知事記者会見
知事記者会見(定例)/令和8年10月1日/庁議報告ほか
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知事記者会見録
会見日時:令和8年10月1日木曜日 15時00分~
会見場所:県庁西棟889会議室
会見者:宮下知事
〇幹事社
ただ今から定例記者会見を始めます。
本日の記者会見は16時までを予定しておりますので、ご協力をよろしくお願いします。
それでは、知事から報告をお願いします。
〇知事
私からは、報告事項が5つありまして、今日は発表が長くなりますのでご了承ください。
【国スポ・障スポ「皇族の方々のお成りの概要」】
1点目ですが、皇族の方々に「青の煌めきあおもり国スポ・障スポ」にお越しいただけることになりました。そのことについて、まず発表させていただきたいと存じます。
天皇皇后両陛下、愛子内親王殿下、秋篠宮皇嗣同妃両殿下、そして佳子内親王殿下にお越しいただくことについてはすでに発表しているところです。
この度、高円宮妃久子殿下、承子女王殿下、瑶子女王殿下、三笠宮寛仁親王妃信子殿下、彬子女王殿下にもお越しいただくことになりました。
お立ち寄りいただく市町村でありますが、高円宮妃久子殿下におかれましては、八戸市、十和田市、三沢市、七戸町、野辺地町となります。
承子女王殿下におかれましては、青森市、弘前市、黒石市、平川市になります。
瑶子女王殿下におかれましては、八戸市、十和田市、三沢市、七戸町、東北町、野辺地町となります。
三笠宮寛仁親王妃信子殿下におかれましては、青森市、弘前市、五所川原市、つがる市、藤崎町となります。
彬子女王殿下におかれましては、青森市、五所川原市、外ヶ浜町、蓬田村となります。
そして、障スポでもう一度、高円宮妃久子殿下にお越しいただき、この際は青森市の御訪問となっております。
具体的な日程を申し上げますと、まず、国スポでは、10月13日に、高円宮妃久子殿下に御来県いただきます。三沢空港に御着、その後、ホテルグランヒルつたやにお立ち寄りいただき、三沢市国際交流スポーツセンターで銃剣道競技を御覧いただきます。その後、亀の井ホテル青森まかどに御宿泊いただく予定となっております。
続けて14日ですが、地方事情御視察ということで、七戸町の二ツ森貝塚館を御訪問いただき、八戸プラザホテルにお立ち寄りいただいた後、プライフーズスタジアムでサッカー競技を御覧いただきます。その後、FLAT HACHINOHE(フラット八戸)でレスリング競技も御覧いただきます。その日は、八戸市のグランドサンピア八戸に御宿泊いただくこととなっております。
続きまして15日は、八戸市東体育館でバスケットボール競技を御覧いただき、グランドサンピア八戸にお立ち寄りいただきます。さらに十和田市の方に足を延ばしていただいて、十和田市総合体育センターでバスケットボール競技を御覧いただいた後、三沢空港から御発されるという内容となっております。
続きまして、承子女王殿下におかれましては、10月14日に御来県いただくことになります。JR新青森駅に御着をされ、そのまま平川市のひらかわドリームアリーナでウェイトリフティング競技を御覧いただくこととなっております。
その後、弘前市にある翠明荘にお立ち寄りをいただき、地方事情御視察ということで、黒石市の津軽こけし館でジャンボこけしの展示を御覧いただき、こけし絵付け製作を御体験いただくこととなっております。その日は黒石市の花禅の庄に御宿泊いただくこととなっております。
続きまして、15日は、青森市の方に移動していただき、青森市のカクヒログループスーパーアリーナにおきまして卓球競技を御覧いただきます。フレアージュスウィートにお立ち寄りをいただき、青森市スポーツ広場でラグビーフットボール競技を御覧いただきます。さらに、カクヒログループアスレチックスタジアムで陸上競技を御覧いただいた後、JR新青森駅から御発いただく内容となってございます。
続きまして、瑶子女王殿下におかれましては、10月16日に御来県いただくこととなりました。
三沢空港に御着され、ホテルグランヒルつたやにお立ち寄りをいただき、その後、十和田市総合体育センターでバスケットボール競技を御覧いただきます。引き続き、地方事情御視察ということで、十和田市にあります匠工房 南部裂織の里を御視察いただきます。南部裂織の作品を御覧いただき、さきおりの御体験をしていただく内容となっております。その後、八戸市に御移動され、グランドサンピア八戸で御宿泊となっております。
続けて17日ですが、東北町南総合運動公園ソフトボール場でソフトボール競技を御覧いただくこととなっております。その後、東北町民文化センターにお立ち寄りをいただき、野辺地町の亀の井ホテル青森まかどで御昼食の後、七戸町総合アリーナで剣道競技を御覧いただきます。さらに三沢市に御移動いただきまして、青森県立三沢航空科学館でミスビードル号やフライトシミュレータ、宇宙ゾーン展示を御覧いただきます。その後、三沢空港から御発となります。
続きまして、三笠宮寛仁親王妃信子殿下におかれましては、10月17日に青森空港に御着され御来県いただくこととなっております。
青森駅に隣接するReLabo(リラボ)にお立ち寄りをいただいた後、藤崎町のスポーツプラザ藤崎においてなぎなた競技を御覧いただくことになります。
さらに、弘前市に御移動いただきまして、地方事情御視察ということで、弘前市伝統産業会館を御視察いただきます。津軽塗の製作現場を御覧いただくほか、津軽塗技術研修所の研修生との御交流、さらには津軽塗の研ぎ出しを御体験していただきたいと考えております。
御夕食会また御宿泊は、弘前市のアートホテル弘前シティとなってございます。
続けて18日ですが、弘前市からつがる市の方に御移動いただき、つがる市役所にお立ち寄りいただいた後、伊藤鉱業アリーナつがるにおいて柔道競技を御覧いただきます。その後、五所川原市に御移動され、プラザマリュウ五所川原において御昼食会の後、地方事情御視察として、弘前市の津軽藩ねぷた村において、弘前ねぷたの展示や伝統工芸品、お土産品などを御覧いただきたいと思っています。その後、青森空港から御発する内容となってございます。
続きまして、彬子女王殿下におかれましては、10月18日に青森空港に御着され御来県いただくこととなっております。
青森市のフレアージュスウィートにお立ち寄りいただいた後、青森市スポーツ広場ラグビー場でラグビー競技を御覧いただきます。その後、青森市宮田のカクヒログループアスレチックスタジアムにおいて陸上競技を御覧いただき、ホテル青森で御夕食会そして御宿泊という内容となってございます。
続きまして19日は、蓬田村役場にお立ち寄りいただいた後、地方事情御視察として外ヶ浜町の大平山元遺跡展示施設むーもん館で、三内丸山縄文遺跡群の一つであります大平山元遺跡を御視察いただくこととなっております。収蔵・展示物の御覧、大平山元遺跡の御覧、さらに組みひもづくりの御体験をしていただくこととなっております。
その後、五所川原市に御移動いただき、プラザマリュウ五所川原で御昼食会、さらに地方事情御視察ということで、立佞武多の館において立佞武多の展示・制作を御覧いただくこととなっております。その後、青森空港から御発という内容となっております。
続きまして、高円宮妃久子殿下におかれましては、障スポにもお越しいただきます。
10月25日に青森空港に御着され、青森市のフレアージュスウィートで御昼食会、カクヒログループスーパーアリーナで卓球競技を御覧いただいた後、青森市宮田のマエダアリーナ50メートルプールで水泳競技を御覧いただき、そのままアスレチックスタジアムにおいて陸上競技も御覧いただくこととなっております。
その日はホテル青森に御宿泊いただき、翌日は青の煌めきあおもり障スポ閉会式に御臨席いただきます。その後、青森駅隣接のReLabo(リラボ)で御昼食会の後、地方事情御視察として、青森県立聾学校において、学校活動の発表を御覧いただくほか、幼児・児童・生徒と御交流いただく内容となっております。
さらに青森県立美術館にもお越しいただきます。ちょうど「障がい者アート展」を開催しておりますので、それを御覧いただくということと、アレコなどの常設展示も御覧いただき、青森県立美術館の素晴らしさも御体験いただければと考えております。その後、青森空港から御発されることとなっております。
まとめますと、皇族の方々にお立ち寄りいただく市町村は、10市7町1村となっております。
御日程ですが、天皇皇后両陛下にお越しいただくことからスタートいたしまして、障スポが終わるまでの間、皇族の方々には本当に全県を巡っていただくということになっております。私としては大変光栄に存じますし、この秋の素晴らしい青森を、天皇皇后両陛下をはじめ皇族の方々に御体験いただければ幸いに存じます。
それから最後に、県民の皆さまへの注意喚起ということになります。
天皇皇后両陛下御来県に伴う青森空港でのお出迎え、お見送りについてであります。
やはり、天皇皇后両陛下をお迎えしたいという県民の皆さまはたくさんいらっしゃると思いますし、また、そのような問合せも多数来ているようであります。そういう意味では、お迎えする10月10日の土曜日、それからお見送りする11日の日曜日は、青森空港は大変な混雑が予想されます。
天皇皇后両陛下の御来県に関わらず、この三連休は非常に混雑する時期ですが、さらにお出迎え、お見送りの方々で混雑することが予想されます。
ですから、まず、青森空港を利用される方は、ぜひ、公共交通機関の利用やご家族の送迎でご来場いただきたいと思います。
それから、天皇皇后両陛下のお出迎えやお見送りに乗用車で行きたいという方もいらっしゃると思います。乗用車で来られる場合は、青森空港内ではなく、空港外に専用の臨時駐車場を設置いたしますので、そちらをご利用ください。その際は、専用臨時駐車場と青森空港を結ぶシャトルバスも無料で運行しますので、そちらをぜひご利用ください。
詳細については、県の公式LINEからお知らせしますし、県のホームページにも掲載させていただきますのでご確認ください。
専用臨時駐車場は、今の時点で400台分確保しております。ぜひ、県が準備または用意したものに従って、皆さんもお見送り、お出迎えしていただければと存じます。
改めて、皇族の方々をこれだけの規模で青森県にお迎えするというのは、あすなろ国体以来、50年ぶりだと思いますし、県民一同、心より歓迎申し上げたいと思います。
県内各地を御訪問いただいて、青森県の自然の豊かさ、そして歴史の中で育まれてきた各地の多様な文化、これらに触れていただくとともに、県民の皆さまとの触れ合いを通じて、本県の魅力を感じていただきたいと存じます。
青森県で出会われる風景、文化、そして県民の皆さまとの交流が「青の煌めきあおもり国スポ・障スポ」の思い出とともに、末永く心に残るひとときとなりますことを心から願っておりますし、そのように私たちとしても対応していきたいと考えております。
