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更新日付:2022年12月12日 東青地域県民局地域農林水産部

林業振興課

東青地域県民局管内の森林面積

東青地域の林野面積は111,634ha(国有林67,663ha、民有林43,971ha)であり、民有林面積が39.3%を占めています。
また東青管内には青森県の「木」である「ヒバ」林が多く、県内でも重要な産地となっています。
※青森ヒバは日本三大美林のひとつで、全国からも注目されている貴重な森林資源です。

森林整備事業

県土の保全、水源の涵養など、森林の持つ多面的機能の高度な発揮を図るため、除間伐等の保育施業、複層林施業、広葉樹林育成を推進しています。
近年では、造林未済地(皆伐後、更新が図られていない林地)対策として、一貫作業システムの導入やコンテナ苗の活用による低コスト造林に注目が集まっています。

搬出間伐(集積作業)
木材の搬出を目的として整備された林業専用道

東青地域県民局管内における造林補助金を活用した森林整備実績はこちらPDFファイル[64KB]

治山事業

青森の美しい森が後世まで残っていくように、水源森林環境の改善、渓流からの土砂流出防止、山林崩壊の修復と抑止など、民有林の保全を通じて豊かな水をはぐくむ災害に強い森林づくりを目指しています。

【土砂流出の抑止】
・土砂の移動を抑え、災害に強い安定した山林渓流を造っています
・上流からの土砂流出を防ぎ、下流の人家等を守ります
<県産材を活用し、自然環境に配慮したダムの設置>
山腹
【山林崩壊の防止】
・森林災害を予防する工事を行っています
<森林近接地住民の生活を守るため、山林斜面の崩壊を防止する施設の整備>
【水の源となる森林を育む】
・広葉樹に針葉樹(県の木 ヒバ)を植栽しています
<森林が豊潤な水を育むため、環境の変化に強く、長期に渡り維持形成される多様な森林づくり>

保安林・林地開発許可制度

森林の持つ水源かん養機能などを維持するために保安林指定をしていることから、森林の機能が損なわれないよう森林の利用に対して制限をかけています。
次の行為を行おうとする方は、知事の許可が必要です。
(1)保安林内での立木の伐採、土地の形質の変更等
(2)保安林以外の地域森林計画対象森林での1haを越える開発行為

山火事防止対策

春の野山は空気が乾燥しているうえ、地面には落ち葉が堆積しており、山火事が発生し燃え広がりやすい環境になっています。
また、山林周辺の田畑では農作業が始まり、山菜採りなど山林への出入りが多くなる時期です。
特に、枯れ草やりんごの剪定枝を燃やしたり、害虫駆除のために水田周辺のあぜ道を野焼きするなど火を扱う作業が増えることから、山火事の発生の危険性が高まります。
山火事は延焼しやすく消火しにくい火災であり、大規模な火災に発展して地域社会に甚大な影響を与えることから、山火事を発生させないことが最も大切です。

山火事発生の原因

 主な発生原因は、たき火の不始末やタバコの投げ捨てなど人為的なものとなっています。
 山火事の多くがちょっとした火の取扱の不注意により発生していることから、県民一人一人が次のことに注意しましょう。
 ◯強風時及び乾燥時にはたき火、野焼きをしないこと
 ◯枯れ草等のある火災が起こりやすい場所では、たき火をしないこと
 ◯たき火など火を扱う前には水を準備し、火を取り扱っている時はその場を離れず、使用後は完全に消火すること
 ◯たき火や野焼きをするときには周囲にも知らせ、一人で行わないこと
 ◯タバコの吸い殻は必ず消すとともに、投げ捨てをしないこと
 ◯火遊びをしないこと

東青地域県民局が取り組んでいる山火事予防対策及び管内における山火事発生件数はこちらPDFファイル[75KB]

森林病害虫対策

松くい虫被害予防対策について

松くい虫被害とは、病原体であるマツノザイセンチュウを媒介虫のマツノマダラカミキリが運んで蔓延するマツの伝染病です。
H22年に蓬田村で初めて松くい虫被害が確認され、その後は単木被害を確認する程度でしたが、平成27年7月以降は深浦町においてまとまった数の被害が確認されました。
このため、県では、これまで被害木の全量伐倒・くん蒸処理のほか、被害木周辺のヤニ打ち調査、セスナや防災ヘリ、ドローンによる上空探査などの対策を行ってきました。
R3シーズン(令和3年7月~令和4年9月)では、民有林と国有林を併せた被害発生本数は149本と、R2シーズンに比べ63本増加しましたが、県としては、今後とも被害の終息を目指して、早期発見・早期駆除といった対策を継続していきます。

