川内港

　川内港は下北半島南側中央部の陸奥湾に面し、旧川内町の大半が山林で占められているため、江戸時代から木材（特にヒバ）の搬出港として、川内川の河口に開かれ栄えてきた港です。その後木材輸送が陸送に変わったため、港はホタテ養殖を中心とした水産活動の場として主に利用されています。陸奥湾内のホタテ養殖漁業の振興に伴い船舶の大型化、隻数の増加が進んできたため、昭和47年から川内川河口右岸の船溜りの建設に着手し、平成９年に完了しています。また、高野川河口右岸にも新たな船溜りが完成しています。
　平成18年に海水浴場「かわうち・まりん・びーち」が完成し、多くの海水浴客で賑わい、隣接する「いきいき・海の子・浜づくり」事業で整備した海洋体験館では、シーカヤック等を使った自然体験・環境教育が行われています。