返信はご遠慮ください。
申込〆切:6月8日(水)
日時 | テーマ | 発表者 |
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令和4年5月11日(水) 18時~19時 |
青森県の周産期医療体制と医療的ケアを必要とする新生児疾患 | 青森県立中央病院 新生児科部長 池田 智文 氏 |
関係機関及び市町村に対する相談支援
医療的ケア児等とその家族を支援する関係機関(支援者)の様々な相談に応じます。相談支援は、訪問やオンライン等相談内容等に応じて弾力的に対応します。
相談対応事例
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在宅移行支援【支援先:医療機関等】
・NICUから退院に向けて、主治医、看護師、MSW等院内関係者とのケース会議、院内での相談支援体制整備の支援、障害福祉サービスの利用や家族支援がスムーズに行えるよう相談支援専門員の介入及び家族支援についての助言
・在宅移行に向けた外泊の試行、病棟看護師等と自宅訪問しベッドサイド等の機器の位置や手技の確認、市町村担当や障害福祉サービス担当者等とのカンファレンス等
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事業所等受入支援【支援先:保育所、児童発達支援センター、放課後等デイサービス、市町村等】
・主治医との連携(施設での受入のための指示書作成、カンファレンスへの参加依頼)、家族、主治医、障害福祉サービス担当者や市町村担当者等とのケース会議、施設訪問による現状確認、受入に向けた体制、手技の確認等受入後の施設訪問による状況確認及びフォロー
・受入にあたっての課題や問題点の整理、利用できるサービスや制度等について市町村等への助言や情報提供
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教育機関及び市町村との連携【支援先:特別支援学校、市町村教育委員会、市町村等】
・学校現場での医療的ケア対応方法を検討するため、家族、主治医等医療従事者、養護教諭、学校看護師、障害福祉サービス担当者や市町村保健師等とのケースカンファレンスの開催等
・市町村教育委員会等に対し就学に向けた準備等への助言
・市町村で作成する各種マニュアル及びガイドラインに対する助言
・卒業後の自宅以外の居場所づくりのため、市町村保健師、障害福祉担当者等関係者によるケース会議、自宅や受入施設の訪問、受入施設での対応等の助言
相談の流れ
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センターへの相談を希望する際は、依頼書を相談窓口に送付してください。
依頼書
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支援を依頼する前に、「青森県小児在宅支援センター業務に係る個人情報保護方針」を利用者に説明の上、センター介入の同意を得てください。(同意を得たら、依頼書に☑をして、窓口に送付してください。
青森県小児在宅支援センター業務に係る個人情報保護方針
- 依頼書を受け取りましたら、相談窓口から依頼者あて連絡をし、具体的な相談内容等を確認の上、相談対応日時等調整します。
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相談窓口
・センターの準備が整うまでの相談受付先を下記のとおりとします。
・依頼書を送付する前に電話、メール等でもご相談を受け付けますのでお気軽にお問合せください。
<相談受付窓口>
担 当:青森県健康福祉部障害福祉課社会参加推進グループ 岩谷
電 話:017-734-9309
メール:iryoteki_careji@pref.aomori.lg.jp
医療的ケア児訪問看護推進事業
県では、医療的ケア児等が地域で安心して暮らしていけるよう、訪問看護の活用を推進し、在宅支援体制を強化することを目的とし、医療的ケア児等支援を行う訪問看護ステーションの新規参入に係る研修会、訪問看護ステーションの情報交換会及び医療機関との連携方法等を学ぶ勉強会を実施することとしています。
【申込受付中】「事例で学ぶ!医療機関・訪看連携勉強会」のご案内
医療的ケア児等の在宅移行支援ケースを通じて、医療機関と訪問看護ステーションとの連携や各々の役割を学ぶことにより、訪問看護の活用を推進することを目的とした勉強会を開催します。
- 日時:令和4年7月4日(月)18時00分~20時00分
- 開催方法:オンライン開催(Cisco Webex Meetings)
- 対象者:医療的ケア児支援に従事する医療機関職員(医師、看護師、MSW等)、医療的ケア児支援に従事する(又は従事する予定のある、もしくは医療的ケア児支援に興味のある)訪問看護ステーション職員
- 参加費:無料
- 内容
内容)「人工呼吸器装着児の在宅移行支援~主治医の視点から~」
講師)八戸市立市民病院 新生児集中治療センター所長 三上 了右 氏
内容)「在宅移行支援の実際と看看連携~外来看護師の視点から~」
講師)八戸市立市民病院 小児看護専門看護師 奥寺 さおり 氏
内容)「在宅移行後の訪問支援の実際~初めて小児を受入れた訪問看護師の視点から~」
講師)はらクリ訪問看護ステーション 管理者 沖田 博子 氏
【全体総括】青森県立中央病院成育科部長・青森県小児在宅支援センター長 網塚 貴介 氏
申込先:iryoteki_careji@pref.aomori.lg.jp(青森県障害福祉課医療的ケア児支援担当あて)
メール件名:医療機関・訪看連携勉強会
必要事項:①施設名、②所属、③氏名/職種、④連絡先(電話番号)
※申し込みいただいたメールアドレスに、後日、Webexの招待メール等を送付します。
申込〆切:令和4年6月22日(水)
【申込受付中】青森県医療的ケア児等支援者養成研修・コーディネーター養成研修
令和4年度青森県医療的ケア児等支援者養成研修・コーディネーター養成研修の詳細はコチラをクリックしてください。
青森県医療的ケア児在宅移行支援マニュアルについて【新着情報】
