青森県林業・木材産業改善資金貸付規則を廃止する規則（案）についての意見募集

　県は、林業・木材産業改善資金助成法（昭和51年法律第42号）、林業・木材産業改善資金助成法施行令（昭和51年政令第131号）及び林業・木材産業改善資金助成法施行規則（平成15年農林水産省令第55号）に定めるところによるほか、青森県林業・木材産業改善資金貸付規則（昭和51年11月青森県規則第77号。以下、「県規則という。」）の定めるところにより、林業・木材産業従事者等に対し、林業・木材産業改善資金を貸付けしています。
　昭和51年の貸付規則制定以降、これまで累計2,799件、92億円余の無利子貸付を実施してきましたが、平成3年度の110件、5億2,973万円余をピークに活用実績が低迷し、近年では令和元年度の1件、1,000万円を最後に、新たな貸付実績が無い状況が続いています。
　一方で、活用実績の低迷は全国的な傾向であるため、国では資金規模の適正化を図り、造成資金のうち国庫補助分を自主納付するよう各都道府県に求めています。
　本県では平成15年度以降、繰返し自主納付を行ってきた結果、貸付資金として造成した15億円余のうち令和6年度までに合計13億4，940万円を自主納付しており、現在の資金造成額は1億3,343万円余となっています。
　これらの状況を踏まえ、県では関係機関の意見等を聴きながら今後の制度運営について検討してきたところですが、今後も貸付実績に基づく自主納付を続けた場合、資金規模の縮小により制度運営そのものが困難となること、また、令和２年度以降資金需要が無く、今後も急激な増加が見込まれないことから、令和7年度をもって本資金制度を廃止することとなりました。
　制度の廃止に当たり、下記のとおり意見を募集します。