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更新日付:2023年7月10日 広報広聴課

宮下知事就任記者会見/令和5年6月29日

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知事記者会見録

会見日時:令和5年6月29日木曜日 13時15分~13時45分
会見場所:県庁南棟2階中会議室
会見者:宮下知事

〇司会
 それでは宮下知事就任記者会見を行います。
 はじめに知事より就任の挨拶があります。

〇知事
 改めまして皆さん、青森県知事の宮下宗一郎です。よろしくお願いいたします。
 6月4日に行われました青森県知事選挙において、県民の皆さまからの負託を受けましてこの場に立たせていただいております。全ての県民の皆さまに、改めて心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。
 いよいよ青森新時代の幕開けということになります。まずは今日、早速お約束している公約について、いち早く着手のための指示を出したということでご報告を申し上げます。
 本日は就任直後ということで庁議がございました。その庁議の中で5点について指示しました。
 1つ目は物価、燃料費、電気代高騰に係る対策本部の設置。2つ目として青森こども未来県民会議の設置。3つ目として知事と県民の皆さまの直接対話の集会、このあり方を検討すること。4つ目として政策の資源を県民の皆さまの所得の向上、短命県返上、そして教育といった本県の根幹に関わる、そうしたところに集中させること。さらに最後5つ目として、こうしたことを踏まえて、県民目線で県庁の組織、機構を大きく改革する、大胆で大規模な改革に取り組むよう指示したところであります。
 私自身は、一旦庁舎に入って働くことになれば、実践的であり、実務を非常に重視していきます。ただ一方で、選挙中も貫いてきましたが、県民の皆さまとの対話の機会、これを多く重ねていき、その対話の中から新しい政策のヒントを得て、県政改革を推し進めていく、そういうスタイルを貫いていきたいと考えていますので、ぜひこれからの青森県政、期待をしていただきたいと思います。
 記者会の皆さまにおかれましても、また私自身も報道を通じて、本県の明るいニュースを県民の皆さまや全国に届けること、このことをこれから大いに重視していきたいと思っています。今日の会見をきっかけとして、これからは会見のあり方そのものも皆さんと一緒に考えていく機会も設けていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

〇記者
 今ございました物価燃料費電気代高騰対策本部と、青森こども未来県民会議の立ち上げについてお伺いします。まず1点目、この2つの会議体のメンバーはどういった方々にお願いされるお考えでしょうか。
 2点目、物価燃料費電気代高騰対策本部に関して、現時点で県民生活への支援についてはどのような対応が必要だとお考えでしょうか。

〇知事
 まず1点目の物価等高騰対策本部、それから青森こども未来県民会議のメンバーについてですが、物価等高騰対策本部については、これは基本的には庁議メンバーで、庁内の組織で考えています。一方で青森こども未来県民会議については、女性を中心に幅広く県内の皆さまにお声掛けをして会議体を構成していきたいと考えております。
 また、物価等高騰対策本部における対策の内容については、これはしっかりと関係団体、生活者の皆さんにお話をお伺いして、優先順位を付けていくべきものと考えておりますので、現時点で報告をする内容はございません。

〇記者
 どちらも7月中目途に設置ということでよろしいでしょうか。

〇知事
 物価等高騰対策本部については、7月中に設置します。青森こども未来県民会議については、7月中に人選を進めていきたいと考えており、その上でこれについても早期に立ち上げをしたいと考えています。

〇記者
 今の質問に関連しまして、物価燃料費電気代高騰対策本部と青森こども未来県民会議についてですが、議論のスケジュール感みたいなものはどう考えていらっしゃいますか。

〇知事
 まず対策本部については、これは国の交付金の活用を中心に対策をしていきますので、立ち上げて次々と結論というか、こういう対策が必要だということを打ち出していきたいと考えています。
 一方で青森こども未来県民会議については、おそらく来年度の予算を中心とする議論になってくると考えていますので、そういったスケジュール感で捉えていただければと思います。

〇記者
 予算の関連で言及がありましたけれども、例えば次期県議会、次々期県議会の補正予算で何かイメージしているものは他にございますか。

〇知事
 少なくとも今の6月議会というか、7月議会になりますが、今の議会での新しい予算案の提案は今のところ考えてございません。考えていないというか、間に合いませんよね。

