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知事記者会見(定例)/平成28年9月1日/庁議報告ほか

会見日時:平成28年9月1日木曜日 11時15分~11時43分
会見場所:第三応接室
会見者:三村知事

◯幹事社
 それでは、9月の定例記者会見を始めたいと思います。
 まず、知事から冒頭お願いします。

◯知事
 私の方から、今日はちょっと多いです。何件かございます。
 まず、台風第10号についてでございます。
 このたびの台風第10号は、去る8月30日夕方、1951年の統計開始以降、初めて東北地方太平洋沿岸に直接上陸し、勢力を保ちながら本県を通過して日本海に抜け、31日未明に温帯低気圧に変わりました。
 被害の状況につきましては、現在、農地、農作物関係を中心に、なお情報収集に努めているところではございますが、全体としては、局地的、散発的なものに止まるのではないかと、そういう見込みでございます。
 しかしながら、このたびの台風で負傷され、また住家の浸水や、果物の落下などの被害に遭われました方々に心からお見舞い申し上げたいと思いますし、また、岩手県、北海道では亡くなられたり、安否が確認できていない方々もおります。心からご冥福をお祈り申し上げたいと思います。
 折しも、本日9月1日は防災の日でございます。今回の台風第10号のように、これまで経験したことのない特異な災害が、いつ発生するか予想できない状況になってきているわけであります。
 県としても、警察、消防、自衛隊、国土交通省などの関係機関等と緊密に連携しながら災害に対する備えの充実に努めますが、何といっても、県民の皆さま方一人ひとりが自分たちの地域は自分たちで守るという強い意識を持って、それぞれ行動してくださることが被害を最小限に食い止めることにも繋がると考えるところであります。
 また、「備えあれば、憂いなし」という諺がございますけれども、県民の皆さま方には、これから9月、10月と、台風シーズンとしては、まだこれから本番という可能性もあるわけでございまして、ぜひ、この機会に、身の回りにどのような危険があるのか。あるいは、食料や水といったものについての一定の備蓄というんでしょうか、そういった災害の備えについても、これを機に再認識いただければと、そう考えている次第でございます。
 続いて、本日の庁議におきまして報告がございました、『3つの「きる」で生ごみを減らそう!キャンペーン』についてお知らせいたします。
 県では、県民総参加でごみ減量とリサイクルに取り組む気運醸成を図るため、6月から7月までの2か月間、雑紙の資源回収など、3Rの推進を重点テーマに、「ごみ減量・リサイクル強化キャンペーン」を展開してまいりました。夏休みの小学生たちにも大変協力いただきました。
 これに続く第2弾として、9月から10月までの2か月間、『3つの「きる」で生ごみを減らそう!キャンペーン』を実施いたします。
 本キャンペーンでは、「食材は使いきる」、「料理は食べきる」、「生ごみは水気をきる」の3つの「きる」を県民運動として普及させ、生ごみを減らすためのテレビCM、民放各社さんということになりますが、また3つの「きる」の具体的な実践方法等をまとめたリーフレットの作成・配布、青森県食生活改善推進員を対象とした講習会の開催など、集中的に実施することとしております。
 引き続き、県民総参加でごみ減量とリサイクルに取り組む気運を大いに盛り上げていきたいと考えておりますので、ぜひ、皆さま方のご支援、ご協力も併せてお願い申し上げます。

【CM上映】

 このようなCMを放送しますので、ご協力方お願いします。
 この水気をきる、実は相当コストダウンにも繋がるということでございます。
 以上であります。
 続いて、縄文遺跡群の世界遺産登録早期実現に向けた体制強化について、本来、4道県の知事会でお話することになっていたのですけれども、本日の庁議案件ではございませんが、ご報告させていただきます。
 「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録につきまして、近年、審査が厳しさを増している中、ユネスコの審査方法の変化等にも適切に対応するため、文化庁文化財部長やユネスコ日本政府代表部特命全権大使などを歴任し、世界遺産登録推進業務に精通していらっしゃいます、木曽功千葉科学大学学長を、本日9月1日付で縄文遺跡群世界遺産登録推進本部の参与として新たに任命し、登録推進体制のさらなる強化を図ることといたしました。
 今後、木曽参与をはじめ専門家委員会などからご指導、ご助言をいただきながら、来年度こそ推薦が得られるよう、引き続き4道県及び関係市町が一丸となってしっかりと取り組んでいきたいと思っております。
 以上、庁議案件等でございます。

