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平成20年1月 定例会見/庁議報告他

会見日時:平成20年1月4日(金) 11:15 〜 11:41
会見場所:第三応接室
会見者 :三村知事

○幹事社
 知事、あけましておめでとうございます。
 それでは庁議案件からお願いします。

○知事
 その前に、恒例の年頭にあたってのご挨拶をさせていただきたいと思います。
 明けましておめでとうございます。
 県民の皆様方、そして県政記者会の皆様方におかれましても、今年も県政推進のご協力、よろしくお願いする次第であります。
 まず、年頭にあたりまして、知事といたしまして、本県の発展と県民の皆様方のご多幸を心よりお祈り申し上げたいと思います。県民の皆様のため、県民が安心して暮らせる自主自立の青森県づくりを進めるためにも、今年も全力で努力をしていきたいと考えております。
 さて、私として、知事就任以来5度目の正月を迎えたわけでございますが、この間、ただひたすらに青森県の再生、自主自立の青森県づくりのため、県民の皆様方と一緒に取り組んできたという思いがあります。未来と今を支える人財(人のたから)の育成、攻めの農林水産業、あおもりツーリズム、あおもり型産業の育成、保健・医療・福祉の包括ケアシステムの推進、医師確保のためのグランドデザインの策定、原子力施設の安全対策の徹底等の取り組みといったものを着実に進め、様々な分野で新しい芽が出てきていると考えます。
 しかしながら、青森県を取り巻く状況は日々大きく変化をいたしております。私は、そうした時代にあるからこそ、これからの青森県が進むべき進路をしっかりと示し、その進路を県民の皆様方と共有しながら青森県が持つ多様で恵まれた諸資源、人財、ネットワークを総動員して、暮らしやすさではどこにも負けない生活創造社会を実現していかなければならないと考えております。
 今年は新たな県の基本計画や行財政運営の基本指針策定の作業が本格化する、非常に重要な年であります。人口の急激な減少、少子高齢化の一層の進行、地域格差の拡大、市町村合併の進展や本格的な地方分権が進む中で、これらの新しい計画はこれまで耕し種をまき芽を育てたものを、芽吹かせ結実させていくための新成長戦略ということになるわけであります。
 挑戦する、新しいことに果敢に挑戦する、これからの青森県づくりを進めるにあたりまして、私は新たな発想で、新たな視点で考え、失敗を恐れず挑戦する、このことが重要であると考えております。新しい戦略を考えるにあたりましても、新しいことへの挑戦が様々な場面で行われ、新たな価値や利益を生み出せる社会を目指す、そのことが重要であると考えます。
 さて、今年の県行政でありますが、これまでの取り組みにより産業・雇用情勢の一部に明るい動きが見られるようになったものの、依然として経済の活性化と雇用の維持・拡大は私ども青森県の大きな課題であります。このため、本年はこれまでの成果を踏まえながら、先ほどお話した「新しいことに挑戦する気持ち」を持って人財(人のたから)の育成及び産業振興・雇用対策に重点的に取り組んで参ります。後ほどご紹介をいたしますが、自動車産業についての新たな取り組みも始めることとしております。
 また、昨年の末になりますが、三内丸山遺跡を始めとする北海道・北東北の縄文遺跡群について、文化庁に対しまして、4道県そろって世界遺産暫定一覧表への登載を提案いたしました。今後、縄文遺跡群の持つ多様な魅力を全国に発信するなど、登録を目指した取り組みを進めたいと考えております。青森県への関心や話題性を喚起し、平成22年の東北新幹線新青森駅開業に向けた誘客促進のための取り組みも加速させます。
 この他にも、4月には県立保健大学の公立大学法人化が予定されている他、6月には青森市でG8エネルギー大臣会合が、8月には弘前市で東北では初めてとなります第8回全国中学校総合文化祭青森大会などが開催されることとなっており、昨年にも増して忙しい日々が続くと思います。
 また、今年は北京オリンピックが開催されます。既に代表に決定しておりますレスリングの伊調(いちょう)姉妹や、アーチェリーの古川(ふるかわ)選手など、本県ゆかりの選手の大いなる活躍を期待したいと思います。
 今年も、県民の皆様のご支援・ご協力を仰ぎながら、責務を果たして参りたいと思います。どうぞよろしくお願いする次第であります。お世話になります。

