知事記者会見
知事記者会見(定例)/令和8年8月3日/庁議報告ほか
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知事記者会見録
会見日時:令和8年8月3日月曜日 11時00分~12時00分
会見場所:県庁西棟889会議室
会見者:宮下知事
〇幹事社
ただ今から定例記者会見を始めます。
まずは知事から報告をお願いします。
〇知事
本日、私からは3点ございます。
【令和8年熊本地震について】
まず1点目ですが、熊本地震についてです。
まずはこのたびの令和8年熊本地震においてお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被害に遭われたすべての皆さまにお見舞いを申し上げます。
青森県としては、発災後直ちに応援本部を立ち上げましたが、現時点では西日本の府県が主体となって初期対応に当たっているようでありまして、現地から、あるいは総務省から応援要請などについてのお声がけはない状況となっています。押しかけることはかえって迷惑となりますので、現状では対応していないところです。ただ一方で、こうした状況の中でも県としてできることをしていきたいという思いがありまして、まずは県庁はじめ県有施設に準備ができ次第、順次、被災者支援のための募金箱を設置して、県民の皆さまにもご協力をお願いしたいと思っています。
また、いよいよ今月から国民スポーツ大会が県内各地で開幕いたします。8月は公開競技、9月は会期前競技、10月は本大会ということで、徐々に全国から皆さんをお招きして盛り上がっていただけると思います。会場には多くの県民の皆さまや、全国からの選手はじめスポーツ関係者の皆さまが訪れることになります。各会場にも募金箱を設置して、被災者の復旧支援に協力していきたいと考えています。ご寄付いただいた額は手数料等を一切控除することなく全額、熊本県にお届けいたします。県民の力、そしてスポーツの力で、熊本と被災者の皆さんを応援していきたいと考えております。
【白神山地 SEA TO SUMMIT.2026】
2点目ですが、「白神山地 SEA TO SUMMIT.2026」を開催いたします。
9月12日、13日に開催するイベントですが、現在、参加者の募集をしておりますので、本日発表させていただきます。
どういったイベントかと申しますと、秋田県八峰町から深浦町の崩山までの約34キロメートルをカヤックと自転車と登山で体験していただくものです。白神をアクティビティで体験していただく環境スポーツイベントとなっております。エントリーの受付は8月16日までとしております。現状でも23都道府県からエントリーがあるようですが、まだ空きがあるようですので、県内外から多くの皆さまの参加をお待ちしております。
自転車とカヤックについてはレンタルもできるようです。そして初心者でも安心して参加いただけるよう機材のレンタルや事前講習会も開催されます。
お申込みはウェブサイトから、そして参加費は記載のとおりとなっています。奮ってご参加ください。
また、この大会にあわせて、アオーネ白神十二湖で「白神山地フェスティバル」も開催します。こちらに掲載されているように多彩なゲストをお招きして、あるいはアクティビティも準備して、イベントを開催する予定ですので奮ってご参加いただければと思います。
【青の煌めきあおもり国スポ・障スポ「公開競技開始、歓迎装飾」】
3点目ですが、先ほども申し上げたとおり、いよいよ8月から国民スポーツ大会の公開競技が開催されます。今週末の三沢市での武術太極拳を皮切りに、各地で公開競技が開催となります。9月は会期前競技が行われ、10月には本大会となりますが、少しずつ会場へ訪れる人も多くなってまいります。
歓迎装飾の方も各地で統一されたデザインで少しずつ広がってきているようです。こちらは青森駅前の様子ですが、こういったデザインでお迎えしています。青森空港にもPRブースを設置しました。ぜひインスタグラムなどで多くの方々に発信していただきたいと思います。
さらに駅や空港の売店などの方々には、「おもてなしTシャツ」を着用していただき、おもてなしの心でお客様を出迎えるなどのご協力をいただきながら開幕を迎えることになります。
