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知事記者会見(定例)/平成29年2月28日/庁議報告ほか

会見日時:平成29年2月28日火曜日 11時15分~11時42分
会見場所:第三応接室
会見者:三村知事

〇幹事社
 ではまず知事の方からよろしくお願いします。

〇知事
 庁議案件の方からお話させていただきます。
 東日本大震災からの復旧・復興の取組についてでございます。東日本大震災からまもなく6年を迎えるわけでございますが、復旧・復興の取組について報告がありました。
 県はこれまで、青森県復興ビジョンに基づき、被災者への支援、生業づくり、災害に強い地域づくり、人財育成など、創造的復興の実現に向けたさまざまな取組を進めてきたところでございます。
 特に、創造的復興を支える生業づくりでは、「青森県ロジスティクス戦略」に沿って、本県産品の流通拡大に向けた、「A!Premium(エープレミアム)」事業を展開しております。
 また、災害に強い地域づくりにおきましては、全ての市町村で防災公共推進計画が策定されるとともに、被災4市町におきましては、避難施設や避難道路などの整備がほぼ完了し、防災公共の取組が浸透してきたところでございます。
私どもといたしましても、今後も初心を忘れることなく、「東北の元気、日本の元気を青森から」との強い思いをもって、県民の皆さま方とともに創造的復興の実現に向けた取組を、しっかりと進めてまいります。
 続きまして、「第4次あおもり男女共同参画プラン21」について報告させていただきます。
 本日の青森県男女共同参画推進本部において、「第4次あおもり男女共同参画プラン21」を決定いたしました。このプランは平成24年度を初年度といたします、「第3次あおもり男女共同参画プラン21」が、今年度で終了することを受けまして、これらに引き続く計画として策定したものであります。計画期間を平成29年度から平成33年度までの5年間としております。
 本プランでは、男女共同参画を取り巻く社会情勢の変化等を考慮し、3つの基本目標と12の重点目標を定め、その施策の方向性を示しております。
 また、本プランは、平成27年8月に成立いたしました、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律、いわゆる女性活躍推進法に基づく都道府県推進計画としても位置付けし、本県の女性活躍推進の施策の方向性も示しております。
 男女が互いにその人権を尊重し、社会の対等な構成員として、それぞれの個性と能力を十分に発揮できる男女共同参画社会を実現することは、「青森県基本計画未来を変える挑戦」を推進し、青森県の未来を切り拓く大きな力となります。
 県としては、今後、このプランに基づきまして、引き続き庁内はもとより、市町村等関係機関との一層の連携・協力のもと、男女共同参画社会の実現に向け積極的に取り組んでいきます。
 以上庁議案件のご報告とさせていただきます。

〇幹事社
 それでは幹事社の方から、代表質問させていただきます。
 当日も取材させていただきましたけれども、作付面積が3倍に増える中で、特Aを獲得したというところについて、改めて知事の所感と今後の展開についてお聞かせください。

