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更新日付:2026年3月4日 DX推進課

平川市AIデマンド交通「のらっさ」 ~乗って便利・周遊してエンジョイ!あなたも乗ってみらっさ!~

のらっさサムネ画像
▶コラム「ハロー!あおもりDX」です。
今回は、とにかく便利な、平川市のAIを使ったデマンド交通「のらっさ」をご紹介。

▶予約情報をもとにAIが最適なルートを計算するため、乗車希望時間への応対率は7割超え(2026年2月時点)。

買い物や通院はもちろん、キャッシュレス決済も充実しているから、チャージしてICカードを持たせれば、こどもたちのクラブ活動や習い事の移動だってお任せ。

――利便性を徹底追及した、持続可能な地域交通の最前線へ、いざ!ゆかん。

▶「市民以外も乗車歓迎!」「こんな楽しみ方もあったんだ!」
こどもから高齢者まで、乗って便利&周遊してエンジョイな「のらっさ」に、あなたも乗ってみらっさ!
のらっさ車両
乗り方ガイド(平川市ホームページ)
停留所マップ(平川市ホームページ)

インタビュイー紹介

取材へのご協力ありがとうございます!
  • 太田主査
    平川市 総務部 政策推進課
    太田 拓志 主査
  • 歴代の3人
    「のらっさ」前任者の皆さんと
     

「のらっさ」とは? 市内の小学生が名付けた新しい地域の足

――AIデマンド交通「のらっさ」って、どんな乗り物?

(太田主査)「のらっさ」は、より身近で利便性の高い地域交通を実現するために、2024年12月に平川市内で運行を開始しました。利用者の予約に応じて指定された場所と時間に配車する乗り合いシステムです。
のらっさとは
決まった時刻表も、ルートもありません。事前予約で指定された場所へ配車します。

「のらっさ」のすごいところは、予約情報をもとにAIがリアルタイムで最適なルートと配車を計算して、効率よく乗り合いできるようにするところ。
おかげさまで、市内を運行する3台の「のらっさ」はフル稼働です。

運休日はなく、午前8時から午後6時まで、大人300円、小学生200円、障がい者200円、幼児は無料で利用できます。

また、「のらっさ」の愛称は、市民からの公募で決定し「みんなに乗ってほしい」という思いが込められているんですよ。
のらっさ運行イメージ

徹底した利便性追求!停留所は2倍に、「空バス」も解消

――のらっさ導入でどのような変化がありましたか?

(太田主査)以前は定時定路線バスの循環バスと予約型乗合タクシーを運行していましたが、乗客がいない「空バス」状態や、決まった路線を遠回りする不便さが課題でした。

「のらっさ」導入後は、予約に合わせてAIが計算した最適なルートで走るため、無駄のない効率的な運行が可能になりました。
また、停留所を従来の2倍(約270か所)に増やし、ごみステーションなどを活用して「市民にとって身近な場所」に設置商業施設や病院へも直接行けるように。

更に、アプリなら車両の現在地がリアルタイムで分かるため、待ち時間のストレスも軽減されています。
利便性を徹底して追求したことで、より身近で使いやすい「地域の足」へと生まれ変わりました。
  • のらっさ配車予定画面
    「のらっさ」のナビには配車予定が表示される。
    毎日引っ張りダコで「空バス」も解消。
  • 停留所マップ
    停留所マップ(令和6年11月時点)

広がる、のらっさの「楽しみ方」と「こども」の利用

――様々な用途で使われているそうですね。

(太田主査)はい。商業施設や市内の医療機関へ行くのが便利になり、特に車を持たない高齢者の皆さんに大変喜ばれています。

また、用事をたすだけでなく、余暇を楽しむために利用する方も。産直施設を周ったり、「温泉巡り」を楽しむ人など、ヘビーユーザーもいらっしゃるんですよ 。


――決済方法も非常に充実していると伺いました。

(太田主査)全国のデマンド交通で初となる決済端末を導入し、電子マネーやコード決済等に対応しています。
これにより、お子さんに現金を持たせなくても、親御さんが事前にチャージしておけばICカードで乗車でき、安心感も生まれています。
今では、以前に比べ、徐々にキャッシュレス利用者の方も増えてきています 。

のらっさキャッシュレス決済対応表(平川市ホームページ)

利便性が地域のDXを後押し

(太田主査)予約方法は、アプリ平川市公式LINE電話の3種類あります。
  • 予約方法
    予約をしたら…
  • いざ乗車
    いざ乗車♪

  • のらっさ予約方法
    のらっさ予約方法
スマホ教室の様子
(太田主査)現在は電話予約が約55%ですが、これをアプリや平川市公式LINEに移行していきたいと考えています 。
そのため市では、高齢者向けの「スマホ教室」を積極的に開催しています。
対面で操作方法をお伝えし、参加者の「難しそう」を「便利」に変えるお手伝いをしています。

将来的には、利用者にとっては予約がもっと便利に、運営側にとってはコールセンター費用の削減等に繋がると考えています 。

おかげさまで、「のらっさ」の運行開始をきっかけに、市の公式LINE登録者数は1年間で約2倍になりました。
サービスの利便性が地域のDXを後押しするということを実感しています。
乗り方ガイド(平川市ホームページ)

コスト削減と、働く人の「負担軽減」

――導入によるコスト削減や、業務への効果はいかがですか?

(太田主査)従来の運行経費と比較して年間運行経費は約14%(約450万円)の削減となる見込みです。
この削減の背景には、車両の小型化やAIによる効率化もありますが、一番大きいのは、需要がない便まで走らせなくて済むようになったことです。
また、電話予約のオペレーターが配車ルートを組む必要がなくなり、ドライバーは、土地勘のない場所でもAIナビゲーションに従って最適なルートを走れるので、業務の改善とともに、精神的負担も軽減されています。

利用者のみなさんと一緒に育て、地域を盛り上げていく

歴代の3人
――全国でも先進的な「のらっさ」を、今度どう発展させたいですか?

(太田主査)利用者から「『のらっさ』で本当に助かっているよ」と声をかけていただくことがあり、やりがいを感じています。

今後は、「のらっさ」を「平川サガリ」のバーベキュー文化や産直、温泉などの観光資源を繋ぐ「足」として活用することで、地域を更に盛り上げていきたい。
そのためにエリア拡大や運行時間の延長も視野に入れています。

「のらっさ」という名前には、みんなに乗ってほしい、愛されてほしいという願いが込められています。
今後も地元の声、利用者の声を丁寧に拾い上げながら、もっと便利で楽しい「地域の足」へと育てていきたいです。

編集後記

ほたて
緻密な計算・効率化のためにAIを走らせる一方で、停留所として「ごみステーション」に白羽の矢を立て、さらに全地点を写真撮影・アプリに掲載する(ぜひ見てみてください!)。
この、「テクノロジー」×「泥臭いまでの住民目線」の融合に、思わずシビれる事例でした。(DXオタクと呼んでいただいても構いません。)

そして、「予約したい」という目的が、スマホ操作への不安を「挑戦」に変え、スマホ教室へと人々を向かわせる。
こうした住民の主体的な変化の積み重ねこそが、「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」を実現していくのだと、DX推進課担当者として肝に銘じる機会となりました。

暖かくなったら、のらっさに乗ってバーベキューしに行くぞー!(吉田)

この記事についてのお問い合わせ

DX推進課 暮らし・行政DXグループ
電話:017-734-9163  FAX:

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