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知事記者会見(定例)/平成27年10月5日/庁議報告ほか

会見日時:平成27年10月5日月曜日 11時15分から11時35分まで
会見場所:第三応接室
会見者:三村知事


○幹事社
 まず庁議案件についてお願いします。

○知事
 まず庁議案件からお話させていただきます。まず「青天の霹靂」の販売開始に向けた所感についてお話をさせていただきます。
 庁議の方でもその話題で今日は非常に沸騰いたしました。
 いよいよ10月10日「青天の霹靂」が本格デビューを迎えます。先日土曜日ですが、10月3日に開催致しました、青森米ファン感謝祭には400人の募集に対しまして、4倍を超える約1,800名の方から応募があり、県民の皆さま方の期待の大きさを改めて実感したところでありました。
 また、新米の出来たての「青天の霹靂」を試食してくださって、そのおいしさをかみしめる笑顔に、丹精込めて栽培してくださった生産者の皆さんをはじめ、これまで品種開発や生産指導などに携わってきた関係者一同、安堵と喜びを分かち合ったところであり、私も感極まったところでありました。
 今「青天の霹靂」の一斉販売を直前に控え、私は何としてもこの「青天の霹靂」のブランド化を成し遂げなければならないと、決意を新たにしているところでございます。
 10日の県内発売日には、朝に県庁ごはん部「青天の霹靂」PR隊の出陣式を行い、青森市内の小売店に送り出すこととなっております。
 今年はまず県民の皆さまから評価をいただくことが、今後の全国展開、ブランド化の基本になるとの考えから、本年産は県内での販売を中心に据えて取り組んでいきたいと思っています。
 また情報発信力の高い首都圏などでも、話題性と良食味をアピールして、限定発売するほか、インパクトのあるイベントの展開により、デビューの年に相応しい、まさに「青天の霹靂」の名のとおり、鮮烈なデビューを果たすことができるよう、関係者一丸となって宣伝販売対策に全力で取り組んでいきたいと思っております。
 それでは県庁ごはん部PR隊の諸君集合。

○青森県庁ごはん部『青天の霹靂』PR隊
 皆さんこんにちは、青森県庁ごはん部、部長の石塚です。
 広報課長の桑嶋です。
 そして「青天の霹靂」PR隊です。よろしくお願いします。
 PR隊隊長の當麻です。隊員一同精一杯多くの皆さまに「青天の霹靂」のファンになっていただけるようPRしてまいります。どうぞ皆さまのご支援をよろしくお願いします。PR隊の皆頑張ろう。オー。
 これからもPR隊の活動にぜひご注目ください。そして取材を通して「青天の霹靂」を広くPRしてくださるよう、よろしくお願いします。
 ではここで10月1日に放送が始まりました「青天の霹靂」CMのCMソングをお届けします。ミュージックスタート。

~「青天の霹靂」CMソング演奏~

 今後とも青森県庁ごはん部「青天の霹靂」PR隊、そして青森米「青天の霹靂」を応援くださるよう、よろしくお願いします。
 お願いします。
 それでは青森県庁ごはん部退場します。退場。

○幹事社
 まず幹事社から代表質問をさせていただきます。「青天の霹靂」ですが、無事に刈り取りが終了し、販売開始が10月10日に迫っているわけですが、現状がわかっている範囲で基準を達成した米が何割かなどですね、数量などで今現在わかっている範囲で教えていただける部分があれば、お願いしたいと思います。
 それにその数字に対して知事の所見の方を伺いたいと思います。

○知事
 改めましてよろしくお願いします。「青天の霹靂」は食味に影響が大きい玄米たんぱく質含有率が6.4パーセント以下で、かつ検査等級が1等及び2等米とする出荷基準を設定しております。
 9月末時点では、ほぼ全量が基準を満たしていると聞いております。詳しい数字は担当部長から話をさせますが、高い志、そして技術を持った、この青森の正直で生真面目な生産者と関係機関の皆様が一丸となった米作りのたまものであると考えています。
 いよいよ、10月10日に「青天の霹靂」が県内で一斉販売となりますが、販売を心待ちにしてくださっております、消費者の皆様方の、県民の皆さま方の期待が日増しに高まっていることを、自分としても強く感じているところであります。
 私は県民の皆さま方のご期待を背負った「青天の霹靂」を早期にブランド化するため、関係者一丸となって、全国の有名銘柄米や新たに市場に登場する新品種に打ち勝つ戦略的な販売対策に取り組みながら、知名度の向上を図っていきたいと考えております。
 数字の話は担当部長からお願いします。

○農林水産部長
 出荷基準を満たした「青天の霹靂」の状況についてです。
 まず農協などからの聞き取りによると、「青天の霹靂」の刈り取り作業については、9月末までに全て終了しています。また9月末までに集荷された米は約2,500トンで、このうち98%の2,450トンが出荷基準を満たしています。基準を達成できなかったその理由としては、3等への落等など、それから玄米たんぱく質含有率の超過などとなっています。

○幹事社
 ありがとうございました。それでは各社、質問があればお願いします。

○記者
 青い森鉄道の件でお伺いしたいのですが、寝台特急がなくなるということで、減収額が約3億円という試算も出ていますけれども、知事は、線路使用料の全額減免を今後していくと考えているかということと、全額減免をした上でも青い森鉄道の赤字が想定されると思うのですが、その際にはその赤字分について県が負担するのかということをお伺いします。

