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更新日付:2026年5月29日 農林水産政策課

青森新時代「農林水産力」強化パッケージ

強化パッケージ
 本県の農林水産業は、地域の経済・社会を支える基幹産業であるとともに、国民に対する食料の安定供給や、環境保全などの面で重要な役割を果たしています。
 しかし、人口減少の進行による農山漁村の担い手の減少や、気候変動等による自然災害の激甚化、国際情勢を背景とした燃油・資材価格の高騰など大きな課題に直面しています。
 また、国際社会では、2030年までに持続可能な開発目標(SDGs)を達成するため、持続可能な食料システムの構築が求められており、国でも、2021年に「みどりの食料システム戦略」を策定し、2050年までに化学農薬の使用量低減や有機農業の取組面積の拡大を図ることなどの目標を掲げています。
 本パッケージは、このような社会情勢の変化に対応し、「青森県基本計画『青森新時代』への架け橋」で掲げる「農林水産業が持続的に発展する社会」を実現するため、具体的な取組をまとめたものです。

 パッケージの取組期間は、2024年度(令和6年度)から2028年度(令和10年度)までの5か年です。

「農林水産力」とは

 青森県基本計画の政策目標である「豊かさを実感できる力強い農林水産業の実現」をコンパクトに「農林水産力」と表現しました。
 また、生産者個々の技術力や、豊かな地域資源を生かした生産・販売力、農山漁村の活力を結集して収益力を高めていく思いを込めています。

1 概要

 本パッケージは、販売力強化、生産性向上、人財育成、農山漁村振興の4つの柱に整理した、プロジェクト、継続的な取組、所得向上プログラムで構成します。
青森新時代「農林水産力」強化パッケージの概要

2 主な特徴

●特徴1 品目・分野に着目した施策体系
 生産者や関係団体が理解しやすいように、品目・分野に着目して施策を分類した上で、このうち、特に重点的に取り組むものをプロジェクトとして整理し、施策を展開します。

●特徴2 プロジェクトごとに数値目標を設定
 プロジェクトごとに目標や挑戦する内容を設定し、実効性を高めるため、関係者がどのように連携していくのかを明確にするとともに、進捗状況を確認しながら、同じ目標に向かって取組を進めます。
 プロジェクトは、関係事業の改廃に合わせて毎年度見直します。

●特徴3 対話を重視した施策形成
 知事を本部長とする本部の下、分野ごとに部会を設置し、生産者や関係団体と連携して施策を展開します。
 また、現場からの意見を施策に反映させるため、各部会の企画により、生産者や関係団体のキーパーソンとの意見交換を随時行います。
青森新時代「農林水産力」強化パッケージの概要

