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更新日付:2026年6月11日 文化財保護課
津軽・南部の刺し子技術

津軽・南部の刺し子技術
| 指定区分 | 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財 |
| 名称 | つがる・なんぶのさしこぎじゅつ
津軽・南部の刺し子技術 |
| 所在地 | 青森県 |
| 保護団体 | |
| 選択年月日 | 令和8年3月24日 |
| 公開日 | 通年 |
| 問合せ先 | 青森県教育庁文化財保護課 文化財グループ TEL017-734-9920 |
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【選択の趣旨】
刺し子技術は、青森県の津軽・南部地方や山形県の庄内地方に伝承されてきたこと が知られている。本件は、そのうち青森県に伝承されてきたもので、木綿布の普及が 遅かった東北地方において、当地方の女性たちが麻布製の衣類の補強と保温のための 実用性に、菱形の糸目文様を基調とした高い装飾性を加えて発展させてきた。
東北地方の衣生活に関する民俗技術として地域的な特色が顕著であり、我が国にお ける衣類の縫製技術の変遷を理解する上で重要であるが、技術や意匠に変化がみられ、今後の継承が懸念されることから、早急な記録の作成が必要である。
【文化財の説明】
本件は、青森県に伝承されてきた「刺し子」と呼ばれる衣類の縫製技術である。寒冷な気候のため、衣類の保温や補強を目的として、重ねた麻布を木綿糸で細かく刺し縫いする技術で、津軽地方では「こぎん刺(さ)し」、南部地方では「菱(ひし)刺 (さ)し」と呼ばれ、いずれも装飾性に富んだ菱形の糸目模様を刺し連ね、丈夫な布に仕立てる。
こぎん刺しは、青森県西部の弘前市を中心とする旧津軽藩領に伝承される刺し子技 術で、麻布の奇数の経糸(たていと)を拾い、「モドコ」と呼ばれる縦菱形の単位模 様を基本形とする。一方、菱刺しは、青森県東部の八戸市を中心とする旧南部藩領に伝承される刺し子技術で、麻布の偶数の経糸を拾い、「カタコ」と呼ばれる横菱形の単位模様を刺し連ねる。