県では、青森県障害者自立支援協議会医療的ケア児支援体制検討部会による意見聴取を踏まえ、令和4年3月に青森県医療的ケア児在宅移行支援マニュアルを作成しました。
本マニュアルは、医療的ケアを伴って退院する子どもたちとそのご家族が、安全に退院し、安全・安心のもと在宅で生活できるよう、
○入院時期から退院後までに必要な支援が漏れることなく、適切な時期に適切な支援が受けられるためのツールとして、
○ご家族が退院後の生活に見通しを持てるようにするため、
○入院時から医療機関及び地域の支援者が支援内容を共有し、スムーズに在宅支援に移行できるようにするため、
令和3年度青森県医療的ケア児支援体制多職種コンサルテーションチームにより作成されたものです。
マニュアルの構成
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(支援者用)在宅移行に向けた支援シート【A3印刷】
在宅を検討する時期から在宅移行後の安定する時期まで、各ステージにおいて誰がどんな支援をするのかを整理した院内スタッフ及び地域支援者向けの共通のシートです。
・PDF版
・Excel版
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別紙1 医療的ケアが必要な方のライフステージでのサービスチェック表【A4印刷】
ライフステージ毎に行う手続きや活用できるサービスを家族が知り、ご家族が必要な手続きを院内外支援者と一緒に整理するためのシートです。
マニュアルを活用する支援者
【院内】主治医、NICU看護師、小児科病棟看護師、外来看護師、退院調整看護師、理学療法士、医療ソーシャルワーカー(精神保健福祉士等)、公認心理師等、理学工学技士等
【院外】相談支援専門員(医療的ケア児コーディネーター)、訪問看護師、保育園、学校、療育担当、市町村等(母子保健担当、障害福祉担当、子育て支援担当、教育委員会等)等
留意事項
本マニュアルは、広義のガイドラインであり、院内体制、地域の資源、対象児童及びそのご家族に合わせて適宜改良して活用してくださるようお願いします。
医療的ケア児支援ハンドブックについて
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<医療的ケア児支援ハンドブック>
【目的】
県では令和2年2月、当該意見等を踏まえ、医療的ケア児が心身の状況に応じて適切な療育サービスを受けるための一助とするため、医療的ケア児の家族や支援に携わる相談支援専門員等向けに「医療的ケア児支援ハンドブック」を作成しました。
【背景】
近年、医療技術の進歩等を背景として、NICU(新生児集中治療室)等に長期間入院した後、引き続き、たんの吸引や経管栄養等の医療的ケアが必要な障害児(医療的ケア児)が全国的に増加している状況であり、県内における令和元年度の実態調査の結果では、166人と推計され、年々増加しています。
また、平成28年6月には児童福祉法の改正により、県や市町村に医療的ケア児の支援体制の整備が義務付けられました。
このため、県では、平成30年度から、「青森県障害者自立支援協議会」に保健、医療、障害福祉、保育、教育等の関係機関及び当事者団体に所属する方々を委員とする医療的ケア児支援体制検討部会を設置し、医療的ケア児が心身の状況に応じて適切なサービスを受けられるよう、医療的ケア児支援に係る課題やその解決策を議論し、具体的な事業の実施に取り組んでいるところです。
当検討部会において、県内の医療的ケア児支援に係る主な課題として、看護師等の人材確保の問題や支援スキルの不足などの理由により、障害福祉サービスの事業所や保育所での受入が進んでいないことに加え、保護者や家族のための相談窓口がわかりにくく、相談しても十分に対応してもらえないことから、地域における一元的な相談対応を図るため、医療的ケア児の家族や支援に携わる関係者へ療育に係る各種制度や社会資源等に関する情報を紹介することが必要であるとの意見が出されているところです。
医療的ケア児支援ハンドブック
本編 表紙~p9[6153KB]
本編 p10~p12[2923KB]
本編 p13~p21[5302KB]
本編 p22~p27[1794KB]
※別冊の医療的ケア児の受入可能な事業所一覧は、令和3年9月1日現在でデータを更新しました。
「医療的ケア児の受入可能な事業所等」をご覧ください。
災害時個別計画について
県では、青森県障害者自立支援協議会医療的ケア児支援体制検討部会において、災害時に医療的ケア児及びそのご家族が孤立せず最適な行動ができることを目的に、令和3年7月に災害時個別計画の様式を作成しました。
つきましては、市町村関係課及び教育委員会等と情報共有し、災害時個別計画を活用してくださるようお願いします。
なお、計画の作成に当たっては、市町村担当課、相談支援専門員等の支援者、医療的ケア児及びそのご家族と情報共有し連携して対応してくださるようお願いします。
本災害時個別計画様式は、東日本大震災後、宮城県・宮城県神経難病医療連携センター(現東北大学病院医療連携センター)が作成しました「災害時対応ハンドブック2014年版」を改編し作成しています。
医療的ケア児以外の個別計画にも活用できます。
医療的ケア児の受入可能な事業所等について
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【新着情報】医療的ケア児の受入可能な事業所等について
R3年9月現在の医療的ケア児の受入可能な事業所等に更新しました。
きょうだい支援について
厚生労働省では、医療的ケア児等総合支援事業の中で医療的ケア児のきょうだい支援について言及しています。
県では、令和2年度医療的ケア児総合支援事業「医療的ケア児支援者コーディネーターフォローアップ研修」において、「病気や障がいとともにある方の「きょうだい」の応援団」として活動している「シブリングサポーターいわて」の皆様を講師としてお招きし、きょうだい支援とその活動について御講義いただきました。
今般、「シブリングサポーターいわて」より、きょうだい支援の拡充のため資料を御提供いただきましたので掲載します。
医療的ケア児とその御家族の支援の一環として御活用ください。
- 「シブリングサポーターいわて」のホームページはコチラ