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知事記者会見(年末)/令和2年12月25日/庁議報告ほか

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知事記者会見録

会見日時:令和2年12月25日金曜日 16時00分~16時45分
会見場所:第三応接室
会見者:三村知事

〇幹事社
 それでは年末の知事の会見を始めさせていただきます。
 三村知事にあっては、今年1年新型コロナウイルスから県民の健康と経済を守る活動に、各種奔走されてご苦労なさったと思います。県政記者会からも大変お疲れ様でしたと申し上げます。
 それでは報告をお願いします。

〇知事
 今日はコロナの関係もありますが、さまざま、専決処分したこと等についてのご報告もありますのでよろしくお願いします。
 まず、新型コロナウイルス感染症への対応についてです。新型コロナウイルス感染症を巡っては、青森県において危機対策本部を設置して以来、10か月余が経過いたしました。令和2年はまさに、新型コロナウイルスに明け、新型コロナウイルスに暮れた1年となったところであります。
 本県における感染状況は、現時点においても継続的に感染症患者が発生するなど、依然として予断を許さない状況が続いています。
 医療関係者の皆さま、介護・福祉施設等の皆さま、そして各保健所等で防疫・検査業務を実施されている方々には、これまでも最前線において日夜必死にご対応いただいているところであり、この年末年始もゆっくりと休むこともままならないものと拝察いたします。
 県民を代表して、改めて感謝申し上げますとともに、心より応援申し上げます。ありがとう。そして、がんばれ!その思いです。
 そして、こうした方々を支えてくださっているご家族をはじめ、多くの方々に対しても、改めて、この年末にあたり、御礼を申し上げます。
 さて、新型コロナウイルス感染症の全国的な感染拡大が続く中、県外からの旅行客減少等の影響により、年末年始における需要の落ち込みが懸念される県産品の消費喚起を図るためのキャンペーン実施に要する経費について、本日、専決処分により予算措置を行いました。
 また、県民の皆さまを対象とした、旅行需要喚起のための新しい宿泊キャンペーンの実施や地域公共交通機関の利用促進のための支援について既存予算を活用して取り組むことといたしました。
 これら本県独自の取組により、関連事業者の皆さま方への影響緩和を図りながら、この難局を一緒に乗り越えていきたいと考えています。
 私としては、令和3年という新たな年こそは、可能な限り早期に感染拡大の沈静化を図り、社会経済活動の正常化、そして成長基調への転換という流れを確固たるものにしていかなければならないと考えています。
 今後とも、感染症の早期の収束に向けた対応を最優先としつつ、安全・安心な県民の暮らしと、活力ある本県経済を早期に取り戻すことができるよう、全庁一丸となって全力で取り組んでまいります。
 年末年始において特にご留意いただきたい事項などについては、先の危機対策本部会議等でお示ししているとおりですが、県民の皆さまには、引き続き基本的な感染防止対策を徹底していただき、静かに年末年始をお過ごしくださるよう、改めてご協力をお願い申し上げます。
 続きまして、「県産品を買って贈ってスマイルキャンペーン」について、お知らせしたいと思います。
 新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ県産品の販売回復につきましては、これまで各種キャンペーンや販売促進活動の強化などに取り組んできましたが、さらなる感染症の拡大により、Go Toトラベル事業の一時停止が決定されるなど、年末年始の需要を見込んでおりました県内事業者への影響に加え、消費マインドの低下や県産品の消費減退が懸念されます。
 このため、県民の皆さま方が青森県産品を購入し、本県に来ることができなかったゆかりの人たちに贈ることを促進して県産品の消費回復を図ります、「県産品を買って贈ってスマイルキャンペーン」を、明日26日から来年1月31日までの間、実施することといたしました。
 具体的には、県内の小売店等で県産品を税込み3,000円以上購入していただき、県外への贈答品として発送した場合、そのレシートと発送伝票を添付して応募しますと、先着延べ3万名の県民の皆さま方に、「りんご」や「ながいも」、県産米「まっしぐら」のいずれかをプレゼントいたします。
 県民の皆さまそれぞれが県産品を購入して県外へ贈ることで、県産品の消費が回復し、本県経済の元気につながるものと期待するところです。
 報道各社の皆さまには、キャンペーンの周知方について特段のご配慮をお願いします。
 それではキャンペーン隊、お願いします。