予防対策
◯マツノマダラカミキリ生息調査(誘引器及び餌木)
◯県職員による巡視
◯市町村、森林組合などに対して下記事項を呼びかけ
 ・マツ緑化木は県内産を使用する
 ・被害材(杭・製材品等)を持ち込まない
 ・異常木の通報

ナラ枯れ被害予防対策について

ナラ枯れとはカシノナガキクイムシが媒介するナラ菌(ブナ科樹木萎凋病菌)により、ミズナラ、コナラ、カシワ、クリ等の広葉樹が集団で枯損する病気です。
R3シーズンでは民有林と国有林の被害発生本数は23,161本と、R2シーズンの約半数に被害は減少している状況です。

被害木の特徴
◯夏の盛りに紅葉したように枯れる(急速に枯れることから落葉しない)
◯根元には細かな木くずがたくさん散らかっている

予防対策
◯県職員による巡視
◯セスナや防災ヘリ、ドローンによる上空探査
◯おとり丸太法(深浦町)

緑の少年団の育成

森林・林業にふれあうことにより自然や緑を大切にする心を育み、子どもたちの交流の輪を広げていくことを目的に緑の少年団育成活動を実施しています。

東青地域県民局が実施している緑の少年団育成活動
◯緑の少年団交流会の開催
◯木工教室の開催
◯緑の羽根街頭募金活動への参加

交流会
緑の少年団交流会の様子
木工教室の様子

野生鳥獣の保護

ヒナを拾わないで!!

春はヒナが落ちていたり、飛べないでいるのを保護する方が多くなります。
落ちているように見えるヒナは、飛ぶ練習中であったり、親が餌を採ってきてくれるのを待っていたりしています。
また、後で親鳥が戻って来て安全な場所へヒナを連れて行くので、私たちが心配する必要はありません。
もしそのようなヒナを見つけた場合は、そっとその場を立ち去るようにしてください。
人が近くにいると、親鳥はいつまでたってもヒナの元へ戻ることが出来ません。
どうしても心配な場合は、近くの草むらなどの安全な場所へそっと移動してあげてください。

傷病鳥獣の取扱い

ケガや病気で弱っている野生の鳥獣を傷病鳥獣といいます。※家畜・ペットは含まれません。
野生鳥獣は、多少のケガであれば自然に回復する力を持っています。
人が保護し飼養したとしても、その期間が長くなるほど野生に戻ることが困難になります。
ケガや病気で弱っていても、なるべくそのままにしておくことが野生鳥獣本来の姿です。
また、逃げ回る元気がある鳥獣を追いかけてまで保護する行為は行き過ぎです。
もし、お近くでケガや病気の程度が大きい野生の鳥獣を発見したら、最寄りの地域県民局林業振興課に連絡してください。
なお、特別天然記念物の場合は、教育委員会への連絡をお願いします。
※夜間・土日・祝日は基本的に対応しておりませんので、休日明け等の連絡をお願いします。

フクロウ
ノスリ
ニホンカモシカ(特別天然記念物)

※外来生物や有害性の高い野生鳥獣等は保護の対象ではありません。
カラス類、スズメ、カルガモ、キジバト、ドバト、アライグマ、ニホンジカ、ツキノワグマ、ニホンザル、ノウサギ等

野鳥における高病原性鳥インフルエンザ

同じ場所でたくさんの野鳥が死んでいたら、鳥インフルエンザ発症の恐れがありますので、
その場所を管轄する地域県民局林業振興課又は、その場所の市町村役場に連絡してください。

野鳥との接し方はこちらPDFファイル[70KB]

なお、野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る検査の対象外となる死亡個体については、一般廃棄物(一般ゴミ)として処理することもありますので、詳しくはお問い合わせをお願いします。

東青地域県民局地域農林水産部 林業振興課 電話:017-734-9963

野鳥における高病原性鳥インフルエンザ情報はこちら

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この記事についてのお問い合わせ

東青地域県民局地域農林水産部 林業振興課
電話:017-734-9962 017-7349963  FAX:017-734-8305

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