〇記者
 原子力関係で1点、歴代知事の高レベル放射性廃棄物の最終処分地に青森県はしないという公約についての考えをお伺いします。
 また、むつ市の中間貯蔵施設の共同利用について、今月16日、電事連の会長が「検討に着手していただきたいとの思いは変わらない。それが望ましい。」という発言をされていますが、それに対する受け止めや、知事として今後どのように対処するお考えかをお聞かせください。

〇知事
 まず歴代知事の公約と言いますか約束事、本県を最終処分地にしない、このことについては、まずはしっかりと私自身踏襲をしていくことで考えております。
 2点目の中間貯蔵の課題については、市長の時代に申し上げてきたことと何ら変わるところはありませんので、同じスタンスで臨んでいきたいと考えております。

〇記者
 先ほど、会見のあり方も考えていきたいというお話がございましたが、これまでの知事は立って記者会見をするということはあまりなかったと思うのですが、今回、こうやって立って記者会見をするスタイルにされた理由があれば教えてください。

〇知事
 今までこのようにさせていただいておりましたので、私のスタイルとして受け止めていただきたいと思います。

〇記者
 発信力というものを強調していましたけれども、そことやはり関係はしているのでしょうか。

〇知事
 立って記者会見を行うことが発信力ではないと思いますが、スタイル、やり方にはこだわって、あるいは回数にもこだわってこれからは会見に臨んでいきたいと思いますので、皆さん、どうぞご協力よろしくお願い申し上げます。

〇記者
 回数といたしましては、どういったふうに考えていらっしゃるのでしょうか。

〇知事
 皆さんのご都合もありますので、これから記者会の皆さんとよく協議を重ねて考えていきたいと思います。

〇記者
 知事は物価高騰への支援や子育て支援など、早速7月中にもいろいろご着手されるということで今日の庁議でも掲げられておられますけれども、これらの支援には積極的な財政出動が必要になってくるかと思われます。これまで県の財政に関する方針を転換していくというお考えはあるのでしょうか。
 もう1点、臨時庁議の方でおっしゃられていた、政策資源を県民の所得向上、短命県の返上、教育に集中するというのは、当初予算の組み替え等にもつながってくるものでしょうか。

〇知事
 まず財政に対する基本的な考え方についてでありますが、今はやはり経営という目線感が地方財政にとっては必要だと考えています。そうしたことは、これまで従来の県政でも取り組んできたところだと思いますので、踏襲していきたいと考えています。
 ただ一方で、県民経済に県の財政がどう貢献するかということも同時に考えていかなければいけません。ある場面で予算の時点での収支均衡にこだわるのか、あるいは決算の時点での収支均衡にこだわっていくのか、そのあたりはこれからよく判断をしていくことかなと私自身は受け止めています。
 それから予算の組み替えは当然あり得ると思いますが、さすがに今の議会でやる時間的余裕はありませんので、その次の議会以降で考えることだと思っております。
 ただ、政策を立案するにも、これはやはり時間がかかるわけです。どのように進めようとも自分の思い込みだけで物事は進みませんので、よく県民の皆さま、県内の事業者、関係団体の皆さんのご意見、そして県庁職員ともよく協議をしながら進めていきます。最大限のスピード感をもって取り組みたいと考えていますが、少なくとも次の議会で予算を大幅に組み替えるということは、現実には難しいということは理解してください。

〇記者
 改めてですが、知事になっての所感と県民の方に向けての抱負をよろしくお願いします。

〇知事
 今は気負いも緊張感もなく、平常心でこの場の会見も臨ませていただいております。ただ本当に情熱だけはすごくありまして、いよいよ県政大改革だという意気込みを持って、あらゆる分野、もう一度真っ白なキャンバスに絵を描くようにゼロから考えて、新しい県政を進めていきたいと考えております。
  
〇記者
 今ほどの質問で県政を新しいキャンバスにするというお話がありました。かねてから県庁大改革を訴えていらっしゃったかと思うのですが、具体的にどういうふうに改革をしていくのか。今、頭の中にあるイメージを教えていただけますか。

