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第二百四十六回定例会提出議案知事説明要旨(平成18年6月)

 本日ここに、県議会第二百四十六回定例会の開会に当たり、上程されました議案の主なるものについて、その概要を御説明申し上げ、御審議の参考に供したいと思います。

 まず、議案第一号「平成十八年度青森県一般会計補正予算案」について御説明いたします。
 今回の補正予算は、つがる市の航空自衛隊車力分屯基地にXバンドレーダーが配備されることに伴い、必要とされる周辺地域の治安維持対策に要する経費について、所要の予算措置を講ずることといたしたものであります。
 また、青森県核燃料物質等取扱税条例の更新に伴う増収見込額を計上するとともに、その同額について、既決の財政調整基金及び県債管理基金からの繰入金の一部を減額することといたしました。

 まず、歳出については、Xバンドレーダー配備地点に近接する地区につがる署車力駐在所を移転新築するのに要する経費及び移転新築後のつがる署車力駐在所に交番相談員を設置するのに要する経費として、四千三百三十余万円を計上いたしました。
 次に、歳入については、歳出との関連において、普通交付税四千三百三十余万円を計上いたしております。
 また、県税三十三億六千九百二十余万円を計上するとともに、財政調整基金からの繰入金二十億円及び県債管理基金からの繰入金十三億六千九百二十余万円を減額計上いたしております。
 その結果、今回の補正予算額と既決予算額とを合計いたしますと、平成十八年度青森県一般会計の予算規模は、七千二百二十一億四千三百三十余万円となります。
 以上が「平成十八年度青森県一般会計補正予算案」の概要であります。

 このほか、上程されました議案の主なるものについて御説明申し上げます。
 条例案については、議案第二号から議案第二十号までの十九件を提案いたしております。

 その主なるものとして、
 まず、議案第二号「青森県核燃料物質等取扱税条例案」について御説明いたします。
 現行の核燃料物質等取扱税条例は、本年九月二十七日をもって有効期間が満了いたしますが、今後とも引き続き安全性確保のための諸施策及び地域振興に資する諸施策を実施していく必要があること等から、切れ目なく課税を行うことが必要であると判断し、ウラン濃縮の事業を行う者、原子力発電の事業を行う者、使用済核燃料物質の再処理の事業としてその受入れ及び貯蔵を行う者、放射性廃棄物埋設の事業を行う者並びに放射性廃棄物管理の事業を行う者に対して核燃料物質等取扱税を課するものであります。
 議案第九号「青森県県税条例の一部を改正する条例案」は、地方税法の改正に伴い、個人の県民税について所得割の税率を改め、及び定率減税を廃止し、たばこ税の税率を改める等の改正を行うものであります。
 議案第十八号「青森県漁港管理条例の一部を改正する条例案」は、平成十八年度から平成二十年度までの各年度における漁港施設占用料の額の特例を定めるものであります。
 議案第二十号「青森県立学校設置条例の一部を改正する条例案」は、平成十九年四月一日付けで青森県立三本木高等学校附属中学校を設置するためのものであります。

 その他の議案は、議案第二十一号及び議案第二十二号の二件、報告案件は二十件であります。
 その主なるものとして、
 議案第二十二号「青森県収用委員会の委員及び予備委員の任命の件」は、青森県収用委員会委員森浩一郎、平井正和、田口豊實、田中哲の各氏の任期が来る七月三十日をもって満了いたしますので、後任の委員として森浩一郎、田中哲の両氏を再任するとともに、新たに加藤隆之、予備委員である赤津重光の両氏を任命し、併せて予備委員二人が欠員となりますので、後任の予備委員として日景弥生、鈴木泰雄の両氏を任命いたしたく、御同意を得るためのものであります。

 次に、専決処分した事項の報告及び承認を求めるの件について御説明いたします。
 報告第一号「平成十七年度青森県一般会計補正予算」は、特別交付税、県債等の額が確定したこと等に伴い、これらの歳入及び県債管理基金繰入金等について、予算補正の必要が生じたものであります。
 報告第二号「青森県県税条例の一部を改正する条例」は、地方税法等の一部を改正する法律が平成十八年三月三十一日に公布され、その一部については、同年四月一日から施行されることとなったことに伴い、青森県県税条例の一部を改正する必要が生じたものであります。
 報告第三号「青森県県税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例」は、平成十八年三月三十一日に関係法令の一部改正が行われ、同年四月一日から施行されることとなったことに伴い、青森県県税の特別措置に関する条例の一部を改正する必要が生じたものであります。
 報告第四号「青森県病院事業条例等の一部を改正する条例」は、診療報酬の算定方法及び入院時食事療養費に係る食事療養の費用の額の算定に関する基準が告示されたことに伴い、青森県病院事業条例等の一部を改正する必要が生じたものであります。
 これらは、いずれも早急に措置する必要がありましたが、議会を招集するいとまがないと認め、本職において専決処分したものであります。

 以上をもちまして、提出議案の概要について御説明申し上げましたが、議事の進行に伴い、御質問に応じ、本職をはじめ関係者から詳細に御説明申し上げたいと思います。
 なにとぞ、慎重御審議のうえ、原案どおり御議決、御同意並びに御承認を賜りますようお願い申し上げます。

過去の議会説明要旨

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