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更新日付:2025年8月21日 DX推進課
スマホで健康管理!医療情報共有アプリ「NOBORI」
コラム「ハロー!あおもりDX」8月号です。
患者さん自身が医療情報をスマホで閲覧できるアプリ「NOBORI」。
このアプリの導入が、なぜか病院全体の業務フローを見直すきっかけに?
県民の健康を願う担当者たちの挑戦の物語です。
〇医療情報共有アプリ「NOBORI」を活用したPHRの案内ページ(リンク)
〇インストールはこちら(Android)
〇インストールはこちら(iPhone)
患者さん自身が医療情報をスマホで閲覧できるアプリ「NOBORI」。
このアプリの導入が、なぜか病院全体の業務フローを見直すきっかけに?
県民の健康を願う担当者たちの挑戦の物語です。
〇医療情報共有アプリ「NOBORI」を活用したPHRの案内ページ(リンク)
〇インストールはこちら(Android)
〇インストールはこちら(iPhone)
インタビュイー紹介
青森県立中央病院
医療連携部 渡部次長
看護師歴30年以上。
まさか自分が医療DXに
関わるとは思っていませんでした!
青森県立中央病院
医療連携部 若松非常勤事務員
「NOBORI」窓口を担当して約3年。
利用者の声をヒントに、アプリをフル
活用すべく奮闘中!趣味はネトフリ、
ハムスターを愛でること。
アプリによる医療情報の共有
――私だけじゃないと思うんですが、病院に行くたびに「前にもらった薬って何だったっけ?」とか、「健診の結果、どこにしまったかな…」とか、地味に困ることがあるんですよ。
(渡部)ありますよね。実は、手軽に自分のスマホで県病の受診状況を見られるアプリがあるんですよ。「NOBORI」というアプリです。
――NOBORI?どんなことができるんですか?
(渡部)たとえば、血液の検査結果、処方された薬、レントゲン画像、通院した日なんかを確認できます。これまでは紙で貰っていた検査データなどの内容が、アプリにまとまっている感じですね。
処方箋確認画面
レントゲン写真確認画面
検査結果画面
――あ、それは便利ですね。どこの病院でも使えるんですか?
(渡部)今のところ、青森県立中央病院を含む一部の医療機関(※)で使えます。今後は結果を持って他の病院に見せたりするのもスムーズになるようにしていきたいです。
それから、離れて暮らしている親の受診状況を子どもが確認したり、子どもの予防接種の記録をマイナポータルと連携してチェックしたりもできるんです。
※「NOBORI」を導入している青森県内の医療機関(2025年8月現在)
青森県立中央病院、青森県総合健診センター、平内中央病院
――自分だけでなく、家族の健康管理もできるんですね。
(若松)そのほか、再来受付や医療費後払いなどの便利機能があることも魅力のひとつです。
再来受付での待ち時間なく、まっすぐ診察する科へ行くことができます。さらにアプリなら、窓口受付開始の15分前から再来受付が可能で、対面受付よりもひと足早く各外来診療科や採血等に行くことができますよ。
〇医療情報共有アプリ「NOBORI」を活用したPHRの案内ページ(リンク)
〇インストールはこちら(Android)
〇インストールはこちら(iPhone)
(渡部)今のところ、青森県立中央病院を含む一部の医療機関(※)で使えます。今後は結果を持って他の病院に見せたりするのもスムーズになるようにしていきたいです。
それから、離れて暮らしている親の受診状況を子どもが確認したり、子どもの予防接種の記録をマイナポータルと連携してチェックしたりもできるんです。
※「NOBORI」を導入している青森県内の医療機関(2025年8月現在)
青森県立中央病院、青森県総合健診センター、平内中央病院
――自分だけでなく、家族の健康管理もできるんですね。
(若松)そのほか、再来受付や医療費後払いなどの便利機能があることも魅力のひとつです。
再来受付での待ち時間なく、まっすぐ診察する科へ行くことができます。さらにアプリなら、窓口受付開始の15分前から再来受付が可能で、対面受付よりもひと足早く各外来診療科や採血等に行くことができますよ。
〇医療情報共有アプリ「NOBORI」を活用したPHRの案内ページ(リンク)
〇インストールはこちら(Android)
〇インストールはこちら(iPhone)
アプリ導入で気づいた、受診動線の改善点

(若松)それが、最初はそうとも言えない状況でした。
実際に運用しようとすると、病院側の体制が追いついていないところが多くて……。たとえば、アプリで再来受付をしていただいても、まっすぐ採血や検査に行けず、別の窓口に寄る必要があるフローになっていたり。
――せっかくの機能が、現場と噛み合っていなかった。
(若松)そうなんです。アプリの担当者である私たちに対して、患者さんから院内での動線についてよく問い合わせが来ていて。「何かおかしいぞ?」と、そこで初めて、来院からお帰りになるまでのフローそのものを見直す必要があるのでは?と気づいたんです。
(渡部)そこで、医師や看護師、検査部門、情報システム部門など、院内の関係者を集めてワーキンググループを立ち上げました。NOBORIの利便性を活かすためのフロー見直しについて話し合いを重ね、今は新たなフローで運用を行っています。
(若松)アプリで再来受付をしてまっすぐ診察室へ行き、アプリで支払処理をして、一度も窓口に寄らずに病院を出た!と喜びの声をいただくまでになりました。
※処方箋が処方された場合は窓口での受取が必要です。
(渡部)そして、最初はNOBORIの利便性を活かすために始めたワーキンググループでしたが、次第に「もっと受診をスムーズにするには?」「もっと効率化できることがあるのでは?」という、アプリ以外のDXの話に広がっていきました。今では病院のDXを進める取組の一つとしてワーキンググループを継続しています。
拡がる「NOBORI」の輪
(若松)アプリの利便性を高めたことで、アプリを利用した患者さんが「知人にも教えてあげたい」とNOBORIのチラシを持って行くこともあります。
――使ってよかったから、自然と人に伝えたくなる。
(渡部)はい。今では、診察中の医師や廊下を歩く看護師までもが患者さんに「こんなアプリがあるよ」と紹介しています。「便利だから紹介したい」という輪が広がったように思います。
目指せ!短命県返上!

(若松)最初は「アプリ担当」として入ったので、アプリの使い方さえ説明できればいいと思っていたんです。でも実際は、現場の仕組みや患者さんの動線、そして病院全体の体制にまで関わることになりました。
――デジタルの導入が現場のあり方を見直すきっかけになったんですね。何が原動力になったのでしょうか。
(渡部)目指すは青森県の短命県返上です。このアプリは、すぐにその成果が見えるものではありません。でも、私たちは今、20年後、30年後の青森県民の健康のために“種まき”をしているつもりなんです。
(若松)青森県は長年「短命県」と言われてきましたよね。だからこそ、県民の皆さんが少しでも自分の体に関心を持って、小さな変化に気づいて、予防や受診につながってくれたら…。それが「NOBORI」を通じてできたら嬉しいな、と思っています。
編集後記

今回初めて「NOBORI」のアプリを見させてもらったのですが、レントゲン写真や検査結果を、アプリですぐに、何度でも確認できることに衝撃を受けました。自分のレントゲン写真、何度だって見たいですよね!(私だけかも)
便利で役に立つ機能を、多くの方に使ってみてもらいたいなぁと思いました。
広まれ!「NOBORI」の輪!(植山)




