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更新日付:2024年4月26日 上北地域県民局地域農林水産部

「かみきた農福連携ホームページ」へようこそ!

 農福連携(のうふくれんけい)とは、農業分野と福祉分野が連携し、障がい者等が農作業に携わることで、農業分野における新たな働き手の確保につながるだけでなく、障がい者等の就労の機会や生きがいづくりの場を提供することが期待される取組です。
 上北地域では、令和元年頃から取組が始まり、十和田市や七戸町、六戸町などで、にんにくの種こぼし、ねぎの出荷調製、除草剤散布、ごぼうのパック詰めなど様々な作業が行われています。
 障がい者等による農作業は、農業者の作業小屋、ほ場(畑や田)のほか、持ち運び可能な農作物の調製作業等は、福祉事業所内でも行われています。

  • にんにくの茎切り作業
    にんにくの茎切り作業
  • 大豆ほ場の草取り
    大豆ほ場の草取り

お知らせ

★令和6年度「チャレンジ農福」参加者募集!

 上北農業普及振興室では、農福連携に取り組んでみたい上北管内の農業者及びB型福祉事業所を募集します。

○実施期間:6月~12月の間に、2,3日間
○作業時間、人数:1日あたり3~4時間程度 障がい者2,3名及び施設職員1名(1ユニット)

 氏名(法人名)、住所、連絡先(電話、メールアドレス)、希望する作業内容、時期を担当者までメール、FAX、電話等で、 5月31日(金)まで にお知らせください。折り返し担当から、詳細について連絡します。
※実施にあたり注意事項等ありますので、応募の前に、本ホームページの内容をよくお読みください。
※上北管内で10件を募集します。応募者多数の場合は、内容等を確認し、こちらで選定します。
※場所や作業条件等により、実施不可の場合もありますので、あらかじめ御了承ください。

昨年度の実施内容
 <担当>農業普及振興室 企画班 斉藤
TEL:0176-23-4281、FAX:0176-25-7242
E-mail:shoko_saito@pref.aomori.lg.jp
★上北地域の農福連携に関するポータルサイト「あおもり農福連携プロジェクト」が開設されました!
 東北町のB型福祉事業所である「アーチプラス」が運営し、取組に賛同した農業者や福祉事業所、地域の企業等が参加しています。上北地域の農福連携を推進するため、当室も協力・支援しています。
 農福連携に関する情報掲載のほか、福祉事業所と農業者とのマッチングや、直接メッセージが交換できるサイトになっています。ぜひ一度、御覧ください!
★青森県ではユニバーサル農業を推進しています。
 障がい者をはじめ、生きづらさを感じている者、高齢者を含む多様な人々が従事することができる農業を「ユニバーサル農業」と定義し、青森県農福連携推進会議委員やアドバイザー、農福連携を実践されている皆様から御意見、御提言をいただき、今後の進むべき道筋を「青森県ユニバーサル農業推進方策」(R6.3.28策定)として取りまとめました。

詳細は県構造政策課ホームページ

★令和5年度青森県農業ジョブトレーナー養成研修を開催しました。
 県では、障がい者の雇用促進と農業分野における労働力確保の両面から、農福連携の取組を推進しており、農業側と福祉側のそれぞれの知識を深めるため、以下のとおり養成研修を開催しました。

○日時
令和6年1月25日(木)10:30~15:30
令和6年1月26日(金)10:00~11:30

○場所
25日(座学)観光物産館アスパム(青森市安方1丁目1-40)、十和田合同庁舎 (十和田市西十二番町20-12) ※オンライン参加も可能
26日(現地研修)就労継続支援A型事業所にじのいろ(板柳町横沢字東宮元12- 12) ※現地研修のみ

○内容
25日(座学)ノウフクJASの基礎と活用事例・障がい者雇用の留意点と支援 ・農業ジョブトレーナーの役割・弘前市における農福連携の取組推進
26日(現地研修)にじのいろにおける農作業受託とノウフクJASの取得