○知事
 ご案内のとおり、私どもの青い森鉄道は、今回新幹線との関係で夜行寝台、要するにカシオペアもなくなるということになってきたわけですけれども、このことは大変残念だと思っています。
 具体的な影響について、数字的なものも、およそはこの前に算出したのですが、青い森鉄道株式会社とともに把握をして、収支計画の見直しによってどの程度、会社そのものが対応できるかというのを確認するとともに、国に対して支援の拡充を求めていきたいと考えています。これらの状況を踏まえて、青い森鉄道株式会社に対する経営支援ということを全般的に考えていきたいと思っております。
 議会でも非常に強い、一緒に頑張ろうという言葉をいただいたわけですけれども、この国の物流の幹線であり、その部分について、もちろん我々としても当然その物流というものは非常に重要なものですし、活用もさせていただいているわけですけれども、私ども青森県の負担が異常に高まるということについて、やはりいろいろ言いたいこともあるわけでございまして、是非そういった点について、議会でも答弁させていただきましたが、定例議会での議論を踏まえ、また、特別委員会などでも議論を行うことになると思いますが、それも受けまして国に対しては積極的に働きかけていきたいと思っています。

○記者
 議会でも質問があったと思いますが、要は具体的に何を求めていくのかということが、もう時間も迫っていますし必要だと思うのですが、この内容については今後詰めていくという理解で良いですか。

○知事
 内容そのもの、それから積算、青い森鉄道としての経営努力の部分などを含めていろいろ見なければいけないですし、JR東(日本)がどういうかたちで、今後動かしてくれるかなども、それら含めての数字というのを見ながらということになりますけれども、やはり維持運営に対する更なる、日本の国の物流幹線であると、うちは別に単線ディーゼルで、こう言ってはなんですけれども、要するにコンテナ100個も載せて、しかも路盤が第1級で複線でということでの維持の必要はうちとしてはないわけですし、そういったこと等を本音ベースでいろいろとお話していかなければいけないと思っております。

○記者
 今まさにTPPの話は進んでいるところだと思うのですけれども、合意も間近かというような話もある中で、それへの受けとめを知事に伺いたい。

○知事
 せっかくの機会なので話させていただきます。TPP協定(環太平洋戦略的経済連携協定)、自分の立場としての思いということで話させていただきますけれど、TPP協定は私ども青森県の基幹産業である農林水産業だけではなくて、国民生活、経済活動など幅広い分野に大きな影響を及ぼすことが懸念されているものでございます。
 このため、私は当初から、交渉参加に反対の立場で、さまざまな機会を捉えて、幾度となく国に対して交渉参加を行わないように求めてきました。
 そして今回、国からの情報開示や説明もないまま、一応仮定ということですけれども、大筋合意かというような報道の状況になっていますけれども、そういった状況に至っていることは、極めて不本意なことでございます。
 ただ、今後、県民生活、企業活動などへの影響が幅広く及んでくることが予想されますので、交渉内容が判明した段階で、これがまたどういうふうにいつどうなるのかというのがわからないので大変恐縮なんですけれども、私としては部局横断的な対応が必要であると、そういう認識に立っておりますので、あくまでも交渉内容が大筋合意とか、交渉内容というものが具体化していくということが前提となるわけですけれども、そうなりましたならば、対策本部というんでしょうか、今は連絡会議やっていますけれども、それを立ち上げていかなければいけないと思っています。
 また、国において、これは繰り返し話しているのですけれども、具体的なこの合意内容を早急に明らかにするとともに、私どもこの日本の国の農林水産業の維持・発展、持続的発展ということに向けた対応策というものを、積極的に講ずるよう、私としても、これも前提は交渉内容の大筋合意とかそういうことが具体化してからということになりますけれども、私自らも、本部立ち上げだけでなく、できるだけ早く関係団体とともに、これも国に対して強く求めていきたいと思っております。仮定となるのですけども。

○記者
 報道で出ているような話でいうと、米の輸入額とかですね、県内にも影響出るかなということですけれども、そういった点でずっと知事がおっしゃっている「青天の霹靂」のブランド化というのがどう生きてくるかというのを、今知事はどういうふうに考えているのかお聞かせください。

○知事
TPPの為に「青天の霹靂」をやってたわけじゃないですけど、おわかりのとおり、開発期間を考えていただければ。たまたまこの「青天の霹靂」、うちとしても特A米ということで、りんごでもニンニクでも何でもトップブランド中のトップブランド、それこそシャネルを超えたいという思いで、そういうような思いでやってきたそれぞれのものがあるわけですけれども、米についてそういったやっぱり特A、やっぱり青森は米も超一流世界ブランドなんだというのが、やっぱり必要だという思いでこれを準備したのですけれども、それが今回こういうTPPにたまたま重なるということになりますけれども、私としては原則論に戻りますけれども、米については国内において年々この需要量が、人口減少ということもありますし、減少している中で、これも今こう報道で洩れてくる話ということなんですけれども、輸入米が増加するのでないかという話ですよね。
 7、8万トンとか色々数字もだから確定的にはどうなるかわかりませんけれども、例えばそういう結果となれば、少なからず影響があるものと考えています。
 だからこそ、特A米、非常に品質の良い米を持っているということ、そしてその私ども、野菜も含めて、果物も含めてですけれども、その真価、実力、どうだと、あるらゆるジャンルで農林水産業、畜産業、トップ中のトップだと、それで今度は打ち勝っていく、徹底して我々の青森産を守っていく、拡げていくということに、この攻勢に出ていくというような強い思いはあります。引っこんでられるかということですよ。

-以上-

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