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更新日付:2023年3月10日 文化財保護課
津軽・南部のさしこ着物
津軽・南部のさしこ着物
- 写真提供 青森市教育委員会
指定区分 | 重要有形民俗文化財 |
名称及び員数 | つがる・なんぶのさしこきもの 津軽・南部のさしこ着物 786点 |
所在地 | 青森市本町2丁目8-14 (青森県立郷土館) |
所有者 | 個人 |
指定年月日 | 昭和58年4月13日 |
公開状況 | 非公開(休館中) |
問合せ先 | 青森県立郷土館 TEL017-777-1585 |
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長着(ながぎ。長着物)175点、短着(みじか。上体から腰までの短い仕事着)174点、そでなし76点、たつけ・ももひき(両足を通し、ひもで腰に巻く仕事着)324点、前だれ(腰にひもでしめ、両ひざの前をおおう仕事着)37点など786点が指定されている。
「さしこ」は衣料の布を重ね合わせて、細かく刺し縫いしたものをいう。昔は津軽も南部も衣料が乏しく、麻糸を織り上げた麻布で衣類を仕立て、長持ちさせるため、切れやすい部分を補強するため糸で刺した。その刺し模様を工夫してデザイン化したのが、津軽のこぎん・南部の菱刺しである。江戸時代末ごろから木綿の古布が移入されると、さしこ着物に木綿布をあて、それを一面に木綿糸で刺して補強し、また刺し模様にも工夫をこらした。昔の農民の普段着や仕事着の衣生活の実態を知る上で貴重な資料である。
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