※詳細は実施要領PDFファイル[68KB]を御覧ください。

★令和5年度上北地域農福連携現地検討会を開催しました。
 令和5年12月6日(水)に十和田市の(株)甲田ファー夢で上北地域農福連携現地検討会を開催し、多くの方に御参加いただきました。
 チャレンジ農福(ごぼうの袋詰作業)の見学では、障がい者の方が行う作業の様子や、作業を細分化する工夫等を確認しました。
 意見交換会では、今年度のチャレンジ農福の内容や農福連携を始めるまでの流れについて説明し、実際に取り組んだ農家や福祉事業所の方々に、感想を述べてもらいました。
 また、県の取組や国の補助事業について、各担当者から紹介があり、参加者の皆さんは、農福連携に関する知識をより深めることができました。
 チャレンジ農福は次年度も行われる予定ですので、興味のある農家の皆様、福祉事業所の皆様は、下記担当まで御連絡ください。
  • にんにくの茎切り作業
    ごぼうの袋詰作業の様子
  • 意見交換会の様子
    意見交換会の様子
にんにく
★チャレンジ農福に取り組んだ方の感想
・にんにくの種こぼしをお願いしましたが、丁寧な仕事で非常に良かったです。(十和田市農家)
・ねぎの調製で根をほぐす作業をお願いし、作業率がアップしました。ながいもの支柱運びもやってもらい、とても助かりました。(十和田市農家)
・障がい者の方と農作業を進めるためには、事前の施設職員による作業体験が大事だと知りました。また、施設ならではの工夫をすることで、障がい者の方でも様々な作業ができると感じました。(東北町福祉事業所)
ねぎ

1 障がいの特徴と障がい者の就労支援の種類

 障がいには、「身体障がい」、「知的障がい」、「精神障がい」などがあり、障がいの程度によって就労支援が3種類に分かれています。
 農業普及振興室が農福連携で取り組んでいるのは、障がい程度の比較的重い 「就労継続支援B型」福祉事業所とのマッチング です。このB型福祉事業所の場合、施設職員が必ず同伴して、障がい者による作業を行いますので、安心して任せられます。
 なお、障がい程度が比較的軽度な方を、直接雇用したい場合は、「6 関連情報」をご覧ください。
(1)主な障がいの種類
ア 身体障がい
・視覚障がい、聴覚障がい、肢体不自由、内部障がいなど様々あり、外見からはわかりにくい。
イ 知的障がい
・何らかの原因により知的機能の発達に遅れが生じ、学習や理解、判断などで周りの支援が必要。
ウ 精神障がい
・何らかの原因により精神機能に障がいが生じている状態で、統合失調症やうつ病、アルコール依存症などが含まれる。
(2)障がい者の就労支援の種類
ア 就労移行支援
・一般企業等に雇用されることが可能と見込まれる方
・障がいの程度は比較的軽度
イ 就労継続支援A型
・一般就労が困難な方で、雇用契約に基づく就労が可能である方
・障がいの程度は比較的中度
 ウ 就労継続支援B型 ※農業普及振興室によるマッチング対象

・一般就労が困難な方で、雇用契約に基づく就労が困難である方
・障がいの程度は比較的重度

2 就労継続支援B型福祉事業所と農福連携に取り組む手順

 農福連携に取り組む際は、福祉事業所を探して依頼する作業内容を相談し、施設職員と事前打合せを行った上で、請負契約書を結んで、実施します。実施後は、福祉事業所に契約書で決めた料金を支払います。
(1)福祉事業所を探す
・既に取り組んだことのある方は、「4 農福連携の受入可能な福祉事業所リスト」の中から、最寄りの福祉事業所を探して直接連絡し、依頼内容を相談してください。
※作業委託相談票を活用し、日時(いつ)、場所(どこで)、作物(何の)、作業内容(何を)、希望料金(いくらで)、トイレ・休憩所の有無、事前打ち合わせ日などをあらかじめ決めておき、相談しましょう。 作業委託相談票(様式)PDFファイル[47KB]
・初めて取り組む方、リストの中に近くの福祉事業所がない方等は、農業普及振興室へご相談ください。
(2)事前打合せ
・実施の前に、どこでどんな作業をしてもらうか等を、施設職員と具体的に打合せし、契約書を締結します。
・実際の作業場所を見学し、農産物の調製であればどのようにすればいいのか、また、障がい者の方ができること、できないことなどを予め確認します。
・屋外作業の場合は雨天等のときの対応や、支払料金などについても、事前に話し合っておきましょう。
(3)実施当日
・福祉事業所から障がい者の方と施設職員がやってきます。障がい者の方への作業指示は、施設職員が行います。農業者からの連絡は、必ず施設職員を通じて行います。
(4)実施後
・契約書(請求書)に基づき、料金を支払います。

