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北京首都航空就航に係る記者発表における知事コメント[臨時]

会見日時:平成27年11月19日木曜日11時45分から12時00分まで
会見場所:第三応接室
会見者:三村知事


○交通政策課長
 それではただ今から、北京首都航空、青森・杭州線の就航に係る知事記者発表を行います。
知事から発表があります。

○知事
 このたび、平成28年1月下旬に、中国・北京市に本社を置きます北京首都航空が、青森空港と中国の杭州蕭山(こうしゅうしょうざん)空港とを結ぶ国際定期便を開設することとなりました。
 青森空港においては、平成7年の青森・ソウル線、青森・ハバロフスク線以来、21年ぶりの国際定期便であり、初めての中国路線となります。
 青森空港には、毎週木曜日、週1往復運航、使用する機材はA320、174席でございます。12月には国土交通省に申請する予定と伺っております。併せて、同社は、今回、函館・杭州線も同時に就航する予定であります。
 北京首都航空は、中国第4位の航空会社でございます海南航空のグループ会社で、日本国内におきましては、富士山静岡空港、関西国際空港、那覇空港に就航いたしております。
 就航先でございます杭州市は、浙江省の省都でもあり、上海の南西部に位置し、上海からは高速鉄道で約45分の距離にございます。
 今回の就航に当たり、県では、杭州での本県の知名度向上に向けた情報発信、現地旅行エージェントとの連携による誘客宣伝活動等を実施するのに要する経費を11月定例会に補正予算案として計上し、ご審議をいただくことといたしております。
 今回の就航実現によりまして、消費意欲旺盛な中国人観光客が、私ども青森県を訪れることによる経済効果、今回の就航を呼び水とした他の中国航空会社の就航促進、本県がめざす交流人口の拡大、さらには来年3月の北海道新幹線開業のタイミングに合わせました青森と函館の同時就航により、津軽海峡交流圏の形成、立体観光の推進にも寄与するものと期待しているところであります。
 県としては、今後、航空会社や現地の旅行会社、受入をいたします本県側の旅行事業者など関係機関と連携を図り、就航に向けた準備を進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上、ご報告とさせていただきます。

○交通政策課長
 それでは質疑に入ります。

○記者
 今回は青森だけではなくて函館も同時就航ということで、それこそ新幹線開業を契機とした大きなタイミングの中で、イン、アウトの周遊観光型ということをめざしていたところが具体的になったわけですけれども、そのあたりについて、知事、どのように取り組んでいくかというところをおっしゃっていただきましたが、ここの部分に関して特化してお話をお願いします。

○知事
 ご案内のとおり、立体観光という仕組み、私どもが提案をして進めてきていたわけでございますが、新幹線函館開業ということで、まさに青森と函館という2つの空港を使いながら、新幹線、あるいは海路も使いますし、さまざまな形で新しい交通体系を用いての観光の流れというものがさらに具体化することとなりました。
 元々、ご案内のとおり、新幹線の函館開業に合わせて津軽海峡交流圏、それをぜひ、ゆくゆくは観光圏、経済圏につなげていきたいということで進めてきたわけですけれども、そういった私どもの趣旨にまさにピッタリとはまったというか、ピッタリと来たなという思いでございますし、これからこういったパターン、実際に台湾の定期便で来た方々が私ども青森をまわってという形も進んでいますし、こういったパターンというものが非常に重要になってくると思っています。
 ますます、空と鉄道と、そして陸・海というもの、これをうまく組み合わせた商品造成というんでしょうか、その商品のあり方のPRというんでしょうか、こういった切り口での私どもの観光推進、誘客活動、これが重要になってくると思っています。

○記者
 今回の定期便の開設にあたって、一番期待している効果は何かという点と、あと今後、これはまだ中国1 便ということなんですけれども、今後、狙っている地域として考えているものがありましたら。

○知事
 狙っている効果は、もちろん、ご案内のとおり、中国は今、若干経済の状況はあるにしても、非常に富裕層が多くなり、非常に多くの海外に旅行される方々がいらっしゃるわけであります。日本に来ているのは、そのうちの僅か数%という状況にあるわけですけれども、それでも非常に大きな、日本の地域においての効果が出ております。
 私ども青森県、人口減少社会の対策の1つとして交流人口、そして県内総時間と言っていますけれども、県内にいてくれて経済活動を含めてその時間を増やそうということを言い続けてきたわけでございますけれども、こうして非常に経済的実力を伴い、消費と観光に対する意欲が非常に高い中国の方々が定期便という形でお出でいただく。そして先ほども話をしましたが、これを呼び水としてさらにこの路線を充実するだけでなくて中国の各地域との、いろんな会社との連携ということも視野に入れていくことができる、その最初の大事な入口であると思っております。
 だからこそ丁寧に我々もPR活動であるとか誘客活動であるとか、この北京首都航空の方々と進めていきたい、そのように思っています。