◯幹事社
 それでは、幹事社から、あらかじめ提出していた質問、2つ手短にさせていただきます。
 まず、リオデジャネイロオリンピックについて、青森県関係選手では、レスリングの伊調選手などが活躍されましたが、それを受けた知事としての統括を改めてお伺いしたいと思います。
 よろしくお願いします。

◯知事
 17日間にわたって開催されましたオリンピックが閉幕し、改めて県民に勇気と感動を与えていただいた選手、スタッフの皆さま方に心から感謝申し上げます。
 手に汗握る白熱した戦いに、時間を忘れ応援したことが、つい昨日のことのように思い出されます。皆さん寝不足になったと思います。
 中でも前人未到の、女子では世界で初めての4連覇を達成した伊調馨選手。残り6秒、右足がパッと抜けたあの時にテレビを叩くぐらい騒いだのを思い出します。
 こういった戦い、我々の脳裏に深く焼き付いております。
 日本中が歓喜に沸き、世界から称賛の声がやまぬ中、静かに天を仰ぐ伊調選手の姿に、改めてこのオリンピックという舞台で頂点に立ち続けることの偉大さを感じた次第であります。
 伊調選手には、県から「青森県民栄誉大賞」、教育委員会から「スポーツ栄誉賞」の授与が決定しておりますが、国におきましても、「国民栄誉賞」の授与が検討されていると聞いているところであります。
 県民のみならず、多くの国民の皆さま方に深い感動をもたらした伊調選手の活躍は、まさに「国民栄誉賞」にふさわしいものと考えているところでございます。
 また、同じくレスリングの太田忍選手におかれましては、初出場と思えぬ堂々たる戦いで、見事に銀メダルを獲得されました。初戦にロンドンオリンピック金メダリストの強敵を劣勢から巻き返して勝利し、次々と難敵を撃破していく姿は圧巻であったと思います。
 そして今回、卓球男女におきまして、団体戦のメダル獲得という快挙がございました。愛ちゃん、福原愛選手が若い後輩を精神的に支え、キャプテンとしての重圧、これを抱えながらも最後まで諦めずに掴んだ銅メダル。
 そして、水谷隼選手と丹羽孝希選手が、強敵であります中国を脅かし、果敢に攻めて銀メダル、いずれも県民はもとより国民を熱狂させた素晴らしい戦いであったと思います。
 また、メダル獲得はなりませんでしたが、アーチェリーの古川高晴選手。自分としては今回一番の良い笑みだったと思いましたが、笑顔のゴールが印象的だった女子マラソンの福士加代子選手。そして、今日、午後おいでいただくこととなっています、恩師と共に32年ぶりにつかんだオリンピックの舞台に挑戦してくれた水球の飯田純士選手。この活躍も県民に勇気と感動を与えてくれました。
 さらには、サッカーの櫛引政敏選手、室谷成選手は、次代を担う若きアスリートとして今後、期待がかかるところであります。
 2020年、次はいよいよ東京オリンピック、自分が小学生の時にこれを観て、未だに「円谷がんばれ」とか、バレーボールの大松監督や重量挙げの三宅さんなど、いろいろなことを思い出します。
 今回出場された選手の皆さんは、この素晴らしい経験を力に、本県、そして我が日本の国のスポーツの一層の発展のため、今後、ますますご活躍を期待したいと思っております。
 以上であります。

◯幹事社
 次に、原子力関連について1点。
 先月、再稼働した四国電力の伊方原子力発電所が早ければ来月から営業運転に入る予定となっておりますが、再処理工場やMOX燃料加工施設を有する青森県の知事として、各地でこれから再開することになるプルサーマルの動き、どのように見ているかお伺いしたいと思います。

◯知事
 私ども日本の国のエネルギーの基本政策であります核燃料サイクルを推進していくためには、再処理でありますとか、プルサーマル等を着実に進めていくということが不可欠であるということを自分としても認識はいたしております。
このプルサーマルということにつきましては、安全の確保を大前提に原発の再稼働を進めていく中で、国、事業者が一層の責任、そしてまた使命感を持って立地地域の理解と協力、これを得ながらそれぞれ不退転の決意で取り組む必要があるのではないかと考えているところでございます。
 以上です。

◯幹事社
 ありがとうございました。
 幹事社質問は以上です。
 これから、各社さんお願いします。

◯記者
 大変痛ましいことなのですが、先般、県内の中学生2人がいじめ被害を訴えて亡くなりました。
 今後、地元の教育委員会を中心に原因の調査ですとか、対策が講じられることと思いますが、県としては、いじめ防止、自殺防止にこれからどのように取り組んでいかれるのかお伺いします。

