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知事記者会見(定例)/平成28年8月5日/庁議報告ほか

会見日時:平成28年8月5日金曜日 11時30分~11時55分
会見場所:第三応接室
会見者:三村知事

◯知事
 私から、まず庁議案件、1件でございます。
 第20回の北海道・北東北知事サミットについてでございます。
 来る8月30日火曜日に、第20回北海道・北東北知事サミットを弘前市のホテルナクアシティ弘前で開催いたします。私ども青森県での開催は、4年前の三沢市に次いで6回目となります。今回は「北海道・北東北3県の健康づくり」をメインテーマに開催をいたします。
 ご案内のとおり、北海道・北東北地域の平均寿命は全国平均を下回っており、特に北東北3県の男性の平均寿命は最下位3団体を占める状況にあるなど、健康づくりは喫緊の課題となっております。
 また、各地域で推進しております地方創生の取組におきましても、平均寿命の延伸による人口減少のスピードの抑制と生産・消費の拡大は、人口増加とともに非常に重要なものでございます。
 さらに、健康寿命の延伸は、高齢者が生涯にわたり元気に活躍することとなるわけでございますから、地域の活力創出にもつながっていくところでございます。
 私ども青森県をはじめ、北海道・北東北の各道県も平均寿命・健康寿命の延伸に向けた取組を進めているところでありまして、こうした取組を加速し、短命県・短命地域を脱するために、今後の連携の可能性を探りたいと考えているところであります。
 当日のプログラムといたしましては、テーマに基づく意見交換の他に、田舎館村の田んぼアート、ゴジラでありますけれども、津軽藩ねぷた村での現地視察も予定しております。これを機に、4道県の相互の連携及び交流を一層促進していきたいと考えているところでございます。
 庁議案件は以上でございます。

◯幹事社
 質問1つ目、「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」の世界遺産登録について伺います。
 7月25日、文化審議会で世界文化遺産特別委員会を開いて、ユネスコに推薦する候補について審議をしたのですが、残念ながら縄文遺跡群はまたもや落ちてしまいましたが、結果に対して知事の所感及び縄文遺跡群の世界遺産登録に向けた今後の対応や取組について伺います。

◯知事
 まず1点目でございますが、本県及び関係自治体では、直近の機会での世界遺産登録の実現を目指し、昨年8月に文化庁から示されました検討事項を踏まえ、構成資産を見直すとともに、縄文遺跡群の価値をさらに分かりやすく伝えるなど、課題の解決を図り、推薦書素案を作成したところでございました。
 今回、推薦は見送られたわけでございますが、縄文遺跡群は日本文化の基層とも言える縄文文化を今に伝える遺産であり、世界文化遺産にふさわしいものであるとの確信に変わりはないところでございます。
 来年度のユネスコへの推薦に向けて、現在、文化庁にこの課題の確認を行っているところでございます。今後は文化庁や専門家からの指導・助言を得ながら、関係道県及び市町と連携をしまして、課題解決を図りますとともに、県民一丸となって取り組んでいく気運醸成、このことをさらに図り、直近の機会である来年度のユネスコへの推薦が得られるよう、しっかり対応していきたいと思っております。
 以上です。

◯幹事社
 続いて参院選について伺います。
 7月10日投開票の参院選で、与党である自公が改選過半数を大きく超えました。その一方で、我が青森県の選挙区では野党統一候補の当選という結果になりました。
 今回の結果について知事の所感を伺いたいということと、あと自民党などの改憲勢力が改憲発議に必要な全議席の3分の2となりましたけれども、知事の憲法観や改憲に対する考え方、これらについてお伺いします。

