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更新日付:2018年1月5日 

知事記者会見

知事記者会見(定例)/平成30年1月4日/庁議報告ほか

会見日時:平成30年1月4日木曜日 11時30分~11時50分
会見場所:第三応接室
会見者:三村知事

○幹事社
 明けましておめでとうございます。
 まず知事から新年を迎えての所感をお願いします。

○知事
 改めまして、明けましておめでとうございます。
 県政記者会の皆さま方におかれましては、穏やかな新年を迎えられたことと思います。今年も県政推進のため、ご協力をお願い申し上げる次第であります。
 それではまず年頭に当たりまして、何よりもまず青森県の発展、そして県民の皆さま方のご多幸を心よりお祈り申し上げたいと思います。
 そして、県民の皆さま方の生業を守り、県民が安んじて暮らせる青森県、このことを進めていくためにも、今年も全力で取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
 さて、今年、私は、1年の言葉として、自分自身の決意も込めてですが、「経済」という言葉を掲げたいと思っています。昨年はこれまで進めてきました取組の成果が、着実に現れた1年でありました。今年は、これまで以上に国内外から「経済」を集め、その「経済」によって次の世代の方々がいろんな夢をかなえることができる青森県、多様な働き方・多様な生き方ができる青森県、これを目指したいという思いを、このことに込めております。
 人口減少社会にありましても、県民の誰もが、安心して暮らしていくことができる、持続可能な地域づくりを着実に進めていくためには、地域において魅力ある仕事をつくり、多様な雇用を生み出し、そこで生まれた収入を地域経済の中でしっかりと循環させていくことが重要であると考えております。その視点を常に意識しながら、各種施策をしっかりと進めたいと思っております。
 併せて、各産業分野における労働力不足への対応や、2025年以降の超高齢化時代を見据えた保健・医療・福祉体制の確保と生活機能の維持など、人口減少や少子高齢化の進行に伴い、近年、急速に顕在化してきた課題の迅速かつ的確な取組も必要となっておりますので、力を入れていきたいと考えております。
 また、私ども青森県の基幹産業であります、農林水産業を取り巻く情勢は、政府によるコメの生産調整の廃止でありますとか、TPP及び日EU・EPAの発効に伴う影響が懸念されるところでありますが、このような時こそ、効率化・低コスト化による生産性の向上、県産農林水産物の高付加価値化・ブランド化による競争力強化を図るチャンスでもあると思っております。
 県内農林漁業者や関連事業者の皆さんが、将来にわたって意欲と希望をもって経営に取り組めるよう、引き続き、攻めの姿勢で、本県農林水産業の成長産業化を一層推し進めていきたいと考えております。
 続いて、健康づくりにつきましては、昨年末も申し上げたわけでありますが、野菜摂取量や平均歩数が、要するに運動量ということですが、男女とも増えましたし、昨年スタートさせました「青森県健康経営認定制度」の認定事業所が増えてきたり、経済5団体が「健康経営キックオフ宣言」をするなど、社会全体で取り組もうという気運の高まりを感じているところであります。
 私自身も呼びかけてきました、だしを活用しての減塩でありますとか、あと100グラムの野菜摂取、トマトを1個食べようとか、あるいはスーパーでの買い物の際、チラシ片手にまずは売り場を一回りして、きちんと値段を見て歩いてから、その後で実際の買い物をする、要するに、あと1,000歩運動ということなんですけども、できることからそしてわかりやすく取り組めるところから進んでいくため、引き続き、具体的な働きかけを進めていきたいと思っております。
 交流人口の拡大につきましては、昨年はインバウンドが大変好調で、多くの方々に来ていただいておりますが、引き続き海外からの旺盛なインバウンド需要というものを、青森県内にしっかり取り込むため、例えば、一度団体で来た方が、青森を好きになって、また個人でも来ていただけるような仕掛けでありますとか、それぞれの国で異なるニーズへのきめ細やかな対応でありますとか、今のこの好調を次なるステップへとつなげるための取組を進めていきたいと考えております。
 また、世界文化遺産の登録を目指します、「北海道・北東北の縄文遺跡群」につきましては、ユネスコへの推薦を獲得し、1年でも早く登録が実現するよう、今年こその思いで県民の皆さまや、関係自治体と総力を結集して取り組んでいく決意であります。
 「青森県基本計画未来を変える挑戦」は、いよいよ最終年度を迎えます。基本計画に掲げます、2030年のめざす姿の実現に向け、今年も本県の強みをとことん生かし、課題をチャンスに変えていけるよう、「チームワーク」を大事にしながら取り組んでいきたいと考えております。
 そして、今年は戌年、酉年からのバトンタッチであります。言葉がちょっとわかりにくいので、今日はボードを用意しました。
 「鶏犬相(けいけんあい)聞こゆ」。中国の詩人「陶淵明」(とうえんめい)の「桃花源記」(とうかげんき)に出てくる言葉ですが、鶏と犬の声があちこちから聞こえる、要するに年が変わるという意味じゃなくて、鶏と犬の声があちこちから聞こえる、その声も穏やかな声なんですけれども、平和でのどかな田園、理想郷の象徴として、この言葉があるんですけど、日本の原風景たる私ども青森県の農山漁村と相通ずるものがあると、自分としてはこの言葉を思っております。
 私は知事就任以来、「攻めの農林水産業」を進めてきたわけでございますが、その思いというんですか、その背景としては、この日本の国の人と文化、そして食の「ゆりかご」であります農山漁村集落を、ゆりかごをしっかりと守っていきたいと、命を育み、食べ物、食をそこで生産し、お祭りと文化を守ってきたこのゆりかごを守りたい、その強い思いで「攻めの農林水産業」を進めてきたところであります。
 そのためには「経済」が農山漁村にしっかりと還流する、そのことだけ、そのことで現在だけじゃなく次世代もしっかりとそういったゆりかごにおいて、それぞれの人生を営める、食べていけるということが大変大切だと思っています。
 このため地域経営の仕組みづくり、そういうことも進めてきたところでございました。またこのことが2025年の問題にも対応していける、そう思っております。
 その結果ご案内のとおり、平成28年の農業産出額は2年連続で3,000億円を超える3,200億円というような状況になりましたし、新規就農者は昨年度までの5年間で1,330名に達し、農山漁村を支える地域経営体も着実に増加してきております。
 農山漁村集落をはじめ、青森県全体が「鶏犬相(けいけんあい)聞こゆ」、そういう平和な1年であることを願いますとともに、県民の皆さま方が住み慣れた地で安心して暮らしていくことができるよう、今年も元気と幸せが広がる青森県づくりに、果敢に取り組んでいきたいと思っております。
 報道機関の皆さま方におかれましても、引き続き、私ども青森県の挑戦を応援くださるよう、よろしくお願い申し上げまして所感とさせていただきます。どうぞ今年もよろしくお願いします。ありがとうございました。