また、全国各地から来られる選手・関係者の皆さんも、おそらく背中に大きく都道府県の名前が入ったジャージなどを着用されていると思います。県民の皆さまにおかれましても、国スポ・障スポで本県に来られた方々には、ぜひ温かく接していただければと思っております。
私からの冒頭3点は以上とさせていただきます。
〇幹事社
それでは、ただ今の報告に対する各社からの質問とします。
質問は、報告のあった項目ごととしますので、簡潔になるようご協力をお願いします。
それでは、1点目の熊本地震への対応について質問のある方は挙手をお願いします。
〇記者
知事から募金のお知らせがありましたが、能登半島地震の時のような対口支援といいますか、職員の派遣についても準備をされているのでしょうか。
〇知事
はい。職員の派遣準備ももちろんしているのですが、まだ青森県に具体的な声がけがありませんので、声がけがあり次第、必要な人員を派遣することになろうかと思います。
〇記者
能登半島地震のときは射水市に職員を派遣されたと思いますが、その対応から得た教訓、ノウハウがあるかと思います。熊本県からの声がけがあればどのような支援ができるか、知事のお考えをお聞かせください。
〇知事
今後、必ず必要となってくるのが被災家屋の調査です。これにはやはり人手が必要となりますし、専門性が問われる分野にもなりますので、そうしたところの声がけがあった際にはただちに県及び市町村にも声がけして、職員を派遣できるようにしていきたいと考えています。
〇記者
関連して、8月に入り、まさに真夏の災害対応が現地で展開されていると思います。車中泊での熱中症という災害関連死の可能性など、この真夏の災害対応についてはさまざまな課題が浮かび上がってきています。
知事の目にどのように映っていらっしゃるのか、本県の施策への反映も含めて、どのようにイメージされているのかお伺いします。
〇知事
非常に厳しい環境の中で避難を強いられているのだろうと推察しております。
今年の夏は、青森県は幸い涼しくて、今日も20度前後からスタートしたと思いますが、熊本県あるいは西日本は各地で酷暑日となるなど、厳しい環境にあると思っています。
青森県としての今後の夏の災害対応としては、一つ先手を打っていることがあります。
今年度予算化をしておりまして、ほぼ全ての避難所に指定されている県立高校の体育館に、3年間かけて順次、エアコンを設置していくこととしています。
おそらく次の補正でも前倒しの予算があると聞いていますので、青森県としても、そうした夏の避難所対策をこれからの気候変動を考えて、しっかり対応していかなければいけないと改めて感じています。
〇記者
知事から今、話が出ました県のエアコン、空調設備の整備事業で確認です。
今年度は8校に設置し、2028年度までにほぼ全ての避難所に指定されている県立学校への設置を目指していると把握していますが、前倒しとなりますと、どのような規模や時期となるのでしょうか。
〇知事
整備時期が早まるというよりは、今年度着手する分を少し増やせるかどうか調整していると聞いています。
〇記者
募金箱の設置についてお伺いします。
青森県は、去年の12月の地震から、今年に入っても地震が続いていると思います。
改めて今回、熊本地震の募金箱の設置に込めた思いですとか、そういったところを教えていただけますでしょうか。
〇知事
まず、私たちができることは、今の時点ではそれぐらいだと思いますし、また、国民スポーツ大会は、全国各地から選手はじめ競技団体などスポーツ関係者の皆さんが駆けつけてくれます。そういった場で、スポーツの力を結集して熊本の支援をしていきたい、そういう思いから設置を決定したところであります。
〇記者
ありがとうございます。準備ができ次第ということでしたが、大体いつ頃になりますでしょうか。
〇知事
県有施設は順次、今週中からできると思います。
〇記者
ありがとうございます。
具体的には何か所くらいの設置になりそうですか。
〇知事
今朝の庁議の前に設置を決めましたので、具体的な設置箇所数はこれからになると思います。
〇幹事社
ほかに熊本地震の関係で質問はありますでしょうか。
○幹事社
ないようですので、2点目の白神山地 SEA TO SUMMITに関して質問はありますでしょうか。
○幹事社
ないようですので、3点目の青の煌めき国スポ・障スポ公開競技開始、歓迎装飾に関して質問はありますでしょうか。
