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更新日付:2025年10月31日 地域企業支援課
令和7年度 BEAMS JAPANによるインバウンド向け青森土産開発支援
この度、県では、日本の良さや面白さを世界に発信するBEAMS JAPAN(ビームス ジャパン)と、県内で活躍する商品開発支援コーディネーターに協力を依頼し、インバウンド向け青森土産の開発に向けて取り組む県内事業者の新商品開発や既存商品の改良・魅力向上を支援します!
※本事業は、BEAMS JAPANとのコラボ商品開発やビームス ジャパン各店での継続的販売を目的とする企画ではありません。
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- R7.10. 31 第3回商品開発会を実施しました! ★NEW★
東北スタンダードマーケット(仙台市)の「あおもりのクラフトフェア」で開発商品が販売されました
東北スタンダードマーケット(仙台市)において、これまでに県の新商品開発支援の取組で開発された商品について紹介・販売する「あおもりのクラフトフェア」が開催されました。
インスタグラム
https://www.instagram.com/p/DJY03AJzazI/?img_index=1
会期:5月9日(金)~5月22日(木)
場所:東北スタンダードマーケット 宮城県仙台市青葉区中央1-2-3 仙台パルコB1F
事業概要
計3回の商品開発会において、日本全国で長年自治体の商品開発支援を行っているBEAMS JAPANクリエイティブディレクター鈴木修司氏と、食器やインテリア、食品までを品揃えるライフスタイルを提案するfennicaディレクター菊地優里氏が商品開発や情報発信に関する専門的なアドバイスを行います。
また、県内で活躍する人材を「商品開発支援コーディネーター」として設置し、ヒアリングや相談対応により、商品開発をサポートします。
《参考》
令和6年度インバウンド向け商品開発~BEAMS JAPAN(ビームス ジャパン)と作る青森のお土産~
※事業全体のイメージの参考にしてください。
BEAMS JAPAN講師紹介
著書に『ビームス ジャパン 銘品のススメ』、監修『小学生からの都道府県おでかけ図鑑』。

参加事業者募集【募集は終了しました】
参加事業者については、書類審査で決定します。
審査結果は、申込者全員に後日通知します。
なお、審査結果への異議申し立てには対応できませんので、予めご了承ください。
※留意事項等、詳細については募集要項をご確認ください。
募集期間
令和7年6月4日(水)17時まで(応募書類必着)
対象者
県内クラフト・工芸品及び加工食品等製造業者
商品開発会からフォローアップまでの参加が可能で、事業終了後のアンケート調査に協力できる事業者
定員
6事業者程度
申込方法
・参加申込書をダウンロードの上、メールによりお申込みください。
・参加申込書の「事業者情報」と「商品情報」をあわせてご提出ください。
いずれかが提出されない場合は申し込みを受け付けませんのでご注意ください。
【あて先】青森県経済産業部地域企業支援課マーケティング支援グループ
【メール】kigyoshien@pref.aomori.lg.jp
<参加申込関係資料>
〇参加事業者募集要項
〇参加事業者募集チラシ
〇参加申込書
日程
(1) 7月 8日(火)~9日(水)
(2) 9月 1日(月)~2日(火)
(3)10月21日(火)~22日(水)
第1回商品開発会 ー開催レポートー
7月8日から9日までの2日間にわたり、県庁内会議室にて「第1回商品開発会」を開催しました。
今回は、参加事業者からこれまでの取組や商品などについて紹介してもらい、実現したいことや商品に対する想いなどをヒアリングしながら、新商品や既存商品のブラッシュアップについて、それぞれアイデアを出し合いました。
※開発中のため、サンプル商品など写真を一部加工してあります。

・株式会社アグリコミュニケーションズ津軽は、五所川原市特産の果肉まで赤いりんご「赤~いりんご」を原料としたジュース等の開発・販売など、六次産業化事業を展開している会社です。
・果肉まで赤い希少なりんごを使った商品について、魅力的なパッケージデザインや商品ラインナップなどを検討していきます。

・appcycle株式会社は、廃棄されるりんごの搾りかすを活用した植物由来の成分を含む合成皮革素材「RINGO-TEX®」の開発、製造を行っている会社です。
・「RINGO-TEX®」ならではのテーマやコンセプト、ANAのヘッドレストにも採用された商品の耐久性や機能性の強みを活かした商品開発を検討していきます。

・有限会社セイビン社は印刷会社ですが、クラフトキットの開発にも力を入れ、ねぷたのキットやカプセルトイのミニねぷたなどを企画・販売している会社です。
・高級感があり、商品へのこだわりが伝わるようなパッケージや見せ方について、どのようなものがいいか検討していきます。

・株式会社高蔵ホークは、発酵技術を活かした健康志向の飲料や三沢市の特産品であるにんにくを活用した商品などを開発・販売している会社です。
・パッケージやデザインについて、商品の情報や青森らしさをうまく伝えるにはどのようなものがいいか検討していきます。

・つづれやは、南部地方の伝統工芸である南部菱刺しを現代に活かし、バッグや布小物を製作・販売している会社です。
・メゾンエオブジェでも好評だった、ヴィンテージに南部菱刺しを施した商品に加え、手に取りやすい商品などについても検討していきます。

