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平成23年6月 定例会見/庁議報告ほか

会見日時:平成23年6月6日月曜日 15時30分から16時00分まで
会見場所:第三応接室
会見者 :三村知事

○幹事社
 まず、3回目の当選、おめでとうございました。長丁場の選挙戦、お疲れ様でした。これからも4年間、よろしくお願いします。
 まず庁議案件の方からお願いします。
 
○知事
 では順を追って。
 まず3期目に向けての思いということと庁議案件のことと、それから1つ報告案件がございますので、まとめて3つ(発表)させていただきます。
 まず私から一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。
昨日の知事選挙におきまして、県民の皆様から頑張れというお声をいただき、また、この知事としての県政の舵取りを行うこととなりました。気持ちを新たに4年間、全力を尽くして参りたいと思っております。どうぞ、県民の皆様、よろしくお願いいたします。
 さて、今回の選挙は、何といっても東日本大震災の影響がまだまだ残っている中での選挙でございました。県内各地で、震災の影響、復興への思い、たくさんのお声をいただきました。切実な思いと県政に対しましての期待を肌で感じました。青森県をだからこそ元気にしなくてはならないと、青森県の力強い未来に向けた復興のため全力で取り組んでいかなくてはならないと、身の引き締まる思いでございます。
 これまで、東北新幹線の全線の復旧、あるいは八戸港における東南アジア航路の再開、中型イカ釣り船の出漁や被災漁船の撤去など、復旧・復興に向けた動きが着々と進んで参りましたが、今後は、先に策定いたしました「復興プラン」の取り組みを着実に進めるとともに、あわせて、創造的な復興に向けた中長期的な取組の指針となります「復興ビジョン」を早期にお示しし、「暮らしやすさのトップランナー」、「生活創造社会」の実現に向け、さらに加速しなければならないと考えているところであります。
 そのため、県民の皆様にお話をしてきました4つの柱、「教育・人づくりあおもり」、「産業・仕事あおもり」、「安全・安心、健やかあおもり」、「行財政基盤安定あおもり」、この4つを着実に推進したいと思います。
 そして「震災復興・防災あおもり」、この思いとして掲げました「県民の生命と財産を守り抜くこと」、このことを最大限の責務として県政発展のため全力で取り組んでまいります。
 このたびの大震災を機に、今一度、私たちの立ち位置を確認して、県民の皆さんと未来への展望を共有し、その実現のために県庁一丸となって力を尽くして参ります。
 くじけず、ひるまず、しっかりとした目標をもって、県民の皆様とともに挑戦を続ける覚悟でございますので、引き続き皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
 
 続いて庁議案件関係、青森県の節電対策の基本方針についてでございます。
 本日の庁議において、「青森県の節電対策基本方針について」報告がありました。
 これは、東日本大震災により東北電力管内の電力供給力が大幅に減少したことを踏まえ、去る5月13日に国の「電力需給緊急対策本部」が夏場の電力需給対策として昨年比15パーセントの需要抑制方針を打ち出したこと、さらには、先般、県議会臨時議会におきまして節電に関して決議されたことを受けて取りまとめたものであります。
 この基本方針は、県も一需要家として県有施設に係る節電行動計画を策定・実行するほか、昨年より前倒ししまして明日6月7日からクールビズを実施するなどにより、昨年比15パーセント以上の節電に取り組みます。
 また、広く県民の皆様に節電を呼びかけ、節電に取り組む気運醸成を図るため、積極的に広報活動に取り組むとともに、県民が一丸となって節電に取り組むキックオフ的なイベントを、東北電力が6月17日11時30分から青い森公園で開催することとなっており、私も参加する予定であります。
 ぜひともこの夏の大規模な停電や計画停電を回避し、県民生活の安全・安心と産業活動の確保、東北地方被災地の一日も早い復旧・復興のため、県民・企業の皆様とともに一致団結して節電に取り組んで参りたいと考えておりますので、皆様のご理解とご協力をお願いしたいと思います。
 