1点目は以上となります。
【国スポ・障スポ「式典の概要」】
2点目ですが、こちらも国スポ・障スポ関連ですが、式典の概要についてご説明申し上げます。
国スポ・障スポの開・閉会式ですが、いろいろと史上初の新しい取組があります。
まず、「青の煌めきあったかBOX」の創出ということで、これまでの国民体育大会、国民スポーツ大会を通じて、初めての完全屋内開催となります。
これは、当日、雨が降るかどうかを気にする必要がないこと、そして、総合開会式の10月10日、あるいは障がい者スポーツ大会の閉会式となると10月26日となりますので、もしかしたら寒い可能性がある。雨や寒さから選手を守ること、あるいは、青森のおもてなしのあたたかさを演出したいということで室内での開催としました。
また、私自身も先催各県の開会式や閉会式に出席したことがありますが、非常に開催時間が長いんですよね。それが良いとか悪いではなくて、結果的にその長さが選手や関係者の負担につながります。それが室内であれば動線が短くなる分、開催時間を非常に短縮できるので、参加者の負担が軽減できる。また、室内であることによって映像や音、照明による効果的な演出ができるので、会場全体の一体感が創出できる。こうした判断から室内で開催することとなりました。
会場の収容人数が限られております。ぜひ皆さん、テレビ、それから国スポチャンネルを通じて、この模様を御覧いただきたいと思います。
開会式、閉会式、国スポ・障スポともにNHKさん、RABさん、ATVさん、ABAさんで、それぞれ放映していただくこととなっております。ぜひ皆さん、御覧ください。
国スポの総合開会式ですが、アスリートはオリンピアンそして青森県のレジェンドの皆さんに御出演いただくこととなりました。福士加代子さん、伊調姉妹のお姉さんである山谷千春さん、ハードラーの岸本鷹幸さん、そして、レスリング界のレジェンドである伊調馨さんにも御出演いただきます。
また、タレントの王林さんや、あるいはりんご娘さんにも盛り上げていただくような演出となっておりますので、ぜひ、楽しみにしていただければと思っております。
総合開会式は、オープニングプログラムと式典とエンディングプログラムに分かれています。
オープニングプログラムは、式典の前にやるプログラムとなりますが、天皇皇后両陛下に御臨席を賜るため警備の都合もありますので、天皇皇后両陛下がお席に着かれる前に、先に来場者に着席していただき、オープニングプログラムを40分くらい観覧していただきます。
オープニングプログラムには、県内の各団体、学校にご協力をいただいております。
その後、式典となりますが、見どころとしては最後の炬火点火式があります。炬火の最終点火者については、今の時点ではシークレットにさせていただきますが、今後、オリンピックや世界選手権で青森県を代表する選手として活躍してほしい、ロス五輪ではぜひメダルをとっていただきたいという気持ちを込めて、選抜させていただいております。ぜひ皆さん、楽しみにしていただければと思います。
閉会式も同様にオープニングプログラムとエンディングプログラムがあり、炬火の分火、納火ということで、障スポに引き継ぎを行います。
国スポでご協力いただく団体については、御覧のとおりになっています。式典アナウンサーは、もちろんプロのRABやNHKのアナウンサーの皆さんにお願いすることになっているんですが、高校生にも担当していただきます。
プラカーダーは何かというと、各都道府県の選手団の前にプラカードを持って選手入場を先導する係です。
私もリハーサルを見ましたが、青森商業高校の生徒たちが本当に笑顔いっぱいで、素晴らしいプラカーダーだなと思いました。
式典アシスタントは、いつも青森県をPRしてくれている、ミスねぶた、ミスりんご、クリーンライスレティあおもり、あおもりいきいきやさいレディに対応していただき、式典補助員としては、ボーイスカウト、ガールスカウトの皆さんに全県から集まってもらって対応していただくことになりました。
式典音楽も青森県を代表する指揮者の皆さん、そして吹奏楽隊は青森山田高校の吹奏楽部、そして合唱隊は、青森高校、青森西高校、青森東高校、青森南高校、青森合唱連盟の推薦者で合唱していただく内容となっとおります。これからリハーサルもありますが、私も非常に楽しみにしております。
障がい者スポーツ大会も、大体同様ですが、開会式の出演者は、こちらも福士さん、伊調姉妹のお姉さんである山谷さん、岸本さん、そしてパラアスリートとして世界で活躍している佐々木さんです。
こちらもステージは、王林さん、りんご娘さん、あべこうじさんに盛り上げていただく内容となっております。
国スポと同様にオープニングプログラム、それからエンディングプログラムもありますが、こちらの団体には一生懸命練習していただいて、リハーサルも大変素晴らしい演技でした。私自身も当日、楽しみにしております。
開会式、閉会式、いずれも青森県の各団体にご協力をいただき、パフォーマンスをしていただくこととなっております。
障スポも国スポ同様、高校生の式典アナウンサーとして青森高校、青森南高校、そして青森第二高等養護学校の生徒たちにお願いしています。また、プラカーダーは青森商業高校の生徒たちに、式典アシスタント、式典補助員、式典音楽隊は同様の内容となっております。
国スポ総合開会式は、国スポ・障スポ合わせて、ここからいよいよ本会期になるということで、一段ギアを上げて盛り上がりを作るための装置だと認識しています。
ぜひ、県民の皆さまにおかれましては、楽しみにしていただきたいと思いますし、国スポチャンネルや各テレビ局の放送を通じて、お楽しみいただければと思います。
私から開会宣言をさせていただき、天皇陛下のお言葉もいただきます。また、国スポ総合閉会式では、佳子内親王殿下に御臨席いただくこととなっております。
また、障スポ開会式では、秋篠宮皇嗣殿下にお言葉をいただき、障スポ閉会式では、高円宮妃久子殿下にお言葉をいただくことになっております。
ぜひ皆さん、楽しみにしていただければと思っております。
以上、2点目となります。
【令和9年度「当初予算編成」と「取組の重点化」の基本方針】
3点目からは県政の話題になりますので、少し簡潔に申し上げていきたいと思います。
令和9年度の予算編成について、いよいよ準備を始めておりまして、そのポイントについてご説明申し上げます。
当初予算編成の基本方針ですが、県民対話集会「#あおばな」を、これまで合計180回程度、県内で実施しています。この県民の皆さまからの意見というものを最大限生かして、挑戦から次のステージへということをテーマに取り組んでいきたいと思います。
キャッチフレーズは、「地域と共につくる青森の成長」ということで考えておりまして、「大規模な投資を呼び込み産業クラスターの形成を推進してしごとづくりをすること」、「地域と連携した拠点づくりをすること」そして「新機軸の施策の構築をすること」ということを掲げております。
こうした大胆で大規模な政策をしていくためには、事業の見直し、あるいは廃止を徹底する必要がありますし、また、物価や労務単価の上昇に適切に対応しながら、持続可能な財政運営を継続していくことも必要です。
「取組の重点化」の方向性ですが、3つあります。
「地域特性を生かしたしごとづくりと所得向上・労働力確保」「いのちとくらしを守る基盤強化と共生社会の実現」「若者の定着・還流と『こどもまんなか青森』の推進」ということで、こちらの取り組むべき事項に基づいて、政策や予算・事業をまとめていくことを考えております。
これまでとの違いを少しポイントで説明しますと、少し難しい言葉になりますが、見積目安額について、簡単に言うとシーリングというものの考え方を基本的に変えて、シーリングの一律設定はやめようということで考えています。
一つには、物価高騰や労務単価の上昇による影響が如実に現れる分野については、シーリングをそもそも設定しないということ、それから、各部局で事業の再編等を行ったことによって削減できた経費は、新しい予算事業の方にオンできるような仕組みを考えていく、そういう方向性でいきたいと考えています。
それから、公共事業関係費、施設等整備費、緊急課題・行財政改革対応経費については、全体の予算の構築具合を見ながら、また、部局から提出された予算の内容を査定しながら、良い予算にできるようにこれから4か月くらいかけて進めていきたいと考えています。
【鳥獣被害対策タスクフォースの設置】
続きまして4点目ですが、青森県鳥獣被害対策タスクフォースの設置についてです。
ずっとクマについて対応してきましたが、今回はイノシシです。
農作物被害の低減に向けて、県と市町村、農業団体、狩猟団体が連携し、対策の高度化を検討・実施する鳥獣被害対策タスクフォースを設置いたします。
対象となる市町村は4市町村で、十和田市・東北町・六ヶ所村・新郷村になります。
特に県南ですが他にも出ているじゃないかということもありますが、応募していただいたのがこの4市町村プラスむつ市でした。むつ市は選外となりまして、この4市町村が今回、県と一緒に事業をやるということになりました。
テーマは「イノシシ対策の高度化」ということで、今日から令和11年度末までの設置期間となります。
設置の経緯ですが、イノシシの被害が県内で広がっています。国がタスクフォース設置要領を今年4月に制定しまして、現在の被害状況や市町村の対策の高度化に向けた検討状況などを踏まえ対象市町村を選定し、今般、タスクフォースを設置したということになります。
全国では、北海道に続いて本県が2例目ということになります。
今の状況ですが、令和3年度以降、各市町村でイノシシによる農作物被害が発生しています。春先にはメディアの皆さんにも結構、取り上げていただいたと思います。令和7年度のイノシシ農作物被害額の県内トップ4が六ヶ所村、新郷村、東北町、十和田市となっていて、今回応募してくれた4市町村がこういう状況になっているということです。
4市町村が検討している主な対策ですが、十和田市が遠隔捕獲システムの導入、東北町が遠隔監視カメラの導入、六ヶ所村がドローン等による生息域調査の実施、新郷村が広域的な侵入防止柵の設置となっています。
県では、生息状況調査や技術実証などにより伴走支援していきたいと考えていて、イノシシの被害状況の分析やGPSによる行動域調査、それから先進事例を参考とした新たなICT機器や技術の実証などを行っていきたいと考えております。
なぜこういうことをするのかご質問をいただくことになると思うので、先に答えを申し上げると、まず、今まではそれぞれの市町村だけの対応でした。それぞれが市町村で対応していたものを、県がお金あるいは技術で支援するということでしたので、局地的な対策に留まっていたということです。
「私、新郷村のイノシシです」っていうイノシシはいませんから、やっぱり動き回るし、生息範囲はどんどん拡大しますので、まず、県も主体的に参画して、面的にこの対応をしようというのが要点の一つです。