〇キャンペーン隊
 「県産品を買って贈ってスマイルキャンペーン」について、ご紹介します。
 県民の皆さまが、日本一の生産量の「りんご」、味が自慢の「ながいも」や「ホタテ」、年末年始には欠かせない「日本酒」や、加工食品などの県産品について、税込み3,000円以上をお買い上げいただき、県外の大切な方に贈って、応募いただきますと、なんと、先着延べ3万名の県民の皆さまに、
・今年もたいへんおいしく仕上がっております、日本一の生産量を誇る
 「青森りんご」5キロ
・ツヤがある見た目と、あっさりとした味わいが特徴の
 県産米「まっしぐら」5キログラムを2袋
・粘りが強く、歯ごたえシャッキシャキの
 「ながいも」10キロ
いずれかをプレゼントします。
 県産品を購入したレシートと、発送伝票をご用意いただき、郵送か専用ウェブサイトにて、どしどしご応募ください。
 年末年始も、県産品を買って贈ってみんなスマイル!

〇知事
 続きまして、「泊まって応援、ゆったり安心『あおもり宿泊キャンペーン新春』」についてです。
 新型コロナウイルス感染症により、本県観光は大変厳しい環境に置かれており、県では、7月から県民の方々を対象とした「泊まって応援、旅して発見!あおもり宿泊キャンペーン」、10月からは北東北3県を対象とした「あおもり宿泊キャンペーン秋冬」、そして12月からは国のGo Toトラベルキャンペーンと連動した「青森旅キャンペーン」を順次実施し、観光事業者の事業継続と観光需要の回復に段階的に取り組んできたところです。
 この間、県民の皆さまには、県内各地に足を運び、宿泊施設をはじめとする本県の多彩な魅力を再発見することで、青森県の観光を応援していただきました。心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 そして、本格的な冬季観光のシーズンとなりましたが、今年の冬は、好調に推移してきたインバウンド需要を見込むことができません。また、国では12月28日から1月11日まで
 Go Toトラベル事業の適用を全国的に一時停止することとしており、県内での宿泊予約のキャンセル等による地域経済の急速な冷え込みが懸念されるところす。
 去る22日には、青森県旅館ホテル生活衛生同業組合の方々がお見えになり、県内宿泊施設において感染防止対策を徹底していることのご説明と、県民を対象とした新たな宿泊キャンペーンの実施について要望がありました。
 そこで、青森県独自の取組として、来年1月の1ヶ月間、県民を対象とした「泊まって応援、ゆったり安心『あおもり宿泊キャンペーン新春』」を実施することとしました。本キャンペーンに参加する宿泊施設は、新型コロナウイルス感染症対策を徹底した上で、冬の青森の魅力を生かした宿泊プランを企画し、一人泊当たり5,500円を割り引いた金額で販売いたします。
 併せて、ご好評をいただいております、現在実施中の「あおもり宿泊キャンペーン秋冬」は、既に半数以上の施設が完売となっていますので、12月31日の期限まで残り1週間ではありますが、その間は、完売施設を含めて追加販売をすることといたしました。
 これらの取組により、県民の皆さま方のお力で、なんとしても、このコロナ禍における厳しい冬を乗り越えていきたいと思うところです。何とぞご支援、ご協力をお願い申し上げます。
 また、感染防止対策に必要な設備改修等を支援する「青森県観光安全安心推進事業費補助金」については、申請期限を2月1日としていましたが、これを2月末日まで延長します。
 県民の皆さまにおかれては、感染防止対策を徹底しながら、密を避けて、県内の旅館・ホテル等でゆったり過ごすことで、リフレッシュして新年を迎えるとともに、引き続き本県観光への応援、ご協力をお願いします。
 「あおもり宿泊キャンペーン新春」の参加施設等につきましては、県の観光情報サイト等でお知らせしていきます。報道各社の皆さまには、このキャンペーンをさまざまな方面で周知してくださいますよう、特段のご配慮をお願いします。

