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更新日付:2021年3月10日 文化財保護課

菩薩坐像(寺伝薬師如来像)

県重宝(彫刻)

菩薩坐像(寺伝薬師如来像)

指定区分 県重宝
名称及び員数 ぼさつざぞう
(じでんやくしにょらいぞう)
菩薩坐像
(寺伝薬師如来像)
 1躯
所在地 西津軽郡鰺ヶ沢町富根町1
所有者 延寿院
指定年月日 昭和41年1月12日
公開状況 公開(事前申し込み必要)
問合せ先 鰺ヶ沢町教育委員会社会教育課
 TEL0173-72-2111(代)

時期<江戸時代前期 寛文7年(1677)ころ>
 西海岸に唯一所在する円空仏。寺伝では寛文2年(1662)に鰺ヶ沢の沖で漁網にかかったものと伝え、「海上漂流黒本尊」の別名がある。なるほど全体に黒色を呈しているが、他の同種の観音菩薩坐像と同じように本来は素木仕上げだったと考えられる。また海中から仏像を招来した伝承は本像のほかにも各地にみられ、漁師の信仰とともに生まれたことが知られる。本像は三厩村義経寺像や蓬田村正法院像などの津軽半島の諸像とほぼ同時期の作で、この後秋田県鷹巣町如来坐像、本荘市大泉寺観音菩薩坐像へとつながる。

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この記事についてのお問い合わせ

文化財保護課
電話:017-734-9919  FAX:017-734-8280
※見学に関するお問い合わせは、所有者又は各市町村教育委員会へお願いします。

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