〇幹事社
それでは次に報告案件以外の案件に対する質問に移ります。
まずは、幹事社の方から質問させていただきます。
文化・芸術面の政策について伺います。
今年度は、三内丸山遺跡などの縄文遺跡群の世界文化遺産登録5年、県立美術館開館から20年という節目の年になります。
そこで、文化・芸術を中長期的に地域振興へどのように生かしていくのかお伺いします。
また、文化・芸術面での青森県の課題と強みについてもお聞かせください。
〇知事
まず、地域振興にどう生かしていくかということですが、やはり人が集まるようなプログラム、そして人が集まるような全国的なイベント、こういったことをいかに青森県で開催できるかということだと考えています。
また、課題というのは、文化・芸術においては一体感というものが大事で、それぞれがそれぞれのことをやっているということではなくて、一体感の醸成が大事だと思います。また、人口減少の中ではやはり後継者というものが不足してくると思いますので、この育成支援というものが大事であると思います。
青森県の強みは、やはり多様性にあって、「ねぶた」一つとっても、「ねぶた」あり、「ねぷた」あり、そして各地で「ねぶた」や「ねぷた」が独自の進化を遂げている。この奥行きの深さが強みであると思います。今日はお祭りがある日なので、こういう例えをしましたが、他の部分でもそうです。
あとは、やはり、祭り一つとっても、これを文化や芸術というもので再構成することも大切だと思いますし、そのことが次の世代に繋いでいくきっかけにもなると思っています。
私からは以上です。
〇記者
ありがとうございました。続いて、各社からの質問といたします。
質問のある方は挙手をお願いします。
〇記者
食料品の消費税の引き下げが来年4月から行われることになりました。
〇知事
その方針が示されただけで、法案が成立したわけでも、決定したわけでもないと思います。正確にお願いします。
〇記者
食料品の消費税率の引き下げを来年4月から行うことについて、総理が方針を示されましたが、それについてのお受け止めと、その場合の青森県への影響をどのように捉えていらっしゃるかお伺いします。
〇知事
何度も申し上げていますが、消費減税については、社会実験的な要素はありますが、そもそも減税というものが経済政策の一つになることについては、私はすごく歓迎をしていますし、良いことだと思っています。ですから、是非やるべきだと考えます。
ただ、食料品だけでは効果が限定的だと思いますので、食料品以外も含めてやるべきではないかというのは、この会見の中でも何回も申し上げているとおりです。
青森県内への影響については、これは消費者にとっては消費税が減税されるわけですから、食料品だけでも、物価高騰対策という意味では、その瞬間は効果があるのだろうと思います。
また、減税によって不足する財源については、これは知事会でも地方に負担がかからないようにと繰り返し政府に申し上げておりますので、そうした措置がなされるものと考えています。ですから、影響がないようにしていただければと考えています。
〇記者
追加でお伺いします。仮に補塡がなされない場合は、県財政への影響はどれぐらいになるのでしょうか。
〇知事
仮定のお話はできません。
〇記者
消費減税に関連して伺います。
食料品の消費減税が行われた場合、農産物の売上げの手取りが減る一方で、消費税10%のままの資材を買わなければならない農家への影響が取りざたされています。
青森県は農家が非常に多い県でもありまして、政府は負担軽減について検討するようですが、農家への影響という点において、知事のお考えを伺えればと思います。
〇知事
全て仮定の話になっていますが。農家の負担軽減が図られることについては期待をしていますし、減税によって負担が増える方がないようにしていただきたいとは思います。
〇記者
話題変わりまして、八戸市の地震災害の関係で、前回の定例記者会見でも触れられていましたが、八戸市の中小企業への復旧事業補助金(八戸市中小企業なりわい再建被災資産復旧事業補助金)に対して、県の財政支援も考えていらっしゃるとのことでした。
八戸市は、補助金の対象を拡大し、4月に起きた地震のほかに、6月に起きた地震も対象に含める方針を示されていますが、県による支援の詳細については決定がなされているのか、あるいは何らかの方針があるのか改めてお伺いします。