それから、対策の基本として、「捕獲」「侵入防止」「生息環境管理」この3本柱があります。この3本柱を県が入ることで総合的に実施することができます。そして市町村全体にこの効果を普及させることもできることから、今回、このタスクフォースを設置して、対象市町村を支援しながら、県としても主体的にイノシシ対策に取り組むということで考えています。
タスクフォースの構成員は、対象市町村と青森県、東北農政局、各猟友会、そして各農協となります。
主な役割としては、対象市町村は対策の実践ですので、捕獲する、侵入防止の措置をとる、生息環境の管理をするということになります。猟友会はその補助または実行部隊となります。
そして、農協には、各農業者への助言や周知をしていただき、青森県は国を含めた関係機関との全体調整となります。
東北農政局には、制度や交付金などの活用について助言していただくことになります。
今後のスケジュールについては、本日10月1日付けでタスクフォースを設置し、10月中に市町村ごとの対策強化プログラムを作成します。11月には対策強化プログラムの国への協議後、県が認定し、来年度予算に向けて鳥獣交付金の申請準備をして、来年度4月から対策の実践ということになっております。
もう質問がないくらい丁寧に説明したと思いますので、4点目は以上とさせていただきます。
【アンダーパスの予防的通行規制】
最後、5点目ですが、豪雨による冠水事故が発生し話題となっているアンダーパスについてです。
青森県管理道路にはアンダーパスが8か所あります。近年の豪雨等の発生状況を踏まえて、このうち6か所について予防的な事前通行規制を導入いたします。
対象となるアンダーパスは、青森市野内の清水川滝沢野内線にあるアンダーパス、弘前市東和徳町の弘前岳鰺ケ沢線にあるアンダーパス、八戸市市川町にある橋向五戸線のアンダーパス、八戸市長苗代にある八戸百石線のアンダーパス、南部町高瀬にある高瀬諏訪平停車場線にあるアンダーパス、五所川原市新宮にある沖飯詰五所川原線のアンダーパスとなります。
具体的な規制基準としては、「レベル4大雨危険警報」が発表されて、かつ、時間雨量が30ミリから50ミリに達した場合。あるいは、道路管理者または警察が冠水のおそれがあると判断した場合には事前通行規制をするということになります。
本日10月1日から導入し、規制と連動した取組として、注意喚起の路面標示や看板の設置、そしてエアー遮断機、警報表示板等の整備を行います。
注意喚起の路面標示や看板の設置はすぐできますので、これは10月中にやります。エアー遮断機や警報表示板、これは電光掲示板みたいなものになると思いますが、これは少し時間がかかりますので、来年度中の完成を目指して予算化して事業を行います。
アンダーパスだけではなく、低い土地では、短時間で冠水するおそれがありますので、規制基準を超えない場合でも、急激な天候の変化や路面の状況に注意して通行していただければと思います。
最後に、6か所のアンダーパスについては、規制基準となる具体的な時間雨量がそれぞれ異なっております。資料のとおり、それぞれの路線で30ミリから50ミリの時間雨量となります。この時間雨量の違いは、過去の冠水事例と現地の排水能力等を踏まえて設定しているということで御理解ください。
最後ですが、資料の最初のページに戻ってください。
今申し上げた内容はこちらに記載してあります。路面標示や注意喚起の看板は10月中にも実施します。実際に規制することになった場合に道路を通れないようにするエアー遮断機、それから警報表示板の設置には少し時間がかかりますので、それらについては令和9年度中には対応していきます。まずできることを速やかに対応していきたいと考えています。
今回の台風は本県からルートが逸れていますけど、まだまだ出水期は続きます。我々としても、県民の皆さまの道路交通の安全を守るためにこのような措置をいたしますので、皆さん、規制や表示等には従っていただくようお願い申し上げます。
私からは以上です。
【質疑応答(報告事項)】
〇幹事社
それでは、ただ今の報告に対する各社からの質問とします。
質問は、報告のあった項目ごととし、簡潔になるよう御協力をお願いいたします。
それでは、質問のある方は挙手をお願いします。
1点目の国スポ・障スポの「皇族の方々のお成りの概要」に関して質問のある方、いらっしゃいますか。
ないようですので、2点目の国スポ・障スポの「式典の概要」について質問のある方、いらっしゃいますでしょうか。
〇記者
国スポ・障スポの式典では、大学生、高校生、小学生と、かなり若い世代の登場が多いような印象があります。こちらの狙いといいますか、どういったことを表現したいとお考えでしょうか。
〇知事
県民、県全体の一体感というものを演出するために、子どもから大人、高齢者まで、そして障がいのある人もない人も誰もが参加していただけるようなプログラムとしています。
〇記者
ありがとうございます。もう一点、今回、史上初の完全屋内開催ということで、まだ開催前なのでお聞きするタイミングなのか分からないのですが、初めて屋内で開催することを企画するうえでの苦労や対策の工夫など何かありますでしょうか。
〇知事
もうたくさんありますが、開催後にお話ししたいと思います。
〇記者
屋内開催とすることを決められた経緯についてお伺いします。
当初は、これまでの大会と同様に屋外開催を検討したうえで、屋内開催としたのでしょうか。
〇知事
私自身、佐賀大会(2024年)、それから滋賀大会(2025年)のそれぞれ開会式や閉会式に参加しました。
特に佐賀大会では、青森山田高校野球部の皆さんと入場行進もしましたが、非常に屋外開催というのは、アスリートにとっても関係者にとっても厳しい環境だなと実感しました。
佐賀が悪いとか滋賀が悪いということではなくて、アスリートにとって厳しい環境だったということです。
その理由としては2つあって、1つは待ち時間がとても長くなることです。入場行進までの動線が長いですし、入場行進自体も長く、非常に時間がかかる。端的にいうと、4時間ぐらい外で待たされました。
その時も10月の今の時期でしたが、本県とは逆で佐賀はとても暑かったです。あの暑い環境の中、外でアスリートが待たされるという状況でした。
たぶん、昔の国民体育大会と呼んでいた時代なら、今よりも涼しかったかもしれません。あるいは、「暑さなんて気合で乗り越えろ」「暑さにも勝てずに天皇杯が取れるのか」というような風潮があった時代かもしれませんので、それはそれでも良かったのかもしれないです。
それからもう1つあって、滋賀大会で障スポの閉会式に出席しましたが、10月末くらいの滋賀県では寒かったです。
この2つの状況を見た時に、暑さと寒さに耐えながら、外で何時間もアスリートや関係者が待たなくてはならない。主催する我々としても、こんなに時間もお金もかけて準備してきたものが、雨が降ったら中止になってしまう。そんなの無駄だし、本県の気候、アスリートファーストという意味での待ち時間、暑さ寒さ対策、それから費用面を総合的に考えると、屋内で開催した方がいいに決まっていて、たまたま私たちには3千人を収容できる施設がありますので、屋内で開催するという決断になりました。
来年は宮崎県で開催されますが、宮崎県は屋外で開催するそうです。宮崎県は暖かいからいいと思いますし、北国で開催する場合には青森県での式典が参考になる、そういう前例となる取組だと思っています。
〇記者
ありがとうございます。今のお話だと、昨年の滋賀大会に知事が参加された経験を踏まえて、その後に屋内開催を最終的に決定したということでしょうか。
〇知事
いいえ。佐賀大会の後ですね。一昨年になります。
〇記者
わかりました。ありがとうございます。
それから、費用についての言及が少しありましたが、屋内開催としたことで選手の負担軽減のほかに費用面の効果もあると。数字としてはまだ把握されていないかもしれませんが、例えば、開会式で見た時に、屋外開催と比べてどれくらい経費を削減できるという見通しはありますでしょうか。
〇知事
決算で明らかになることだと思いますが、大幅に削減されています。
〇記者
最後に1点、また費用の関係ですが、国スポ全体の事業費についても、かねて知事にはできるだけコンパクトにというお考えもあったかと思います。
その後、これまでの他県の実績よりは費用を抑えつつ開催できそうだという見通しは得られているものでしょうか。
〇知事
そんなことはないと思います。結局、各県並みには費用はかかっています。もちろん、開・閉会式の分は、屋外よりは屋内でコンパクトに開催するので、費用は削減できているし、随所で費用の削減には取り組んできたつもりです。ですが、物価高騰もそうですし、人件費も上がっている部分もありますので、結局、他県の国スポ並みには費用はかかってしまったのではないかと思っています。
ただ、それはあくまで試算であって、全体としての経費については大会終了後になります。市町村に交付した分などもありますので、市町村の経費がどのくらいになっているか、まだ我々は把握しておりません。そういう部分も含めて、来年度の決算の中で明らかになると思っています。
〇記者
ほかにありますでしょうか。
ないようですので、次の「令和9年度当初予算編成と取組の重点化の基本方針」について質問のある方、いらっしゃいますか。
〇記者
来年度当初予算は知事がこの任期中に手がける最後の年間予算になるかと思います。
この4年間を通してさまざまあったかと思いますが、来年度当初予算は、知事の中でどういった位置づけになるのか、また、この当初予算を通じて、どんな青森県をつくりたいのか、その思いをお伺いしたいと思います。
〇知事
来年度の予算が特別な予算になるということは基本的にありません。私が知事に就任した当初から、志は全く変わっていないですね。若い人たちがあふれる、若い人たちが帰ってくる青森県にしたいという思いを県民の皆さまに認めていただいて、この知事という仕事に就いているわけですから。
そういう意味では、そこを突き詰めていくことが必要なことだと思いますので、「しごとづくり、所得向上、労働力確保」が、優先して取り組むべき事項の第一にきています。
もちろん、高齢者、障がい者を含めて、すべての青森県にいる人たちが安心して暮らせる共生社会を作っていくことも必要だと思いますし、若者の定着・還流、そして教育や子育てというところもしっかり重きを置きたいということで、このようなラインナップになっています。
〇記者
ありがとうございます。
最後にもう1点、スライドに「青森の新たな顔となる拠点づくり」とありますが、この拠点についてもう少し教えていただけますでしょうか。
〇知事
これまで発表してきたとおりです。青森市でいいますと、統合新病院は医療の中核的な拠点として、青森の新しい顔になるでしょう。また、青森港の整備についても、これから進めていきます。さらにボールパークの整備についても、スポーツパーク的な要素も含めて、県の新しい拠点になることにも重きを置いてやっていきます。