◯知事
 今回の参院選では、新潟を含む東北7県のうち、秋田県を除く6県で野党統一候補が当選しております。
 そういうことを勘案しますと、アベノミクスによる経済効果の地方への波及がまだ十分でないことでありますとか、農業生産額で上位を占める東北各県では、TPP協定に対する不安が依然として根強いことなどが反映されたのではないかと受け止めているところであります。
 したがって、政府におかれましては、今回、決定された経済対策でありますとか、来年度以降の予算編成におきまして、やはり地方経済の活性化を促すものとなるように、また農業者の方々が安心して生産活動を続けられるような対策ということに配慮をいただきたいと考えているところであります。
 また、憲法のお話でございましたが、今回の参院選におきましては、十分に議論や、あるいは争点になっていなかったものと受け止めているところでございますが、いずれにいたしましても私どもの日本国憲法は、我が国のあり方を基礎づける最高法規でございます。その改正議論等につきましては、すぐれて国政の問題でありますことから、国政の場において十分議論を尽くし、広く国民の理解を得ながら進めていくことが重要である。これはもう従前どおりのお答えでございますが、同じく答えさせていただきます。
 以上であります。

◯幹事社
 あと各社、お願いします。

◯記者
 3点お伺いします。
 まず1点目が、北朝鮮のミサイルが男鹿半島沖に落下したのですが、青森県への影響に対する所感をお願いいたします。
 2点目が、シィラインが、船長が足りず運休になりそうだという状況になっていまして、県内で離島航路という路線なので、それが運休することに対する所感をお願いします。
 最後はお隣の県の知事だった増田寛也さんが都知事選で落選をしましたが、それに対してもお考えをお願いします。

◯知事
 まず1点目の北朝鮮の弾道ミサイル発射事案についてであります。8月3日に北朝鮮の西海岸より弾道ミサイルが発射され、秋田県の男鹿半島沖約250キロの、私ども日本の国の排他的経済水域内に落下したところでございます。
 これを受け、速やかな情報収集について指示いたしました。事案発生時、日本海において私ども青森県に登録されている漁船16隻が航行等しておりましたが、これらを含め、これまで本県関係の被害がないことは、当日も含めですけれども今まで確認をしております。
 今回の事案でございますけれども、発射された弾道ミサイルの弾頭部分が、私ども、この日本の国の排他的経済水域内に落下したというのは初めてのことであります。県民のみならず国民全体に大きな不安を与えるものであると考えるところであります。
 北朝鮮におけるミサイル発射関連の事案につきましては、今年に入って相次いでいることから、県としても、今後の推移を緊張感を持って見守る必要があると考えております。
 また、こうした事態に備えた連絡体制をしっかりと確保していきたいと考えているところでございます。
 シィラインのお話がありました。後で、担当部長からお話をさせていただきたいと思います。
 また、東京都知事選について、個人的にも大変懇意にさせていただいております増田さんが、強い意志を持って、そしてまた、地方のこともよく分かって東京都知事としてさまざまな課題に向かってチャレンジをしてくだされば、と期待をしておったわけでございます。
 ただ、都民の皆さま方のご選択ということでございますので、これ以上、突っ込んだ話については遠慮させていただきたいと思います。

◯企画政策部長
 シィラインの問題でございます。シィラインが運航いたします青森-佐井航路でございますが、これは離島航路として地域住民の生活に非常に重要な役割を果たしております。また、青森市と下北半島のアクセス交通として、本県の周遊観光に非常に大きな役割を果たしておりますけれども、ご質問がございましたように、今回、2人おります船長の1人が退職されたということで、7月の下旬から定期運航が危ぶまれる状況になったと。7月の下旬に何日か運休したという状況でございまして、誠に県としては残念だと思ってございます。
 現在、監督官庁でございます東北運輸局の指導を受けながら、例えば、代船による運航等今後の運航計画について、協議・調整を行っていると聞いてございます。8月に入りましてからはスケジュールどおり運航しており、今日も運航しております。ただ今日は3便と4便については強風による運休という状況になっております。
 県としても、離島航路でございます本航路につきましては、非常に大事な航路でございますので、安全運航、そして安定運航していただくよう要請を行ったところでございます。
 また、8月の祭りシーズンに入っており、お盆も控えまして、お客さまのご利用が一番多い時期に入ってございますので、やむを得ず、万が一運休をする際には、事前に関係機関に十分周知していただくよう、県としても要請をしているところでございます。
 引き続き、県としては、非常に大事な問題でございますので、本航路動向について注視をしていきたいと思っております。
 以上です。

