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更新日付:2023年3月10日 文化財保護課
鰐口 正平廿一年三月三日銘
鰐口 正平廿一年三月三日銘
- 写真提供 南部町教育委員会
指定区分 | 県重宝 |
名称及び員数 | わにぐち しょうへいにじゅういちねんさんがつみっかめい 鰐口 正平廿一年三月三日銘 1口 |
所在地 | 青森市本町2丁目8-14(青森県立郷土館) |
所有者 | 個人 |
指定年月日 | 令和3年2月1日 |
公開状況 | 非公開(休館中) |
問合せ先 | 青森県立郷土館 017-777-1585 |
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青銅鋳造式。鼓面はやや盛り上がり、周縁は二重陽鋳線で縁取られる。三重線の圏界線により、外区・内区に区画され、内区と撞座区は二重線で区画される。撞座は十六葉の蓮華紋を陽鋳する。
銘文は表に陽鋳される。裏に銘文はない。
外区 右:「正平廿一年三月三日」 外区 左:「大旦那大信朋尊」
本資料は、近代以前、南部町の「凉現山新禅寺」、「霊現山新源寺」、「霊現観音」、「斗賀観音」、「霊現堂」などと呼ばれていたお堂で使用されていたものである。
現存する鰐口としては、県内最古で最大の鰐口である。正平21年(1366)は南朝年号で、北朝の貞治2年にあたる。南朝年号をもつ遺物が少ない本県にとって貴重な資料である。