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知事記者会見(定例)/平成31年1月4日/庁議報告ほか

会見日時:平成31年1月4日金曜日 11時30分~11時48分
会見場所:第三応接室
会見者:三村知事

〇幹事社
 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 それでは知事から新年を迎えての所感をお願いいたします。

〇知事
 明けましておめでとうございます。
 県政記者会の皆さま方におかれましては、健やかな新年を迎えたことと存じます。今年も県政推進のため、ご協力をお願い申し上げます。
 年頭に当たりまして、青森県の発展と県民の皆さま方のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
 そして、県民の生業を守り、県民が安んじて暮らせる青森県づくりを進めるために、今年も全力で取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。
 さて今年は、昨年末に策定いたしました「青森県基本計画『選ばれる青森』への挑戦」がスタートする年であります。
 基本計画の名称「選ばれる青森」には、若者や女性の県内定着・還流を促すため、学ぶ場所・働く場所・生きる場所として「選ばれる青森県」、また、「世界が認める青森ブランドの確立」に向けて、さまざまな分野において本県の価値が国内外から認められ、「選ばれる青森県」となることを目指していくという、強い思いを込めております。
 また、副題の「支え合い、共に生きる」には、2025年の超高齢化時代の到来を見据え、「青森県型地域共生社会」の実現に向けて、地域におけるつながりや助け合いを重視して取り組んでいくという思いを込めているところであります。
 人口減少、高齢化が進む中にあっても、県民の皆さまが安心して働き、暮らしていける、持続可能な青森県づくりを進めるため、新たな計画のもと、これまでの取組により得られた成果や、本県の多様性と可能性を存分に生かし、これまで以上に攻めの姿勢でチャレンジしていきたいと思っております。
 このため、引き続き、「経済を回す」この視点により、各産業分野の基盤を強化いたしますとともに、海外に向けた販路拡大やインバウンド需要のさらなる獲得など、海外も意識し、「選ばれる青森」に向けて、各種施策の推進に全力で取り組んでいきたいと考えております。
 特に、昨年末もこの場で申し上げたわけでありますが、台湾エバー航空によります、青森-台北線の就航が実現いたしますと、県内経済にも大きな効果が期待されるところであります。
 インバウンドの拡大はもとより、りんごの輸出促進、こういったことのほか、昨年末に実はイノベーション・ネットワークあおもりが台湾の経済交流団体2つと覚書を締結したわけでございますが、こうした民間レベルでの経済交流や、さまざまな主体による交流の促進など、観光面にとどまらない大きな効果が期待できると考えております。就航の実現に向けて、しっかりと準備を進めていきたいと思っております。
 また、若者・女性の県内定着・還流の促進や、平均寿命の延伸に向けた県民の健康づくりなどの引き続く課題、そして各産業分野における労働力不足や2025年問題の対応など、顕在化してきた大きな課題につきましても、しっかりと取り組みたいと思っております。
 特に2025年以降の超高齢化時代における生活機能の維持・確保など、将来を見据えた持続可能な地域づくりにつきましては、相当の危機感を持って臨んでいかなければならない課題であるとの認識のもと、そのための仕組みづくりを市町村等とともに、着実に前進させていきたいと思っております。
 そして、世界文化遺産への登録を目指します「北海道・北東北の縄文遺跡群」につきましては、昨年は残念ながらあと一歩のところでユネスコへの推薦を逃したわけでありますが、今年こそは、本当にもう勝負の年、県民の皆さま方や関係自治体、この4道県総力を結集して、万全の準備を整え臨んでいく決意でございます。
 縄文遺跡群の一体的な普及啓発に努め、国内外での認知度や評価をさらに高めていきますとともに、人類共通の遺産を次の世代に伝えていく担い手の育成など、受入態勢の充実にも力を入れて取り組んでいきたいと思っています。
 また、昨年11月には、縄文時遊館内に新たな展示収蔵施設が完成し、出土品をまとめて収蔵できるようになりました。
 「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一年でも早い世界遺産登録に向けて、縄文文化の価値や魅力を積極的に情報発信し、気運を盛り上げていきたいと思っております。
 さて、「図南鵬翼(となん ほうよく)」という言葉がございます。鵬(おおとり)が南の海を目指し、羽ばたこうと翼を広げる姿から、海外の事業展開など、大きな目標を立て、それを成そうという志を意味するものというふうに伺っております。
 私たち青森県が直面する、人口減少という大きな課題を乗り越えていくため、新たな計画におきましては、先ほども申し上げましたが、国際航空路線の充実が進む中、本県の強みであります食や観光のほか、「北海道・北東北の縄文遺跡群」など、本県の有するさまざまな価値が国内外から認められ、「選ばれる青森県」を目指し、海外に向けても果敢にチャレンジしていくこととしております。
 まさに「世界に打って出る」、これはもう世界というだけでなくて、日本国内に対しても、さらに我々青森としての持てる力を持って、資源、そして人財力、そういったものをもって打って出るということを、その思いも込めて、「世界に打って出る」という大きな志のもとで、これまでの取組で得られた「経済」という力強いエンジン、これを持った青森県が、さまざまな分野で活躍する「人財」という翼、この人財という翼がとても大切だと思っておりますが、この人財という翼を羽ばたかせ、さらに一段上のステージへ飛躍すべく、今年も一年全力で県庁職員ともども取り組んでいきたいと考えております。報道機関の皆さま方におかれましても、引き続き青森県の挑戦を応援くださるよう、よろしくお願い申し上げまして、年頭所感とさせていただきます。ありがとうございました。

