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平成24年年末 記者会見/平成24年を終えるにあたっての知事会見

会見日時:平成24年12月28日金曜日 16時00分から16時17分まで
会見場所:第三応接室
会見者 :三村知事

○知事
 平成24年も残すところ、あと4日となりました。
 県政記者会の皆様方には、この1年間、県勢の発展のため、ご協力いただき、本当にありがとうございました。

 さて、東日本大震災の発生から1年を迎えた本年は、震災からの「復興元年」と位置づけ、私を先頭に県庁をあげて県経済の活性化、そして県民の生命と暮らしを守るための施策に「攻めの姿勢」で取り組んで参りました。
 県民の皆様方とともに、でき得る限りの対策にスピード感を持って取り組んできた結果、漁港や港湾の機能回復をはじめ復旧・復興に向けた取組が確実に進んでいます。
 一時、0.3倍台まで低下した有効求人倍率は、本年5月には、20年ぶりに0.6倍台に上昇し、以来、その水準を維持しているほか、来春卒業する高校生の11月末現在の就職内定状況は前年同月を上回るとともに、11月末としては、15年ぶりに1倍を超えるなど、雇用環境も少しずつ改善して参りました。
 震災により、大きく減少した観光客については、早期に震災前の状態に戻し、その水準を維持しており、今後、東北新幹線八戸開業10周年を契機とした誘客促進策や、年明けに運航される台湾からのチャーター便による観光客数の上積み効果に期待をしているところです。
 雪害や夏場の高温等により、心配された本年産りんごについては、生産者の皆様のご努力により、平年並みの収穫量が確保され、輸出の状況についても、好調な滑り出しを見せるなど、今後の進展に期待が高まっています。
 また、救急医療提供体制の向上を図るため、10月には全国5番目となるドクターヘリ2機体制を構築するとともに、12月からは地域における健康づくり体制の向上のために、私が以前から推進してきた「保健・医療・福祉包括ケアシステム」の一環として、ヘルスプロモーションカーモデル実証プロジェクトを全国で初めてスタートさせました。
 こうした新たな取組にチャレンジしながら、様々な分野で見られる明るい兆しや、良い流れを維持し、更なる飛躍を目指し一層努力して参りたいと考えています。

 震災からの復興途上にある本県にとって、今年はスポーツ競技によって、勇気づけられる年でもありました。
 ロンドンで開催されたオリンピック及びパラリンピックには、本県関係の選手が11名出場し、それぞれひたむきに競技に向き合い、金メダル二つ、銀メダル三つの獲得に至りました。
 8月の全国高等学校野球選手権大会においては、光星学院高等学校野球部が準優勝し、昨年の夏、今年の春に続く3季連続準優勝となったほか、様々な競技大会において本県代表が全国上位入賞を果たしました。
 こうした中、本県にゆかりのあるオリンピアンやトップアスリート、指導者等が主体となり、スポーツを通じた様々な社会貢献活動を展開するため、「あおもりアスリートネットワーク」が11月に設立されたことは、更なる競技力向上等において期待が持てる動きと受け止めております。

 そして、先般、第46回衆議院議員総選挙が実施され、一昨日、安倍内閣が発足されました。
 我が国が抱えている様々な課題について、国民及び地方の声に真摯に耳を傾け、早期に解決し、安心で真に豊かな社会の実現に積極的に取り組んでいただきたいと思います。
 私ども地方もその実現に向け惜しまず汗をかいて参りたいと思います。
 そのためにも、地方の元気と活力が湧き上がる経済対策や、真の地方分権を支える地方財政の充実など日本経済の成長・活性化を支える施策の積極的な展開を期待しています。

 何かと慌ただしい年でありましたが、皆様方のご理解とご協力により、1年を過ごすことができました。
 ありがとうございました。
 来年の干支、巳年は「蒔いた種が実を結ぶ時期」と言われております。
 県民の皆様にとって、実り多い年となるよう、引き続き、県庁をあげて、様々な施策にチャレンジして参りますので、よろしくお願いし、年末の所感とさせていただきます。

○記者
 2日前の原子力規制委員会の評価会合で、2日間の現地調査、そして彼らだけの話で活断層という方向性を決め、東北電力の反論を聞かれたわけですが、活動層であるという結論で来年早々文書にまとめていくと伺っているんですが、これに対する知事の所感をお伺いしたい。

○知事
 報道等からという範囲になるんですが、原子力規制委員会においては、東通原子力発電所の敷地内破砕帯について、耐震設計上考慮すべき活断層かどうか、有識者会合の判断を踏まえ、同委員会で議論をして判断していくというふうに認識するところです。この専門的知見に基づき、施設の安全性が確保されるよう、責任を持って委員会の方で判断されるものであると考えています。県としては、たびたび申し上げますように、安全が何より大切であると認識しております。したがって、その対応状況を注視していきたいというところです。