〇知事
 まず平成28年産米の食味ランキングにおきまして、「青天の霹靂」が「特A」、「つがるロマン」と「まっしぐら」が「A」評価となりました。
 今回の食味ランキングの結果を見ますと、27年産で「特A」評価だった46産地品種のうち、3割を超える16産地品種が「A」評価にランクダウンしている中で、「青天の霹靂」が3年連続で「特A」を取得できましたことは、大変価値のあるものと考えております。
 「青天の霹靂」は、品種そのものの力はもとよりでございますが、私ども青森の持つこの「水」、「土」、そして「人」の力が結集した素晴らしい成果であり、おいしい米を生産してくれた生産者の方々をはじめ、関係者のご努力に感謝したいと思っております。
 今後も「青天の霹靂」が持ちます、この独特な「甘さ」「柔らかさ」「粘り」に加え、「キレ」といった、「新しい美味しさ」ということ、このことを私どもとしてブレずに追及していきたいと考えています。
 「青天の霹靂」の「特A」評価はもちろん、業務用として引き合いが強い「まっしぐら」も2年連続で「A」評価をいただき、県産米全体の評価向上に向けて、まさに追い風となったというふうに考えておりますし、「まっしぐら」の輸出の方も順調に頑張っているという状況でございます。
 2点目の産地間競争のことについて、いわゆる米需要が年々減少し、全国で新たなブランド米が開発されているという、産地間競争が激化する中で、他県産米との差別化を図る今後の戦略ということで、事前にお話しありましたので、お話しさせていただきます。
 全国では新品種が次々とデビューし、産地間競争が激化しております。「青天の霹靂」については29年産の作付面積が増加しますので、県としては、さらに食味重視の栽培、これを徹底して、一人でも多くの方に「驚きの旨さ」というものを実感していただけるよう、努力してまいりたいと考えています。
 このため、生産面では、栽培マニュアルに新たな研究成果を加え、充実をさせ、他県に先駆けて導入しております、リモートセンシング技術を用いたタンパクマップ等を活用した施肥改善指導のレベルアップでありますとか、特別栽培の取組など、関係県民局に設置しております、生産指導プロジェクトチームによる、食味重視のきめ細やかな指導を強化することとしております。
 販売面では、何よりも、消費者や米卸業者の信頼を損ねることがないよう、出荷基準を満たした米の販売をしっかりと行っていきたいと考えます。
 そのため、出荷団体と連携して、品質管理の徹底ということはもとより、出荷基準を厳格に守って販売しているということを、全国の皆さま方に伝えていきたいと思っております。
 また、「青天の霹靂」が持ちます「キレ」や、「どんなおかずにも合う」というこの「独自のうまさ」というものがあります。この「独自のうまさ」というものを消費者の皆さま方に実感していただき、支持を拡大していくために、試食宣伝活動ということに注力していきたいと思っておりますし、また、注目度の高いユニークなイベント等も実施しまして、認知度向上に努めて、他のどの米とも違う、際立ったブランド米として育てていきたいと思っておりますし、西日本における戦略というものもしっかりと進めていきたいと思います。
 さらに、全国の有名銘柄米と競っていくため、販売状況や米卸業者等の需要動向を的確に捉えながら、マーケティングやPRの専門家を交えて、競合に打ち勝つための販売戦略でありますとか、戦術ということも、今回やはり改めて思いました。
 しっかりと検討しなければとそう考えた次第でございます。
 以上でございます。