○幹事社
 続いて幹事社から代表質問を一つ、2020年東京オリンピック・パラリンピックまであと2年余りとなりました。
 青森県のスポーツ振興や、合宿誘致といった気運醸成に向けた意気込みをお願いします。

○知事
 この東京オリンピック・パラリンピックの開催は、日本の国民に感動や勇気、活力を与えるだけではなく、本県のスポーツ振興の面で大きな弾みがつくものと考えております。
 特に、各市町村が取り組む事前合宿の受入は、世界のトップアスリートの活動を間近に見て、感じることができる、またとない機会であり、県民のスポーツに対する関心を高め、スポーツに取り組む意欲の向上にもつながることが期待されると思っております。
 さらに、それぞれの国の選手との交流を通じまして、国際交流や共生社会の形成に向けたきっかけともなりますことから、県としてはこれまでも市町村の合宿誘致の取組を支援してきており、既に今別町、弘前市において合宿の受入が決定いたしましたほか、三沢市におきましても、カナダのウィルチェアラグビーチームの合宿の受入に向けた協議が前向きに進められているところであります。
 また、東京オリンピック・パラリンピックには、開催地のみならず、日本各地で多くの方が関わりを持つことが期待されており、私ども青森県といたしましても、選手村ビレッジプラザの建設における県産木材の提供が決定をいたしております。抽選で当たったんですけれども。応募しましたところ、これが決定しております。
 このほか、現在、本県で開催中の東京2020オリンピック・パラリンピックフラッグツアーには、多くの小中学生や高校生に参加していただくなど、東京オリンピック・パラリンピック開催の気運情勢を図っているところであります。2025年には、本県での国民体育大会の開催も予定されておりますが、こうした取組を重ねていくことによりまして、県民の皆さま方のスポーツ活動への一層の関心の向上や、そのことによって健康づくりなどにもつなげていきたいと考えているところであります。
 さらに、東京オリンピック・パラリンピックには、選手だけではなく、世界中から多くの方々が日本を訪問すると見込まれるところでございます。訪日外国人観光客の本県への誘客による交流人口増加など、「地域で経済を回す」ための取組を、今後さまざまな分野で積極的に推進もしていきたいと考えております。
 県としては、引き続き、スポーツ振興、地域の活性化など、東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴う効果獲得に向け、市町村や関係機関と連携して取り組んでまいります。以上です。

○幹事社
 ありがとうございました。幹事社からは以上であります。各社質問ありますでしょうか。

○記者
 オリンピックつながりなんですが、来月韓国で平昌オリンピック、冬季オリンピックが開催されますが、青森県八戸市出身の中村亜実選手がアイスホッケーで出場されます。知事からぜひ熱いメッセージをいただければと思います。

○知事
 期待している、ファイトというかね。平常心というか、本当にプロフェッショナルという意味のプロ。本当に優れた国際級の選手方に今更平常心というのはないかもしれないけれども、ジャンル違うけどレスリングの時に、最後の最後まで落ち着いてやったら、最後の6秒で抜けて勝ったというのがあったじゃない。だから持てる力を最大限に発揮するためにも、平常心で行けということで。

