小湊港

　小湊港は陸奥湾中央部に突き出した夏泊半島の東側に位置し、古くから天然の良港として利用されてきました。
　背後に青い森鉄道（旧東北本線）及び国道４号が並行して走り陸路の交通の便にも恵まれています。昭和18年には旧国鉄により貨物航送を目的とした青函補助港が着工されましたが、その後、連絡船の姿を見ることなく廃止され、一部施設がその名残をとどめています。
　昭和30年代後半から導入されたホタテ養殖漁業はその後順調に推移し、平内町の基幹産業に成長し、小湊港はホタテ養殖漁業の生産基地として水産振興上重要な役割を果たしています。
　近年、大型化している漁船が船揚場に安全に係留できるよう、老朽化した船揚場の改良工事を進めており、東滝地区では平成30年7月に改良工事が完成し、現在、間木地区での改良工事を実施しています。