〇記者
 来月3月26日で、北海道新幹線が開業1年を迎えます。この1年間の実績と2年目以降の展開について、知事にご所感を伺いたいと思います。

〇知事
 私どもとしても、いわゆる道南地域を含めての新たな交流圏の形成、あるいは観光圏の形成をしていきたい、そしてそれをいずれ経済圏ということにもっていきたい。その要というんでしょうか、いろいろ心理的にあったブラキストン線を、ブラキストン線と言わせてもらって申し訳ないですけれど、それを突破していくのが北海道新幹線であると思っておりました。
 実際にこの新幹線というネットワークで道南、函館とつながるということによって、改めて津軽海峡の時代と言いますか、しょっぱい川として、もはや4つの半島は端っこではないんだ。一体として取り組むんだと。それによって、新たな観光の戦略もそうですし、この間、北海道の米で酒を造ったりとか、りんごのスイーツを作ったりとか、本県のクリーニング業界の方が進出したりとか、あるいは北海道から病院の方が来たりとか、パン屋さんも来ましたけれども、いろいろなことが、両地域の銀行とか商工団体、産業団体の方々のアイデアのもとでスタートしてきました。
 そして何よりも具体の観光面として、我々は立体観光という仕組みを提唱してきて、その要になるということをお話してきたわけですけれども、我々としても、あるいはJR北海道からしても、非常に多くの方々が新幹線を使うことによって、交流が盛んになった。あるいは札幌等含めて北海道側から、我々青森や東北へということも動きだした。そしてもうひとつ、フェリー等を使ってのオーマの休日じゃないですけれど、函館空港に降りたり、函館のお客さま方が下北半島に、あるいは津軽半島も新幹線つながっていますから、今別の駅を活用してということが始まってきた。非常に前に向かっての交流、そして観光の津軽海峡圏というものが進んできたと、そういうふうなことを感じている次第です。
 しかしながら、ご案内のとおり、デスティネーションキャンペーンとしての、あるいは冬の観光としてのさまざまなイベントを通じて、全国JR6社のお力をいただく中でやってきた状況があったわけです。2年目ということになりますと、自分たちが仕掛けてきたラムダプロジェクトなどさまざまなこと、最初は賑やかしのようにお思いになったかもしれませんけれども、具体に例えば、マグロ女子会がお互いのやりとりを始めることでお弁当ができたりとか、具体のビジネスにもつながってますけれども、そういった動き・流れ、あるいは台湾の企業の方々が、今度また先発調査隊が来ますが、下北半島とか、周遊という形で青森あるいは道南を楽しもうとやってくる。
 あるいは、奥凱航空で天津から来ている方々も本県に降りて拠点としながら、函館を回ってくるとか、そういうことの実績を今後さらに積み重ねていかないといけない。実績というのは、来た方々に、この交流圏・観光圏はなかなかいいねと、要するに人にも薦めたい、また、リピータープラス友達を連れてくるとか、そういう形で増やしていくということ。要は本当の意味で、本格的に、札幌圏、仙台圏の間にある、この津軽海峡交流圏、観光圏、経済圏を具体化していくための実際の数字も積み上げていかなければいけないということだと思っています。
 いわゆるプラススパイラルにどうやって入っていくかということ。例えば、総合販売戦略をやって、物販から人口増加のプラススパイラルを作るために、さまざまやってきましたけれども、それを今度は観光国際戦略という形でやる。パターンとしては同じですけれども、そういうことで我々としては戦略的に進めてきた。どんどん国がLCCはOKだとか、東北に対する観光の支援をするとか、いろいろなものが出てきていますけれども、繰り返し話している広域連携、このことをそれぞれにきちんと理解してもらう。お客さまというものは、やはりいろいろなところを楽しんでもらって、それがトータルとしてプラスになるんだということを、まずは、道南と我々青森と岩手県北、秋田県北でしっかりと示していって、次の段階に向かっていくということだと思っております。
 アフターDCが今度始まりますけれども、そうそう簡単じゃないと思っています。インバウンドに対して、国としても相当力を入れていますので、その流れ、勢いもいただきながら、次の手を。観光国際戦略局が個人着地型をスタートさせましたように、個人旅行向けの段取りもしています。それから中学校で今度100人来ます。この場所には入れないので他の場所で会うことになっていますが、そのような形で海外の子どもたちもまた来てくれます。とにかく中長期的な展望に立って、しっかりと、海外、国内の旅行業界、航空業界、交通業界等の人間関係からスタートしましたけれども、このビジネス関係をしっかりとやって、青森とその周辺と組むと儲かるぞということを示していかなければいけない。
 それが総合販売戦略の時と同じで、一緒にやろう、一緒にやろうという仲間を集めていくと。そして確実に交流圏、観光圏、経済圏にもっていくということだと思っております。まだまだこれから課題はさまざまある中で、それを解消し、未来に向けた展開すべき手をしっかりと打っていく。しかも単独ではなく連携しながら。

〇記者
 りんごの輸出の関係で、今年は3万トンというのは厳しいのではないかという数字になっていますけれども。去年、おととしが順調に推移していて、今年も悪い数字ではないと思うのですけれども、そのことに関してと、改めて4万トンへの上方修正に向けてどうやって取り組んでいくのかお聞きしたい。

〇知事
 逆に言えば4万トンの話というよりも、いかにしてトータルとしての商売を考えるかといつも言っているわけで、1千億円という目標を打ち立てて、やっと達成し、その中において、輸出の果たした役割は非常に大きいというのはご存知だと思います。加川さんたちから話を聞いて、皆さんもご存知と思いますけれども、今年は、非常に国内単価がいいというか、ちょっと高い、という中において、ご存知のとおり、契約している頃の円が高めだったということとか、あるいは、春節がどうしても毎年時期が変わるのですが、今年は早かったということで、非常に販売においては苦労したという状況があります。
 1月まで約2万9百トンくらいの輸出、というような状況であります。したがって、春節以降というのは、いつもある程度厳しいというのがありますので、なおかつそれで香港にけっこう仕掛けをしたのですけれども。香港は小玉の王林を買ってくれるのですけれども、小玉がちょっと足りないかなとかいろいろありまして、香港がちょっと苦しいかなということ等を考えると、3割減ぐらいに、3万トン割って、2万5千トンくらいかなというところで、だいたい積算はしているのです。その一方、国内というのはやっぱりものすごく重要なのは、40数万トンが国内市場なわけでございます。国内市場においては、変に高離れするような状況を不安視してたのですけれども、現状なんとか好調な状況で、一定の単価の段階で落ち着いているという状況です。これから有袋の販売ということになるわけですけれども、これをしっかりとまた我々在庫、供給というものをきちんと考えながら、計画出荷等をきちんと進めることによって、目標1千億円ということを達成していきたいと思ってます。
 輸出と国内販売というのは、どうしてもリンクするところがあるのですけれども、今回ものすごく国内需要が強くて、先ほどの国内が高いとか、アメリカがいいとかいろいろあり、円高のこともあったのですけれども、とにかく、それは一番重要な国内の圧倒的に多数の需要があるわけですから、それをしっかりと守らなければということ等も、販売戦略でということでした。輸出についてはそういうわけで、ちょっと減るというところですけれども、価格が高かったから、金額的にはもう90億円くらいいっている。金額で、やっぱり1千億円という経済をいかにしてりんご産地青森にもってくるかというのがテーマで、ずっとやってきたわけですから。7百億円だなんだと非常に苦しい時代から良品生産で、とにかく国内で圧倒的に勝ち、それでそれを今度は海外に向けることで、一定の国内単価を保つということをやってきたわけです。そういったトータルとしてのビジネスという感覚で進めていきたいと思います。
 その一方で輸出ということを非常に熱心に考えてくれる若手生産者が出てきましたので、いわば輸出専用のいろいろな仕組みとか、生産も含めて、あと加工専門の仕組みをそれぞれ分化させて、そのことによっての国内外における確固たる地位というものを絶対に守り抜いていく。やっぱり世界のトップブランドだということでの、1千億円を続けるためにはそういう戦略も今後必要になってくるとは思っています。