〇知事
市がそういう方針であれば、県としても、その市の方針に基づいて、市の応援をしていきたいと考えています。
〇記者
12月の地震であれば、事業費の8割を支援する内容だったと思いますが、今回はどういう規模感でお考えでしょうか。
〇知事
同様でやりますというのが答えです。
なぜかというと、蓄積して被害が大きくなっているケースがありますし、また、この1年の間に3回、震度5強を超える地震がありましたので、県としてもそうした特別な事情に配慮して、市の応援をするという決定をしています。
〇記者
関連してお伺いします。
この事業に関しては、事業者の方から、医療福祉や学校関係の業種が対象に入っていないという御指摘もあるようですが、その対象範囲について知事として何かお考えがあればお伺いしたいです。
〇知事
それはまず市の整理が必要で、市が対象にするのであれば、県もしっかりと応援をしていきたいと思います。
一方で、福祉施設などは、復旧という意味では国庫補助が入る事業が多いので、おそらくそういう観点から対象外としている場合があるかもしれません。今ははっきりと分からないですが、いずれにしても、県は、市が対象とする施設については、しっかりと応援はしていきたいと考えています。
〇記者
話題変わりまして、陸奥湾のホタテガイ産業についてお伺いします。
先月の「あり方検討会」で「陸奥湾ホタテガイ総合戦略」の改定案が示されたかと思います。陸奥湾ホタテガイ関連産業は300億円規模を目指すという目標を維持したまま、カキなどの副業魚種の導入を進めるといった方針が示されていたかと把握しております。
この総合戦略の目標年度である令和16年度までに、どういった産業構造になっているかを含めて、知事のビジョンをお聞かせいただけますでしょうか。
〇知事
そのビジョンをこれから作っていくのであって、総合戦略改定版として10月に発表することで進めています。
〇記者
先ほどの八戸市の地震の支援の関係でお伺いします。
今回の支援については、昨年12月の地震時に支援された枠組みに基づいて、一部余剰があった、使われていなかった予算をもとに先行してスタートする形となったと思います。
今後、9月補正などでさらに予算を拡大するお考えはおありでしょうか。
〇知事
不足する場合はあり得ます。
〇記者
八戸市では、今回の中小企業支援の補助金を8月から9月ぐらいにかけて募集するとのことですが、県としてはその募集の状況を見極めてからということになるのでしょうか。
〇知事
もちろんそういうことになると思いますし、スピード感を持って対応していただきたいと思います。
〇記者
八戸市は先日、中小企業支援の補助金について概要を発表しましたが、今回の地震では階上町も非常に被害が大きかったと思います。そういった八戸市以外の地域について、県の方で何か支援の枠組みなどは協議されているのでしょうか。
〇知事
階上町からそういう事業をやりましょうというお話があれば、当然、県は応援することになります。
〇記者
現段階でそういった具体的な協議はされているのでしょうか。
〇経済産業部
やっております。
〇知事
やり取りはしていますが、最終的な決定はまだということです。
〇記者
現在、国で議論されている副首都構想に関してお尋ねします。
首都中枢機能を東京以外の道府県に代替させるということで、関連法も先日成立しました。それを受けて、各道府県の知事が立候補する、または立候補しないなど意思表明をされています。
まず、この法律に関して知事がどのように受け止めているかを教えてください。
〇知事
まず、東京は、首都直下地震それから富士山噴火というものが、ある程度高い確率で見込まれているので、そういう意味で首都機能をバックアップすること自体は必要なことだと考えています。これは一極集中是正、さらに災害対応という観点からも、それはそのとおりだろうと思っています。
今回の副首都構想の関連法案をつぶさに見ても、まだ中身がこれからのところが多いと思っています。副首都の要件がどういうものなのか、法律上の要件はありますが細かい要件はまだない。
それから、首都中枢機能代替地域の要件もまだ明らかになっていないということですので、そうしたことが政令あるいは政令以下の法令で明らかになって、初めて青森県としての対応が決まっていくのではないかと考えています。