3 就労継続支援B型福祉事業所と農福連携を行うときの留意点

(1)作業は 1ユニット で行われます。
※ユニットとは、 施設職員1名と障がい者2、3名のグループ のこと。
(2)事前打ち合わせ、当日の障がい者への指導は、施設職員が行います。
(3)作業 1日あたり3~4時間 が基本となります(作業時間の例として、10時~12時、13時~15時の計4時間が多いようです)。
(4)施設外の作業の場合、施設からの移動距離は 片道20分圏内 が目安となります。また、近くに トイレや休憩場所 が必要な場合があります。
(5)料金は、 出来高制や時給制 など、福祉事業所により様々ですので、直接問い合わせてみてください。
(6)取組を希望する場合は、 遅くても作業の1か月以上前に福祉事業所へ予約 をしてください。
(7)施設職員と打合せを行った後に作業内容を変更したくなった場合は、事前に必ず福祉事業所の施設職員に再度相談してください。健常者による作業ではありませんので、 急な変更に対応できない 場合があります。

4 農福連携の受入可能な福祉事業所リスト

 上北地域には、農福連携を既に取り組み、新たな連携先を希望する福祉事業所が6か所あります。次の一覧の中から、適当な福祉事業所を探して連絡し、依頼内容を相談してみてください。
 また、新たに掲載を希望したい、または掲載を取りやめたい福祉事業所は、農業普及振興室にご連絡ください。掲載申込書(様式)[PDFファイル] PDFファイル[35KB]

農福連携の受入可能な福祉事業所一覧
市町村【福祉事業所】 可能な作業と注意点
十和田市【日々木(ひびき)の森】
・代表者:立崎 文江
・担当者:田中 京子
・住 所:十和田市大字相坂字高見147-89
・電話(FAX):0176-27-5636(0176-27-6620)
・Email:hibikinomori@dune.ocn.ne.jp
★実績のある作業
 長いもの皮むき、にんにくの皮むき
★農業者へのお願い
 休憩室と、トイレの確保
十和田市【ルミエール】
・代表者:成田 二郎
・担当者:苫米地 陽
・住 所:十和田市赤沼字和田表14-2
・電話(FAX):0176-66-1119(0176-66-7563)
・Email:lumiere.takinou@gmail.com
★実績のある作業
 にんにくの選別作業、長いもの皮むき、除草、畦畔等の刈払い作業、
 ごぼう及び長いもの収穫
★​農業者へのお願い
 ほ場への仮設トイレの設置、作業時間の制限(9:30~15:30)
 作業等の指示は同行職員へお願いします。
七戸町【おおばこ作業所】
・代表者:附田 賢治
・担当者:中村 沙織
・住 所:七戸町字舘野32-15
・電話(FAX):0176-62-3631(0176-62-3694)
・Email:kyudosya@ruby.ocn.ne.jp
★実績のある作業
 にんにく加工、ねぎの選果、長いものネット撤去作業、
 畑の除草、大豆の選別、トマトハウスの片付け、
 ごぼうの出荷調製(袋詰め、箱組立、箱詰め)
東北町【Arch Plus(アーチプラス)】
・代表者:長畑 幸治 
・担当者:漆戸 和広
・住 所:東北町大字大浦字境ノ沢4-27
・電話(FAX):0176-58-0814(0176-58-0815)
・Email:urushido@arch-plus.org
★実績のある作業
 にんにくの皮むき、根すり、茎切り、収穫時のマルチはぎ、
 大根洗い、パスライト張り・除去、段ボール箱組立、トマト枝切り等、
 ごぼうの出荷調製、ごぼう掘り、じゃがいも掘り
★​農業者へのお願い
 事前打合せ、支援員による作業体験を希望します(現地にて必須)。
 現在10件以上と契約しているため、早めの連絡をお願いします。
東北町【豊穣(ほうじょう)ウェルネス】
・代表者:浜田 誠也
・担当者:浜田 誠也
・住 所:東北町上北南1丁目22-93
・電話(FAX):0176-51-0085(0176-51-0856)
・Email:hojonomori6345@gmail.com
★実績のある作業
 にんにくの茎切り、種こぼし、選別、皮むき作業、
 大根の播種、収穫、洗浄、選別、梱包作業
おいらせ町【おあしす】
・代表者:佐々木 正和
・担当者:佐々木 正和
・住 所:おいらせ町中平下長根山1-1016
・電話(FAX):0178-32-7844(同左)
・Email:ougikaiaomori@gmail.com
★実績のある作業
 畑のトンネルポール抜き、梅の収穫、畑の草取り、にんにく収穫
★​取り組んでみたい作業
 長いも、ごぼう等野菜の収穫

