三八地域の概要

　三八地域は、県の南東部に位置し、東は太平洋に面し、西は秋田県に、南は岩手県に接し、八戸市及び三戸郡5町1村からなり、面積1,275平方キロメートル（県土の13.2％）で人口約27万8千人を有しています。
年間を通して穏やかな気候で、夏は偏東風（ヤマセ）の影響を受け冷涼で、冬は晴天が多く乾燥しています。降雪量が少なく、年間日照時間が長いことが特徴です。

　当地域の中心都市である八戸市は2017（平成29）年に中核都市に移行し、これを契機に周辺町村と広域で連携した地域課題の克服や地域活性化に取り組む連携中枢都市圏の連携事業を推進しています。

また、日本有数の水産基地である八戸漁港を有し、多様な水産物の水揚げがあり、古くから水産加工をはじめとする食料品製造業が集積しているほか、17の工業団地が整備され、鉄鋼・非鉄金属、製紙、化学、半導体製造装置産業などが立地し、東北有数の産業集積地となっています。

さらに、重要港湾である八戸港は、国際コンテナ定期航路として2つの国際航路をはじめ、日本各地の港と航路を結ぶなど、物流拠点にもなっています。

　このような中で、地域整備部では、【三八地域の産業・物流・観光を支える社会基盤づくりと災害に強い安全・安心な地域づくり】を目標に事業を展開しており、具体的には、「八戸環状線」及びそのアクセス道路整備事業や重要港湾である「八戸港」の港湾整備による物流機能強化、そして、洪水から命と暮らしを守る防災・減災対策として「馬淵川」河川改修事業や管内の土石流対策事業、「馬淵川水きらきらセンター」による下水道事業、「県営住宅」の維持管理などに取り組んでいます。