 最後に、今年を終えるにあたっての所感を、一言お話させていただきます。
 令和2年も残すところ、1週間となりました。県政記者会の皆さまには、この1年、県勢発展のため、ご協力いただき誠にありがとうございました。
 去る1月、令和最初の新春を迎えての初競りでは、大間産のマグロが前年に次ぐ史上2番目の高値を付け、また、全国高校サッカー選手権大会では、青森山田高等学校が、決勝で惜しくも敗れ、連覇は逃したものの、王者の風格漂う戦いぶりが光る、幸先の良い話題で始まった令和2年でありました。
 こうした勢いを追い風に、2年目を迎えた「青森県基本計画『選ばれる青森』への挑戦」に基づき、これまで進めてきた「経済を回す」取組や、若者・女性の県内定着・還流促進、県民の健康づくりなどを一層推し進めようとしていた矢先、新型コロナウイルス感染症の感染拡大という、新たな危機に直面することとなりました。
 国内の感染状況を踏まえて、2月には私を本部長とする「新型コロナウイルス感染症に係る危機対策本部」を設置し、以来、本県における感染まん延や医療崩壊を回避いたしますとともに、地域経済や県民生活への影響を最小限に食い止めるべく、全力で取り組んできました。
 この間、検査体制の強化、医療提供体制の整備、地域経済の回復に向けた取組など、緊急に講ずべき対策について、迅速な対応を図ってきたほか、全国的な感染拡大に伴う緊急事態宣言への対応といった、これまでに経験したことのない事態にも、ひるまずに対処してきたという思いがあります。
 特に、10月に弘前市で発生いたしました大規模クラスターでは、保健所に公衆衛生医師、保健師を派遣するなど体制を強化し、厚生労働省対策推進本部クラスター対策班による専門的・技術的な助言、支援のほか、弘前市、八戸市をはじめ周辺市からも人的支援を受けながら全力で対応に当たりました。この間、私自身、県の新型コロナウイルス感染症に係る危機対策本部会議の場や映像を通じて、県民の皆さまに対して、県内の感染状況を踏まえた感染防止対策などについて、幾度となくメッセージを発信させていただきました。
 今般のクラスター発生は、本県にとって大きな試練となりましたが、医療関係者の皆さま、介護・福祉施設等の関係者の皆さま、そして保健所等の関係部署の方々による日夜、必死のご対応によりまして、基本的に抑え込むことができました。
 この間の、関係機関の皆さま、そして県民の皆さまのご協力に、心から感謝を申し上げます。
 一方で、本県経済の動向は、今般の感染拡大により、飲食業や宿泊業をはじめとした幅広い業種にわたって、依然として予断を許さない状況が続いており、今後さらなる影響の長期化も懸念されています。私としては、感染拡大防止に全力で取り組みながら、地域経済の回復と雇用の確保にも意を用いてきたところでありますが、いかにその両立を図っていくか、今後も厳しい局面が続くものと考えています。
 コロナ禍を克服した先の「選ばれる青森県」の実現を目指し、今後とも感染拡大防止と社会経済活動の両立に全力で取り組んでまいりますので、県民の皆さまには、引き続きのご協力をよろしくお願いします。
 こうした状況の中で、嬉しい話題もありました。
 農業分野では、2019年産米の食味ランキングで「青天の霹靂」が6年連続で、さらに「まっしぐら」が初めて特A評価を取得したほか、おうとう「ジュノハート」の全国デビュー、新品種「青森きくらげ」、「青い森紅サーモン」の市場デビューなど、本県農林水産品のブランド力の強さと、さらなる発展の可能性を実感することができました。
 特に、「ジュノハート」については、東京や大阪の各店舗で、私自らPRさせていただきました。コロナ禍の中であり、久々の県外でのPR活動でもあり、内心不安な面もありましたが、この全国デビューを絶対に成功させるとの強い決意の下、いざ現地に行ってみると、各店舗とも、ものすごい人気で、市場関係者やバイヤーの方からも高い評価をいただきました。「青森から贈る大切な宝物」の全国展開に確かな手応えを感じました。
 また、これまで地道に取り組んできた「攻めの農林水産業」につきましては、2018年の農業産出額が3,222億円と4年連続で3千億円を突破し、15年連続で東北トップを堅持するとともに、2019年産りんごの販売額が6年連続で1千億円を超え、輸出についても3年連続3万トン、6年連続100億円を超えるなど、引き続き好調であり、新規就農者の着実な増加にも結び付いています。
 世界文化遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」については、1月に推薦書が政府からユネスコに提出をされ、9月には審査の山場であるイコモスの現地調査を終えるなど、登録を確実なものとしていくために着実に準備を進めたところであり、次回の世界遺産委員会での登録決定に期待をしています。
 交通関係では、海外航空路線は依然コロナ禍により運休が続いているものの、国内路線は3月に「青森・神戸線」が新規就航、10月には「三沢・羽田線」が4往復に、18年ぶりに増便となったほか、12月には東北新幹線が全線開業10周年を迎え、記念セレモニーが行われました。
 特に、交通事業者の皆さまには、コロナ禍による利用者の減少など、苦しい経営状況が続く中にあっても、地域の足として、あるいは都市と地方、地方と地方を結ぶ重要な交通インフラを担っているという強い使命感から、新規路線の就航、増便・復便、ダイヤ維持等にご尽力いただいており、関係者の皆さまの心意気に、改めて感謝と敬意の念を抱いたところであります。
 一方で、最重要課題である人口減少克服への道のりは、決して平坦ではありませんが、コロナ禍は、人口が密集する地域での生活に少なからずリスクがあることを認識する機会ともなり、都市部から地方への分散化に対する若者の関心も高まっています。こうした中で、多様な生き方・働き方を実現できる青森県の良さを、若者や保護者世代の方々にしっかりと伝え、一人でも多くの若者・女性の県内定着、そして還流を実現していきたいと考えています。
 さて、来年の干支は「辛丑(かのと・うし)」です。蒔いた種が芽を出し、成長し始める状態を表すとのことです。これまでの地道な取組の成果が芽吹く中で、大きく成長していく準備を整えるのに相応しい年と言えるのではないかと思います。
 私自身、これまでの一貫して「攻める」姿勢は維持しつつ、コロナ禍の中でのさまざまな制約に耐えながら、来るべき本格的な反転攻勢に向けて、準備や仕込みにしっかりと取り組み、また思案し続けました。
 急速に進む人口減少はもとより、今般のコロナ禍による社会経済環境や意識の大きな変化を的確に捉え、これまでの取組により得られた成果や課題も踏まえながら、皆さまと共に臆することなく果敢にチャレンジしていきたいと考えています。
 くしくも、未曾有の危機と言われた東日本大震災から10年を迎えようとしています。県民一丸となり歯を食いしばって立ち直ってきた、立ち上がってきたことに思いを致せば、いかなる困難にあっても活路を見いだし、将来を花開かせることができるものと確信しています。
 県民の皆さまが、この青森の地で、生きる喜びを実感しながら、安心して働き、暮らし、そして、国内外から「選ばれる青森県」を目指し、県の職員共々、来年もブレることなく全力で取り組んでいきますので、報道機関の皆さまにおかれましても、県民の皆さまにおかれましても、引き続き、応援をよろしくお願いします。