5 農業者の声~農福連携に取り組んでみて~

農家女性
☆十和田市の農業者 Aさん
 毎年ながいも掘り、ねぎの調製など様々な作業をしてもらっています。作業の様子は健常者とほぼ変わらず、まじめにコツコツと作業してくれ、非常に助かっています。
農家男性
☆七戸町の農業者 Bさん
 作業量は期待していたほどではありませんでしたが、作業内容によっては、私たちの手が回らないときに、障がい者の皆さんが作業に慣れてくればスピードも上がってくるように感じましたので、今後も機会があればお願いしたいと思います。

6 障がい者雇用についての関連情報

 障がい者を直接雇用 したい場合は、 最寄りのハローワーク に直接ご相談ください。障がい者を試行的に雇用する場合の制度(障害者トライアル雇用制度)や、障害者を正式雇用した後に助成金(特定求職者雇用開発助成金)を受けられる場合があります。

○青森労働局ホームページ:https://jsite.mhlw.go.jp/aomori-roudoukyoku/hw.html
・ハローワーク十和田出張所(管轄地域:十和田市)
 〒034-0082十和田市西二番町14-12 十和田奥入瀬合同庁舎
 TEL:0176-23-5361、FAX:0176-24-2172
・ハローワーク三沢(管轄地域:三沢市、六戸町、おいらせ町)
 〒033-0031三沢市桜町3-1-22
 TEL:0176-53-4178、FAX:0176-52-5311
・ハローワーク野辺地(管轄地域:野辺地町、七戸町、横浜町、東北町、六ヶ所村)
 〒039-3128上北郡野辺地町字昼場12-1
 TEL:0175-64-8609、FAX:0175-64-4274

7 上北地域の農福連携に関する問い合わせ先

上北地域県民局地域農林水産部 農業普及振興室企画班
十和田市西十二番町20-12 十和田合同庁舎2階
TEL:0176-23-4281(直通)

8 参考情報(農福連携に関するリンク先)

○農福連携に関する国のホームページ
https://noufuku.jp/
○農福連携に関する十和田市のホームページ
https://www.city.towada.lg.jp/sangyo/nourin/nougyou/2023-0630-1622-122.html
○ノウフクマルシェ(上十三圏域 工賃向上支援事業事務局)のSNS情報
X(旧ツイッター):@kts_kouchinjimu
インスタグラム  :kamitousan_kouchin_jimukyoku

関連ページ

この記事についてのお問い合わせ

上北地域県民局地域農林水産部農業普及振興室
電話:0176-23-4281  FAX:0176-25-7242

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