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更新日付:2009年2月24日 地域生活文化課

ちょっと昔の青森県07「山と海が織りなす鰺ヶ沢」(青森県史)

岩木山と日本海を眺められる鰺ヶ沢町の歴史をご紹介します。   編集 近現代部会担当 中園 裕

鰺ヶ沢港の埠頭から見る岩木山
 1955(昭和30)年3月31日、鰺ヶ沢町、舞戸村、中村、鳴沢村、赤石村が合併し、新たに鰺ヶ沢町が誕生しました。近代以前の鰺ヶ沢港は、津軽地域の海の玄関口でした。近代以降は、青森港にその地位を譲りましたが、漁港としての賑わいは続いていました。そのため旧鰺ヶ沢町は、港周辺だけの小さな地域なのに、町村制の施行時から町として位置づけられたのです。
 ところが昭和戦後の合併で、小さな港町だった鰺ヶ沢町は、北は鰺ヶ沢港周辺から、南は白神山地まで、南北にのびる広大な地域となりました。こうなると鰺ヶ沢町は単なる港町というより、山と海が織りなす町と見た方がふさわしいのではないでしょうか。

写真は、鰺ヶ沢港の埠頭から見た岩木山(1964<昭和39>年4月・県史編さんグループ所蔵)   

鰺ヶ沢港
 
 近年、鰺ヶ沢町では世界遺産となった白神山地をピーアールしていますが、鰺ヶ沢町にはそれ以前からも美しい岩木山があります。町の前には壮大な日本海の海岸が広がっています。ちょっと高台に昇るだけで、日本海の美しさを満喫できるのが鰺ヶ沢町の素晴らしいところなのではないでしょうか(写真参照)。
 鰺ヶ沢町の名産品の一つである鯨餅の包み紙も、岩木山と波の絵が描かれていますし、町内にある山海荘という温泉宿も、鰺ヶ沢町の海と山の美しさを表現して名付けたられたのだそうです。

写真は、高台から見た鰺ヶ沢港
(1968<昭和43>年8月27日
 ・県史編さんグループ所蔵) 


埠頭から見た岩木山近影


 鰺ヶ沢町教育委員会の中田書矢さんの協力を得て、鰺ヶ沢の写真をご覧に入れたいと思います。港の埠頭から見た岩木山の写真です。2006(平成18)年5月27日に撮影したものです。建物がだいぶ違って見えますが、岩木山の眺めは変わりません。やはり鰺ヶ沢は高台から見る海岸と、海岸から見る岩木山が美しいのですね。

写真は、2006(平成18)年5月27日、中田書矢氏撮影のもの。

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