〇幹事社
 それでは各社から質問をお願いします。

〇記者
 むつ中間貯蔵の共用の件で、知事が2018年6月の一般質問で、核燃料サイクルについては、関係自治体だけの問題とすることなく、国民の理解促進に努めていただくよう要請をしたと回答されています。
 共用検討に関しては、知事もそのお話を聞いて心中には何らかの思いというのがあるのではないかと推察します。
 その上で今回のむつ中間貯蔵の共用について、改めてご所感を教えていただけますでしょうか。

〇知事
 要するに国及び電気事業連合会として、この中間貯蔵の活用の在り方ということを、それぞれに検討したんだと思うんです。その検討しているということを、先般は伝えに来たということだと思っているんですね。
 先般、ちょっと興奮して申し訳なかったのですが、冷静になってみれば、ちゃんと、どういう役割があって、どういうことが必要であって、そのことが国のエネルギー政策全般にとって、どういう意味合いがあり、そしてまた、青森県を最終処分場にしない、そのことはきちんと約束の中にあるわけですから、そういった点も踏まえて、さまざまな考え方を、どの時期になるかは分からないが、きちんと説明をしたいということで、話に来たのではないのかなということを思ったわけです。

〇記者
 核燃料サイクルの問題を関係自治体だけの問題に矮小化させるというような観点では受け止めていらっしゃらないということですか。

〇知事
 やはりこの国のエネルギーシステムをどう支えていくかということが、本当に大きなテーマだと思っています。
 先般の国会のやりとりの中で、原子力のことであるとか、核燃料サイクルのこと等も含め、そういった環境に対応していくのにさまざまな考えがあると、さまざま文脈の中において、エネルギーのことが語られていました。
 そういった非常に大きなテーマの中、この国として政府は前面に立って、成すべきことを行っている、そういう状況に至っているんだと思います。ですから、経済産業大臣から電話がかかってきたり、首席統括調整官というその分野において非常に重要な方が来たりとか、エネルギーシステムは、青森県にとっても非常に重要な課題ですし、国家・国民にとっても大事なことだということの意思をお示しになりたかったのだろうと、そう思います。