◯記者
 縄文遺跡群の世界文化遺産登録について、2つお尋ねしたいと思います。
 まず1点目ですけれども、今回、これで4年連続推薦候補に選ばれなかったわけですが、その推薦の獲得に向けて毎年、着実に一歩ずつ近づいているという知事ご自身のご認識をお伺いしたいのが1点。
 それともう1つ、これまで時間と人と金を相当掛けてきたわけですが、4年連続選ばれてないと、引き際というか、何十年も続けていくわけにはいかないと思うのですが、選択肢として検討をしなければいけない時期にさしかかっているのではないかという気もします。お考えをお聞かせいただければと思います。

◯知事
 近づいています。残り3つの中からというところまで来ているわけですし、我々とすれば、ここはさらに気運醸成が必要です。長崎の教会群とキリスト教関連遺産が、一度行ったのにまたということ等も含めてあったので、我々としても、むしろそういったことのないように、さらに国際的評価はおかげさまで非常に高いですけれども、国内及び国際的評価ということ等を含め、さらに日本の国の文化の基層であるという質感というものを高めていくことだと思っています。
 いよいよ3つの中からというところまで来ているものですから、ここは踏ん張っていきたいと思っています。
 したがって、いかにきっちりと攻めていくかということが今は大事だと思っています。

◯記者
 登録に向けて、これからクリアしなければならない一番の課題について、もう少し具体的に、どういうところが課題だとご認識なされているかお聞きします。

◯知事
 課題というよりも、去年、構成資産の見直しをしましたが、そういったこと等を含めて、文化庁からどういうことが課題かということを、我々としてはしっかりと受け止めなくてはいけないと。それに対して的確・適切で、なるほどという答えを出していかなければいけないと思っています。
 補うことがあれば、世界文化遺産登録推進室長が詳しい説明をします。

◯世界文化遺産登録推進室長
 審議会からの課題については、現在、聞き取りを進めているところですが、報道されていますように、大きな課題というのは、どういった遺跡で構成をするのか、その遺跡が全体の価値についてどういった関係性を持っているのかという部分の説明をクリアにということが求められていると考えております。
 縄文遺跡群全体についての顕著な普遍的価値について、疑問や否定的な意見が出されたことは一度もないということ。それから広域化に関しては、これは国がやるべきことですが、現在のところ、国は全く広域化については検討をしていないという状況がありますので、それは推して知るべきことだと考えています。説明を重視していくと考えています。

◯記者
 2点お伺いしたいと思います。
 先日、国で経済対策として事業規模28兆円というのを出されました。中には地方創生に関する予算もあるようですけれども、知事として、今回の経済対策をどのように受け止めていらして、県として何か手を打っていく部分があるのかどうか、その辺をひとつお伺いをしたいのと、もう1点、今回、内閣改造に伴って滝沢求参議院議員が政務官として本日正式決定したということで、もしご所感があればお願いします。