八戸市でいいますと、スタジアムを核としたまちづくりがスタートするということで、民設民営から公設公営までの範囲で考えることになりますが、八戸市と連携して進めていきます。
弘前市でいいますと、県立博物館、郷土館の整備については、市の施設と連動するのかどうか、まだ分からない部分はありますが、弘前市と一緒に進めていくということです。
この人口減少下において、3市との拠点づくりについては、これから県民の皆さまには非常に期待を持っていただきたいと思っています。
ほかにもありますが、ぱっと思いついたものをお話ししました。
〇記者
私も同じく資料では、知事は県民対話集会「#あおばな」で県内各地を回られて、県民の方々の声を聞いてこられたと思います。
例えば、県民のどんなお声を聞いて、それを今回の予算に反映させていきたいと考えていらっしゃるのか教えてください。
〇知事
それはもう、毎回いろんなお話を聞いています。具体的に言ったらきりがない。
例えば、最近では、りんご農家や関係企業の皆さんとの「#あおばな」では、どうやって効率化していくか、契約農家を増やしていくか、あるいはりんごの価格を安定化させていくか、さまざまなアイデアをいただきました。そういったことを一つずつ、できる・できないを判定するのではなくて、実行するためにはどうしたらいいのか考えながら、政策・事業にしていきたいと思います。
そのほかにも、医療福祉関係では準看護師を目指す学生さんとお話をさせていただきましたし、学校に出向いて子どもたちといろんな意見交換をすることもあります。
ユニークだったのは、災害救助犬のハンドラーの皆さんとの対話集会もありました。災害救助犬の活用方法とか訓練の方法などについてお話を聞いています。
職員には、県民の皆さまの声を聞いて、どういう事業ができるのか。この1年間だけでなく、これまで4年間積み上げてきた「#あおばな」の議事録をもう一度確認してほしいと伝えています。今は、議事録を全部読まなくても、AIに読み込ませれば、対象となるところをすぐ出してもらえます。そういうことをしながら事業を検討してほしいということは、職員の皆さんにお願いしています。
もっと本質的なことはたくさんありますが、最近という区切りでお話しました。
〇記者
私もこのスライドに関連して、ページの一番上に「『挑戦』の次のステージへ」と書かれております。
これまで知事は「挑戦」ということを掲げてさまざま施策を実行してこられましたが、令和9年度当初予算では、この「挑戦」の続きとして次のステージへ向かうというイメージなのか、それとも全く違うステージへ向かうということなのでしょうか。
〇知事
挑戦をし続けるということは、まず大事だし、挑戦し続けてきたことをさらに精度を上げていく、成果を求めていくことが必要である、そういう趣旨で書かせていただいています。
〇記者
もう1点お伺いします。部局政策経費のところで、事業の見直し効果額を裁量的経費に上乗せするとか、物価上昇に対応した見積目安額を設定するということで、これまでのシーリングの考え方を少し変えた内容となっているかと思います。そうしたことでどのような効果を狙っているのでしょうか。
〇知事
シーリングというのは天井という意味なので、みんながジャンプしてもそこまでしかいけない。天井がなくなれば、もっとみんながジャンプできる。ですので、企画立案する特に若手の職員には、大きくジャンプアップできる、そういう事業を提案してほしいと期待しています。
〇記者
天井がなくなるということで、場合によっては、従来よりも政策経費が上回るということになると思いますが、全体で見たときに、収支均衡というのは、今後、維持されていくのでしょうか。
〇知事
当たり前でしょう、予算ですから。歳入予算と歳出予算が一致していないとおかしいですよね。
〇記者
今後も基金を積んでいくということなのでしょうか。
〇知事
積んでいけるのか取り崩すのかについては、最後に調整する話であって、今から決めることではないです。
ただ、何度も言っているように、持続可能な財政状況を作っていくということは、このお話の大前提です。ですから、べつに天井がなくなるからお金を使いまくって、借金が増えて、財政調整基金が減って、我々の給料も減らさなくてはならないとか、県民生活にご迷惑をかけるとか、そういうことはないです。明言します。ありません。
〇幹事社
4点目の「鳥獣被害対策タスクフォース」について質問のある方はいらっしゃいますか。
ないようですので、次に5点目、「アンダーパスの予防的通行規制」について質問のある方はいらっしゃいますか。
〇記者
アンダーパスの対象となる6か所について、対象とした理由について教えてください。
〇知事
過去に冠水の事例があるなど、危ないからです。
〇記者
ありがとうございます。
今回は県管理道路ですけど、県内で22か所のアンダーパスがあるとされています。県管理道路以外のアンダーパスについてはどのようにお考えでしょうか。
〇知事
どこから説明すればいいのか分からないんですが。
道路法によって道路にはそれぞれ道路管理者がいます。その道路管理者に管理権限があります。県道というのは、青森県が道路管理者になっている道路です。県道については県が管理できるので、このような対策をスピード感を持ってできます。
ですから、例えば、国道の中でも直轄国道と言われる国が管理する道路や、市町村道については、それぞれの管理者にしかこういう規制はできません。直轄国道は国、それから市町村道は市町村ということになりますので、私たち県が何かできるということはないです。
高速自動車国道は、国またはNEXCO東日本になっていますが、そこにアンダーパスはないと認識しています。
〇記者
ありがとうございます。
改めてですが、事前に交通規制をする必要性についてどのようにお考えでしょうか。
〇知事
実際にアンダーパスで事故が起きていますから、それは必要でしょう。
資料の1ページ目の写真をお願いします。これはまだましな状況ですが、例えば、左側の写真で、アンダーパスに車が入ってしまったら、冠水すれば水が車の上まで来てしまいますよね。車から出られなくなり、水没してしまいます。
アンダーパスというのは見えにくいものです。車を運転される方は分かると思いますが、雨が降っている時は、そもそも前が見えにくい。
夜は特にアンダーパスなのか分かりにくいので、ただの水たまりだと思ってそのまま突っ込んでしまうんですね。
そうすると、「あれ?車が進まなくなった」「車が動かなくなった」と急になるわけです。海に車が落ちるのと同じようなものです。最悪の場合、車に乗っている方が亡くなってしまいますから。これが「アンダーパスは危ない」というロジックです。
こういう事故が現に日本で起こっていて、亡くなられた方もいますので、この際に青森県では、危険な場所を特定して、予防的通行規制という安全対策を実施するということです。
【質疑応答(報告案件以外)】
〇幹事社
それでは次に報告案件以外の案件に対する質問に移ります。
幹事社の方から質問させていただきます。
コメの概算金が示され、過去最大の値下げ幅となりました。先日の県議会一般質問では、国に対して補助金の金額を適正に設定し、早期に示すことを要望したほか、庁内にプロジェクトチームを立ち上げて生産性向上に向けた技術を取りまとめ、所得向上マニュアルを作成するとの答弁がありました。
改めて、概算金を踏まえた県の対策の方向性についてお聞かせください。
〇知事
令和7年産米に比べて半分程度ということですので、生産現場からは非常にたくさんの不安の声を聞いています。去年の概算金が良かったから就農したのに、もう今年で離農のピンチだというお話もありました。
そういう意味では、生産意欲の低減、あるいは離農につながらないようにしなくてはならないと思います。そのことを心配しています。
国は、来年度から水田政策を見直すと言っています。一方で、具体的な支援単価や要件は明らかになっておりません。そういうことも生産者の不安を増大させるきっかけになっていると考えています。
県としては、支援単価の早期公表や、適正な単価設定などについて、県議会と一緒に既に国に要望していますし、新たな水田対策に対応するためのプロジェクトチームも作っています。
今後は、市町村や関係団体と連携して、所得向上マニュアルを活用しながら、生産者の経営安定に向けた対策をしっかりと進めていきたいと考えています。
〇記者
むつ中間貯蔵についてお伺いします。
9月18日に、使用済燃料の搬入に関して、関西電力、東北電力から新たに参画する意向が示されたと、県にも東京電力から報告があったと思います。
その報告の中には、これまで宿題として課されていた5,000トンに達しない理由などの説明もございました。
副知事から報告を受けて、知事がどのように感じられたかお聞かせ願います。
〇知事
副知事がその場で申し上げたとおりであり、それ以上のことは、私は今の時点ではありません。
〇記者
知事として、関西電力、東北電力の新規参入について、知事としての受け止めはいかがでしょうか。
〇知事
ですから、その場で副知事が申し上げた、この場では正確に何と申し上げたか分かりませんが、そのとおりだと思っています。
〇記者
知事としては、むつ市長時代に、まさにむつ市と違う場所で一方的に押し付けられるようなことがあってはならないと、何度も重ねておっしゃっていた経緯があります。
〇知事
そのとおりです。
〇記者
今回の共同利用という側面もある、この案をどのようにご覧になっているのでしょうか。
〇知事
共同利用そのものでしょう。それはさておき、その場で副知事が申し上げたとおりであって、私自身は特に今日、この時点で付け加えることはありません。
〇記者
9月29日に総務省が発表した国勢調査の確定値では、青森県の人口が過去最大の下げ幅となりましたが、その受け止めと、県としてどう対策していくのか伺います。
〇知事
国勢調査は5年に1回ですが、予定どおり、予想どおりの展開になっていて、過去50年から続く傾向の一つとしか私自身は受け止めていません。
ただ、人口減少が本県の最大の課題であるという認識はあるし、そのためのしごとづくりであり、子育て政策であり、教育対策であるということですので、こども・子育て「青森モデル」を突き詰めていくことによって、何とか良い結果が残せるようにこれからも取り組んでいきたいと思っています。
〇幹事社
最後、知事からお願いします。
〇知事
いよいよ、あと9日で国民スポーツ大会が開幕となります。
天皇皇后両陛下はじめ、本日発表したとおり、皇族の方々にもこの大会期間中、競技会場はもちろん県内各地を巡っていただくことになりました。
奉送迎ということで、お出迎えのラインもそれぞれの市町村で設けられるようであります。
皇族の方々をみんなで温かくお迎えすることも、青の煌めきあおもり国スポ・障スポの思い出の一つにできればと思っております。
ぜひ、県民の皆さまにおかれましては、会場に足を運んでいただいて、スポーツの熱狂、スポーツの持つ力を感じていただきたいと思います。