〇知事
 県民目線で仕事ができる、そして県庁の中で働いていて、県民の皆さまの暮らしが良くなったと手に取るような実感を職員が持てる、風通しのいい、そういう県庁を目指していきたいと思います。時代の流れは大きく変わり続けていますが、組織そのものの変化がなかった時期がずっと続いていますので、この際、新しい知事になりましたので、そういったところから見直していきたいという趣旨で県庁大改革と申し上げております。

〇記者
 県庁大改革をどう進めるかと、例えば会議体を作ったりして議論をしていくものですか。

〇知事
 行財政改革に関する会議体がございますので、その中で議論を進めていきたいと考えていますし、年内はその中でしっかりと議論を進めていきたいと考えています。

〇記者
 教育行政について伺います。かねてから次世代を担う子どもたちの教育には非常に力を入れたいとおっしゃっていらっしゃいました。宮下県政で教育行政をどのように進めていくのか、その方針をお伺いします。また、就任前の取材で、教育長の人事についてもご意向をおっしゃっていたかと思いますので、その人事の理由とねらいについて教えていただけますか。

〇知事
 教育行政については、基本的には教育委員会が担うことになります。今回の人事のねらい、それからその他、諮問会議を設置するということも発表させていただいています。そうしたことについては新教育長の就任の際、あるいはその前後の議会での提案の際にこのねらいについてはしっかりと皆さまに具体的な内容をもってご説明をさせていただきたいと思っています。

〇記者
 先ほどのご質問にもあったんですけれども、原子力関係でお聞きします。最終処分地にしないという国との約束のところで、国と具体的に今後、接触する機会はもう決まっているものなのでしょうか。
 またご当選してから現時点まで、電事連(電気事業連合会)等から宮下知事の方に接触というのはあるものなのでしょうか。

〇知事
 これからですね。今日就任ですから、これから核燃料サイクル事業についてのあり方、考え方、協議ということは進んでいくものだと思いますが、国との接触についてはこれからです。
 またご質問の2点目、電事連の方から、当選してから今までの間に接触があったかということについては、ございませんし、私からもアクションはとってございません。

〇記者
 ここの会見に至るまでの庁議などの場で、職員への挨拶でも仲間として受け入れてもらいたいということを強調されていたかと思うんですけれども。ここに込めた思い、職員にあえて伝えたというねらいというのがあれば教えてください。

〇知事
 一緒に働く、同じ屋根の下で一緒に働く存在になるわけです。何となく今日感じているのは、自分より職員の皆さんの方が緊張しているなと。ただ、そういうことではなく、一人の新しい職員が来たという思いで仲間として受け入れてほしいということでお伝えさせていただいています。トップダウンとかボトムアップとか、二項対立で皆さん考えたり書いたり伝えたりすることがあると思いますが、今はそういう時代じゃないと思います。やはり職員の皆さんとも対話をしながら良い政策を作っていく時代だと思っています。私も県民ですし、職員の皆さん一人一人が県民ですので、お一人お一人が抱えている課題をしっかりとぶつけ合う環境ができれば良い政策ができるということを、仲間として受け入れてほしいという言葉に込めてお話をさせていただきました。

〇記者
 農林水産業についてお伺いします。農業産出額が7年連続で3,000億円を突破する一方で、農家さんからは所得が上がっている実感がないという声が聞かれていますが、それについて宮下知事はどのように応えていくのでしょうか。

〇知事
 まず、そうした声は選挙期間中も、その活動期間中も多く聞かれています。本県が魅力ある農業を次世代につないでいくためには、やはり所得の向上というのは一番大切ですから、その下支えをする物価燃料高騰対策から始まって、本質的に農家の皆さんの所得が上がるような対策をしっかりと、品目ごとに出していけるような形、りんごならりんご、米なら米、果物なら果物というように、果物もいっぱいありますね、今はさくらんぼの時期ですからさくらんぼならさくらんぼということで、野菜もありますが、そのような形を作っていきたいなと考えています。

〇記者
 何かその品目ごとに現状を把握するような部署の立ち上げなどは、何か想定されているのですか。

〇知事
 部署の立ち上げ以前に、私自身、農家の皆さんと対話を進めていきたいという思いはあります。ですから、例えばりんご農家の皆さんとお話をさせていただく、米農家の皆さんと集まってお話をさせていただくというところから、まずスタートしていきたいと思います。

