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更新日付:2008年7月1日 財産管理課

FM導入推進事業

FM導入推進事業の概要

FM導入推進事業の目的

 ファシリティマネジメント(FM)は、行政サービスの向上に努めながらも、できる限り少ない経費で、最適な施設の経営管理を行う手法です。
 FMの本格的な導入に向けた取組を推進します。

FM導入推進事業の内容

1 施設情報システムの整備

◆様々な施設情報の収集・蓄積・共有
◆維持管理費等の比較分析による適正化

【平成16年度実績】
 青森市内の主要施設及び各合同庁舎の53施設を対象に、施設基本情報及び維持管理情報等のデータの整備を行い、施設情報の比較分析も可能になりました。
【平成17年度実績】
 システムを保全情報システム(BIMMS)に移行するとともに、弘前・八戸市内の主要施設を加え、87施設に対象を拡充しました。

2 標準仕様書と積算基準の作成

◆業務委託の品質確保
◆施設管理担当者の業務軽減

【平成16年度実績】
 清掃業務委託の委託仕様、積算方法の標準化にあたり次の算定基準等の試案を作成しました。
 積算基準及び共通仕様については、国土交通省監修の「建築保全業務積算基準」及び「建築保全業務共通仕様書」を採用しています。

 →建築保全センター・ホームページ「発行図書等」参照

3 契約発注方法の適正化と群管理

◆競争入札への転換
◆群管理の導入(複数業種や複数施設の同一業種を一括発注)
◆複数年契約の導入

【平成16年度実績】
 清掃業務について「2 標準仕様書と積算基準の作成」と参考数量の公開による適正化及び群管理を進めたことにより、37施設で約1億1千万円の削減効果が得られました。
 今後、フォローアップも行い適正化を推進します。
【平成17年度実績】
 平成16年度に引き続き適正化及び群管理を進めた結果、70施設で約2億6千万円の削減効果(2カ年の累計)が得られました。(清掃業務以外の設備等関連業務を含む。)

4 施設保全の業務支援

◆施設保全マニュアルの整備

【業務支援ツール】
 建築物の法定点検等に関する法令集や法定点検一覧表などを作成し、施設管理担当者への提供を行いました。
 用語集 (東北地方整備局営繕部のホームページの保全ニュース)

5 FM推進組織の基盤構築

◆一元管理組織の設置(再編成)の検討
◆総合調整権限と意思決定の明確化

6 施設評価手法

◆アカウンタビリティの向上
◆施設運営の改善
◆県民ニーズへの適応

【平成17年度】
ライフサイクルコスト(LCC)の試算と並行して施設評価手法の確立に向けて検討を行いました。
・ライフサイクルコスト(LCC)試算手法とは、県有施設を今後、維持管理あるいは処分するための総費用について、改修等のパターン別のシミュレーションを行うことにより、施設全体に係る財政負担を把握し、調整を図るための手法です。
・施設評価手法とは、県有施設の有効活用、総量縮小を実現するために、各施設について、技術的観点を中心として性能と価値を把握・検証した上で、利活用等の方向性を判断し、資産戦略を立てるための手法です。

7 施設運営のアウトソーシング

◆民間、NPO等との協働による運営の検討
◆戦略的なアウトソーシングの検討

8 長寿命化と政策的減築

◆老朽施設の耐久性向上
◆ストック総量の抑制による適正規模の確保

【平成17年度】
施設評価手法と並行してライフサイクルコスト(LCC)試算手法の確立に向けて検討を行いました。(「6 施設評価手法」を参照ください。)

9 施設再生と用途転換

◆機能更新、耐震補強等によるコスト縮減
◆建設廃材・CO2排出量の低減
◆用途変更による有効利用と複合化

 (試算例:改築との比較) 3,000平方メートル規模の校舎で3億6千万円削減

FM導入推進事業以前のトピックス

1 群管理や契約方法の見直し

◆近接する複数施設の維持管理業務の一括発注
 清掃業務委託:約5,000万円削減
◆電話通話料金の契約方法の見直し
 法人大口割引:約950万円削減見込み

2 旧倉石養護学校の事例

 県の解体費用:約4,000万円削減
 村の整備費用:約1億5千万円削減

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この記事についてのお問い合わせ

財産管理課 ファシリティマネジメントグループ
電話:017-734-9125  FAX:017-734-8014

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