○記者
 他に狙っていきたい地域は。 

○知事
 それはですね、いろいろやっているんですけれど、やっぱり、その辺はやはり我々としても、各航空会社としてもさまざまな事情があるわけでございますから、まあ、この場でどうこう申し上げるのはやはり控えた方がいいかなと思っております。大変恐縮ですが。

○記者
 今回の函館同時就航、ただ、今のところは函館週2便のこちらは週1便。今後、青森での中国客の滞在を増やすためにどのような取組が必要になってくるかということをお願いします。

○知事
 やっぱり何よりも、まず実は青森というもの、台湾であればしょっちゅう行って、自分もテレビに出ていろいろやっていますけれど、やっぱり青森というところの良さ、美しさを知っていただくということ、従ってFAMツアー的なものというんでしょうか、向こうの方々に来ていただく、旅行関係者に来ていただくとか、そういったことなども含めてございますけれども、まずこちらかも積極的にキャンペーン活動、青森はこういうところですよ、こういう楽しみがありますよ、食べ物はこうですよと、こういう買い物ができますよと、そういったことを具体に人が行ってやる部分と、あるいは向こうのメディアとかネット環境とか、そういうものを活用してのPRということ、非常に大事になってくると思っています。そのことを進めていかなければいけないと思っています。

○記者
 杭州側でのPR活動ですけれども、今後、旅行商品とか、実際に北海道新幹線を目玉にしたものとかも提案していくのでしょうか。 

○知事
 もちろん。もう、これまでもそうですけれども、私どもの交通政策課も観光の部隊もそうですけれども、かなり積極的にいろんな地域で、この案件だけではなくて、日本国内でも自らコンテンツを持っていって商品造成を提案し、具体化し、そしてそれを販売してもらうという形でお客様を増やしてきたという思い、よく頑張ってくれていると、そういう状況がございます。
 そういった積極的な営業活動、営業という言葉が不適切であれば積極的なキャンペーン活動ということなど、また非常に意欲を持った我が部隊が進めていくことになると思っています。

○記者
 今回、新しく開通するということで、それ自体が商品になっているという売りでしょうか、新幹線が。 

○知事
 新幹線との連携、まあ立体観光を言ってきた私とすれば、そういった方向性、我々はトンネルをくぐっていくのは長いなとか、いろんなことを思うんですけれども、非常に韓国の方でも台湾の方でも、ご存じのとおり「海底のトンネルだ、すごいぞ、すごいぞ、あの歌を歌っているあそこだ、そこを通っていくんだぞ」と、非常に魅力を感じてくださっているようなんですよ。函館の夜景に魅力を感じると同時に、この青函トンネルに対する熱い思いというものを感じてくださるんですね。
 そういった部分も含めて、今度は新幹線という、日本の新幹線の価値というものは海外で非常に評価があるわけですけれども、その新幹線とセットで、また函館に下りるというのはそういう意味になるわけですけれども、いろいろやっていけるということになるわけです。
 非常に私どもとしてはチャンスというか、思いっきり切り口をさらに考えながらPRしていきたいと思っています。

○記者
 資料にもあるとおり上海から45分という非常に近い杭州なんですけれども、主として上海からの呼び込みというのは非常にマーケットとして大事だと思うのですが、どのように捉えているかということと、県として上海も含めたPRを考えているのかということについて。

○知事
 上海についていえば、万博に2回も行って、りんごでもう大混雑とか。今も我々、要するに輸出環境が非常に良いのでやり取りをしているという状況があるわけです、上海の業界の方々と。
 当然、上海を含めてのあの圏域、元々人口は多いし、杭州だって本当に多い地域ですけれど、上海も含めて、もちろん商売の範囲には入ってくるものと考えておりますし、これまでのいろんな上海の業界の方々とのやり取りがあるわけでございますから、そういったところにも「ついに直行で来れるようになるよ」という形でのキャンペーン、PRということも重要になってくると思っています。
 実際、これまでも上海に自分自身もそういった意味で交易と観光のことで行ってきているわけでございますけれども、ますます私どもの張り切っている職員にとってみれば大きなチャンスということで、また気合いが入ってくると思っています。

○記者
 資料にあるんですけれども、中国の航空会社をまわって呼び込んだということですけれども、いつ頃に、どれくらいの数で、向こうからいつぐらいに返事があったというあたりと。