〇記者
 経済界から若者のUターンについて、仕事づくりが鍵になってくるんじゃないかという声が聞かれているんですが。それについて、宮下知事はどのようにお考えでしょうか。

〇知事
 ずっと私自身が選挙中に訴えていたことで、若い人たちが増えて、若い人たちが戻ってくる、そういった青森にしようということで訴えてきました。その鍵を握るのが仕事づくりだと思っています。
 先般、報道で接しましたが、青森市では風力発電の拠点港を形成したいというお話がありました。こうしたこともその一つだと思っていますし、40市町村でさまざまなアイデアがあると思いますので、市町村とも連携をして大いに若者にとっても魅力のある、そうした仕事づくりにも取り組んでいきたいと考えています。

〇記者
 防災について、1点お伺いします。むつ市長時代に大雨災害が発生した際、かなり迅速にご対応されていらっしゃいましたが、今後、県のトップとしてさまざまな災害に対してハード面、ソフト面、どのように取り組まれていくお考えかをお聞かせください。

〇知事
 まずソフト面では、やはり知事が前面に立って最前線で現場でということが基本だと思います。その中で緊張感を持って現場の対応をスピーディーに進めていくということが、まず災害緊急対応の要諦だと考えていますので、そのことはしっかりと自分自身で貫いていきたいなと思います。
 ハードの部分では、これから青森県が最も危機的な状況になり得る可能性のある災害は、日本海溝・千島海溝地震津波ということになります。沿岸22市町村が大きな被害を受けるということになっていますし、被害想定でいくと、数万人が亡くなるという想定もあります。
 そうしたことに備えるために、ハードの部分では沿岸部分に津波防災施設を設置するということは公約で掲げていますので、折に触れてそういったところも協議を進めて、いち早く取り組んでいきたいと考えています。

〇記者
 各都道府県の知事の中で、いろいろ政策も注目すべきことを発信する知事がいらっしゃいます。例えば福井県知事が原子力関連共創会議を作るなどいろいろありますけれども、現時点で注目されていたり、一緒に密に関わっていきたいっていう、そういうイメージはありますか。

〇知事
 他県との連携以前に、まずやはり県民の皆さまにどう向き合って、本質的な課題をどう解決していくかということに自分自身は集中していきたいと思います。
 ただ、その過程の中で、各県で取り組まれている優良な取組については、しっかりと取り入れて県民の皆さま方のための政策を立案していきたいと考えています。
 ご質問のあった、どなたとどういうふうにということについては、特に今の時点でイメージがあるわけではないということはお伝えさせていただきます。

〇記者
 農林水産業について、宮下知事の政策集の中に、青森をフードバレーにするという言葉がありました。これについて、これまでの三村前知事の攻めの農林水産業やトップセールス、これと宮下知事の考えるフードバレーの違いと、このフードバレーの展望をどのようにお考えになっているか、具体的にお聞かせください。

〇知事
 やはり農家の所得というところを一番重視したいということと、農家、漁師さんも含めてですが、一次産業の生産者所得の向上を重視したい。その先にある販売網の多様化、あるいは生産額の向上、あるいは輸出額の向上ということもあると思いますが。視点を生産者の方に移したい、という違いはあるんだろうと思います。
 結果的に生産額が伸びて、輸出額が伸びて、販売販路が大きく拡大されて、農家の所得が上がっていくというシナリオは同じになるかもしれませんが、視点の違いは一つあるのかなと思っています。

〇記者
 県議会への対応についてです。県議会は自民党会派が最大会派となっています。宮下新知事は前任の三村知事とは違い、自民党の支援を受けて当選されたわけではございませんので、向き合い方というのは異なってくると思います。県議会との向き合い方、特に最大会派の自民党会派との向き合い方をどのようにお考えになっていらっしゃるか、教えていただけますでしょうか。

〇知事
 県議会との向き合い方というか、県議会議員の皆さんもお一人お一人が県民の代表だと思いますので、県議会と向き合うということもそうなんですが、県議会議員の皆さんとしっかりと議論を重ねて、青森県を前進させたい、発展させたいという思いであります。
 そうしたことはお一人お一人同じだと思いますので、会派等を超えてうまく連携ができればと考えています。

