高潮対策事業

高潮、津波、波浪による被害を受けるおそれが大きい地域において、堤防、消波工、離岸堤等の海岸保全施設の整備を行います。

焼山崎海岸は、下北八戸沿岸の下北半島北岸部に位置し、背後には人家、資産が集積しているとともに、基幹道路である国道279号がひかえていますが、津軽海峡に面しているため、冬期風浪等による浸水被害が度々発生しています。そこで、当地域は漁業が盛んで、また、下北半島最大の下風呂温泉もひかえていることから景観にも配慮した人工リーフを整備することにより、安全で人々の生活に潤いをもたらす海岸整備をするものです。

百石海岸は、下北八戸沿岸の太平洋に面した砂浜海岸で、背後には人家、資産が集積するとともに、広域的な幹線道路である国道338号がひかえています。当地区は過去に甚大な津波被害を受けており、前浜の後退、消失によって防災機能が低下している状況にあり、人々の生活が脅かされています。そこで、ヘッドランドを整備し砂浜の安定化と復元を図り、安全で潤いのある海岸整備をするものです。

横道海岸は、下北八戸沿岸の太平洋に面した砂浜海岸で、背後には工業団地が立地しするとともに人家、財産が集積し、広域的な幹線道路である県道八戸百石線がひかえています。当地区は過去に甚大な津波の被害を受けており、前浜の後退、消失によって防災機能が低下している状況にあり、人々の生活が脅かされています。そこで、ヘッドランドを整備し砂浜の安定化と復元を図り、安全で潤いのある海岸整備をするものです。

今別海岸は、津軽沿岸の津軽半島北岸部に位置し、背後には人家、資産が集積しているとともに、広域的な幹線道路である国道280号がひかえていますが、津軽海峡に面していて、冬期風浪等による浸水被害や国道の通行支障が度々発生しており、人々の生活が脅かされている。そこで、離岸堤と緩傾斜護岸を整備することにより、安全で人々の生活に潤いをもたらす海岸整備をするものです。