ホーム > 組織でさがす > 教育委員会 > 文化財保護課 > 大平山元Ⅰ遺跡出土品
関連分野
- くらし
- 文化財保護
更新日付:2023年3月10日 文化財保護課
大平山元Ⅰ遺跡出土品
大平山元Ⅰ遺跡出土品
- 写真提供 外ヶ浜町教育委員会
指定区分 | 県重宝 |
名称及び員数 | おおだいやまもといちいせきしゅつどひん 大平山元Ⅰ遺跡出土品 203点 |
所在地 | 青森市本町2-8-14(青森県立郷土館) 東津軽郡外ヶ浜町蟹田大平沢辺34-3(大平ふるさと資料館) |
所有者 | 青森県 外ヶ浜町 |
指定年月日 | 平成31年4月5日 |
公開状況 | 青森県 非公開(休館中) 外ヶ浜町 公開 |
問合せ先 | 青森県立郷土館 TEL017-777-1585 大山ふるさと資料館 TEL0174-22-2577 |
-
時期<縄文時代草創期>
大平山元Ⅰ遺跡(外ヶ浜町字蟹田大平山元)出土
大平山元Ⅰ遺跡から出土している石器は、大型の石斧・掻器・彫器・尖頭器・石鏃・石刃などを特徴とする縄文時代草創期の「神子柴・長者久保石器群」と呼ばれるものである。これらには掻器・彫器・石刃など旧石器時代の伝統を残す石器が多くみられるが、石鏃や土器のような縄文時代に特徴的な遺物もみられ、旧石器時代から縄文時代への移行期の様相をよく示す一括資料である。
神子柴・長者久保石器群に位置づけられる遺物は全国的にあまり多く確認されておらず、本県においても東北町長者久保遺跡出土資料など、4遺跡が知られているだけである。また、本遺跡から出土した無文土器は列島最古段階の土器である点においてもきわめて貴重な資料といえる。