◯知事
 昨日も教育委員会の方々と、定例の協議の場においてもお話させていただいたのですが、 2人の中学生が亡くなられたという痛ましいこの状況について、私としても重く受け止めています。
 また、亡くなられた生徒お二人のご冥福をお祈りいたしますとともに、ご家族の皆さま方が大変に辛い状況だと思います。心よりお悔やみを申し上げたいと思っています。
 自分自身、ご案内のとおり、これまで「命を大切にする心を育む県民運動」、そういったことに取り組んできました。「ひとつのいのち。みんなのだいじないのち。」。みんながそれぞれの命を大事にしてくれる。だから、僕は頑張るんだって。この標語を作ってくれた、障害があるお子さんだったのですけれども、その子が、だから一生懸命生きていると言ってくれたことを、今、改めて思い出しています。本当に極めて残念な事件であると思っております。
 昨日行われました青森県総合教育会議の場においても、教育委員の皆さまから、いじめをさせない環境づくりや体制づくりの重要性といったことについてご発言がございました。
 県教育委員会において、今年度教育施策の3つの柱の中に「子どもを見守る環境づくりの推進」を掲げて取り組んでいるという状況にあるわけですが、私からは、本県の全ての児童・生徒の尊い命を守り、そしてそれぞれが明るく健やかに学校生活を送ることを目指し、各市町村、教育委員会、学校、家庭、地域住民、その他の関係者との連携を図りながら、しっかりと対応するよう要請したところであります。
 私としても、子どもたちが健やかに育ち、それぞれ志と未来を持っていますが、しっかりとその未来に向かって歩み、また志を実現できるよう、これからも県教育委員会とも連携しながら、しっかり取り組んでいきたいと考えている次第であります。
 未来ある命、本当に残念。本当にそれを失った現状ということについては、極めて、私としては残念に思っております。
そういう思いであります。

◯記者
 台風の件ですが、県内の状況は先ほどお伺いしましたが、隣県の岩手県でグループホームの入所者の方が亡くなるという大変な事態が起きているわけで、今回の台風としては、災害時の対応というところが、特に避難勧告であったり、避難指示だったり、出す自治体側の判断というところが極めて難しいということが改めて分かったわけです。
 一自治体のところだけの話でそれを済ませるわけにはいかないと思うのですが、青森県として全体として、そのあたりを、防災公共というところも含めてなのですが、今後どのように取り組んでいかれるかというところをお聞かせください。

◯知事
 まず、繰り返しになりますけれども、本当に残念なことであったと思います。
 私ども青森県、ご案内のとおり、かなり早い時期から、言葉としては「防災公共」という名前にはなっていますが、いかにして孤立させないか。そして、何よりも逃げる体制をどう取るかということ、ハード・ソフトということになりますけども、ご案内のとおり、全ての市町村と現場を歩きながら、避難ルートのどこがどう危ないのか。それをハードとしてどう直していくか。1つのルートが駄目だった時、もう1つ設定できるか。そういったこと等々を、まだ完全にハード的には出来上がっていないのですが、推し進めている状況にあるわけでございます。
 こういった、我々としての、それぞれ公の立場としての市町村、県としての防災、あるいは減災、そして何よりもとにかく逃げきる、命を守りきるというんでしょうか、そういった体制づくりということを進める一方で、やはり、先ほども少し話させていただきましたが、それぞれの地域におけるハザードマップ等々含めて、ご提供させていただいているわけですけども、地域ごとの防災に対する認識ということについて、どう高めていくかということ。リスクが意識にあるというのでしょうか、そして、想定外ということが起こるということ等が言われますが、踏み込んでリスクをどう捉えるかということ等を含めて、意識の醸成ということが本当に大事だと思っています。
 実は今、鯵ケ沢町で試し、実際に実施してみようということになっているのですが、今年、職員提案で行う庁内ベンチャー事業の中で、地域の人たちに参加していただいて、リスクをそれぞれ認識して、どこに誰がいる、ではどのように助けるなど、そういった形のシミュレーションだけではなくて、具体に現場でみんなで動いて、防災の訓練を実施していこうということが始まろうとしています。詳しいことは、後ほど聞いていただければと思います。
 そういう形でいかに現場、それぞれの実際の生活している場においての意識とノウハウと訓練をどう高めていくかということが実はかなり重要になってきていると思っています。
 そういったことを着実に進めていくだけではなく、常に防災訓練等を重ねているわけですが、市町村とのそれぞれの連携、防災公共でいろいろ一緒に歩いて段取りしたようでございますけれども、そういったことについて、今後、県、市町村としての役割というのではなくて、やるべきことをお互いにもう一度確認するといったこと等も大切なのではないかと、そう感じています。
 鯵ケ沢町で実施する職員提案事業については、私としては本当に期待しています。要するに意識啓発という意味において。