良い大会に、そして成功できるように、みんなで盛り上げていきましょう。
今日はどうもありがとうございました。
ただ今から定例記者会見を始めます。
本日の記者会見は16時までを予定しておりますので、ご協力をよろしくお願いします。
それでは、知事から報告をお願いします。
〇知事
私からは、報告事項が5つありまして、今日は発表が長くなりますのでご了承ください。
【国スポ・障スポ「皇族の方々のお成りの概要」】
1点目ですが、皇族の方々に「青の煌めきあおもり国スポ・障スポ」にお越しいただけることになりました。そのことについて、まず発表させていただきたいと存じます。
天皇皇后両陛下、愛子内親王殿下、秋篠宮皇嗣同妃両殿下、そして佳子内親王殿下にお越しいただくことについてはすでに発表しているところです。
この度、高円宮妃久子殿下、承子女王殿下、瑶子女王殿下、三笠宮寛仁親王妃信子殿下、彬子女王殿下にもお越しいただくことになりました。
お立ち寄りいただく市町村でありますが、高円宮妃久子殿下におかれましては、八戸市、十和田市、三沢市、七戸町、野辺地町となります。
承子女王殿下におかれましては、青森市、弘前市、黒石市、平川市になります。
瑶子女王殿下におかれましては、八戸市、十和田市、三沢市、七戸町、東北町、野辺地町となります。
三笠宮寛仁親王妃信子殿下におかれましては、青森市、弘前市、五所川原市、つがる市、藤崎町となります。
彬子女王殿下におかれましては、青森市、五所川原市、外ヶ浜町、蓬田村となります。
そして、障スポでもう一度、高円宮妃久子殿下にお越しいただき、この際は青森市の御訪問となっております。
具体的な日程を申し上げますと、まず、国スポでは、10月13日に、高円宮妃久子殿下に御来県いただきます。三沢空港に御着、その後、ホテルグランヒルつたやにお立ち寄りいただき、三沢市国際交流スポーツセンターで銃剣道競技を御覧いただきます。その後、亀の井ホテル青森まかどに御宿泊いただく予定となっております。
続けて14日ですが、地方事情御視察ということで、七戸町の二ツ森貝塚館を御訪問いただき、八戸プラザホテルにお立ち寄りいただいた後、プライフーズスタジアムでサッカー競技を御覧いただきます。その後、FLAT HACHINOHE(フラット八戸)でレスリング競技も御覧いただきます。その日は、八戸市のグランドサンピア八戸に御宿泊いただくこととなっております。
続きまして15日は、八戸市東体育館でバスケットボール競技を御覧いただき、グランドサンピア八戸にお立ち寄りいただきます。さらに十和田市の方に足を延ばしていただいて、十和田市総合体育センターでバスケットボール競技を御覧いただいた後、三沢空港から御発されるという内容となっております。
続きまして、承子女王殿下におかれましては、10月14日に御来県いただくことになります。JR新青森駅に御着をされ、そのまま平川市のひらかわドリームアリーナでウェイトリフティング競技を御覧いただくこととなっております。
その後、弘前市にある翠明荘にお立ち寄りをいただき、地方事情御視察ということで、黒石市の津軽こけし館でジャンボこけしの展示を御覧いただき、こけし絵付け製作を御体験いただくこととなっております。その日は黒石市の花禅の庄に御宿泊いただくこととなっております。
続きまして、15日は、青森市の方に移動していただき、青森市のカクヒログループスーパーアリーナにおきまして卓球競技を御覧いただきます。フレアージュスウィートにお立ち寄りをいただき、青森市スポーツ広場でラグビーフットボール競技を御覧いただきます。さらに、カクヒログループアスレチックスタジアムで陸上競技を御覧いただいた後、JR新青森駅から御発いただく内容となってございます。
続きまして、瑶子女王殿下におかれましては、10月16日に御来県いただくこととなりました。
三沢空港に御着され、ホテルグランヒルつたやにお立ち寄りをいただき、その後、十和田市総合体育センターでバスケットボール競技を御覧いただきます。引き続き、地方事情御視察ということで、十和田市にあります匠工房 南部裂織の里を御視察いただきます。南部裂織の作品を御覧いただき、さきおりの御体験をしていただく内容となっております。その後、八戸市に御移動され、グランドサンピア八戸で御宿泊となっております。
続けて17日ですが、東北町南総合運動公園ソフトボール場でソフトボール競技を御覧いただくこととなっております。その後、東北町民文化センターにお立ち寄りをいただき、野辺地町の亀の井ホテル青森まかどで御昼食の後、七戸町総合アリーナで剣道競技を御覧いただきます。さらに三沢市に御移動いただきまして、青森県立三沢航空科学館でミスビードル号やフライトシミュレータ、宇宙ゾーン展示を御覧いただきます。その後、三沢空港から御発となります。
続きまして、三笠宮寛仁親王妃信子殿下におかれましては、10月17日に青森空港に御着され御来県いただくこととなっております。
青森駅に隣接するReLabo(リラボ)にお立ち寄りをいただいた後、藤崎町のスポーツプラザ藤崎においてなぎなた競技を御覧いただくことになります。
さらに、弘前市に御移動いただきまして、地方事情御視察ということで、弘前市伝統産業会館を御視察いただきます。津軽塗の製作現場を御覧いただくほか、津軽塗技術研修所の研修生との御交流、さらには津軽塗の研ぎ出しを御体験していただきたいと考えております。
御夕食会また御宿泊は、弘前市のアートホテル弘前シティとなってございます。
続けて18日ですが、弘前市からつがる市の方に御移動いただき、つがる市役所にお立ち寄りいただいた後、伊藤鉱業アリーナつがるにおいて柔道競技を御覧いただきます。その後、五所川原市に御移動され、プラザマリュウ五所川原において御昼食会の後、地方事情御視察として、弘前市の津軽藩ねぷた村において、弘前ねぷたの展示や伝統工芸品、お土産品などを御覧いただきたいと思っています。その後、青森空港から御発する内容となってございます。
続きまして、彬子女王殿下におかれましては、10月18日に青森空港に御着され御来県いただくこととなっております。
青森市のフレアージュスウィートにお立ち寄りいただいた後、青森市スポーツ広場ラグビー場でラグビー競技を御覧いただきます。その後、青森市宮田のカクヒログループアスレチックスタジアムにおいて陸上競技を御覧いただき、ホテル青森で御夕食会そして御宿泊という内容となってございます。
続きまして19日は、蓬田村役場にお立ち寄りいただいた後、地方事情御視察として外ヶ浜町の大平山元遺跡展示施設むーもん館で、三内丸山縄文遺跡群の一つであります大平山元遺跡を御視察いただくこととなっております。収蔵・展示物の御覧、大平山元遺跡の御覧、さらに組みひもづくりの御体験をしていただくこととなっております。
その後、五所川原市に御移動いただき、プラザマリュウ五所川原で御昼食会、さらに地方事情御視察ということで、立佞武多の館において立佞武多の展示・制作を御覧いただくこととなっております。その後、青森空港から御発という内容となっております。
続きまして、高円宮妃久子殿下におかれましては、障スポにもお越しいただきます。
10月25日に青森空港に御着され、青森市のフレアージュスウィートで御昼食会、カクヒログループスーパーアリーナで卓球競技を御覧いただいた後、青森市宮田のマエダアリーナ50メートルプールで水泳競技を御覧いただき、そのままアスレチックスタジアムにおいて陸上競技も御覧いただくこととなっております。
その日はホテル青森に御宿泊いただき、翌日は青の煌めきあおもり障スポ閉会式に御臨席いただきます。その後、青森駅隣接のReLabo(リラボ)で御昼食会の後、地方事情御視察として、青森県立聾学校において、学校活動の発表を御覧いただくほか、幼児・児童・生徒と御交流いただく内容となっております。
さらに青森県立美術館にもお越しいただきます。ちょうど「障がい者アート展」を開催しておりますので、それを御覧いただくということと、アレコなどの常設展示も御覧いただき、青森県立美術館の素晴らしさも御体験いただければと考えております。その後、青森空港から御発されることとなっております。
まとめますと、皇族の方々にお立ち寄りいただく市町村は、10市7町1村となっております。
御日程ですが、天皇皇后両陛下にお越しいただくことからスタートいたしまして、障スポが終わるまでの間、皇族の方々には本当に全県を巡っていただくということになっております。私としては大変光栄に存じますし、この秋の素晴らしい青森を、天皇皇后両陛下をはじめ皇族の方々に御体験いただければ幸いに存じます。
それから最後に、県民の皆さまへの注意喚起ということになります。
天皇皇后両陛下御来県に伴う青森空港でのお出迎え、お見送りについてであります。
やはり、天皇皇后両陛下をお迎えしたいという県民の皆さまはたくさんいらっしゃると思いますし、また、そのような問合せも多数来ているようであります。そういう意味では、お迎えする10月10日の土曜日、それからお見送りする11日の日曜日は、青森空港は大変な混雑が予想されます。
天皇皇后両陛下の御来県に関わらず、この三連休は非常に混雑する時期ですが、さらにお出迎え、お見送りの方々で混雑することが予想されます。
ですから、まず、青森空港を利用される方は、ぜひ、公共交通機関の利用やご家族の送迎でご来場いただきたいと思います。
それから、天皇皇后両陛下のお出迎えやお見送りに乗用車で行きたいという方もいらっしゃると思います。乗用車で来られる場合は、青森空港内ではなく、空港外に専用の臨時駐車場を設置いたしますので、そちらをご利用ください。その際は、専用臨時駐車場と青森空港を結ぶシャトルバスも無料で運行しますので、そちらをぜひご利用ください。
詳細については、県の公式LINEからお知らせしますし、県のホームページにも掲載させていただきますのでご確認ください。
専用臨時駐車場は、今の時点で400台分確保しております。ぜひ、県が準備または用意したものに従って、皆さんもお見送り、お出迎えしていただければと存じます。
改めて、皇族の方々をこれだけの規模で青森県にお迎えするというのは、あすなろ国体以来、50年ぶりだと思いますし、県民一同、心より歓迎申し上げたいと思います。
県内各地を御訪問いただいて、青森県の自然の豊かさ、そして歴史の中で育まれてきた各地の多様な文化、これらに触れていただくとともに、県民の皆さまとの触れ合いを通じて、本県の魅力を感じていただきたいと存じます。
青森県で出会われる風景、文化、そして県民の皆さまとの交流が「青の煌めきあおもり国スポ・障スポ」の思い出とともに、末永く心に残るひとときとなりますことを心から願っておりますし、そのように私たちとしても対応していきたいと考えております。
1点目は以上となります。
【国スポ・障スポ「式典の概要」】
2点目ですが、こちらも国スポ・障スポ関連ですが、式典の概要についてご説明申し上げます。
国スポ・障スポの開・閉会式ですが、いろいろと史上初の新しい取組があります。
