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更新日付:2024年4月15日 障がい福祉課

青森県のきこえない・きこえにくいお子さんへの支援について

 難聴は、早期に発見され適切な支援が行われた場合には、言語(「手話」を含む。以下同じ。)・コミュニケーション手段の発達・獲得を円滑にし、難聴児の今後の社会生活をより豊かにすることにつながると考えられています。
 そこで、県では、新生児聴覚検査の結果、難聴又はその疑いとなったお子さんのご家族が抱える不安・疑問・悩みに応じて適切な支援が受けられるよう、関係機関と協力しながらさまざまな取組を行っています。

新生児聴覚検査について

 生まれてくる赤ちゃんの1,000人に1~2人は、生まれつき難聴を持つと言われています。
 生まれつきの難聴を早く発見して支援や治療を行うことが、赤ちゃんのコミュニケーションやことばの発達にとても大切です。
 そこで、生まれた赤ちゃんに行うきこえの検査(新生児聴覚検査)を受けることをおすすめします。新生児聴覚検査を受け、生まれつきの難聴を早く発見できると、補聴器の装用や手話の使用、人工内耳などの様々な支援、治療を選択することができます。

○二次聴力検査・精密検査実施医療機関 一覧
<外部リンク>一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 新生児聴覚スクリーニング後・乳幼児健診後の聴力検査機関一覧

先天性サイトメガロウイルス感染の検査について

新生児難聴の主な原因の一つに、先天性サイトメガロウイルス感染があります。
妊娠中のお母さんがサイトメガロウイルスに感染すると、赤ちゃんに何らかの障がいをもって生まれてくることがあります。
その障がいの一つに「難聴」があります。
新生児聴覚検査でリファー(要再検査)の場合は、聴力精密検査の前に、先天性サイトメガロウイルス感染症の尿検査を実施することが強く推奨されています。
〇公益社団法人日本小児保健協会ホームページ

新生児聴覚検査のながれ

聴覚検査のながれは以下のとおりです。
お住いの地域や医療機関の状況によっては、精密聴力検査実施機関の前に、日常力検査機関の紹介を受ける場合があるなど、以下によらない場合があります。

  • 新生児聴覚検査のながれ説明図

お子さんのきこえのハンドブックについて

 県では、きこえない・きこえにくい子やその家族のニーズに沿った切れ目ない支援に繋げるために、令和6年3月に「お子さんのきこえのハンドブック」を作成しました。
 本ハンドブックは、お子さんのきこえについてやお子さんの聞こえと将来を考える上で知っておきたいこと等のほか、県内の行政機関の窓口や支援施設等を分かりやすく説明しています。
 きこえない・きこえにくい子やその保護者の方を対象としておりますが、日々保護者に子育てのアドバイスを行う医療機関・保健師や教育関係者等も活用できる内容となっております。
 ハンドブック作成に当たっては、青森県難聴児の支援体制の構築に向けた検討会委員より専門的かつ幅広い意見をいただきました。
 本ハンドブックが、子どもたち一人ひとりが自分らしく成長でき、保護者にとっても安心して子育てできる社会になるための一助となれば幸いです。

〇お子さんのきこえのハンドブック 概要版PDFファイル
○お子さんのきこえのハンドブック 本編PDFファイル
資料1 新生児聴覚検査のながれPDFファイル
資料2 難聴がある子どもたちの補聴器に関する申請・制度についてPDFファイルPDFファイル
資料3 新生児聴覚スクリーニングマニュアル(一般財団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会ホームぺージ)
資料4 新生児聴覚検査で「要精密検査」を伝えられたご家族や保護者の方々へ(公益財団法人 日本産婦人科医会ホームページ)
資料5 精密検査で「難聴」の診断を伝えられたご家族や保護者の方々へ(一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会ホームページ)
資料6 きこえない・きこえにくいお子さんを持つママ・パパへ(一般社団法人 全日本ろうあ連盟ホームページ)
資料7 難聴児支援教材研究会(出版書籍一覧)(難聴児支援教材研究会ホームページ)
資料8 難聴を持つ小・中・高校生の学校生活で大切なこと(岡山大学学術成果リポジトリホームページ)
資料9 聞こえない・聞こえにくい赤ちゃんの育て方(明晴学園ホームページ)

きこえやことばに関する相談について

 「新生児聴覚検査で要精密検査になった」「ことばがはっきりしない」など、きこえやことばや子育てについて、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

青森県立青森聾学校
そだちとまなびの支援センター

電話:017-766-1834
FAX:017-766-1834
MAIL:sodan-aom.sd@asn.ed.jp
<外部リンク>青森県立青森聾学校ホームページ

青森県立弘前聾学校
そだちとまなびの支援センター

電話:​0172-87-2171
FAX:0172-87-3572
MAIL:soudan-hir.sd@asn.ed.jp
<外部リンク>青森県立弘前聾学校ホームページ(そだちとまなびの支援センター)

青森県立八戸聾学校
相談支援センター

電話:0178-43-3962
FAX:0178-43-3942
MAIL:hachinohe-sb@asn.ed.jp
<外部リンク>青森県立八戸聾学校ホームページ(相談支援センター)

きこえない・きこえにくいお子さんを担当している先生方への支援について

 県教育委員会では、特別支援学校や特別支援学級の教員を特別支援教育巡回相談員として委嘱し、幼稚園、保育所、認定こども園、小・中学校、高等学校等の要請を受け、各校に訪問して、学級担任や学校全体の特別支援教育に関する体制や指導・支援のあり方について助言をしています。

お問い合わせ先
学校教育課特別支援教育推進室
TEL:017-734-9882
<外部リンク>青森県特別支援教育情報サイト

各種研修について

青森県では、きこえや意思疎通手段(手話や要約筆記)に関する各種研修を実施しています。

意思疎通手段(手話や要約筆記など)に関する講座について

 きこえない・きこえにくい方との意思疎通手段は、手話、筆談、要約筆記、補聴器などがあげられます。
 青森県聴覚障害者情報センターでは、初めて手話を学ぶ方のための体験講座や聴覚障害者のための手話講座の開催、手話通訳者や要約筆記者の養成を行っています。各種講座には受講条件等が設けられておりますので、詳細はホームページをご覧ください。
 また、青森県聴覚障害者情報センターYouTubeチャンネルでは、親子のコミュニケーションで使える手話を紹介しています。
<外部リンク>青森県聴覚障害者情報センターホームページ

その他

令和5年度
きこえに関する講座PDFファイル(終了)

この記事についてのお問い合わせ

【現在作業中】R5の問い合わせ先です
障がい福祉課 社会参加推進グループ
電話:017-734-9309  FAX:017-734-8092

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