◯知事
 まず、国の経済対策、2次補正ですけれども、8月2日、政府において事業規模28.1兆円、国・地方の歳出ベースで7.5兆円とする「未来への投資を実現する経済対策」が閣議決定され、一億総活躍社会の実現加速、あるいは地方創生の推進、中長期的な成長基盤や防災・減災、老朽化対策としての社会資本整備などの各種施策が盛り込まれているところであります。
 現在、その詳細の把握に努めているところでありますが、先般、もう既にこの補正予算について、私どもとして立候補させていただくとか、そういったことを含めて、行ってきましたけれども、引き続き情報収集に努めて、しっかりと我々として地方青森を元気にしていくための各種施策に対しての支援ということについてお願いをしていきたいと思っておりました。
 それから滝沢議員、外務政務官に就任したのでございますが、何よりも第3次安倍改造内閣におきまして外務大臣政務官に就任されたこと、このことにつきまして心からお喜び申し上げたいと思います。
外務だったので少し意外な感じがしましたけれども、いろいろな意味において、外交は今、非常に各方面とも課題というかやるべきことが多々あると思います。我々で言えばインバウンド、輸出のことなどいろいろありますし、中国・ロシア方面や、TPP等も含めてさまざまな課題があると思いますが、非常に難しいポストだと思っています。
 そういった中でありますけれども、現場経験等もありますし、国政の中でもそういった政務官という立場になる時期になっているわけです。この国のために、活躍といいますか、特に外務ですからいい仕事をしっかりとしてくださることを、私としては強く願うところであります。

◯記者
 原子力に関して2つお尋ねします。
 1点目が、先日の内閣改造で経産大臣が代わられましたけれども、確約については、従来どおり確認されるということでよろしいのかということと、もしタイミングに関して目途があればお願いします。

◯知事
 確認については、原子力政策について、経産大臣と文科大臣に就任された2閣僚への確認・要請ということは、国策に貢献している本県の役割、考え方ということを相手にも理解していただく上で極めて大切ですので、ぜひそうしたいと思っています。
 言い方は変ですけれども、夏休みの時期やさまざまなことがあるので、今後、日程調整をお願いしたいと思っているところです。
 もちろん、日程調整が終わったら、きちんと、いついつというのはお話させていただきます。

◯記者
 再処理機構に関してなのですが、先日、青森市に本部を置くことが内定しましたが、六ヶ所村が連絡事務所を置いてほしいという要望を出していますが、その必要性に関して、連絡事務所について知事のお考えがあれば。

◯知事
 どの仕事、どの商売でも、あらゆる仕事の場面において、やはり現地というのは非常に重要ですから、六ヶ所村の連絡事務所設置については、当然、検討されるべきことだと、私としては思っています。どの仕事でもそういうものだと思います。絶対にこれは必要だと、逆に思います。

◯記者
 六ヶ所村の工業用水道事業の件です。
 8月1日に3者で、村役場で、移管に向けて順次進めていくということで合意されております。事業移管に向けて、検討委員の提言を踏まえての動きだと思うのですが。改めて来年の4月に移管するということについての知事の所感と、累積欠損金が2億円ぐらいあると思うのですが、それの処理を含めて県として移管事業に向けて対応されていくのかお伺いします。

◯知事
 今、有識者委員会の話がございましたけれども、平成25年度に有識者等で構成する「六ヶ所工業用水道事業検討委員会」から提言をいただきました。
 それを受けまして、平成26年度から六ヶ所工業用水道事業の経営基盤の強化を図るためということで、県と六ヶ所村、また新むつ小川原株式会社で組織します「六ヶ所工業用水道事業協議会」において、移管先をはじめ、収支の改善見通しや安定供給に向けた運営体制など、移管した場合に想定されるさまざまな課題について協議・検討を行ってきたところでございました。
 その結果、同事業については、村に移管することによりさまざまなメリットが生じるということがそれぞれ確認できたため、今後、平成29年4月1日を目途に六ヶ所村へ移管する方向で、県、村及び新むつ小川原株式会社が、それぞれ事務を進めていくと、今はまだその段階でございますけれども、そこまで来ております。
 今、お話いただいたさまざま具体の支援とか負担割合、いろいろ出てくると思いますけれども、今後詳細を詰めていくと、まだその段階でございます。

◯幹事社
 あと、質問の方は。

◯知事
 では、祭りもいよいよそれぞれ本番でございまして、報道等いただいておりますことを感謝しております。
 「青森県・函館デスティネーション キャンペーン」、おかげさまで、先般、新聞で書いていただいたとおり、いい形で進んでいるわけでございますけれども、報道等で、ここをぜひまた盛り上げていただければ、というところでございます。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

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