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更新日付:2009年3月31日 文化財保護課

円覚寺奉納海上信仰資料

民俗文化財(重要有形民俗文化財)

円覚寺奉納海上信仰資料

  • 円覚寺奉納海上信仰資料
    写真提供 青森県立郷土館
指定区分 重要有形民俗文化財
名称及び員数 えんかくじほうのうかいじょうしんこうしりょう
円覚寺奉納海上信仰資料  106点
所在地 西津軽郡深浦町深浦字浜町275
所有者 円覚寺
指定年月日 昭和56年4月22日
公開状況 公開(有料)
問合せ先 深浦町教育委員会教育課
 TEL0173-74-4419

 船絵馬70点、髷額等36点の106点が指定されている。
 江戸時代中期から明治にかけて、近畿・北陸地方から生活物資を積んで日本海を北上し、各地の港を訪れた北前船と呼ばれる交易船があった。その船主や船頭が海上の無事を祈って社寺に奉納したのが船絵馬である。大阪で製作したものが多く、天保7年(1836)から明治29年(1896)までの絵馬がまとまってある。
 なかでも北前船時代より古い寛永10年(1633)に敦賀(福井県)の庄司太郎左衛門奉納の船中遊楽の風俗画は貴重である。また、荒海で遭難するさまの慶応3年(1867)のものや、難破して助命を祈り無事に助かった船頭たちがお礼に頭の髷を切って奉納した髷額もある。これら海上運輸に従事した船乗りたちが、風待ち港の深浦に入港し古くから信仰を集めた円覚寺の観音堂に、安全祈願のため納めたものである。

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この記事についてのお問い合わせ

文化財保護課 
電話:017-734-9919  FAX:017-734-8280
※見学に関するお問い合わせは、所有者又は各市町村教育委員会へお願いします。

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