青森新時代「農林水産力」強化パッケージの各プロジェクト

1 販売力強化
品目・分野 プロジェクト
商品開発 ニーズに対応した食品の県内加工推進プロジェクトPDFファイル[374KB]
販路拡大 物流革新と販路開拓・拡大プロジェクトPDFファイル[368KB]
情報発信 あおもりブランドの確立に向けた情報発信の強化プロジェクトPDFファイル[407KB]
地産地消 地域経済の活性化に向けた地産地消の推進プロジェクトPDFファイル[378KB]
2 生産性向上
区分 品目・分野 プロジェクト
農業 水田農業 世界に羽ばたく持続可能な米づくりプロジェクトPDFファイル[455KB]
農業 野菜・花き 「ながいも」で儲かる産地づくりプロジェクトPDFファイル[413KB]
農業 野菜・花き 「にんにく」で儲かる産地づくりプロジェクトPDFファイル[390KB]
農業 野菜・花き 施設園芸で儲かる産地づくりプロジェクトPDFファイル[556KB]
農業 果樹 世界に誇る「青森りんご」の次世代への継承プロジェクトPDFファイル[396KB]
農業 果樹 安全・安心の「青森りんご」輸出基盤の強化プロジェクトPDFファイル[383KB]
農業 果樹 環境変化に対応したりんご等果樹の高品質安定生産プロジェクトPDFファイル[377KB]
農業 畜産 多様なニーズに対応した牛肉生産プロジェクトPDFファイル[393KB]
農業 畜産 次世代につなぐ酪農産地づくりプロジェクトPDFファイル[410KB]
農業 畜産 持続可能な畜産を支える草づくりプロジェクトPDFファイル[367KB]
農業 畜産 畜産を守る家畜衛生対策の推進プロジェクトPDFファイル[373KB]
農業 生産基盤 スマート農業にも対応した基盤整備の推進プロジェクトPDFファイル[393KB]
農業 生産基盤 農業・農村の防災・減災、強靭化プロジェクトPDFファイル[400KB]
農業 生産基盤 経営の効率化に向けた農地集積・集約化等プロジェクトPDFファイル[402KB]
農業 先端技術 あおもり「農業DX」の実現プロジェクトPDFファイル[436KB]
農業 持続可能な農業 環境負荷低減による持続可能な農業の実践拡大プロジェクトPDFファイル[397KB]
農業 持続可能な農業 野生鳥獣の農作物被害防止対策の推進プロジェクトPDFファイル[378KB]
林業 森林整備 青い森を未来につなぐ再造林の推進プロジェクトPDFファイル[406KB]
林業 生産基盤 県土を守る森林環境の保全プロジェクトPDFファイル[449KB]
林業 木材利用 県産材の安定供給と利用の確保プロジェクトPDFファイル[410KB]
漁業 増養殖 ホタテガイ300億円産業の恒久化プロジェクトPDFファイル[392KB]
漁業 増養殖 サーモンの一大産地化プロジェクトPDFファイル[375KB]
漁業 増養殖 ナマコ資源増大チャレンジプロジェクトPDFファイル[390KB]
漁業 増養殖 つくり育てる漁業の推進プロジェクトPDFファイル[366KB]
漁業 漁船漁業 持続可能な漁業に向けた新たな資源管理の推進プロジェクトPDFファイル[363KB]
漁業 漁船漁業 いか釣り漁業の経営安定プロジェクトPDFファイル[406KB]
漁業 水産基盤 水産業の成長産業化に向けた拠点整備プロジェクトPDFファイル[373KB]
漁業 水産基盤 環境変化に適応した漁場生産力の強化プロジェクトPDFファイル[376KB]
3 人財育成
品目・分野 プロジェクト
農業人財 未来を担う人財育成プロジェクトPDFファイル[419KB]
農業人財 所得向上プログラムの実践プロジェクトPDFファイル[434KB]
農業人財 農林水産業への企業参入促進プロジェクトPDFファイル[370KB]
林業人財 林業の新たな担い手確保・育成プロジェクトPDFファイル[439KB]
漁業人財 漁業者の確保・育成プロジェクトPDFファイル[380KB]
4 農山漁村振興
品目・分野 プロジェクト
地域活性化 あおもり型農村RMOの実現プロジェクトPDFファイル[406KB]
地域活性化 「海業」の推進による漁村の活性化プロジェクトPDFファイル[589KB]
多様な人財活躍 多様な農業人財の活躍促進プロジェクトPDFファイル[437KB]
多様な人財活躍 ユニバーサル農業の推進プロジェクトPDFファイル[411KB]
地域資源 食の力を生かした健康的なくらしの実現プロジェクトPDFファイル[405KB]
地域資源 農業・農村インフラの機能の確保プロジェクトPDFファイル[407KB]
地域資源 森林資源等を生かした山村の振興プロジェクトPDFファイル[436KB]

所得向上プログラム

•「所得向上プログラム」では、生産者が、現在の経営をどのように改善すれば、所得を向上できるかイメージできるよう、技術や品種などをリスト化した「経営改善メニュー」と、経営収支や労働時間などを具体的に試算した「類型別モデルケース」をお示ししています。

•「経営改善メニュー」は、(1)導入技術(品種)、(2)導入に係る必要事項(必要な機械、留意事項など)、(3)導入効果について、品目別に整理しています。

•「類型別モデルケース」は、本県における一般的な新規就業者や中堅クラスの経営体を想定し、土地利用型作物、露地・施設野菜、果樹、畜産の営農類別に、省力化に向けたスマート農機や新たな栽培技術、収量・品質向上が図られる新品種の導入など、複数の経営改善に向けた取組を行った場合の所得について試算しています。