・株式会社長谷川鉄工は、建築鉄骨加工の専門企業です。誰でも本格的な溶接体験ができる「アイアンプラネットベースオブ津軽」も運営しています。
・錆を魅力的な価値あるものとして活かしながら、青森らしさを感じられる商品について、大胆な発想で検討していきます。
第2回商品開発会 ー開催レポートー
9月1日から2日までの2日間にわたり、県庁内会議室にて「第2回商品開発会」を開催しました。
今回は、第1回商品開発会での意見交換等を踏まえ、サンプルやイメージなどを確認しながら、今後の課題等について共有しました。
※開発中のため、サンプル商品など写真を一部加工してあります。

・商品の魅力を伝えるにはどのようなパッケージデザインがいいかなど、サンプルを見ながら検討しました。
・りんごジュースをはじめとしたさまざまな商品の中から、より「りんご」を感じられる商品ラインナップを考えていきます。

・耐久性など「RINGO-TEX®」レザーの強みを生かしつつ、インバウンドが日本・青森を感じられる商品はどのようなものがよいか検討しました。
・「RINGO-TEX®」レザーならではの強みや魅力を生かした、ストーリー性のある商品を考えていきます。

・ねぷたキットで、ねぷたの魅力を分かりやすくインバウンドに伝えるためには、どのような売り方がよいか検討しました。
・絵の美しさを伝え、購入した方が楽しめるような工夫も考えていきます。

・酵素コーラについて、ネーミングやパッケージデザインを検討しました。
・「青森県で作った高品質で健康的なドリンク」ということを伝えるネーミングやパッケージについて引き続き検討していきます。

・試作したサンプルをお持ちいただき、意見交換を行いました。
・ビンテージ品とうまく組み合わせながら商品ラインナップを考え、南部菱刺しの本質的な魅力を伝えながら、安定的に販売できる商品を目指していきます。

・同社の高い技術力を生かした様々なサンプルをお持ちいただき、どのような商品が鉄の良さや技術力の高さを伝えられるか意見交換しました。
・鉄の廃材を使った1点ものや、高い技術力を見せられるような商品を考えていきます。
第3回商品開発会 ー開催レポートー
10月21日から22日までの2日間にわたり、県庁内会議室にて「第3回商品開発会」を開催しました。
今回は、サンプルの確認から、商品PRをどのようにするか具体的なツールや手法について、検討しました。
※開発中のため、サンプル商品など写真を一部加工してあります。

・伝えたい情報を取捨選択し、ラベルのデザインを検討。りんごジュースをはじめ、今後統一したPOPでブランド展開できるように、ぎりぎりまでブラッシュアップしていきます。
・テストマーケティングでの見せ方や価格の設定についても検討しました。こちらは新宿店でのテストマーケティングで試食も検討しています。

・今回は、リモートでデザイナーも交えて、商品コンセプトとラインナップ、ターゲット層の最終確認を行うとともに、それらを踏まえた展示について検討しました。
・りんごの残渣から生まれるレザーから作り出す、同社初めてのプライベートブランド(PB)商品ということで、コンセプトを明確に伝えられる販促を目指しています。

・組立られるキットと、ガチャガチャの商品サンプルを用意。
・ねぷた製作未経験者でも作りやすい工夫を施した一方で、精巧なねぷた絵の再現が楽しめる商品で、価格の設定にも協議を重ねました。
・また、絵の素晴らしさやストーリーなど自社が感じているねぷたの魅力を、積極的に情報発信するようアドバイスがありました。

・検討を重ねていた味について、3種類のサンプルを試飲。いずれも美味しいと高評価。
・ラベルの情報量がやや多かったことから、インバウンド向けのお土産品を意識してさらにデザインをブラッシュアップすることとしました。
・今後は、ストーリーや商品の楽しみ方について説明した商品POPの制作を行います。また、店舗でのテストマーケティングでは試飲を予定しています。

・ビンテージ品とうまく組み合わせ、インバウンドにアピールできそうな商品を何点か持参。商品を絞ったほうがいいということで、統一したコンセプトで展開できる商品を選定しました。
・販促には、生地と南部菱刺しの説明をうまく伝えられるようにとアドバイスがありました。
・そのほか、今後の展開も考慮しての価格設定についてアドバイスがありました。

・鉄の廃材を使い、青森らしいデザイン加工を施した商品を作りました。長谷川鉄工の職人の技術が光る加工が他にはない商品です。
・今後は、商品説明と職人の技術をうまくアピールする販促ツールを制作します。動画やリーフレットなど、様々なツールのそれぞれの良いところを踏まえて、効果的なPRに向けて今後検討します。
・そのほか、アイテムによって価格をどのようにするか、ビームスや商品開発支援コーディネーターの意見を聴きながら、今後設定することとしました。
(株)ビームスが奥田副知事を表敬訪問しました
第3回商品開発会に合わせて、(株)ビームスの宅間正之常務取締役、伊藤雄一郎プロダクト本部長が青森を訪れ、鈴木修司氏他BEAMS JAPAN等スタッフの皆様とともに、奥田副知事を表敬訪問しました。
宅間常務取締役、伊藤本部長も商品開発会に同席し、取組について視察されたことから、
「青森県の商品は、独自性があり、デザインも洗練されている。まだまだ素晴らしい技術があると感じた。」
「ビームスの視点を加えることで、よりよいものにしていきたい。」
といったコメントがありました。
来年1月の商品発表に向けて、引き続き取り組んでいきます!

日程
令和8年1月13日(火)(予定)
場所
青森県庁(予定)
日程
令和8年1月29日(木)~2月25日(水)(予定)
場所
ビームス ジャパン(新宿)
日程
令和8年3月上旬(予定)