 庁議案件につきましてご報告をいたしたいと思います。
 まず平成19年版の環境白書についてであります。本日の庁議において平成19年版環境白書について報告がございました。平成18年度の本県の環境は、大気、水質の一部に環境基準の超過が見られるものの、概ね良好な状態で推移しております。一方、全国的な問題であります温室効果ガスの排出量の増加など、本県への影響が懸念される課題もございます。18年度、本県では「第二次青森県環境計画」や、「青森の水健全化プログラム」、「青森県エネルギー産業振興戦略」の策定、農林水産業や農山漁村の基盤づくりを行う公共事業であります「環境公共」の推進など、循環と共生による持続可能な地域社会の実現に向けた取り組みを進めております。本県の恵み豊かで美しい環境は、全ての県民にとってかけがえのない財産であり、これを保全し、次世代に引き継ぐためには、県民一人一人が環境問題に対する関心を一層高め、具体的に取り組んでいくことが大切であります。この白書がその契機となることを期待いたします。
 続きまして、先ほども若干お話を申し上げたのですが、自動車関連産業振興戦略の策定と、それに係る中部圏における企業誘致体制の強化についてであります。本県は、最近の企業誘致を取り巻く動向を的確に捉え、自動車関連産業の誘致及び県内への自動車関連産業の集積を図るため、この度、「青森県自動車関連産業振興戦略」を策定し、積極的な取り組みを進めていくことといたしました。
 地場企業の育成強化では取引拡大や技術力強化への支援、企業誘致活動の強化では青森県の優位性を活かした戦略的な企業誘致、人材の育成強化では基盤技術者の育成などを柱に展開していくことといたしております。特に自動車関連企業を中心に、中部圏での企業誘致活動を更に強化するため、4月から青森県名古屋情報センター内に「青森県名古屋産業立地センター」を設置し、同センターに民間企業OBの自動車関連企業誘致専門員及び企業誘致専任の県職員を配置することとしております。この内、県職員1名につきましては今月から配置し、早速企業誘致業務に当たらせることとしております。
 私ども青森県では、プラグインハイブリット車の導入に向けた施策を全国に先駆けて推進するなど、持続可能な循環型社会の形成に貢献する取り組みを進めておりますが、今後自動車関連産業振興戦略に基づき、このような青森県の強みや特色を活かしながら自動車関連産業の本県への集積に一層努力をしていきます。
 続いて、第64回の国民体育大会冬季大会スケート競技会・アイスホッケー競技会についてでございます。第64回国民体育大会冬季大会スケート競技会・アイスホッケー競技会につきましては、文部科学大臣、日本体育協会会長からの開催要請を受け、予算面及び受け入れ体制等について八戸市とともに事務レベルで検討をした結果、第59回大会以来、5年ぶり、11回目の開催となります大会の受け入れを決定いたしました。前回の第59回大会は47都道府県から約 2,300名の選手・役員をお迎えいたしました。今回も来県される多くの皆様方が思い出に残る実り多い大会となるよう準備を進めていきたいと考えております。
 庁議案件の報告を含め、以上でございます。

○幹事社
 ありがとうございました。
 幹事社からは、2008年の抱負をいただきたいと考えていたのですが、先ほどのお話で。
 では、各社、お願いします。

○記者
 自動車産業の振興戦略ですけれども、目標とかはどうなんでしょうか。企業誘致数とか、雇用創出数とかですね。

○知事
 具体の数字とかということ?

○記者
 はい。

○知事
 具体の部分は、戦略を立てて実際に、これまでもご案内のとおり、多摩川精機さんとか中央発條さんとかいろいろやってきましたけれども、東北全体として連携し、その中において我々としてどういうことを進めていくことができるのか、またするべきかということを取りまとめて第1回目の発表をさせていただいたというところです。
 若干、部長の方から補うことがあれば。

○商工労働部長
 今回、企業誘致を中心にやりますので、特に相手の意向が非常に強いものでございますから特に目標を定めてということではありませんが、知事が議会で答弁をしております、たとえば本年度企業誘致件数15件以上という中にその自動車関連も入れながら誘致活動を展開していきたいと思います。

○知事
 今、相当踏ん張っています。まだ言えないけれど。

○記者
 企業誘致に関して、県内全域ということになると思うのですけれども、重点的に、例えば八戸地域とか、プラグインハイブリットでしたら六ヶ所の方ですとか、そちらの方にとかという考えはあるのでしょうか。