〇記者
 今回の議会に青森空港の有料道路の料金徴収期間を10年延長するというような議案が出されております。無料開放を期待する県民の方もいらっしゃったかと思うのですが、知事がそうお考えになった状況をお聞かせいただければと思います。

〇知事
 やはり外でいろいろと審議していただいて、審議会から出た意見というものを非常に重く受け止めたというところでありますし、10年延長について、国とのいろいろなやりとりの中においても、いわゆるこのところ踏ん張って、単年で黒字黒字黒字ときているわけです。あそこを走ると、前の車が4台、5台走っているのが4台くらい右に曲がっていくのが、ちょっといつもショック受けているのですけど、そういう状況の中においても、何とか本当に努力して、黒字化したということがあります。
 したがって10年延長の中において、やっぱり県民の皆さま方からお預かりしたもので、作る過程において投入したものを、一定の部分しっかりと我々としては回収しなければいけないというようなこと等、審議会の委員の方々からいただいたお話というものは、非常に重要視いたしました。
 でありますから、その時も提案されたさまざまな利便性向上策ということも併せて、今後お示ししていかなければいけないと考えている次第であります。

〇記者
 利便性向上策もこれからで。

〇知事
 具体案を作り、これから議決とかいただかないと、まだ実現できないということですけれども、利便性につきましても、考えや提案はいただいたわけですが、その部分を生かして、いろんなことを頑張りたい。策をしっかりと考えていきたいと思っております。

〇記者
 3月26日で北海道新幹線開業1周年を迎えますが、外ヶ浜町長選が投開票となります。今のところ、現職と新人の2人が名乗りを上げているわけですが、両陣営から支援要請が知事に来た場合、どういうようなスタンスを取られるのかちょっとお伺いしたいです。

〇知事
 両陣営にしっかりと頑張ってくださいと。基本的に首長選挙については、それぞれの地域の方々の判断が非常に重要ですので、両陣営とも頑張ってくださいというスタンスです。

〇記者
 ありがとうございました。

〇記者
 青森市の所管でちょっと違うかもしれませんが、今日、アウガが終わりということで、青森市の管轄にはなると思いますが、駅前の活性化も含めてですけれども、町づくりが少し変わっていくという中で、知事はどういうふうにお受け取りになっているのか教えていただけますか。

〇知事
 かつてコンパクトシティという発想の中で、非常に中心を占めていた場所ではあるのですが、青森市の考え方のもとで、今回そういう決定が出されたということになります。
 自分も町長をやってきましたから、とにかく住民にとって、利便性が良い形で公共施設化が行われるということは、とても大事なことになってくるのではないでしょうか。
 県でも、健康づくりコーナ、高齢者も集まるコーナーなどを作り、交通の便が良く、たくさんのお客さまが来てくださって、健康づくりのいろんなキャンペーン等にも寄与したという経緯がございますので、いい形で活用してくださると思っています。
 新年度のしかるべき時期にオープンということになりますけれども、市民にとって、大いに役立つような形で開業していただければありがたいと思います。
 それではどうもありがとうございました。また明日から議会よろしくお願いします。

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