•本プログラムは、今後も、生産者が使いやすいものとなるよう、必要に応じて見直していきます。

所得向上プログラム2026年度版PDFファイル[5928KB]

経営改善メニュー一覧

【農業】
品目 番号 導入技術(品種) 収量増 単価向上 コスト削減 その他
水稲 1 高密度は種苗栽培の導入 〇
〃 2 栽培管理支援システム(可変施肥)の導入 〇
〃 3 水稲の農作業受託の実施 〇
〃 4 V溝乾田直播の導入 〇
大豆 5 作業機の汎用化と晩播狭畦栽培の導入 〇
〃 6 排水対策の実施 〇
にんにく 7 優良種苗の導入 〇 〇
〃 8 排水対策や緑肥を活用した土づくり等の実践 〇 〇
〃 9 省力機械の導入 〇
ながいも 10 優良種苗の導入 〇
〃 11 省力機械の導入 〇
ねぎ 12 早どり栽培の導入 〇
〃 13 省力機械の導入 〇
だいこん 14 生育・収量予測システムの導入 〇
〃 15 業務用大型規格・下位等級のカット販売 〇 〇 〇
露地野菜共通 16 排水対策の実施 〇
〃 17 輪作を基本とした持続可能な土壌管理 〇
〃 18 一発肥料体系の導入 〇
〃 19 「有機質資材の肥効見える化アプリ」と土壌診断の併用 〇
〃 20 既存のトラクタに後付けGPSガイダンスを導入 〇
夏秋いちご 21 高設栽培システムの導入 〇 〇 〇
〃 22 高設栽培システムに培地冷却装置を追加導入 〇 〇 〇
〃 23 作型の分散 〇
ミニトマト 24 自動施肥・かん水装置の導入 〇 〇
〃 25 セル苗(2本仕立て)の6月定植の導入 〇 〇 〇
〃 26 細霧冷房装置や自動調光システムの導入 〇 〇
〃 27 委託加工によるジュースの製造・販売 〇
りんご 28 優良品種・品目への転換
(つがる→きおう、もも)
〇 〇 〇
〃 29 優良品種の導入(はるか) 〇
〃 30 わい化栽培の導入 〇 〇
〃 31 高密植わい化栽培の導入 〇
〃 32 摘花・摘果剤と摘葉剤の活用 〇 〇
〃 33 総合的な病害虫管理の実施 〇 〇
〃 34 機械作業体系(高所作業台車、運搬車、
フォークリフト、トラック)の導入
〇
〃 35 園地整備と機械作業体系(ロボット草刈機、肥料散布機等)の導入 〇 〇
〃 36 りんごの春・夏作業の省力化によるすもも、ももの導入 〇 〇 〇 〇
おうとう 37 優良品種の導入 〇
〃 38 花粉交配機による人工授粉や、高温対策設備、
雨よけビニール巻上機の導入
〇 〇 〇
〃 39 摘芽と摘果の併用処理の導入 〇 〇
肉用牛 40 ゲノミック解析技術の活用 〇
〃 41 草地更新の実施 〇
〃 42 公共牧場の利用 〇
〃 43 稲発酵粗飼料(稲WCS)の購入 〇
〃 44 母牛の遠隔監視装置の導入 〇 〇
〃 45 クラウド牛群管理システムとセンサー装置の導入 〇 〇
〃 46 廃用雌牛の受胎出荷 〇
酪農 47 ゲノミック解析技術の活用 〇 〇
〃 48 暑熱対策(畜舎の断熱)の実施 〇
〃 49 稲発酵粗飼料(稲WCS)の購入 〇
〃 50 ウェラブルセンサーによる繁殖管理 〇
【林業】
品目 番号 導入技術(品種) 収量増 単価向上 コスト削減 その他
しいたけ 51 新品種(青森きくらげ)の導入 〇
【漁業】
品目 番号 導入技術(品種) 収量増 単価向上 コスト削減 その他
いか 52 一本釣り漁業の導入 〇