〇記者
 話題は戻りまして原子力のところですけれども、むつ市のRFSの中間貯蔵施設のその供用案についてなんですが。市長時代に種々ご発言はされてきているとは思うんですけれども、改めて知事になられたというタイミングでスタンスに変わりはないということは改めてどういうことなのかというのをお聞かせください。

〇知事
 改めて御社の記事を読んでいただければ、その内容は明らかだと思います。

〇記者
 むつ市の中間貯蔵施設に関係なく、青森県は再処理を含めたバックエンドを担っている県だと思います。使用済核燃料を一時保管する中間貯蔵施設というものについて、知事はその必要性についてどのようにお考えでしょうか。

〇知事
 中間貯蔵施設そのものは核燃料サイクル事業の中でも非常に重要な施設だと考えていますし、当時、そういった考え方の下にむつ市が誘致したと理解をしています。

〇記者
 県庁で今日、半日ぐらい公務していらっしゃって、外から見ていた県庁の雰囲気と中から見た県庁の雰囲気はどのようにお感じになりましたか。

〇知事
 そうした、イメージ論に何か意味があるかなという思いはありますが、非常に自然体で今、この半日間を過ごしています。これは秘書課をはじめ職員の皆さんが温かく受け入れてくれたからだと思っていますし、こうした環境に甘んじることなく、職員とも対話を重ねて良い政策を作って、より信頼される県庁を目指していきたいと考えています。

〇記者
 宮下知事が選挙中にもおっしゃっていた緊急課題の中で、洋上風力のゾーニング条例などを挙げられていたかと思いますが、これについてのスケジュール感をお聞きします。
 また、技能実習生が県内でも、コロナで一旦減ったりはしましたけれども増えてきている現状で、外国人が暮らしやすい青森県ということについて、何か思うところはあるでしょうか。

〇知事
 まずは八甲田風力について白紙撤回を求めていくというスタンスそのものは、もちろん変わりはございません。スケジュール感ということについては、現状、立地と言いますか関係市町村もありますので、そうしたところとこの後、どのように進めていくかということについて協議を進めていきたいと考えてます。
 条例などの話については、まず白紙撤回の後に考えていくことと思いますので、どういう条例になるのか、あるいはまた違う形になるかということについては、よくこれから協議を進めていきたい、検討を進めていきたいと考えております。
 技能実習生のお話も、人口が減って労働力が不足して、これを技能実習生が補うような形になっているという現実があるということを県内各地で聞いています。働きやすい環境をつくることは当然求められることであり、外国人も当然大事ですが、まずは青森県民の皆さまの暮らしやすい環境をつくるということに集中させていただきたいと考えていますので、県内事業のためにそうした環境を整えていくのは、もう少し時間をいただきたいなと思います。

〇司会
 それでは時間となりました。最後に知事からお願いいたします。

〇知事
 改めてこの場に立たせていただいていることに、全ての県民の皆さまに心から感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。
 県庁のトップが120万人のリーダーのように振る舞うということについても、本当にこれがそういう県だと、そういう日本だということなのかもしれませんが、情熱のなすが故のものであるというふうにご理解をいただければと思います。
 これから県庁の職員としっかりと手を携えて、次々と改革を打ち出していきたいと思っています。これまで手が差し伸べられなかった分野や光が当てられなかった地域にも、そういうところこそむしろ大切にしていきたいと思いますし、一方で改革や変化には時間がかかるという場面もあるかもしれません。そうしたことについては、少しご理解をいただきたいと思います。
 それ以上に、新しい青森県政が何をしてくれるのかということを考えることももちろん大事ですが、それだけではなくて、私たち一人一人の県民が新しい青森県政、青森新時代に何ができるのかということを考えていきたいなと、考えていっていただきたいなと思います。そうすることによって、本当の意味での改革が進みますし、改革のスピードが倍速、3倍速で進んでいくんだと思います。
 私たち一人一人が青森県政について考え始めた時、その時にこそそれぞれが青森新時代を迎えることになる、その扉が開かれる音が聞こえてくると私は考えています。
 皆さま、どうぞ青森県の新知事、宮下宗一郎、よろしくお願い申しあげます。
 私からは以上です。ありがとうございました。

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