 続きまして、「青森県原子力安全対策検証委員会」の立ち上げについてご報告をいたします。
 「青森県原子力安全対策検証委員会」の立ち上げについてでありますが、今般、検証委員会の委員の選定も終了いたしましたので、明日、6月7日に第1回の検証委員会を開催し、その後、明後日、6月8日にかけて県内の原子力施設の現地調査を行うこととしております。
 委員の構成につきましては、今回の東京電力福島第一原子力発電所において発生した事故が国内観測史上最大規模のマグニチュード9.0の地震およびそれに伴う津波に起因するものでありますことを踏まえ、地震や津波や建築工学、原子炉工学、放射線関係等の各専門家から、合わせて13名の委員で構成をしております。
 委員の皆様には、県内の原子力施設に係る安全対策について県民の安全・安心のため、徹底した検証を行っていただくことを期待している次第でございます。
 私の方からは以上でございます。
 
○幹事社
 では幹事社質問、3点。
 まず、長い長い選挙戦だったわけですけれども、一夜明けた感想みたいなものを。
 
○知事
 もちろん、またしっかりと働くぞという強い決意であります。
 
○幹事社
 選挙結果についてですけれども、保守二大対決にもなったにも関わらず4倍近い差がついて圧勝だったというのと、あと投票率が過去2番目の低さだったという点について、どのように受け止められているかというのをお願いします。
 
○知事
 やはり、知事としての仕事をしっかりとすることによって多くの県民の皆様にしっかりと投票をしていただくというのですか、投票率の(向上という)ことにまた全力で努めていかなければいけないと思っています。
 あとは、結果として、これまで8年間地道に、愚直にコツコツと毎日の努力を積み重ねての、総合販売戦略でもあり、医師確保でもあり、企業誘致でもあり、あるいは新たな再生可能エネルギーへのチャレンジでありとか、本当にさまざまなことを積み重ねてきたという思いがあるんですけれども。(その中でも)一番だったのが行財政改革、収支のバランスをとっていくための、本当に血のにじむような努力、そういったこと等を含めてご評価をいただいたのかなと思っております。
 しかしながら、こういう結果をいただきまして、県民の皆様からは、もっと汗を出して、もっと知恵を出して、もっとよく働けという叱咤激励をいただいたものと、そのように感じております。

○幹事社
 3期目に入るわけですけれども、改めてどういう思いで進めていきたいと、そういうところの抱負をお願いします。

○知事
 まず非常に重要なことは、震災の具体の復旧・復興、これは3つの柱を出していますけれども、この3つの「生活再建」とか「産業復興」、「インフラ復興」、これをスピード感を持って進めていく、このことと同時に防災の仕組みづくりであるとか、そういったこと等をきちんと整えていくことをまずして、その他に、また同じ話になるんですけれども、4つの分野についてこれをしっかりとしていかなければいけない、人財のこととか産業・雇用のこととか健康とか安心とか生活のこととか、健やかとか、そういうことと基本になります行財政基盤、これをしっかりと財政規律を守りながら進める。そういった、それぞれメッセージとして県民の皆様にお示しをしていることを確実にしっかりと、堅実に、またコツコツ努力をし、積み重ねて進めていきたいと思っております。

○記者
 原子力検証委員会ですけれども、知事ご自身、原子力委員会の検証結果をいつまでに出して欲しいかというようなことはありますか。

○知事
 原子力検証委員会については、明日設立できるわけですし、国からいろいろと来た上でのものをやっていくということになりますし、それと、いつもそうですけれども、今回特にしっかりとした検証をして欲しいということがありますから、スケジュール的にどうこうという状況は今のところはございません。

○記者
 検証委員となられる13人の方について、ちょっと具体的な名前は分からないのですが、市民団体から、ある程度反対派も含めた公平な人選が必要ではないかというような意見もあるのですが、この13人の方に関しては、ある程度公平性を期されているのでしょうか。

○知事
 それぞれの分野でしっかりした方であり、それぞれその第一人者であると同時に非常に客観公平な方々であるというお話であり、事務方できちっとこれらを調べながら進めております。

○企画政策部長
 検証委員会のメンバー、これにつきましては明日、明後日の検証委員会の具体のスケジュールとともにこの会見が終わりましたら、ペーパーですぐに(県政記者会の)皆様の方にお出しいたします。

○記者
 県民局の話ですけれども、選挙活動中、特に郡部の方で随分、県民局を中心にした地域振興を頑張っていくぞということを訴えられていたと思うのですが、たしか行革の中では6つの県民局を3つにするかしないかみたいな検討を、今、進めている途中だと思います。
 知事選の訴えでは、6つのままやっていくんだぞという腹でしゃべっているように聞こえたのですが、その辺の考え方はどうでしょうか。

