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更新日付:2026年6月9日 文化財保護課
静川園

静川園
写真提供 中泊町教育委員会
| 指定区分 | 名勝 |
| 名称 | せいせんえん 静 川 園 |
| 所有者 | 個人 |
| 所在地 | 北津軽郡中泊町大字尾別字玉の井43 |
| 指定年月日 | 令和8年2月17日 |
| 問い合せ先 | 中泊町博物館 0173-69-1111 |
| 公開状況 | 期間限定公開 |
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静川園は、津軽半島の中央部に位置する中泊町尾別の旧家宮越邸の近代住宅庭園である。宮越家は近世以来の長い伝統を有する大宅で、地域振興にも尽力し、近代地主として様々な事業に取り組んで資産を蓄えた。
9代目の正治(1885~1938)は芸術文化にも強く関心を寄せ、広く文化人との交流を図り、中でも橋本関雪(1883~1945)と親交を深めた。正治は、大正9年に離れ「詩夢庵」を建ててその廻りに配石と植栽を備え、併せて大正15年頃までに築山池泉の大きな庭園を九分通り竣成するとともに、昭和6年頃まで整え続けた。
宮越邸の敷地に営まれた庭園は大きく3つの地割から成るが、広義にはこれらを総称して静川園という。築山池泉を成す逍遥本位の庭園は、大きな築山を地割の中心としてその周りに池泉を巡らしている。詩夢庵とこれを取り巻く観賞本位の庭は、南面して造られた枯山水のほか、居室に過ごしながら風景を楽しむ内装の設えに特徴がある。特に涼み座敷の間の東窓を飾る「四季花木障子」は、季節とともに遷う窓外の景色を室内に取り入れて秀逸である。また、主屋南東側には大石武学流初期の庭園遺構を伝えている。
近代地主が、文化人との交流を通じて深められた芸術文化の趣向に基づき、自ら差配して造営した近代住宅庭園の事例として優れている。