○知事
 この会社の部分については少し、逆に言えば言ってもいいところを次長から言わせます。

○企画政策部次長
 企画政策部の次長でございます。
 今回の北京首都航空に関しては、4月頃からお話がありまして、具体的に本社の方を訪問したのは7月になるんですけれども、その間、いろいろやり取りをやってきております。
 ご質問にありました、その他には、ということは、いろいろと日本に支社があるところもございますし、そういうところを常々まわってPRもしております。どこからどういう話というのはちょっと申し上げられませんけれども、引き続き、次に続く航空会社と交渉の方は続けているということだけお知らせをしておきたいと思います。

○記者
 21年ぶりの国際線の就航ということですけれども、それについての所感をお願いします。

○知事
 定期便という形ではそうですけれども、昨今、台湾の各航空会社の協力を得て、プログラムチャーターと、事実上、季節定期便みたいな形で進んでいるわけでありまして、非常に我々の青森空港がいろんな意味において、繰り返しロジスティックス戦略の場面でもお話をしていますけれども、地政学的に非常に重要な場所だということの表れ、そしてまた船がいっぱい来ているじゃないですか、今。
 ということも含めてですけれども、ますます私ども青森のこの津軽海峡圏域の持っている東アジアにおける観光にしても物流にしても、そういった重さというか役割を評価いただきつつあると思っています。
 しかしながら、やっぱり青森という知名度については、やはりまだまだだと思っておりますし、今後ともしっかりとした発信をアジアそれぞれの国々、あるいは航空会社に対して進めていきたいと、そう思っているところです。

○記者
 就航が決まった瞬間の率直な喜びというのを。

○知事
 それはやっぱり嬉しかったですよ。いろいろやり取りをしていて、便数のこととかもいろいろ含めて段取りをしたんですけれども、あと、こっちにもいろんな手続があるんだけれども。よし、これでまたいろいろ我々として観光の青森という立場を高めていく、そしてアジアの国に対して拡げていけると。やっぱり定期便という形になりますけれども、週1便ですけれども、そのことの意味合いというのは非常に大きいと思いました。
 非常に嬉しく思いました。よくやってくれたと。 

○記者
 もう1点だけ。そうは言いましても、函館と同時に就航になりまして、一緒に売っていきたいというところはあると思うんですけれども。そうであればあるほど、函館とはまた違った魅力を打ち出していかなければいけないところがあると思います。
 その点はいかがでしょうか。

○知事
 繰り返し言うけど、新幹線開業、函館と同時というのは我々、ずっと考えてきた。1空港で観光のやり取りをするのではなくて、東北の知事会とかその推進機構もやっているんだけれど、函館を使う、千歳を使う、花巻を使う、秋田を使う、仙台を使う、あるいは羽田まで使ってやっているじゃないですか。そういった観点から、とてもこれはいい方向性を出せたと思ったんですよ。
 その一方で、どう青森のことを売り出していくか。これまでもアジアの方々に、今サイクルツーリズム、自転車の方の非常に新しい仕掛けが動き出しているじゃないですか、あるいは韓国の方々と一緒にやっているウォーキング。そういった、それぞれの国の人達の好みというか、来てくださる方々の思い、ニーズに応えられる場はどれかということを我々としてもしっかりと学んで、この美しさというものについては誇れるものがあります、おいしさということについても誇れることがあります。そしてまた出会いの楽しさというものもあります。
 そういったことを、よりもっと知っていただく、このことに積極的にいかなければいけないと思っています。

○記者
 具体的に何かこれを、みたいなところがございましたら。

○知事
 具体的には、Wi-Fiの環境を整えなければいけないとか、そういう具体的なものもあるけれども。
 じゃあ、少し観光局から。今、段取りをしていることも結構ありますので。 

○観光国際戦略局長
 我々、台湾とか中国、上海、各地にいろいろプロモーション活動に行って、旅行商品の造成を今まで働きかけているわけですが、その時のポイントは、やっぱり北海道にない青森県の魅力を中心に売り込みをする、知っていただくと。
 例えば、北海道はやっぱり伝統的な酒蔵、歴史的な酒蔵とか街並みがないということとか、まさにねぶた祭りのようなお祭りもないというようなこともありますし、伝統工芸であるとか、それから八甲田のようなバックカントリースキーが流行っていますけれど、ああいう樹氷の間を縫うようなスキー場もないということもありますので、そういう青森県ならではの魅力をどんどん訴えかけていっておりまして、そのおかげで中国、それから台湾も北海道と青森をめぐる旅行商品がだいぶつくられてきておりますので、我々、その辺の手応えも感じておりますので、そういったことを具体的に北海道と組み合わせることで、さらに青函圏を巡ることによってお楽しみいただける、満足いただける旅が提供できるということを具体的に提案していきたいと考えています。 

○交通政策課長
 これで記者会見を終了します。

○知事
 どうぞよろしくお願いします。1月下旬、またお世話になります。

○交通政策課長
 本日はありがとうございました。



-以上-

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