○知事
 自動車の関係?
 皆さんも知事室入っていただくと時々展示替えしていますけれども、我々青森県には結構先端の技術、しかも、これまでの感覚だと車に使えるんだろうかと思っていたものが、例えば、周波数制御技術などでも非常に最先端に使えるとか、いろんな技術が県内にございます。従って、私どもとして、具体にこれまで進出している部品、センサー、バッテリー、いろんなメーカーの方々ございますけれども、そういったものがある地域がもちろん核となりますけれども、最先端技術が実は新しい自動車の仕組みを作っていくということにつながるものですから、そういった意味で幅広く考えるべきだと思っています。

○記者
 スケート国体の方は、正式に受入れ表明ということなんですけれども、スキー国体の方も要請を受けていたということなのですが、それについてはどうでしょうか。

○知事
 地元のお考え等も含め、現状はなかなか厳しいものがあるというところで、(県)体協会長も理解しているようであります。

○記者
 今のところ厳しいという認識だということで。
 もう一つ、正月にですね、1月1日に再処理工場の油漏れのトラブルがありましたが、それについて思うことがありましたら。

○知事
 トラブル事例集に載っている事例ではあるのですけれどもね。やはり我々としては、確かにトラブルとして起こりえるということでトラブル事例集等にもあるものではあるのですが、やはり機器そのものが順調にいくということが大切でございます。試験運転中でございますから確かにそういったいろんなトラブルがあるわけでございますが、正月でもあり、なかなかに、よく正月にもいろんなこと、試験をしていたんだなということも思いながら。トラブル事例集にあるものの、だからこそ起こらないようにいろんなことを対応していくということについて、一言でまとめれば、しっかりしてもらいたいということになります。

○記者
 今回、せん断の装置から油漏れということで、せん断の作業を中止しているので、これまでの流れからも、2月以降の試運転の終了は難しいという状況になっていますが、その点については。

○知事
 常々繰り返し申し上げてきましたけれども、スケジュールありきではなく、それぞれの機器、今回の油漏れも含めてですけれども、それぞれの機器がきちんと動くようなことを確かめていく、そのことがまた試験として重要だと思っております。ですから、スケジュールありきではなく、適切に試験を行い、これをきちんと成し遂げるということ、それが大事だと思っています。

○記者
 高レベル放射性廃棄物の最終処分の件で申し訳ないのですが、六ヶ所村議会の中で、議員有志の方で最終処分を含む核燃料サイクルの勉強会を計画しているという話なんですけれども、知事は先月全部の市町村長に、県内で処分場は受け入れないという方針を説明した文書を配布されていまして、こういう状況でこういう動きが六ヶ所で出ているということで、例えば前の東通みたいに副村長を呼ばれて事情を聞かれるとか、そういうことを考えているのか、感想も含めてお願いしたいのですが。

○知事
 年末の報道でのみ承知している話でございますけれども、大切なこととして申し上げますが、青森県知事三村申吾として県民の皆様方にお約束したとおり、青森県を最終処分場にしないということ、このことを県としては貫いていく、これが一番大切なことだと思っております。
 そういう感想だけです。

○記者
 12月の県議会で、一部の県議から処分場を拒否する条例を制定するべきではないかという提案が出て、副知事の方が今のところは考えていないと答弁されたのですが、こういう動きがある状況の中で、そういうことを視野に入れていくということはありうるんでしょうか。

○知事
 自分は政治家としての経験は少ないかもしれないのですけれども、青森県知事として、公に、あらゆる場所において、あらゆる方々に対して、お約束したこと、これは政治家のまさに約束というものの重さということ、それを考えていただきたいなと自分では思っています。それが一番、私としては申し上げたいことです。

○記者
 現状の方針を示していらっしゃる姿勢で十分伝わるのではないかということですか。

○知事
 私としての姿勢というものは、大臣も言われましたけど、微動だにしない、みじんも動かない。国からもそういう言葉でしたけれども、私も同じ思いでございます。

○記者
 BSEの問題なんですけれども、今年の7月で20か月以下の若い牛の検査補助金が打ち切られるということで、県の方では、先月の議会とかでも引き続き補助を続けていくことを要請していくということになっていますけれども、他の県では打ち切られた場合、独自に継続していくという県もあるのですが、青森では、もし打ち切られた場合、独自にやっていくというお考えがおありかどうか、お聞きしたいと思います。

