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更新日付:2014年7月17日 環境保全課

県境不法投棄事案アーカイブ資料編 汚染実態調査(平成12年度)

県境不法投棄事案に係る汚染実態調査(平成12年度)

調査目的・調査の位置付け

 不法投棄現場の汚染実態を把握し、以後の対策検討に資するため、廃棄物の状況、地盤・地下水汚染の現状及び地盤の水理地質的構成等を調査。環境修復方法を検討する上での一次調査として位置付けられる。

調査内容

1)基礎調査

  • 文献調査
    現場周辺の地形、地質、植物及び動物等の状況について、文献等により調査
  • 現地踏査
    現場を含め、概ね2km×2kmの範囲の地形改変状況、地表水、湧水や河川流況及び地質構造等の状況を把握
  • 平板測量
    不法投棄現場を含め、0.13平方km(13ヘクタール)の地形測量を行い、地形図を作成

2)廃棄物分布状況調査

  • 表層ガス調査
    ・現場内の土壌あるいは廃棄物中の揮発性有機化合物による汚染状況を把握
    ・現場内の40mメッシュ格子点60点において地表下1mの孔内ガス濃度を調査
    〈揮発性有機化合物の種類:11項目〉
     ジクロロメタン、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、1,1-ジクロロエチレン、
     シス-1,2-ジクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、1,1,2-トリクロロエタン、
     トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1,3-ジクロロプロペン、ベンゼン
  • ボーリング調査
    地層構成、廃棄物の埋設状況及び地下水の状況を把握するため9本のボーリング調査を行った。

3)廃棄物等の分析

  • 溶出試験
    現場内の廃棄物層及び土壌層の汚染状況を把握するため、重金属類、揮発性有機化合物及びダイオキシン類等の試験を行った。
  • 水質試験
    ボーリング孔より採水し、有害物質等による汚染状況を調査

調査結果概要

調査に対する評価

  • 揮発性有機化合物の汚染源は、揮発性有機化合物混じりの堆肥によるものと推測されるが、今回の調査では、その範囲や量の特定には至っていない。
  • 堆肥からの汚染水は、岩盤中の透水層を通って拡散していると考えられる。
  • ラグーン下流域で汚染水の影響が疑われる箇所があるが、現在のところ、環境基準は満足している。

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