〇幹事社
 ありがとうございました。続きまして、幹事社質問に移らせていただきます。
 2点ございます。まず1点目ですが、今知事がおっしゃっていただいたことと、やや重複するかもしれませんが、統一地方選や改元、消費増税と、2019年は、県政や県民生活を取り巻く環境も変化する年になりそうです。
 このような一年を迎えるにあたり、今年一年、特に成し遂げたいと知事が考えていることは何か教えてください。

〇知事
 先ほどお話しさせていただいたところですが、まず重要課題であります人口減少克服に向けて全力で取り組んでいきたいと思っております。
 このため、引き続き「経済を回す」、この視点による産業力の強化でありますとか、特に海外を意識した施策の推進にも、これまでの国内同様に海外ということも意識して、力を入れて取り組んでいきたいと思っております。
 中でも、先ほどもお話しいたしましたが、青森・台北線の就航により、大きな、さまざな経済あるいは文化であるとか、あるいは我々の感性ということも含めてですけど、さまざまな効果が期待できますので、これに向けての万全の準備を整えていかなければいけないと思っております。
 また、2025年以降の超高齢化時代を見据えました「青森県型地域共生社会」の実現に向けた取組につきましても、市町村等とともに着実に前へ進めなければいけないと思っています。
 もちろん健康づくり、40代、50代(の死亡率が高い)という青森県の課題がございますので、この健康づくりということにつきましても、これまで同様、地道に、「だし活」もそうですし、「高血糖ストッパーズ」もそうですけども、そういった活動等も含めて、地道に着実にこの分野進めていかなければいけないと思っております。
 そして、先ほどもお話しましたが、「北海道・北東北の縄文遺跡群」につきましては、2021年度の世界文化遺産登録の実現に向けまして、今年こそ勝負の年という覚悟で、必ずや早期のユネスコへの推薦、日本代表としての立場というものを勝ち取りたいと思っています。引き続きご支援お願いしたいと思っています。
  
〇幹事社
 ありがとうございます。2点目に移らせていただきます。2019年度政府予算案では、地方交付税が7年ぶりに増額され、地方自治体が自由に使える一般財源総額も最多の62.7兆円が確保されました。
 厳しい財政状況が続く自治体にとっては、良い知らせかと思いますが、改めて知事の受け止めをお聞かせいただきたいのと、また、新年度の予算編成にどのように取り組まれるか教えてください。

〇知事
 実はかなり厳しい状況になっているというふうに感じるところがありますので、少し話をさせていただきます。
 平成31年度の地方財政対策については、前年度を上回る地方一般財源総額が確保され、中でも地方交付税総額は7年ぶりに前年度を上回りますとともに、臨時財政対策債が大幅に抑制されるなど、地方の安定的な財政運営に一定の配慮がなされたものと受け止めているところでございます。
 一方で、地方税収の伸びを前提に臨時財政対策債を加えた実質的な地方交付税総額は、実は減額となっております。私ども青森県のように、多くの自治体がそういう状況なんですけれども、財政力の弱い団体にとってはマイナス要素となりますことから、県税収入や地方交付税の配分の見通しなどについては予断を許さないものと実は認識しているところでございます。
 そうした中ではございますけれども、31年度の当初予算の編成に当たりましては、新たに策定しました「青森県基本計画『選ばれる青森』への挑戦」のスタートの年にふさわしいものとして、補正予算を含めた国の予算等を積極的に活用しながら、財政の健全化と各施策の積極展開に向け、最大限取り組んでいきたいと、そのようには考えているところでございます。

〇幹事社
 ありがとうございました。
 他社の方から質問あったらよろしくお願いします。

〇記者
 知事さんの年末の記者会見で、外国人延べ宿泊者数とかですね、あるいは農業産出額とか、りんごの販売額とかということで、具体的な数値をおっしゃって、その成果というのをおっしゃってたと思うんですけれども、来年度ですね、具体的な数値としてこれはクリアしたいというものがありましたら、お知らせいただければと思います。