◯記者
 今、岩手県のことに関連して、高齢者等が入居する施設について、改めてその辺の避難等々について点検、確認ということについて、県として関係機関等々に要請することはございますでしょうか。

◯知事
 今回のさまざまな事象についての取りまとめということは、当然、行われるわけですので、そういった中で、そのために危機管理局が今あるわけです。
 確かに、市町村単位の話にはなりますけれども、県として、やはりどういう体制になっているかという形で、注意喚起するというか、そういったことが大事になると思います。
 福祉の方から。

◯健康福祉部次長
 今回、あらかじめ浸水が想定される区域に立地する社会福祉施設等がある市町村に対しましては、平成27年12月にまず市町村には文書で避難体制の充実強化を図るように依頼してきたところです。
 また、今回の台風第10号に際しましても、平成28年8月29日付けで社会福祉施設等に適切に対応いただくように文書で要請を図ってきたということで、そういった事前の対応をしているという段階にはあります。

◯知事
 危機管理局長から。

◯危機管理局長
 今回の台風第10号が北海道、岩手県を中心に非常に大きな被害が出ているわけですが、そういった部分の振り返りといいますか、そういった部分というのは、我々、今後の災害対策を講ずるにあたっては、十分参考にしなければいけないと考えているところでございます。
 今回の事例を踏まえますと、一般的に言われていることとして、まず1つ、行政の立場として避難勧告であったり避難指示、そういったものを発することに躊躇することがないように、これまでも市町村に対する担当者会議等を通じて働きかけをしているところでございます。
 そしてまた一方で、勧告をしても、これまでの例をみますと、正直、なかなか実際の避難というものが伴っていないというような本県の状況にございます。そういった部分での勧告と実際の避難との繋がりといった部分。あるいは、先ほど、知事からもお話がございましたが、本県の今年の事業の中で、いわゆる行政の判断だけではなくて、その地域、地域の実情に応じて、住民自体が主体性を持って自分たちの判断でもって、避難が必要な場合は避難をすると。そういった意識付けというものも大事だと思います。
 そういったことを組み合わせながら、今後、さらに防災体制の充実に取り組んでいかなければいけないと考えているところでございます。

◯記者
 2つほど聞きたいのですが、よろしいでしょうか。
 まず、大臣が代わりまして、原子力について、改めて大臣に確認に行くことは決まっていますでしょうか。日程等含めてお願いします。

◯知事
 日程調整中で、決まったら早めにお知らせしたいと思います。

◯記者
 もう1つ最後に。
 飛行機、冬ダイヤも大詰めを迎えていると思います。
 その点、中国線の2便、どのような現状で、どのように運ばれているのかということをお願いします。

◯知事
 慎重な発言が必要なので、担当から。

◯企画政策部次長
 中国路線につきましては、北京首都航空、天津航空、こちら両社とも、前に一度お話いたしましたが、最近の中国経済の減速、為替レートの動向、熊本地震等の大きな環境変化があったことから、現時点では、依然として具体的な就航の見通しが立っていないというところでございまして、今後とも情報収集等に努めていきたいと思っています。

◯記者
 いじめの件で少しお伺いしたいのですが、先ほど、知事がおっしゃっていた県教育委員会と共に取り組んでいくというところで、例えば、新たにいじめ対策を見直したりなど、具体的に何かお考えでしょうか。

◯知事
 相談体制の充実など、これまでもいろいろ積み重ねてきましたし、現場での働きかけということは、県教育委員会としても進めてきたわけでございます。
 まだ、事実関係等を含めてはっきりしたところがないので申し上げにくいのですが、いじめという状況の調査、対応により、件数は後で出てくるのですが、対応して対策が講じられていたということ等をこれまで報告を受けていました。もう少し細やかに、現場に寄り添って、仕組みをどのように作るかということについて、県教育委員会と教育長とは話をしているという段階であります。


-以上-

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