まず、「青の煌めきあったかBOX」の創出ということで、これまでの国民体育大会、国民スポーツ大会を通じて、初めての完全屋内開催となります。
これは、当日、雨が降るかどうかを気にする必要がないこと、そして、総合開会式の10月10日、あるいは障がい者スポーツ大会の閉会式となると10月26日となりますので、もしかしたら寒い可能性がある。雨や寒さから選手を守ること、あるいは、青森のおもてなしのあたたかさを演出したいということで室内での開催としました。
また、私自身も先催各県の開会式や閉会式に出席したことがありますが、非常に開催時間が長いんですよね。それが良いとか悪いではなくて、結果的にその長さが選手や関係者の負担につながります。それが室内であれば動線が短くなる分、開催時間を非常に短縮できるので、参加者の負担が軽減できる。また、室内であることによって映像や音、照明による効果的な演出ができるので、会場全体の一体感が創出できる。こうした判断から室内で開催することとなりました。
会場の収容人数が限られております。ぜひ皆さん、テレビ、それから国スポチャンネルを通じて、この模様を御覧いただきたいと思います。
開会式、閉会式、国スポ・障スポともにNHKさん、RABさん、ATVさん、ABAさんで、それぞれ放映していただくこととなっております。ぜひ皆さん、御覧ください。
国スポの総合開会式ですが、アスリートはオリンピアンそして青森県のレジェンドの皆さんに御出演いただくこととなりました。福士加代子さん、伊調姉妹のお姉さんである山谷千春さん、ハードラーの岸本鷹幸さん、そして、レスリング界のレジェンドである伊調馨さんにも御出演いただきます。
また、タレントの王林さんや、あるいはりんご娘さんにも盛り上げていただくような演出となっておりますので、ぜひ、楽しみにしていただければと思っております。
総合開会式は、オープニングプログラムと式典とエンディングプログラムに分かれています。
オープニングプログラムは、式典の前にやるプログラムとなりますが、天皇皇后両陛下に御臨席を賜るため警備の都合もありますので、天皇皇后両陛下がお席に着かれる前に、先に来場者に着席していただき、オープニングプログラムを40分くらい観覧していただきます。
オープニングプログラムには、県内の各団体、学校にご協力をいただいております。
その後、式典となりますが、見どころとしては最後の炬火点火式があります。炬火の最終点火者については、今の時点ではシークレットにさせていただきますが、今後、オリンピックや世界選手権で青森県を代表する選手として活躍してほしい、ロス五輪ではぜひメダルをとっていただきたいという気持ちを込めて、選抜させていただいております。ぜひ皆さん、楽しみにしていただければと思います。
閉会式も同様にオープニングプログラムとエンディングプログラムがあり、炬火の分火、納火ということで、障スポに引き継ぎを行います。
国スポでご協力いただく団体については、御覧のとおりになっています。式典アナウンサーは、もちろんプロのRABやNHKのアナウンサーの皆さんにお願いすることになっているんですが、高校生にも担当していただきます。
プラカーダーは何かというと、各都道府県の選手団の前にプラカードを持って選手入場を先導する係です。
私もリハーサルを見ましたが、青森商業高校の生徒たちが本当に笑顔いっぱいで、素晴らしいプラカーダーだなと思いました。
式典アシスタントは、いつも青森県をPRしてくれている、ミスねぶた、ミスりんご、クリーンライスレティあおもり、あおもりいきいきやさいレディに対応していただき、式典補助員としては、ボーイスカウト、ガールスカウトの皆さんに全県から集まってもらって対応していただくことになりました。
式典音楽も青森県を代表する指揮者の皆さん、そして吹奏楽隊は青森山田高校の吹奏楽部、そして合唱隊は、青森高校、青森西高校、青森東高校、青森南高校、青森合唱連盟の推薦者で合唱していただく内容となっとおります。これからリハーサルもありますが、私も非常に楽しみにしております。
障がい者スポーツ大会も、大体同様ですが、開会式の出演者は、こちらも福士さん、伊調姉妹のお姉さんである山谷さん、岸本さん、そしてパラアスリートとして世界で活躍している佐々木さんです。
こちらもステージは、王林さん、りんご娘さん、あべこうじさんに盛り上げていただく内容となっております。
国スポと同様にオープニングプログラム、それからエンディングプログラムもありますが、こちらの団体には一生懸命練習していただいて、リハーサルも大変素晴らしい演技でした。私自身も当日、楽しみにしております。
開会式、閉会式、いずれも青森県の各団体にご協力をいただき、パフォーマンスをしていただくこととなっております。
障スポも国スポ同様、高校生の式典アナウンサーとして青森高校、青森南高校、そして青森第二高等養護学校の生徒たちにお願いしています。また、プラカーダーは青森商業高校の生徒たちに、式典アシスタント、式典補助員、式典音楽隊は同様の内容となっております。
国スポ総合開会式は、国スポ・障スポ合わせて、ここからいよいよ本会期になるということで、一段ギアを上げて盛り上がりを作るための装置だと認識しています。
ぜひ、県民の皆さまにおかれましては、楽しみにしていただきたいと思いますし、国スポチャンネルや各テレビ局の放送を通じて、お楽しみいただければと思います。
私から開会宣言をさせていただき、天皇陛下のお言葉もいただきます。また、国スポ総合閉会式では、佳子内親王殿下に御臨席いただくこととなっております。
また、障スポ開会式では、秋篠宮皇嗣殿下にお言葉をいただき、障スポ閉会式では、高円宮妃久子殿下にお言葉をいただくことになっております。
ぜひ皆さん、楽しみにしていただければと思っております。
以上、2点目となります。
【令和9年度「当初予算編成」と「取組の重点化」の基本方針】
3点目からは県政の話題になりますので、少し簡潔に申し上げていきたいと思います。
令和9年度の予算編成について、いよいよ準備を始めておりまして、そのポイントについてご説明申し上げます。
当初予算編成の基本方針ですが、県民対話集会「#あおばな」を、これまで合計180回程度、県内で実施しています。この県民の皆さまからの意見というものを最大限生かして、挑戦から次のステージへということをテーマに取り組んでいきたいと思います。
キャッチフレーズは、「地域と共につくる青森の成長」ということで考えておりまして、「大規模な投資を呼び込み産業クラスターの形成を推進してしごとづくりをすること」、「地域と連携した拠点づくりをすること」そして「新機軸の施策の構築をすること」ということを掲げております。
こうした大胆で大規模な政策をしていくためには、事業の見直し、あるいは廃止を徹底する必要がありますし、また、物価や労務単価の上昇に適切に対応しながら、持続可能な財政運営を継続していくことも必要です。
「取組の重点化」の方向性ですが、3つあります。
「地域特性を生かしたしごとづくりと所得向上・労働力確保」「いのちとくらしを守る基盤強化と共生社会の実現」「若者の定着・還流と『こどもまんなか青森』の推進」ということで、こちらの取り組むべき事項に基づいて、政策や予算・事業をまとめていくことを考えております。
これまでとの違いを少しポイントで説明しますと、少し難しい言葉になりますが、見積目安額について、簡単に言うとシーリングというものの考え方を基本的に変えて、シーリングの一律設定はやめようということで考えています。
一つには、物価高騰や労務単価の上昇による影響が如実に現れる分野については、シーリングをそもそも設定しないということ、それから、各部局で事業の再編等を行ったことによって削減できた経費は、新しい予算事業の方にオンできるような仕組みを考えていく、そういう方向性でいきたいと考えています。
それから、公共事業関係費、施設等整備費、緊急課題・行財政改革対応経費については、全体の予算の構築具合を見ながら、また、部局から提出された予算の内容を査定しながら、良い予算にできるようにこれから4か月くらいかけて進めていきたいと考えています。
【鳥獣被害対策タスクフォースの設置】
続きまして4点目ですが、青森県鳥獣被害対策タスクフォースの設置についてです。
ずっとクマについて対応してきましたが、今回はイノシシです。
農作物被害の低減に向けて、県と市町村、農業団体、狩猟団体が連携し、対策の高度化を検討・実施する鳥獣被害対策タスクフォースを設置いたします。
対象となる市町村は4市町村で、十和田市・東北町・六ヶ所村・新郷村になります。
特に県南ですが他にも出ているじゃないかということもありますが、応募していただいたのがこの4市町村プラスむつ市でした。むつ市は選外となりまして、この4市町村が今回、県と一緒に事業をやるということになりました。
テーマは「イノシシ対策の高度化」ということで、今日から令和11年度末までの設置期間となります。
設置の経緯ですが、イノシシの被害が県内で広がっています。国がタスクフォース設置要領を今年4月に制定しまして、現在の被害状況や市町村の対策の高度化に向けた検討状況などを踏まえ対象市町村を選定し、今般、タスクフォースを設置したということになります。
全国では、北海道に続いて本県が2例目ということになります。
今の状況ですが、令和3年度以降、各市町村でイノシシによる農作物被害が発生しています。春先にはメディアの皆さんにも結構、取り上げていただいたと思います。令和7年度のイノシシ農作物被害額の県内トップ4が六ヶ所村、新郷村、東北町、十和田市となっていて、今回応募してくれた4市町村がこういう状況になっているということです。
4市町村が検討している主な対策ですが、十和田市が遠隔捕獲システムの導入、東北町が遠隔監視カメラの導入、六ヶ所村がドローン等による生息域調査の実施、新郷村が広域的な侵入防止柵の設置となっています。
県では、生息状況調査や技術実証などにより伴走支援していきたいと考えていて、イノシシの被害状況の分析やGPSによる行動域調査、それから先進事例を参考とした新たなICT機器や技術の実証などを行っていきたいと考えております。
なぜこういうことをするのかご質問をいただくことになると思うので、先に答えを申し上げると、まず、今まではそれぞれの市町村だけの対応でした。それぞれが市町村で対応していたものを、県がお金あるいは技術で支援するということでしたので、局地的な対策に留まっていたということです。
「私、新郷村のイノシシです」っていうイノシシはいませんから、やっぱり動き回るし、生息範囲はどんどん拡大しますので、まず、県も主体的に参画して、面的にこの対応をしようというのが要点の一つです。
それから、対策の基本として、「捕獲」「侵入防止」「生息環境管理」この3本柱があります。この3本柱を県が入ることで総合的に実施することができます。そして市町村全体にこの効果を普及させることもできることから、今回、このタスクフォースを設置して、対象市町村を支援しながら、県としても主体的にイノシシ対策に取り組むということで考えています。