○幹事社
 他にありますでしょうか。

○記者
 知事の今のお言葉をいろいろ伺っていますと、攻めの農林水産業というところのキーワードがたくさん出てきました。具体例として一つ、二つ、特に今年これは力を入れてやっていきたいなとかいうのがございましたら、教えていただけないでしょうか。

○知事
 攻めの農林水産業。

○記者
 攻めの農林水産業の中でも、例えば青天の霹靂は各部署でやってますし、いろいろ例えばこれは今年特に売り込んでいきたいとか。力強くやっていきたいとか。

○知事
 (デビューに向け)準備に入っている、ハート型のジュノハート。青天の霹靂でわかるとおり、売る前段階の仕込みと準備と営業というのがすごく大事で、ジュノハートについてもいよいよですが、どういうふうにしたらば最も劇的効果を上げていくかということはある。
 それから、酒造好適米できたじゃない、「吟烏帽子」(ぎんえぼし)。我々あくまでも試験という意味で飲んだんだけど、これがもう本当に驚いたの。この寒い県南で作る米なんだけど、ガツンとしてて削れて、メーカーさんにそれぞれやっていただいたんだけど、驚いた。これもいかにしてデビューさせていくか。
 攻めの農林水産業分野においては、デビューを控えていて、大きく化けそうなものを持っているんで、その仕込みをどれだけ戦略的に丁寧に考えていくかと、当然それは市場等も含めて、要するに出口戦略が大事だから、攻めの農林水産業分野ではこの二つが非常に重要だと思います。
 もう一つ言わせていただくとすれば、さっき話したからあれだけれども、EPAとかの影響が、国としてどういうふうに具体のもの(対策)が出てくるかだけど、それに対応してうちは売りかけていく部分と、防戦というのはあれだけど、攻めながら守るという言葉あるじゃない、豚肉の分野とか、そういうこと等を含めての分析とか、すごく大事になってくると思っています。

○幹事社
 他にありますでしょうか。

○記者
 今年もよろしくお願いします。
 今年は知事、経済という言葉を掲げて、国内外の経済を集めて夢を叶えることができる青森県にしていきたいというふうにおっしゃいましたけれども、その代表格が話に今出ている農林水産業、攻めの農林水産業をさらに進めるということだと思うんですけれども、他にどういった具体的な国内外から経済を集めるということがあるのか、もう少しおっしゃっていただければ。

○知事
 去年も言いましたけれども、観光分野、国外、インバウンドだけじゃなくて、名古屋から西も含めての誘客というあり方。本県には、観光という非常にいい地域資源があり、もう昔の話だけど15年前、非常に苦しいこの破綻状態の時に、得意分野を徹底して進めなきゃいけないという思いでやってきたわけです。
 先行して攻めの農林水産業という形でそれに合わせた6次化であるとか、PG(プロテオグリカン)もいわば6次化の傑作のようなものだけど、観光国際戦略局を立ち上げて、観光と国際の戦略を立ててきて輸出とかも伸ばしてきたんだけれども、もっとこの分野は実は青森県として、地域資源として、本当に美しい、おいしい、そして楽しいとこう言われるんだけども、伸ばせる分野だと思っているんですよ。
 もちろんインバウンドもそうなんですが、自分も湯あたりするくらい頑張ってラップもやったりしたとか、西日本でいろんなプロジェクト今立ててくれているんだけども、そういうところ等を通じて、さらに青森に注目してもらい、知ってもらい、来たい土地として広めていく、そういうところ等を相当やっていかなきゃいけないと思っています。
 それとご存知だと思いますけど、うちの人財力というのが今改めてすごく高い評価をされていて、有効求人倍率うんぬんということも乗り越えて、いい人財がいて、その人たちがものづくり産業をやることによって、企業誘致も増えたじゃない、去年も。
 それでその分野も、特に女性の方々、事務センター、コンタクトセンターということを集中して集めることによって、時間を区切って働けるとか、要するに働き方も多様性ということなんだけど、そういったことも念頭に置いた企業の誘致、増設であるとかいうことを通じての経済、起業・創業が非常に元気というか、やる気満々で皆やってくれていて、それがUIJターンにつながる。それは実は農業と絡んでいて、二人カップルで帰ってきてどっちかが起業・創業、どっちかが農業で働くっていう結構パターンが多いんで、そういったトータル的な産業育成ということも含めて進めたいと思っています。
やっぱりまだまだもっともっと働く場の多様性ということと、経済の集め方というのがあると思っていて、アイデアがどんどん、自分だけじゃなくて出てきているんで、予算編成の過程においても、そういったことを最大限生かしていきたいとそう思っています。

○幹事社
 他にはありますでしょうか。

○知事
 それでは、今年もどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
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