〇知事
 具体的には、新しい計画に合わせてということになるけど、実際は円高に振れていっているし、確実なところは取るにしても、これはうちも劇的に伸ばしてきたからね。泊まる所等を考えた場合に、なかなか倍増とか、今までのような勢いのいい話ではなくて、着実にお客様に来ていただいて、その経済効果を出していただくとか、リピーターになっていただくとか、そういう方向性のことは言えると思うんだけれども、どちらにしても、海外関係とか、今後目標を発表することになっているから、そこに合わせてということになります。

〇記者
 自由貿易協定の関係でお尋ねなんですけれども、12月30日にまず「TPP11」が発効したと思うんですけれども、こちらについての知事の受け止めをお伺いしたいのとですね、また2月には「EPA」も発効する見通しとなっていると思うんですけれども、自由貿易の推進が進んでいく中でですね、青森県としての新年度予算編成がこれからまもなく、より本格的に進むと思いますけれども、この新年度予算でも具体的にどのように取り組んでいかれるお考えなのか、改めて教えていただければと思います。

〇知事
 TPPも日EU・EPAもそういう方向で進んでいるわけですけれども、我々青森県の農林水産業、農山漁村が人口減少に伴う担い手、あるいは労働力不足、国内消費の減少といった諸課題に直面している中で、TPP11等による関税の削減、撤廃によって、外国産農林水産物等の輸入が増加すれば、やはり国内農林水産物の価格低下でありますとか、産地間競争の激化ということを招くなど、様々な影響が懸念されると思っています。
 今年当初から、やっぱり安易にこういう方向であっては困る、対応対策をしっかりと、であるからこそ逆に打って出て、攻めて攻めまくって売れる、我々も思いっきり行きますよというようなことをやってきたというのがあるんですけど、県としてはTPP11等の影響を最小限に留め、農林漁業者や関係事業者の皆様が、将来にわたって意欲と希望をもって経営に取り組むことができ、本県農山漁村集落がしっかりと守られるように対処していくことが何よりも大切だというふうに考えています。
 ずっと「ゆりかごを守りたい」と言ってきたんですけども、農山漁村集落群こそ、この国の日本という国の宝だと思っています。ここで食もつくりますけど、命も育んでいますし、お祭りとか文化も保っているわけですから、食と命と文化のゆりかごを守るということ、このためにいかにこのTPPとか、EPAの対応をしていくかということになると思っています。
 平成29年度2月補正予算とか、平成30年度当初予算においても、農林水産、商工・観光、食品衛生の各分野にわたって、TPP等対策関連事業というものを入れて、対策等をどう進めていくか、売るだけじゃなくて生産性を良くするだとか、コストダウンのためにどういう手を打つかとか、いろんな細かいこと、いろんなことをやってきたんだけども、国の2次補正予算案というのが今度出てくるんだけれども、農業強化策が盛り込まれたという状況なので、この情報収集に努めて、これに適切に、うちとしてもいただくものはいただいて、合わせて乗っていくというのかな。しっかりと防衛体制を整えながら、財布を締めていかなきゃいけないから、そういうことはやりたいと思っています。
 「攻めの農林水産業」ということで、続けてきたことはそういう意味において、自分としては結果として、この対応対策になってくるという、そういった中においても、いかにして国内外に市場方向を求めていくということを、我々としては仕掛けていく。あるいは結局、非常に品質の良い物、結局自分で売って歩いているから、肌で感じて、悪い時はボロクソに言われて、次の年に良い物をちゃんと整えると約束してやっているんだけど。
 やっぱり世界に通じる良い物をきちんと作ることによって、国内外とも実は通用し、選ばれる青森産品となるというのかな、そういったさらなる良品化ということを、自分としては進めていきたいと、そういうことを思っています。
 引き続き、この「攻めの農林水産業」の中において、あるいは輸出拡大ということについても、さらに積極的に、価値が下がってくるということであれば、取り組んでいくとともに、今後の状況というものを注視しながら、国に対しても、現場は現実こういう状況ですよということを(伝え)、対応を求めていきたいと、そういうことを思っています。

〇記者
 現段階で結構なんですけども、新年度予算に盛り込みたい具体的な取り組みを。

〇農林水産部長
 新年度予算については、これからということでございますので、現時点では発言は控えさせていただきたいです。

〇知事
 議会等あるものですから。

〇幹事社
 他にございませんか。

〇知事
 しっかりと、今年もお互いに健康で良い仕事をしましょう。
 ありがとうございました。

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