「（仮称）中泊町一般廃棄物最終処分場」整備事業に係る環境影響評価準備書に対する意見の概要

環境影響評価準備書

住民意見の概要

審査会意見

• 温室効果ガスの排出量は、浸出液処理施設の占める割合が約60％と最も高いが、過去5年間の浸出液の水質データを踏まえれば、生物処理の必要性が認められないこと、また、生物処理により排水中のリン濃度の上昇にもつながることから、浸出液の水質に応じた浸出液処理施設の稼働の方法を検討し、その結果を環境影響評価書に記述すること。
• 造成法面への種子吹付工について、緑化植物種の具体的な記述がないことから、外来植物の導入をできるだけ避けるように植栽植物種を検討し、その結果を環境影響評価書に具体的に記述すること。
• 「地すべり地形分布図 第5集「青森・仙台」5万分1 金木図幅、2002年、独立行政法人防災科学技術研究所」によると、事業実施区域の近傍に地すべり地形があることから、事業実施区域及びその周辺の土地の安定性を十分に検討し、その結果を環境影響評価書に記述すること。
• フジホオヒゲコウモリ等の重要な哺乳類の予測結果について、当該種が林道で確認されたという現地調査結果と当該種は道路面を横断することはないとした予測結果が整合していないことから、現地調査結果を踏まえた予測及び評価を行い、その結果を環境影響評価書に記述すること。
• 陸生動物の予測結果について、環境影響評価方法書に記述した予測の手法を踏まえていない部分があることから、環境影響評価方法書の予測の手法に基づいて適切に予測した上で評価を行い、その結果を環境影響評価書に記述すること。
• スナヤツメ北方種の予測結果について、工事中の水質と現況との濃度差は極めて小さいと予測されたことから、当該種に及ぼす影響は極めて小さいと予測されたことは適切であると考えられるが、工事時の濁水防止対策として、当該種の繁殖期に配慮した工事計画を可能な範囲で検討し、その結果を環境影響評価書に記述すること。

知事意見

• 温室効果ガスの排出量は、浸出液処理施設の占める割合が約60％と最も高いが、過去5年間の浸出液の水質データを踏まえれば、生物処理の必要性が認められないこと、また、生物処理により排水中のリン濃度の上昇にもつながることから、浸出液の水質に応じた浸出液処理施設の稼働の方法を検討し、その結果を環境影響評価書に記述すること。
• 造成法面への種子吹付工について、緑化植物種の具体的な記述がないことから、外来植物の導入をできるだけ避けるように植栽植物種を検討し、その結果を環境影響評価書に具体的に記述すること。
• 「地すべり地形分布図 第5集「青森・仙台」5万分1 金木図幅、2002年、独立行政法人防災科学技術研究所」によると、事業実施区域の近傍に地すべり地形があることから、事業実施区域及びその周辺の土地の安定性を十分に検討し、その結果を環境影響評価書に記述すること。
• 一般国道339号と事業実施区域の間に、資材及び廃棄物運搬車両の迂回路を設けるとしたことから、大気質の予測地点１における大気質に対する影響を再度予測及び評価した上で環境保全措置の検討を行い、その内容を環境影響評価書に記述すること。
• フジホオヒゲコウモリ等の重要な哺乳類の予測結果について、当該種が林道で確認されたという現地調査結果と当該種は道路面を横断することはないとした予測結果が整合していないことから、現地調査結果を踏まえた予測及び評価を行い、その結果を環境影響評価書に記述すること。
• 陸生動物の予測結果について、環境影響評価方法書に記述した予測の手法を踏まえていない部分があることから、環境影響評価方法書の予測の手法に基づいて適切に予測した上で評価を行い、その結果を環境影響評価書に記述すること。
• スナヤツメ北方種の予測結果について、工事中の水質と現況との濃度差は極めて小さいと予測されたことから、当該種に及ぼす影響は極めて小さいと予測されたことは適切であると考えられるが、工事時の濁水防止対策として、当該種の繁殖期に配慮した工事計画を可能な範囲で検討し、その結果を環境影響評価書に記述すること。