○知事
 私としては、県議会も含め、市町村長さん方から、県民局が地域の方々と一体となって、しかも特色のある6つの地域において非常によく動いているという大変ありがたい言葉をいただいています。
 同時に、必要な仕組みについてはしっかりとそれを守るべきではないかというお言葉もいただいています。
 そういったこと等、私として最終的にまたそれを判断する時期、ご提案をする時期が来るかなと思っていますが、非常に現場からの大変ありがたいお言葉、これはもう非常に重く受け止めなければいけないと思っています。
 県民局同士のコラボレーション、組み合わせでいろいろやるとか、下北と東青が何かするとか、いろんなことが生まれてきていますし、非常にそういったことが活用できるのが県民局だと思っています。

○記者
 投票率が過去2番目の低さとなったことについて、知事は原因はどんなところにあるとお考えでしょうか。

○知事
 過去1番低い投票率を記録しているのも私ですから、何というか、何と答えていいかということなんですけれども。
 ただ、今回、投票率が上がったということは、少しは関心を持ってもらえたのかなということなんですが、やっぱり我々選挙をやっている立場というのはたくさんの方に投票をしていただけるということが大変ありがたいことですし、そういった働きかけとかご評価をいただいている部分がもっともっと努力しないと足りなかったということもあるのかなとも思っています。

○記者 
(原子力安全対策)検証委員会による検証が終了した後、委員の方から方針が示されると思うのですが、それが最終的に問題ないという結論が出た場合、今停止している東通1号機等について、動き出すという理解でよろしいでしょうか。

○知事
 これはこれまでのことがありますので、もう一度お話をしますが、私自身、原子力については、非常に慎重な上にも慎重に対応、対処してきました。原子力(安全対策検証)委員会は委員会としてありますけれども、県民を代表します県議会でありますとか、また地域の市町村長さん方であるとか、あるいはご存知のとおりもう一つ県民の方とかいろんな方々が参加しての会議(原子力政策懇話会)もありますし、またさまざまな立場の違う方々のご意見を聞く会であるとか、また県民説明会であるとか、そういったいろんな場合において、それぞれいろんなご意見、お考え等を承っております。それを(原子力施設安全)検証室が今まで取りまとめての中で総合判断をしてきたということの経緯がございます。
 従って、あくまでもこれは全体としての総合判断ということになると考えていただきたいと思いますが、特に今回は安全の部分についての専門家からのお話ということになりますし、例えばここを改めるべきだ云々となればそれは当然そうすべきだということになります。
 要するに、あくまでも総合判断の中の非常に重要な役割を担うというふうにお考えいただければと思います。

○記者
 3期目に向けて先ほどの知事の話を伺いましたけれども、1期目、2期目とどう違うのか、それからこれまで一生懸命取り組んできたという中で、3期目でギアチェンジをしていくのか、新たなステージに向かうのかと、その辺を伺いたい。またそのためには副知事(の役割)が重要だと思うのですが、副知事人事をどのようにお考えなのか、2点お願いします。

○知事
 (地震前日の)3月10日まで、いろんなことが「それ、さあ行くぞー。」もうフルスピードでというようなところでありましたね、気持ちとして。
 しかしでございます。今回の震災、そして津波は、この日本の国が戦後築き上げてきた様々な社会システムにしても本来もっている経済の強さにしても、そういったものが相当な打撃を受けたという状況にございます。今後の財政環境等も厳しいものがもちろん考えられるわけでございます。
 従って、復旧、復興というものをきちんと進めておきませんと、それ(復旧・復興の遅れ)が全体の活性化を創ることにおいてのいろんな条件を厳しくするわけでございます。
 しかして、従来耕してきた観光にしても観光国際戦略局までも作ってさらに打って出るという状況でした。それが一旦、今、落ち込んでいる状況になっている、新幹線はつながりましたけれども(速度が)遅くなっているとか、いろんな課題がございます。だとしても、もう一度、既に築き上げた仕組みとかネットワークとかがございますから、再起動というんですか、その意味においての再起動はこれまでの8年の手間、段取りに比べればできるものだと思っています。
 だから食産業とかも、販路を作ったりしてきましたから組み立てをもう一回し直して立ち上げる時間も早くできると思います。
 お医者さん(医師確保)のことでは、命を守る仕組みについては、これは具体に(医師の)数が増えていくことにあわせて段取りが進んでいると。
 従って復旧、復興というものをがっちりと進める一方で、初動的なものは、もう結局、現在立ち返っていろいろ段取りをしなくてはいけないんですけれども、立ち上がるまでの時間は短くて済むという思いでございます。スタートの部分は、したがってちょっとスローで行くということになるわけですが、復旧、復興、これがどんどん進むに従って、産業・雇用とか命を守る仕組みとか、こちら側もまた伸ばしていきたいと、そう思っております。
 また、いわゆる人事案件につきましては、こういった場でお話をする場ではないと思っておりますのでご了解をいただきたいと思っています。