タスクフォースの構成員は、対象市町村と青森県、東北農政局、各猟友会、そして各農協となります。
主な役割としては、対象市町村は対策の実践ですので、捕獲する、侵入防止の措置をとる、生息環境の管理をするということになります。猟友会はその補助または実行部隊となります。
そして、農協には、各農業者への助言や周知をしていただき、青森県は国を含めた関係機関との全体調整となります。
東北農政局には、制度や交付金などの活用について助言していただくことになります。
今後のスケジュールについては、本日10月1日付けでタスクフォースを設置し、10月中に市町村ごとの対策強化プログラムを作成します。11月には対策強化プログラムの国への協議後、県が認定し、来年度予算に向けて鳥獣交付金の申請準備をして、来年度4月から対策の実践ということになっております。
もう質問がないくらい丁寧に説明したと思いますので、4点目は以上とさせていただきます。
【アンダーパスの予防的通行規制】
最後、5点目ですが、豪雨による冠水事故が発生し話題となっているアンダーパスについてです。
青森県管理道路にはアンダーパスが8か所あります。近年の豪雨等の発生状況を踏まえて、このうち6か所について予防的な事前通行規制を導入いたします。
対象となるアンダーパスは、青森市野内の清水川滝沢野内線にあるアンダーパス、弘前市東和徳町の弘前岳鰺ケ沢線にあるアンダーパス、八戸市市川町にある橋向五戸線のアンダーパス、八戸市長苗代にある八戸百石線のアンダーパス、南部町高瀬にある高瀬諏訪平停車場線にあるアンダーパス、五所川原市新宮にある沖飯詰五所川原線のアンダーパスとなります。
具体的な規制基準としては、「レベル4大雨危険警報」が発表されて、かつ、時間雨量が30ミリから50ミリに達した場合。あるいは、道路管理者または警察が冠水のおそれがあると判断した場合には事前通行規制をするということになります。
本日10月1日から導入し、規制と連動した取組として、注意喚起の路面標示や看板の設置、そしてエアー遮断機、警報表示板等の整備を行います。
注意喚起の路面標示や看板の設置はすぐできますので、これは10月中にやります。エアー遮断機や警報表示板、これは電光掲示板みたいなものになると思いますが、これは少し時間がかかりますので、来年度中の完成を目指して予算化して事業を行います。
アンダーパスだけではなく、低い土地では、短時間で冠水するおそれがありますので、規制基準を超えない場合でも、急激な天候の変化や路面の状況に注意して通行していただければと思います。
最後に、6か所のアンダーパスについては、規制基準となる具体的な時間雨量がそれぞれ異なっております。資料のとおり、それぞれの路線で30ミリから50ミリの時間雨量となります。この時間雨量の違いは、過去の冠水事例と現地の排水能力等を踏まえて設定しているということで御理解ください。
最後ですが、資料の最初のページに戻ってください。
今申し上げた内容はこちらに記載してあります。路面標示や注意喚起の看板は10月中にも実施します。実際に規制することになった場合に道路を通れないようにするエアー遮断機、それから警報表示板の設置には少し時間がかかりますので、それらについては令和9年度中には対応していきます。まずできることを速やかに対応していきたいと考えています。
今回の台風は本県からルートが逸れていますけど、まだまだ出水期は続きます。我々としても、県民の皆さまの道路交通の安全を守るためにこのような措置をいたしますので、皆さん、規制や表示等には従っていただくようお願い申し上げます。
私からは以上です。
【質疑応答(報告事項)】
〇幹事社
それでは、ただ今の報告に対する各社からの質問とします。
質問は、報告のあった項目ごととし、簡潔になるよう御協力をお願いいたします。
それでは、質問のある方は挙手をお願いします。
1点目の国スポ・障スポの「皇族の方々のお成りの概要」に関して質問のある方、いらっしゃいますか。
ないようですので、2点目の国スポ・障スポの「式典の概要」について質問のある方、いらっしゃいますでしょうか。
〇記者
国スポ・障スポの式典では、大学生、高校生、小学生と、かなり若い世代の登場が多いような印象があります。こちらの狙いといいますか、どういったことを表現したいとお考えでしょうか。
〇知事
県民、県全体の一体感というものを演出するために、子どもから大人、高齢者まで、そして障がいのある人もない人も誰もが参加していただけるようなプログラムとしています。
〇記者
ありがとうございます。もう一点、今回、史上初の完全屋内開催ということで、まだ開催前なのでお聞きするタイミングなのか分からないのですが、初めて屋内で開催することを企画するうえでの苦労や対策の工夫など何かありますでしょうか。
〇知事
もうたくさんありますが、開催後にお話ししたいと思います。
〇記者
屋内開催とすることを決められた経緯についてお伺いします。
当初は、これまでの大会と同様に屋外開催を検討したうえで、屋内開催としたのでしょうか。
〇知事
私自身、佐賀大会(2024年)、それから滋賀大会(2025年)のそれぞれ開会式や閉会式に参加しました。
特に佐賀大会では、青森山田高校野球部の皆さんと入場行進もしましたが、非常に屋外開催というのは、アスリートにとっても関係者にとっても厳しい環境だなと実感しました。
佐賀が悪いとか滋賀が悪いということではなくて、アスリートにとって厳しい環境だったということです。
その理由としては2つあって、1つは待ち時間がとても長くなることです。入場行進までの動線が長いですし、入場行進自体も長く、非常に時間がかかる。端的にいうと、4時間ぐらい外で待たされました。
その時も10月の今の時期でしたが、本県とは逆で佐賀はとても暑かったです。あの暑い環境の中、外でアスリートが待たされるという状況でした。
たぶん、昔の国民体育大会と呼んでいた時代なら、今よりも涼しかったかもしれません。あるいは、「暑さなんて気合で乗り越えろ」「暑さにも勝てずに天皇杯が取れるのか」というような風潮があった時代かもしれませんので、それはそれでも良かったのかもしれないです。
それからもう1つあって、滋賀大会で障スポの閉会式に出席しましたが、10月末くらいの滋賀県では寒かったです。
この2つの状況を見た時に、暑さと寒さに耐えながら、外で何時間もアスリートや関係者が待たなくてはならない。主催する我々としても、こんなに時間もお金もかけて準備してきたものが、雨が降ったら中止になってしまう。そんなの無駄だし、本県の気候、アスリートファーストという意味での待ち時間、暑さ寒さ対策、それから費用面を総合的に考えると、屋内で開催した方がいいに決まっていて、たまたま私たちには3千人を収容できる施設がありますので、屋内で開催するという決断になりました。
来年は宮崎県で開催されますが、宮崎県は屋外で開催するそうです。宮崎県は暖かいからいいと思いますし、北国で開催する場合には青森県での式典が参考になる、そういう前例となる取組だと思っています。
〇記者
ありがとうございます。今のお話だと、昨年の滋賀大会に知事が参加された経験を踏まえて、その後に屋内開催を最終的に決定したということでしょうか。
〇知事
いいえ。佐賀大会の後ですね。一昨年になります。
〇記者
わかりました。ありがとうございます。
それから、費用についての言及が少しありましたが、屋内開催としたことで選手の負担軽減のほかに費用面の効果もあると。数字としてはまだ把握されていないかもしれませんが、例えば、開会式で見た時に、屋外開催と比べてどれくらい経費を削減できるという見通しはありますでしょうか。
〇知事
決算で明らかになることだと思いますが、大幅に削減されています。
〇記者
最後に1点、また費用の関係ですが、国スポ全体の事業費についても、かねて知事にはできるだけコンパクトにというお考えもあったかと思います。
その後、これまでの他県の実績よりは費用を抑えつつ開催できそうだという見通しは得られているものでしょうか。
〇知事
そんなことはないと思います。結局、各県並みには費用はかかっています。もちろん、開・閉会式の分は、屋外よりは屋内でコンパクトに開催するので、費用は削減できているし、随所で費用の削減には取り組んできたつもりです。ですが、物価高騰もそうですし、人件費も上がっている部分もありますので、結局、他県の国スポ並みには費用はかかってしまったのではないかと思っています。
ただ、それはあくまで試算であって、全体としての経費については大会終了後になります。市町村に交付した分などもありますので、市町村の経費がどのくらいになっているか、まだ我々は把握しておりません。そういう部分も含めて、来年度の決算の中で明らかになると思っています。
〇記者
ほかにありますでしょうか。
ないようですので、次の「令和9年度当初予算編成と取組の重点化の基本方針」について質問のある方、いらっしゃいますか。
〇記者
来年度当初予算は知事がこの任期中に手がける最後の年間予算になるかと思います。
この4年間を通してさまざまあったかと思いますが、来年度当初予算は、知事の中でどういった位置づけになるのか、また、この当初予算を通じて、どんな青森県をつくりたいのか、その思いをお伺いしたいと思います。
〇知事
来年度の予算が特別な予算になるということは基本的にありません。私が知事に就任した当初から、志は全く変わっていないですね。若い人たちがあふれる、若い人たちが帰ってくる青森県にしたいという思いを県民の皆さまに認めていただいて、この知事という仕事に就いているわけですから。
そういう意味では、そこを突き詰めていくことが必要なことだと思いますので、「しごとづくり、所得向上、労働力確保」が、優先して取り組むべき事項の第一にきています。
もちろん、高齢者、障がい者を含めて、すべての青森県にいる人たちが安心して暮らせる共生社会を作っていくことも必要だと思いますし、若者の定着・還流、そして教育や子育てというところもしっかり重きを置きたいということで、このようなラインナップになっています。
〇記者
ありがとうございます。
最後にもう1点、スライドに「青森の新たな顔となる拠点づくり」とありますが、この拠点についてもう少し教えていただけますでしょうか。
〇知事
これまで発表してきたとおりです。青森市でいいますと、統合新病院は医療の中核的な拠点として、青森の新しい顔になるでしょう。また、青森港の整備についても、これから進めていきます。さらにボールパークの整備についても、スポーツパーク的な要素も含めて、県の新しい拠点になることにも重きを置いてやっていきます。
八戸市でいいますと、スタジアムを核としたまちづくりがスタートするということで、民設民営から公設公営までの範囲で考えることになりますが、八戸市と連携して進めていきます。
