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更新日付:2013年6月3日 文化財保護課

南部のさしこ仕事着コレクション

民俗文化財(重要有形民俗文化財)

南部のさしこ仕事着コレクション

  • 南部のさしこ仕事着コレクション
    写真提供 小川原湖民俗博物館
指定区分 重要有形民俗文化財
名称及び員数 なんぶのさしこしごとぎこれくしょん
南部のさしこ仕事着コレクション  64点
所在地 三沢市桜町1-1-38
所有者 三沢市
指定年月日 昭和41年6月11日
公開状況 (事前に問い合わせ必要)
問合せ先 三沢市教育委員会生涯学習課
 TEL0176-53-5111(代表)

 長衣と短衣31点、袖なし6点、山袴22点、前だれ5点の64点が指定されている。
 長衣は丈1.15m、幅50~60cmほど。短衣は丈85~70cm、幅1m~60cm。山袴(ズボンのように両足を通してはくもの)は丈95~90cm。前だれは丈75~63cmに幅75~30cmで、紺地に白木綿糸で梅の花・雉子の足・矢羽根などの模様を菱刺しにしている。
 南部地方の農家で農作業の仕事着に用いたものである。麻の繊維から作った糸で織った布地で仕立て、作業で傷みやすい肩から胸の部分を、さらに木綿糸で補強のため刺繍したものを「さしこ」、「さしこ着物」などと呼んだ。刺繍のデザインでは、菱形につながる菱刺し模様などを考案した。このコレクションからは、衣料を大切にした農村女性の、実用性と装飾美を工夫した手工芸の技を知ることができる。

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この記事についてのお問い合わせ

文化財保護課 
電話:017-734-9919  FAX:017-734-8280
※見学に関するお問い合わせは、所有者又は各市町村教育委員会へお願いします。

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