○記者
 原子力の検証委員会の関係なんですけれども、検証をされて、知事としてはやっぱり安全の結果の上において、初めて総合的に(原子力政策を)進めるのか、進めないのかという判断になると先ほどのお答えだったのですが、安全の基準、どのくらい安全だったら安全といえるのかということについて知事のお考えをお聞かせ下さい。

○知事
 どのくらい安全であれば安全かということについて、その(判断をする)ためにも検証委員会というものもございますし、また総合判断をいただくための様々な手順、仕組みという中でいろいろと(判断が)出てくるものと思っています。数値化どうこうというものにはなじまないものでありますから、どのくらい安全なら安全かということのご質問につきましてはお答えをすることは難しいと思います。

○記者
 知事がおっしゃった安全というのは、100パーセントの安全ということの意味合いでおっしゃっているのかなということを確認したかったんです。

○知事
 そういう数値的な部分で、何をもってして100(パーセント)かというと、もう我々存在しなければ100パーセント何もないとか、そういった論理が進まないような、お互いに論理破綻するような話になるわけですから、数値で申し上げるというよりも、しっかりとした手順の中でそれぞれに納得が得られるということ、これが非常に大事です。しかしながら、一番の基本中の基本は、法的にこれを規制し、また法的にこれを管理する。国から示される部分、それに対しての我々としての総合判断、検証委員会等を含めて、議会であるとか市町村長の会議であるとか委員会であるとか、そういう総合的な判断ということになるわけですから、数値で100か0かということではないと思っています。

○記者
 あと検証委員会に一番最初に検証をしていただくのは(なんでしょうか)。国の緊急対策に関連対策というのがあり、国の(原子力安全)保安院等が原子力発電所に関しては全体的にOKを出しているという認識ですけれども、この形態について検証をしていくということの予定はあるでしょうか。

○知事
 どれから(検証を)やるかということですか。
 それは明日(検証委員会を)立ち上げますので、その中で(検証の)順番というか段取りになるのだと思います。今、ここでどうこうというものではないと思います。

○記者
 知事が選挙を戦われている間に、国政の方はバタバタしていまして、菅総理が退陣表明をされたり、退陣だと大連立という話も出ています。ポスト菅政権の政権運営のあり方について、知事として何かお考え、こういう方にということがあれば。

○知事
 特に被災された地域等を含めて、現場で生きている人たちを、今生きている人たちをとにかく一生懸命守らなければいけないし、産業基盤、働く場をつくることを急いでやらないと復興という方向に行かないわけです。そういったことを政権として何よりも優先すべきだということは言えると思います。
 また、そういう国のあり方、政治のあり方であって欲しいと強く願っています。

○記者
 検証委員会でもう1つお聞きしたいんですけれども。
 結局、原子力に反対している方々、不安を持っている方々というのは、検証委員会であっても、結論ありき、あるいはスケジュールありきで進むのではないかと、そういう心配を持っているのではないかと思うんですが、そのあたりは知事のお考えはどのようなものでしょうか。

○知事
 これまでも、慎重な上にも慎重に対処をしてきました。原子力というのはシステムが大きいのですが、システムが大きいものは特に安全というものが私は重要だと思っております。 
 それは亡くなられた(青森県原子力政策懇話会委員等を歴任された)久保寺先生からそのように教わりました。
 今回も、客観的なしっかりした検証ということ、判断についても慎重な上にも慎重に総合判断ということでして、スケジュールとか段取りとか(が結論としてありき)ということではないということはぜひご理解をいただきたいと思っています。

-以上-

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