〇記者
 今、政府は、エネルギー基本計画の見直し作業を行っているところですけれど、やはりエネルギーにおいて非常に重要な青森県として、この新しいエネルギー基本計画に求めることがあったら教えてください。

〇知事
 国のエネルギー基本計画においては、自分自身がずっと主張し、思いとしてきたのは、総理大臣からもいろいろ答弁がありましたが、地球的、全体的な環境等も考えながら、エネルギーのベストミックスということについて、しっかりと打ち出していくということ、そのことが非常に重要だと思っています。

〇記者
 もう一点、コロナの関係ですが、特措法の改正に関して、青森県においては現在休業要請などはないので、即座にどうするということはないのですが、罰則などを伴うように今検討されていると聞きます。それに関して知事はどう思いますか。

〇知事
 法律の中に罰則等を書き込むということになると、国として、当然応分のきちんと経済を支えるプランといいますか、そういったものを慎重に検討した上で、バランスをどう取るかということが重要なのではないかと思っています。
 単純に守らならければ罰するということだけではなく、休業要請等が本当に科学的か、特措法が理解を得られる法律として成り立つことができるのかなど、さまざまに議論というものが慎重に行われるべきだと思っています。

〇記者
 今年の漢字は全国では「密」になっていますけども、知事の今年一年を表すのは。

〇知事
 耐える、忍耐の「耐」という字。コロナのさまざまな話題や、災害に、青森県民の特徴として、耐えて耐えて、必ず「おしん横綱」のようにしっかりと我満して、ルールを守ってくれる。そして耐えて耐えて、絶対にまたよみがえってくるという、そういう思いで「耐」という字にさせていただきました。

〇記者
 先ほど発表になった県民向けの旅行キャンペーンについてですが、Go To事業は年末年始期間一斉停止ということで、国としてのスタンスとしてはなるべく静かにというところがあり、一方で今回の県の狙いとしては、県民に限ってはある程度移動してもらって施設を利用してもらうということで、非常にバランスが難しいところかなと思ったのですが、改めて、このキャンペーンの対象を県民に限って実施するということの狙いや考え方をお聞かせください。

〇知事
 22日にホテル・旅館業界の方々がお見えになり、その時に一番話をしたのが、どれほど丁寧に安全対策をしているかということでした。そのことを一番県民の皆さまに訴えたいと。その上で、県民の皆さまに自分達のホテルや旅館で雪の時期を静かにゆったりと過ごしていただき、元気を回復していただくと。そのことによってホテル・旅館業界も元気を取り戻していきたい、というお話、思いをいただいてですね、まさにその通りだと思っています。
 当初も県民の方々に大変にご協力いただいて、なんとか廃業せずにそれぞれ保って、一息ついて上昇基調ということがありましたが、この冬の1月というのは、昨年までは圧倒的にインバウンドで支えていたのですが、それが全く無くなりました。
 また、いわゆるGo To関連のものも無くなりました。その中で、そういった業界の方々の思いに県民と共に応えたい、その一言です。

〇記者
 国としてはその期間中はなるべく静かにというスタンスで、県としてはそういったことは。

〇知事
 安全対策をしっかり行っている域内において、そして私どもの発生状況等の抑え込みのシステム、状況等を勘案した中において、しっかりと安全対策を行っているホテル・旅館でそれぞれ英気を養ってもらいたい。また業界としても、そのことで、皆で力を合わせていこうという、その思いと受け止めていただければ。
 国の場合、都道府県をまたぐ広域的な行き来についてどうするか、ということになりますが、県のキャンペーンはあくまでも域内での移動ということで。「力を合わせていきましょう」、「県民の皆さまよろしくお願いします」、という思いを、業界の皆さまとともに私も感じた次第でした。

〇記者
 知事は年末年始の帰省に関して、一律に自粛を求めないという話を以前から示されていますが、その思いは現時点でも変わらないのかということと、であるとすれば改めて、帰ってくる方への呼びかけがあればお願いします。