類型別モデルケース一覧

1 土地利用型作物
対象品目等 新規就農タイプ 経営発展タイプ 導入技術等
(1)水稲+大豆
(経営面積20ha規模)
〇
(家族経営)
水稲高密度は種苗栽培の導入
大豆晩播狭畦は種栽培の導入
大豆の排水対策の徹底
面積を27haに拡大
所得が1.7倍に増加
(2)水稲+大豆
(経営面積50ha規模)
〇
(法人経営)
栽培管理支援システムの導入
作業機械の汎用化
水稲の農作業受託の実施
面積を58haに拡大
所得が1.8倍に増加

上記の経営にV溝乾田直播技術を追加
所得が2.4倍に増加
(3)水稲
(経営面積10ha規模)
〇
(家族経営)
水稲移植栽培からV溝直播栽培へ転換
面積を15haに拡大
所得が1.4倍に増加
2 露地野菜
対象品目等 新規就農タイプ 経営発展タイプ 導入技術等
(1)にんにく
(経営面積70a規模)
※ピーマン10a含む
〇 優良種苗の導入
栽培技術力の向上
省力機械の導入
にんにくの面積を160aに拡大
所得が3.2倍に増加
(2)ながいも等の露地野菜複合経営
(経営面積2ha規模)
〇 優良種苗の導入
省力機械の導入や作型の見直し
排水対策の徹底
面積を312aに拡大(緑肥含む)
所得が1.9倍に増加
(3)だいこん等の露地野菜複合経営
(経営面積30ha規模)
〇 土壌診断と輪作による土壌管理
GPSガイダンスによる肥料、農薬散布の重複軽減
営農管理アプリの導入
カット販売業務用契約取引の導入
所得が1.4倍に増加
3 施設野菜
対象品目等 新規就農タイプ 経営発展タイプ 導入技術等
(1)夏秋いちご
(経営面積17a規模)
〇 土耕栽培から高設栽培へ転換
培地冷却装置の導入
作型の分散による労働力平準化
面積を20aに拡大
所得が3.9倍に増加
(2)ミニトマト
(経営面積10a規模)
〇 自動施肥かん水装置の導入
セル苗6月定植の導入
高温対策の実施
面積を20aに拡大
所得が4.0倍に増加
4 果樹
対象品目等 新規就農タイプ 経営発展タイプ 導入技術等
(1)りんご
(経営面積60a規模)
〇 優良品種、わい化栽培への改植
ももの導入
機械作業体系の導入
面積を180aに拡大
所得が14.0倍に増加
(2)りんご
(経営面積180a規模)
〇 優良品種の導入
高密植わい化栽培の導入
ロボット草刈機等の導入
面積を250aに拡大
所得が1.9倍に増加
(3)りんご+おうとう
(経営面積150a規模)
〇 品種構成の見直しと摘果の省力化
おうとうの花粉交配機や高温
対策設備の導入
面積を200aに拡大
所得が2.8倍に増加
5 畜産
対象品目等 新規就農タイプ 経営発展タイプ 導入技術等
(1)肉用牛
(繁殖雌牛20頭規模)
〇 ゲノミック解析技術の活用
自給飼料の増産と活用
ICT装置の導入
所得△848千円→895千円
(2)酪農
(経産牛40頭規模)
〇 ゲノミック解析技術の活用
自給飼料の増産と活用
ICT装置の導入
所得が1.3倍に増加
6 林業
項目 項目
(1)菌床しいたけ
(経営規模319平方メートル規模)
青森きくらげ(新品種)を導入し、菌床を自家生産した場合
所得が1.5倍に増加

青森きくらげ(新品種)を導入し、菌床を購入した場合
所得が1.4倍に増加
7 漁業
項目 項目
(1)小型いか釣り
(地先操業)
一本釣りを導入した場合
所得が6~65万円増加(増加率は個々の状況による)

青森新時代「農林水産力」強化パッケージ

【統合版】
【分割版】
【概要版】

過去の強化パッケージ

青森県「農林水産力」強化本部

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この記事についてのお問い合わせ

農林水産政策課企画調整グループ
電話:017-734-9457  FAX:017-734-8133

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