仏ヶ浦港

　仏ヶ浦港は、下北半島西側の津軽海峡に面した通称「まさかり」の刃の中央部に位置し、名勝天然記念物仏ヶ浦の観光に利用されています。
　仏ヶ浦は、およそ２kmにわたる海岸線に、白緑色の凝灰岩が長年の風雨と荒波によって浸食され、仏像を思わせる奇岩が連なり立っており、海の青と山の緑と相まって霊験あらかたな空間を形づくっています。こうした仏ヶ浦独特の性質を反映した自然や文化・信仰が現在も残る地域であることから平成28年には下北ジオパークとして認定され、地域住民の教育や観光活動が行われています。
　現在、仏ヶ浦港には、佐井、牛滝、脇野沢からの遊覧船が就航しており、安定的な運航に向けた防波堤の整備を、景観に配慮しながら進めています。