〇知事
 一律に自粛を求めないと、言葉で言えばそういう形になりますが、それぞれの地域の感染状況等を勘案し、その中でご自身のご体調等も考えていただき、また、ご家族等ともお話しした上で、判断いただきたいという趣旨をお酌み取りいただきたい。
 繰り返し申し上げますが、基本的な手指消毒やマスク、3密を避けるといった、いわゆる基本的なことをしっかりと守ってくださっている、そのことがさまざまな発生状況抑制につながっていると、私自身、県民の皆さまに感謝しています。
 ですから、同様にそういった姿勢といいますか、それぞれに長い休みの中でうまく分散しながら、基本的な感染予防策をとっていただき、なおかつご自身の体調についてもしっかりとご判断の上で、と思っています。
 青森県の場合、首都圏等含めてさまざま県外に人が行っていますので、お正月はなかなか会えない人との交流の機会となるわけですが、だからこそ故郷で静かで穏やかなお正月を過ごしてご家族やご友人との絆を温め直し、リフレッシュしてもらいたい、そしてまた頑張っていただきたい、ということをお願いしたかったものです。

〇記者
 昨日、弘前の大規模クラスターにおける弘前保健所のコロナ対応について、検証結果が出て、9日間で保健所に6回の相談があったにもかかわらず検査に繋げられなかったということが分かったわけですけど、大西先生(青森県感染症対策コーディネーター)からは、積極的に検査していれば感染規模を小さくできる可能性はあったというふうな指摘もございました。
 知事は、この初動対応の検証結果はどういうふうに受け止めているかということと、あとGo Toトラベルで当時県外客の往来増加していたことから、幅広に検査をするよう目安を改定すべきだったのかなと思うのですが、そういった指示はしていなかったのかということをお聞きします。

〇知事
 昨日、どういう状況にあったかということをお話させていただきました。
 今回のとりまとめた結果は本当に次に絶対生かしていくということが大事だと思っていますけど、初動ということにおいて、大西先生からもお話がありましたが、それぞれの部門の仕組みの範囲内においては、適切に行っているとしても、防疫システム全体の稼働ということにおいては、ベストという状態が作れていなかったのではないかというところは私自身も感じなかったわけではございませんが、知見も経験則も十分でない状況であったということ等は、ご考慮いただきたいと思うところです。
 そういった中で指示をしてなかったかということですけれども、そういう指示はしていないにしても、対応していく途中で、いろいろ検査の体制等のことについては我々も学んできました。弘前保健所においても、県内の保健所と同じような調査の仕組みと、それから陽性者数等の具体の数字等が出ているということ等も含めて、全体的な点から対応はしていました。
 今ベストに近い状態でシステムは組まれていますけれども、知見や経験則が無い中で、それでもしっかりとした対応はぎりぎりまでは行うことができていたというふうに感じました。ただ、ベストのシステムで動いていたかというと、その状態は作れていなかったかもしれないが、その点を我々は改善・改良をしていくということを徹底して行ったことで、後々非常に早く、感染を囲い込む仕組みが動いてきました。
 申し上げたいのは、各保健所にしても、健康福祉部にしても、本庁にしても、本当に日夜休まず全力でそれぞれに一生懸命、全力で仕事をしています。しかしながら、システムとして良い形で完成していくためには、知見、経験則が足りなかったという部分、その点についてさまざまに反省すべきところがあったからこそ、改善というところに至っているということを申し上げたいと思っています。
 本当にチームとして、全力で仕事をしてくれていることを私としては感謝しているところです。それと共に、コロナそのものが未知の経験であり、分からないことが次々と出てきている中で、その時点、その時点で、考えられることをやっていくということ。それでもやはり不足してしまうということが起きますが、最初であるがゆえに、さまざまに不足する部分があったことを県民の皆さま含めて感じたということに対しては、大変に至らなかったと、自分自身も至らなかったということは思うところであり、それは率直にお詫び申し上げますが、チームとしては本当によく全力でやってくれています。改善し、良い連携のもとで仕事をしているということをご理解いただきたいと思っております。
 これからまた年が明けて、ワクチンの接種等が行われることになりますと、ますます経験則のないことが生じてくることも想定されるわけですが、その場面においても、いろいろな経験を積んできた中において、ベストに近い状態で、良いチームワークで抑え込んでいく、さまざまな事象に立ち向かっていってくれると信じていますし、また、これまでもそのようにやってきたというふうにご理解いただきたいと思っています。

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