○記者
 確かに、まだ評価会合は開かれる予定ですけれど、結論として、島崎委員長は活断層という方向でおまとめになるということは、2日前の記者会見でも述べていますし、各紙もそのように書いていると思うんです。これについて、活断層であるという結論が出たということについて、知事がどう思っているかお聞きしたい。

○知事
 活断層であるという結論が出たというか、報道をいろいろ読んでいても、ニュアンスとしてであり、今後、規制委員会の方でそれに対してどう考えるか、と報道で感じ取っています。

○記者
 活断層であるとこのまま認定されたらどう思いますか。

○知事
 我々が常に、事業者に対しても、国に対しても、いわゆる新知見については、常に適切に、安全ということを非常に大切にして対応していく、ということについて常々申し上げてきたわけですから、これからどういう形で規制委員会で取り扱いや判断するかについては私どもが分かるところではありませんが、注視していくということは、安全ということの大切さに対する知見、知見が常に新しくなることにしっかりと対応してほしいということを常々申し上げてきたということですので、今後とも、これからどうなるかについて申し上げることはできないが、新知見に基づいての適切な対応は非常に重要なことだと思っています。

○記者
 先日、茂木経済産業大臣が、核燃料サイクル政策について、放棄する選択はないということで、サイクル継続の方針を打ち出したことに関して、まず、その点について所感を伺います。

○知事
 いつも申し上げていることですが、エネルギー政策というものは、水や食料といったもの、あるいは防衛上の安全保障と同様に、非常に重要な国家そのものの安全保障に関わることだと思っています。したがって、政治、特にこういったものを決定していく国政の場面においては、常に慎重に、確実に、国民のためにしっかりとした方向性を示す必要があると思っているところです。これは自分の考えです。青森県としてということになりますが、核燃料サイクル政策は、エネルギー資源に乏しい私たち日本を支える重要な政策であり、中長期的にぶれない確固たる国家戦略であること、あるいは、利用目的のないプルトニウムを持たないという国是もあります。そういった国是の下において、私どもとして、幾度も確認の上、国家としてのしっかりとした考えであるということで協力してきたということでございます。そういった思いが継続されるということだと思います。

○記者
 関連して、知事はこれまで、閣僚が変わるたびに、青森県を最終処分地にしないことの確約を求めてきたと思うんですが、自民党に政権が戻るわけですが、改めて青森県としてその点の確認を国に求めるというお考えはあるんでしょうか。

○知事
 自民党の政権でございますが、政府の方針ということで引き継がれてきているわけでございます。とは申しますものの、これからいろんなこと、ご発言とか、実際の実務などが行われていくと思うんですが、私どもとしても、新閣僚への確認は時期を見ながら検討していくということにはなると思います。

○記者
 東通の話に戻るんですけれども、これまで、長年の間、事業者と国が審査して許可を得られたものが、2日間の現地調査の結果、まだ結論は出ていないにしても、方向性としては全く反対の結論となってしまうという事態が起きたわけなんですけれども、同様の活断層が、東通の東電の敷地内の北側、大間原発においては、同じ話で膨潤ということで説明したということもあって、県内の原子力施設は、活断層について本当に大丈夫なのかというようなことが、県民の間でもそういう認識も出るかと思うんですけれども、県として、活断層の問題について、事業者に新たに取組を求めたり、もしくは、県が何らかの調査をしたりとか、そういうお考えはありますでしょうか。

○知事
 先ほど来申し上げておりますが、どちらにしても、今回の、これを新知見といっていいのかどうかはありますけれども、いろいろな新しい考え方の中においての調査ということなんだと思いますが、規制委員会において、これに対してどういう、リスクというのか安全というのか、さまざまな判断がなされるというんでしょうか、新しいケースというんでしょうか、そういうことなのかどうかも含めてですけれども、私どもとして注視していくという状況だと思います。
 これまではこれまでとして、国及び事業者においての審査が行われてきたという、これまでの知見に基づいて行われてきたということも、それもまた一つの事実であると思っているわけです。

○記者
 正式な結論が出るまでは、県としてなんらかの対応というのは、とらないと考えているという、そういうことでしょうか。

○知事
 どちらにしても、調査したという報道がされている状況だけですし、なんらかの形で、どこから何かのお話があるということでもございませんし、現状、正直申し上げまして、東通(原子力発電所)もお休みになっている状況ですし、そういったこと等々、規制委員会として、どういったものを、基準であるとかいろいろな段取りであるとか、いろいろなことが、規制委員会の仕事ややることが何か、それも含めて、私どもは明確には把握できない、要するにわからないという状況にございますので、いずれどちらにしても、整理整頓してということでのやりとりということになるのだと思います。
 うち(県)ではなくて、向こう(原子力規制委員会)に整理整頓していただかないとと思います。

-以上-

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