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知事記者会見(臨時)/平成26年3月17日/平成26年4月定例人事異動について

会見日時:平成26年3月17日月曜日 16時から16時12分まで
会見場所:第三応接室
会見者 :三村知事

○知事
 平成26年4月の定例人事異動につきまして、ご報告させていただきます。先ほど平成26年4月1日付け定例人事異動につきまして、臨時庁議を開催いたしました。庁議において、私からは、この1年間の職員の努力に対し感謝申し上げますとともに、新たな年度も全力で仕事に取り組むよう指示いたしました。
 また、今回の異動により、退職となります庁議メンバーの方々に対しましては、長きにわたる県政発展のための御尽力に心から感謝を申し上げ、更なる御活躍を祈念申し上げたところでございます。
 それでは、今回の定例人事異動について、ご説明申し上げます。
 まず、人事異動方針でございますが、平成26年度は、「青森県基本計画未来を変える挑戦」のスタートの年であり、従来の戦略キーワードに加え、取組みを進める「産業・雇用」、「安全・安心、健康」、「環境」、「教育、人づくり」の四つの分野を横断して、新たに戦略プロジェクトを設定し、各分野に共通する本県の強みや課題に県一丸となって取り組むこととしております。
 また、このような施策を推進していくため、昨年末に策定いたしました「青森県行財政改革大綱」に基づき、全庁を挙げて行財政改革に取り組み、しなやかで力強い行財政運営体制の構築を図ることといたしております。
 平成26年4月1日の定例人事異動につきましては、このようなことを踏まえ、限られた行政資源で最大の効果を発現していくため、「適材適所の人事配置」を旨としながら、「青森県基本計画未来を変える挑戦」のスタートを念頭に置いた人事配置、職員の「挑戦意欲」と「創造性」の発揮、人財育成に資する人事配置などの基本方針を掲げ、実施をいたしました。
 幹部職員の異動につきましては、観光国際戦略局長及び労働委員会事務局長には部長級から適任者を起用いたしましたほか、農林水産部長及び東京事務所長には次長級から適任者を抜擢いたしました。また、東青地域県民局長には次長級から、地域の事情に精通した適任者を起用いたしました。
 戦略キーワードに沿った人事配置ということにつきましては、従来の戦略キーワードに加え、新たに設定する三つの戦略プロジェクトの成果の実現に向けて、関係分野における人員の強化や適材の配置に努めました。
 次に、職員の「挑戦意欲」と「創造性」の発揮につきましては、 職員のアイディアや挑戦意欲を政策実現につなげるため、提案者事業実施制度、いわゆる庁内ベンチャーでございます、及び庁内公募を実施した結果、延べ33名の応募があり、この中から9名を配置いたしました。
 また、人財育成に資する人事配置としては、新採用職員につきましては、県民と接し、現場を知ることができる出先機関に重点的に配置いたしました。        
 また、社会人枠試験での採用職員につきましては、事務職は、民間経験を各種施策の企画・立案に効果的に反映させるため、本庁に重点的に配置いたしますとともに、技術職につきましては、これまでの職歴等を踏まえ、本庁又は出先機関に配置することといたしました。
 私からは以上でありますが、今回の人事異動規模や組織・機構改革等につきまして、総務部長から説明いたします。

○総務部長
 異動者数は、1,291人で、過去10年間で2番目に少なくなっています。採用者数は126人、このうち競争試験等による新採用者は114人で、昨年度と比べて2名の増となっています。また、退職者数は134人で、昨年度と比較して23人の減となっています。
 現定員適正化計画は、平成25年度から平成30年度までを計画期間として、平成31年4月までに60人以上を削減することとしていますが、平成26年4月1日の人員につきましては、見込みを上回る医師の採用、これは4名、それから本年度の勧奨退職者数が例年に比べ少なかったこと、これは7名、などから、現時点では前年に比べ14人増となる見込みであります。
 組織・機構改革については、主なものといたしまして、新たな行財政改革大綱が策定されたことを踏まえまして、行財政改革と、これに密接に関連する県有財産の管理運営を一体的に推進するため、行政経営推進室と財産管理課を統合し、「行政経営管理課」を新設いたします。
 県境不法投棄廃棄物の撤去の完了を踏まえ、今後、二度とこのようなことが起こらないよう、より効果的・効率的な環境行政の執行体制を構築するため、廃棄物・不法投棄対策等の規制・行政指導業務を専担体制で行う「環境保全課」を新設いたします。
 私からの説明は以上です。

○記者
 新しい基本計画の初年度ということで、説明にもスタートを念頭に置いた人事配置とありましたが、もう少し具体的にどのようなところに意を用いたというところを知事から説明していただいた上で、今年の人事異動方針というものをおっしゃっていただきたい。

○知事
 自分の気持ちとしてはスタートダッシュが非常にきりやすい、戦える部隊で構成できた。例えば航空路線であれば企画と連動がうまくいくように指示し、それを人事異動で非常に良く理解して、進めてくれたと思っている。各分野ともに直ちにスタートダッシュができるのではないかと思っている。

○記者
 表面的には部局の再編など組織の変更はないが、部局間の連携が柔軟にできるようになったということでよいか。


○知事
 そのように思っている。

○記者
 女性の登用ということを掲げている中で、今回部長職に女性がいなくなるが、この件についてはどういう判断、考えなのか。

○知事
 人事なので、男女を問わず適任者を選定しているが、次長級以下の女性幹部職員の比率は上がっているはず。

○部長
 平成26年度役付女性職員の登用率は15.8%パーセント、昨年度が15.3パーセントなので上がっている。

○知事
 今後、層が厚い年代から、ふさわしい方が育ってきてくれるものと思っている。

○記者
 議会でも出ていたが、県境産廃の撤去完了に伴い、県境再生対策室が廃止となるが、引き続き、業務を継続していくということについて、改めて知事の見解を伺いたい。

○知事
 環境保全課として、より厳しいチェックを行うことができる部隊編成にした。今後、あのようなことを起こさせないことが非常に重要である。


-以上-

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