○知事
 私どもとしては、国に対し、やはり安全・安心の確保のためにも継続するということを強く求めていきますが、県としてもこれは当然継続すべき事案だと思っております。
 国に対しては、これは国としてきちんと支援すべきだということを申し上げた上で、(国が打ち切る)となれば、うちでやるということになる。そうすると弱い感じになるかもしれないけれども。求めていきます。

○記者
 ということは、新年度に予算化するということではないのでしょうか。

○知事
 国の方を見ながらということになりますけれども。ね、総務部長。我々としてはやるということで指示はしてあります。

○総務部長
 はい。ただ、まだ知事査定は終わっていませんので、これは知事査定の中で国の動きを見ながら十分検討をしていくということになると思います。

○記者
 先ほど、知事の挨拶の中で、今年は新しい財政プラン、行革大綱とか基本計画を作っていく重要な年というお話があって、その中で、新しい発想で失敗を恐れずに果敢に挑戦をしていく、という言葉があったのですけれども、新しい発想の中で何か具体的なことを現段階で考えて、財政改革なり考えているものがあればお聞きしたいのですが。

○知事
 多分にして新しいことにチャレンジするというと、具体に、ということはもちろんお話としてあると思ったのですけれども。こういう状態では水は漏れないなと、要するに絞れないタオルとか、いろんな表現があるのですけれども、ものの見方、角度を変えること、それから徹底して選択と集中をしておりますけれども、取捨選択すら含めて、これをやることによって、県民生活の民生の安定や県経済の進展に(必要)となれば、そこに集中し、というようなことを。あれもこれもということでいろんな理由を付けて全て何でも残そうとすると、こう(きりがないことを示す手ぶり)なるわけです。思い切ってやるべきことをやり、すまんがここは二次、三次として支援する、という形までいこうということですよ。そうしないことには、もうご案内のとおり、うちだって本当に徹底して、約 2600億円(平成16年度以降の4ヶ年で解消した財源不足額2,567億円)というのはそんなに簡単なことではなかったわけですし。従って、取捨選択とまでは言わないですけれども、更にもっと選択と集中をするということを強めていく、その見方・考え方というものをそれぞれ出してくれと。
 たとえば農林水産部が、「実は我々農林部の研究機関は、工業系と一緒になる方がすごくものが進みます、今回農工ベストミックスでいろんなことをやってみて。」というようなことを思い切って逆提案してきた。私は、農林水産部すごいなというぐらい、話とすれば非常に驚いた。というか、なるほど、というようなことをいろんな動きの中で彼らが上げてきた。なるほど、結びつくことによってそれだけいろんなことができるんだとなったわけです。今一つの例として挙げましたけれども、そういった大胆なことを各部局からも提案されてくること、そのことを大いに期待する、また大いにそうさせたいということです。

○記者
 計画を作る上では各部局からこういうところをカットしましたよ、こういうところに重点をしましたよという提案を受けるという。

○知事
 言い方は変ですけれども、総務部主導ということも重要ですけれども、各部局が自らどう決断してくるか。そのために部長、局長という方々がおるわけでございますし、更にそういった方々にこの青森県、自分が公務員として勤めてきた青森県、その愛する思いというんですか、この青森県の方々一人一人の顔も思い浮かべて、この方々が、そして次の世代が、ここでまた生きていけるんだと、そこまで仕組みをやろうよと。様々なシステム、仕組みのあり方、前であれば例の総務事務センターをやって、いろいろ苦労をしたけれども、たとえばああいうこととか、(庁内)ベンチャーで出てきた、ファシリティマネジメントとか橋梁アセットマネジメントとか、ああいった発想、ああいった大胆な思いというものを、それぞれ各部局に出させたい、それをまとめ上げていきたいと思っています。皆でやるんだと。改革するのは皆でやるんだという思いです。

○記者
 あと一つなんですけれども、4月以降、4月になるかもしれないのですが、そういった取り組みとか、新幹線の開業も近くなってきていますし新しいポストも今日から発足させていますけれども、機構改革などは現段階では春に向けてどうお考えでしょうか。

○知事
 中でのどうこうということはこれから考えなくてはいけない課題かなと思っていますけれども。外の方はいろいろ提案していますけれどもね。自らの提案があったということです。

 よろしければ。
 ありがとうございました。今年もよろしくお願いします。


−以上−

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