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臨時会見/平成16年度9月補正予算案(追加提案)について

会見日時:平成16年9月29日(水)午後12時30分〜12時40分
会見場所:第三応接室
会見者 :三村知事

○知事
 今回、追加提案する補正予算案について、お手元に配付しております、「平成16年度9月補正予算案(追加提案)について」に基づき御説明申し上げます。

 「一 補正予算の概要」についてであります。今回、追加提案する補正予算は、本年8月中旬から9月上旬にかけての台風第15号、第16号及び第18号による暴風等に係る災害対策関連経費として、農作物被害に対処するため、落下りんごの加工適性の向上と腐敗防止を図るための冷蔵保管経費に対する助成に要する経費、落下りんごの果汁の品質を保持するための冷凍保管経費に対する助成に要する経費、加工仕向けできない落下りんごの適正処理を促進するため、落下りんごの堆肥化及び廃棄処分に要する経費に対する助成に要する経費、及び、暴風により被害を受けたりんご樹のふらん病感染を防止するための特別散布に要する経費に対する助成に要する経費を計上するとともに、被災農業者を対象に緊急就労対策として行う農業農村整備事業に要する経費について、所要の予算措置を講ずるものであります。

 次に、「二 一般会計予算の規模」についてであります。今回の補正予算額は、4億6,192万2千円となります。これを、今定例会に既に提案しております補正予算額及び現計予算額に加えますと、平成16年度一般会計の予算規模は、7,691億9,328万4千円となります。これを、前年度同時期の予算規模と比較しますと、6.0%の減となっております。

 「三 一般会計補正予算の歳入」、「四 一般会計補正予算の歳出」の内容については、総務部長から説明いたさせます。

 それでは、総務部長。

○総務部長
 それでは、引き続きましてご説明させていただきます。「三 一般会計補正予算の歳入」でございますけれども、歳出との関連において国庫支出金、県債、分担金及び負担金をそれぞれ増額計上いたしておりますほか、普通交付税を1億5,920万8千円計上いたしております。

 「四 一般会計補正予算の歳出」でございますが、2ページの方をお願いいたしまして、災害対策関連経費といたしまして歳出予算、債務負担行為設定を合計しまして総額4億6,786万8千円を計上いたしております。

 まず、農作物災害対策費といたしましては、加工原料特別緊急保管事業費補助5,484万4千円、これは落下したりんごを冷蔵保管するのに要する経費に対する補助であります。

 次に、加工製品特別緊急保管事業費補助1,152万7千円また所要の債務負担行為がございますけれども、これは落下したりんごの果汁を一定期間冷凍保管するのに要する経費に対する補助であります。

 次に落下りんご特別緊急処理対策事業費補助812万8千円ですが、これは落下したりんごの堆肥化を図るための補助であります。

 一番下でありますが、りんご病害特別緊急防除対策事業費補助4,371万円、これはふらん病感染防止のための特別散布に要する経費に対して補助をしようとするものであります。

 次のページをお願いしまして、就労対策でありますけれども、被災農業者の方を対象にした緊急就労対策といたしまして農業農村整備事業を1年間実施することとしておりまして、一般公共事業費、国庫補助事業費、合計3億4,371万3千円を計上いたしております。

 このほか、既決予算での対応としまして、ここに表記がございませんが、10月以降に発注予定の一般公共事業費等の農業農村整備事業につきまして、労務比率の高い工事を実施することにより、被災農業者の就労機会の確保を図ることといたしております。

 また、3ページの下のところですが、中小企業対策といたしまして、農作物等災害の影響が懸念されている中小企業者の経営の安定を図るため、県単特別保証融資制度(セーフティネット資金)の保証枠内に、「台風災害枠」20億円を創設し、長期低利の資金を融通することといたしております。

 なお、この台風枠は10月1日からの実施を予定いたしております。

 以上でございます。

−以上—

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