弘前市でいいますと、県立博物館、郷土館の整備については、市の施設と連動するのかどうか、まだ分からない部分はありますが、弘前市と一緒に進めていくということです。
この人口減少下において、3市との拠点づくりについては、これから県民の皆さまには非常に期待を持っていただきたいと思っています。
ほかにもありますが、ぱっと思いついたものをお話ししました。
〇記者
私も同じく資料では、知事は県民対話集会「#あおばな」で県内各地を回られて、県民の方々の声を聞いてこられたと思います。
例えば、県民のどんなお声を聞いて、それを今回の予算に反映させていきたいと考えていらっしゃるのか教えてください。
〇知事
それはもう、毎回いろんなお話を聞いています。具体的に言ったらきりがない。
例えば、最近では、りんご農家や関係企業の皆さんとの「#あおばな」では、どうやって効率化していくか、契約農家を増やしていくか、あるいはりんごの価格を安定化させていくか、さまざまなアイデアをいただきました。そういったことを一つずつ、できる・できないを判定するのではなくて、実行するためにはどうしたらいいのか考えながら、政策・事業にしていきたいと思います。
そのほかにも、医療福祉関係では準看護師を目指す学生さんとお話をさせていただきましたし、学校に出向いて子どもたちといろんな意見交換をすることもあります。
ユニークだったのは、災害救助犬のハンドラーの皆さんとの対話集会もありました。災害救助犬の活用方法とか訓練の方法などについてお話を聞いています。
職員には、県民の皆さまの声を聞いて、どういう事業ができるのか。この1年間だけでなく、これまで4年間積み上げてきた「#あおばな」の議事録をもう一度確認してほしいと伝えています。今は、議事録を全部読まなくても、AIに読み込ませれば、対象となるところをすぐ出してもらえます。そういうことをしながら事業を検討してほしいということは、職員の皆さんにお願いしています。
もっと本質的なことはたくさんありますが、最近という区切りでお話しました。
〇記者
私もこのスライドに関連して、ページの一番上に「『挑戦』の次のステージへ」と書かれております。
これまで知事は「挑戦」ということを掲げてさまざま施策を実行してこられましたが、令和9年度当初予算では、この「挑戦」の続きとして次のステージへ向かうというイメージなのか、それとも全く違うステージへ向かうということなのでしょうか。
〇知事
挑戦をし続けるということは、まず大事だし、挑戦し続けてきたことをさらに精度を上げていく、成果を求めていくことが必要である、そういう趣旨で書かせていただいています。
〇記者
もう1点お伺いします。部局政策経費のところで、事業の見直し効果額を裁量的経費に上乗せするとか、物価上昇に対応した見積目安額を設定するということで、これまでのシーリングの考え方を少し変えた内容となっているかと思います。そうしたことでどのような効果を狙っているのでしょうか。
〇知事
シーリングというのは天井という意味なので、みんながジャンプしてもそこまでしかいけない。天井がなくなれば、もっとみんながジャンプできる。ですので、企画立案する特に若手の職員には、大きくジャンプアップできる、そういう事業を提案してほしいと期待しています。
〇記者
天井がなくなるということで、場合によっては、従来よりも政策経費が上回るということになると思いますが、全体で見たときに、収支均衡というのは、今後、維持されていくのでしょうか。
〇知事
当たり前でしょう、予算ですから。歳入予算と歳出予算が一致していないとおかしいですよね。
〇記者
今後も基金を積んでいくということなのでしょうか。
〇知事
積んでいけるのか取り崩すのかについては、最後に調整する話であって、今から決めることではないです。
ただ、何度も言っているように、持続可能な財政状況を作っていくということは、このお話の大前提です。ですから、べつに天井がなくなるからお金を使いまくって、借金が増えて、財政調整基金が減って、我々の給料も減らさなくてはならないとか、県民生活にご迷惑をかけるとか、そういうことはないです。明言します。ありません。
〇幹事社
4点目の「鳥獣被害対策タスクフォース」について質問のある方はいらっしゃいますか。
ないようですので、次に5点目、「アンダーパスの予防的通行規制」について質問のある方はいらっしゃいますか。
〇記者
アンダーパスの対象となる6か所について、対象とした理由について教えてください。
〇知事
過去に冠水の事例があるなど、危ないからです。
〇記者
ありがとうございます。
今回は県管理道路ですけど、県内で22か所のアンダーパスがあるとされています。県管理道路以外のアンダーパスについてはどのようにお考えでしょうか。
〇知事
どこから説明すればいいのか分からないんですが。
道路法によって道路にはそれぞれ道路管理者がいます。その道路管理者に管理権限があります。県道というのは、青森県が道路管理者になっている道路です。県道については県が管理できるので、このような対策をスピード感を持ってできます。
ですから、例えば、国道の中でも直轄国道と言われる国が管理する道路や、市町村道については、それぞれの管理者にしかこういう規制はできません。直轄国道は国、それから市町村道は市町村ということになりますので、私たち県が何かできるということはないです。
高速自動車国道は、国またはNEXCO東日本になっていますが、そこにアンダーパスはないと認識しています。
〇記者
ありがとうございます。
改めてですが、事前に交通規制をする必要性についてどのようにお考えでしょうか。
〇知事
実際にアンダーパスで事故が起きていますから、それは必要でしょう。
資料の1ページ目の写真をお願いします。これはまだましな状況ですが、例えば、左側の写真で、アンダーパスに車が入ってしまったら、冠水すれば水が車の上まで来てしまいますよね。車から出られなくなり、水没してしまいます。
アンダーパスというのは見えにくいものです。車を運転される方は分かると思いますが、雨が降っている時は、そもそも前が見えにくい。
夜は特にアンダーパスなのか分かりにくいので、ただの水たまりだと思ってそのまま突っ込んでしまうんですね。
そうすると、「あれ?車が進まなくなった」「車が動かなくなった」と急になるわけです。海に車が落ちるのと同じようなものです。最悪の場合、車に乗っている方が亡くなってしまいますから。これが「アンダーパスは危ない」というロジックです。
こういう事故が現に日本で起こっていて、亡くなられた方もいますので、この際に青森県では、危険な場所を特定して、予防的通行規制という安全対策を実施するということです。
【質疑応答(報告案件以外)】
〇幹事社
それでは次に報告案件以外の案件に対する質問に移ります。
幹事社の方から質問させていただきます。
コメの概算金が示され、過去最大の値下げ幅となりました。先日の県議会一般質問では、国に対して補助金の金額を適正に設定し、早期に示すことを要望したほか、庁内にプロジェクトチームを立ち上げて生産性向上に向けた技術を取りまとめ、所得向上マニュアルを作成するとの答弁がありました。
改めて、概算金を踏まえた県の対策の方向性についてお聞かせください。
〇知事
令和7年産米に比べて半分程度ということですので、生産現場からは非常にたくさんの不安の声を聞いています。去年の概算金が良かったから就農したのに、もう今年で離農のピンチだというお話もありました。
そういう意味では、生産意欲の低減、あるいは離農につながらないようにしなくてはならないと思います。そのことを心配しています。
国は、来年度から水田政策を見直すと言っています。一方で、具体的な支援単価や要件は明らかになっておりません。そういうことも生産者の不安を増大させるきっかけになっていると考えています。
県としては、支援単価の早期公表や、適正な単価設定などについて、県議会と一緒に既に国に要望していますし、新たな水田対策に対応するためのプロジェクトチームも作っています。
今後は、市町村や関係団体と連携して、所得向上マニュアルを活用しながら、生産者の経営安定に向けた対策をしっかりと進めていきたいと考えています。
〇記者
むつ中間貯蔵についてお伺いします。
9月18日に、使用済燃料の搬入に関して、関西電力、東北電力から新たに参画する意向が示されたと、県にも東京電力から報告があったと思います。
その報告の中には、これまで宿題として課されていた5,000トンに達しない理由などの説明もございました。
副知事から報告を受けて、知事がどのように感じられたかお聞かせ願います。
〇知事
副知事がその場で申し上げたとおりであり、それ以上のことは、私は今の時点ではありません。
〇記者
知事として、関西電力、東北電力の新規参入について、知事としての受け止めはいかがでしょうか。
〇知事
ですから、その場で副知事が申し上げた、この場では正確に何と申し上げたか分かりませんが、そのとおりだと思っています。
〇記者
知事としては、むつ市長時代に、まさにむつ市と違う場所で一方的に押し付けられるようなことがあってはならないと、何度も重ねておっしゃっていた経緯があります。
〇知事
そのとおりです。
〇記者
今回の共同利用という側面もある、この案をどのようにご覧になっているのでしょうか。
〇知事
共同利用そのものでしょう。それはさておき、その場で副知事が申し上げたとおりであって、私自身は特に今日、この時点で付け加えることはありません。
〇記者
9月29日に総務省が発表した国勢調査の確定値では、青森県の人口が過去最大の下げ幅となりましたが、その受け止めと、県としてどう対策していくのか伺います。
〇知事
国勢調査は5年に1回ですが、予定どおり、予想どおりの展開になっていて、過去50年から続く傾向の一つとしか私自身は受け止めていません。
ただ、人口減少が本県の最大の課題であるという認識はあるし、そのためのしごとづくりであり、子育て政策であり、教育対策であるということですので、こども・子育て「青森モデル」を突き詰めていくことによって、何とか良い結果が残せるようにこれからも取り組んでいきたいと思っています。
〇幹事社
最後、知事からお願いします。
〇知事
いよいよ、あと9日で国民スポーツ大会が開幕となります。
天皇皇后両陛下はじめ、本日発表したとおり、皇族の方々にもこの大会期間中、競技会場はもちろん県内各地を巡っていただくことになりました。
奉送迎ということで、お出迎えのラインもそれぞれの市町村で設けられるようであります。
皇族の方々をみんなで温かくお迎えすることも、青の煌めきあおもり国スポ・障スポの思い出の一つにできればと思っております。
ぜひ、県民の皆さまにおかれましては、会場に足を運んでいただいて、スポーツの熱狂、スポーツの持つ力を感じていただきたいと思います。
良い大会に、そして成功できるように、みんなで盛り上げていきましょう。
今日はどうもありがとうございました。
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