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更新日付:2019年1月21日 環境保全課

(仮称)つがる洋上風力発電事業に係る環境影響評価方法書に対する意見の概要

環境影響評価方法書

住民意見の概要

審査会意見

  • 対象事業実施区域及びその周辺の海域では、本事業を含む3事業が計画されている。現時点では、これら3事業の対象事業実施区域が重複しており、風力発電設備が過密に設置されることが想定されるため、これらの事業の実施に伴い、周辺環境に重大な影響を及ぼすおそれがあることから、事業者間で十分な協議及び調整を行った上で、対象事業実施区域及び風力発電設備の配置・規模を再検討し、その結果を環境影響評価準備書に記載すること。
  • 累積的な環境影響が考えられる環境影響評価項目として、騒音及び超低周波音、風車の影、動物、景観を選定しているが、これらの項目に係る影響のほか、流向・流速の変化に伴う海底・海浜への影響や海域に生息・生育する動植物への影響が考えられることから、流向・流速及び海域に生息・生育する動植物を累積的な環境影響が考えられる環境影響評価項目に追加し、適切な手法により予測及び評価を行うこと。
  • 鳥類の調査について、海鳥及び渡り鳥は調査日によって確認される個体数に大きな差があるため、調査日数及び回数が少ない場合、これらの鳥類の生息状況を把握できないおそれがあることから、地元の複数の専門家から聴き取りした上で、適切な調査日数及び回数を設定すること。
  • 渡り鳥の調査について、春と秋の渡りは年ごとに変動が見られ、短期間に集中して行われることから、春季は残雪状況及び秋田県・岩手県における移動状況、秋季は北海道における移動状況を把握した上で、適切な調査時期及び期間を設定すること。

知事意見

  • 対象事業実施区域及びその周辺の海域では、本事業を含む3事業が計画されている。現時点では、これら3事業の対象事業実施区域が重複しており、風力発電設備が過密に設置されることが想定されるため、これらの事業の実施に伴い、周辺環境に重大な影響を及ぼすおそれがあることから、事業者間で十分な協議及び調整を行った上で、対象事業実施区域及び風力発電設備の配置・規模を再検討し、その結果を環境影響評価準備書に記載すること。
  • 累積的な環境影響が考えられる環境影響評価項目として、騒音及び超低周波音、風車の影、動物、景観を選定しているが、これらの項目に係る影響のほか、流向・流速の変化に伴う海底・海浜への影響や海域に生息・生育する動植物への影響が考えられることから、流向・流速及び海域に生息・生育する動植物を累積的な環境影響が考えられる環境影響評価項目に追加し、適切な手法により予測及び評価を行うこと。
  • 水質(水の濁り)の調査について、調査地点が対象事業実施区域の全域に及んでいないため、工事の実施に伴う水の濁りによる影響を把握できないおそれがあることから、風力発電設備の配置を勘案し、沖合の風力発電設備の設置予定範囲の北側及び沿岸寄りの同範囲の南側に調査地点を追加すること。
  • 風力発電設備の設置に伴う流向・流速の変化により、海底や海浜に影響を及ぼすおそれがあるため、流向・流速を環境影響評価項目に選定し、シミュレーション等により流向・流速の変化を予測し、その結果から海底・海浜への影響を評価すること。
  • 鳥類の調査について、海鳥及び渡り鳥は調査日によって確認される個体数に大きな差があるため、調査日数及び回数が少ない場合、これらの鳥類の生息状況を把握できないおそれがあることから、地元の複数の専門家から聴き取りした上で、適切な調査日数及び回数を設定すること。
  • 渡り鳥の調査について、春と秋の渡りは年ごとに変動が見られ、短期間に集中して行われることから、春季は残雪状況及び秋田県・岩手県における移動状況、秋季は北海道における移動状況を把握した上で、適切な調査時期及び期間を設定すること。
  • 鳥類のレーダー調査について、Sバンドレーダーによる調査を行うとしているが、同レーダーでは鉛直方向の飛翔状況を把握できないことから、本方法書における専門家からの意見を踏まえ、鉛直方向のデータが得られるXバンドレーダーを併用すること。
  • 海棲哺乳類(水中音響及び目視)、魚類、底生動物(マクロベントス)及び水中騒音に係る調査について、調査地点が対象事業実施区域の全域に及んでいないため、これらの動物の生息状況を把握できないおそれがあることから、風力発電設備の配置を勘案し、沖合の風力発電設備の設置予定範囲の北側に調査地点を追加すること。
  • 風力発電設備の基礎構造は着床式(モノパイル式、ジャケット式)とする計画であるため、基礎の杭打工事により発生する水中騒音が海域に生息する動物に影響を及ぼすおそれがあることから、建設機械の稼働に係る海域に生息する動物を環境影響評価項目に追加し、適切な手法により調査、予測及び評価を行うこと。

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環境保全課 水・大気環境グループ
電話:017-734-9242  FAX:017-734-8081

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