〇記者
そうすると現時点では、特に立候補する、しないも含めて、とりあえず中身の条件が整うまで待つということでしょうか。
〇知事
中身が分からないので対応のしようがないというのが現状だと思います。
〇記者
分かりました。ありがとうございます。
〇知事
大都市があれば違ってくるとは思いますが。
〇記者
政令市がない群馬県も立候補していますが、青森県としては特に今のところ動きはないということでしょうか。
〇知事
少なくとも副首都に関しては、あまり当事者意識はないです。首都中枢機能代替地域については何らかあり得るのかなとは思いますが、いずれにしても、いろいろ中身が決まってからの対応になると思います。
〇記者
八甲田山系の登山道閉鎖、あるいは入山自粛に関する影響についてお伺いします。
クマによる人身被害の発生によって、約1か月にわたって入山自粛の措置がとられました。また、クマへの恐怖で行き控えるといったことで、観光客への影響も当然あったように認識しております。県としては、この先、観光業界への支援あるいは観光客の回復にどう取り組んでいきますでしょうか。
〇知事
観光客の回復は、これからがハイシーズンですから、この後十分可能だと思います。
〇記者
これから県として、クマによる影響と言いますか、クマに対する恐怖も当然あるかと思いますが、そのあたりを払拭するための何か対策や呼びかけなどされていく予定はありますか。
〇知事
まず、八甲田がある十和田八幡平国立公園の特別保護区域は、これはそもそも山菜やキノコを含む植物の採取が法令で禁止されています、罰則付きです。
今回の事故現場もそうですが、同時にクマの餌場でもありますよね。クマの餌場に入っていくと、どうしても襲われるリスクが高くなります。
これは私ではなく専門家の話ですが、クマの特性上、一度人を襲ったクマは、味をしめて必ず次も襲います。クマの行動半径は50キロメートルとも言われています。
ですから、一度そういう人身被害の事件が起こると、広域で閉鎖せざるを得ない。話して分かる相手ではありませんから、人命が一番大事なのでそうするしかない。
加えて、秋のキノコ採りのシーズンは8月末からということなので、国や市、それから警察と連携をして、とにかく入山制限、入山できないような措置をしっかりととっていきたいと思っています。
そのことによって、登山道は基本的には人が自然を楽しむエリアですから、しっかりクマのエリアとのすみ分けができるように取り組んでいきたいと思います。
〇記者
除排雪について伺いたいと思います。
青森県の除排雪の機材に搭載されていた機材のGPSの機器が一部で故障していたということが弊社の報道で分かりました。
県によると、県全体で5台故障して、一部の路線は、30日以上故障していたということでした。7月の定例記者会見で、知事は、県はすべてのGPSによる記録のデータを持っていて、直ちに出せるとおっしゃっていましたが、これについてどのように受け止めているのかお願いします。
〇知事
全部持っていて、全部出せるということについては、何ら変わりはないと思います。
〇記者
なるほど。そのGPSの記録の中に、ないところがあるということですよね。
〇知事
おそらく既に説明していると思うのですが、機材のGPSが故障していたとしても、道路状況のデータは、プローブカーで取得できることになっています。プローブカーを走らせて、そこからGPSデータやGPSデータを入手できているので、全て把握しています。それももちろん公にできます。
〇記者
なるほど、分かりました。
そのGPSの記録に関しては、全てではないということですよね。
〇知事
プローブカーのGPSデータは全て揃っています。それも合わせれば、全てのデータは提出できます。
〇記者
分かりました。
そういったデータに対して、県民がアクセスできるようなシステムはあるのでしょうか。
〇知事
来年からは、そういう取扱いができるようにしたいと考えています。
〇記者
実際にどのように除排雪を県が行っているか、市民や県民が分かるようにするということですか。
〇知事
当然のことだと思います。
〇記者
分かりました。
県では夏頃に大まかな県の除排雪の改善策の方向性を出すということでしたが、今、考えているメニューや時期などについていかがでしょうか。
〇知事
8月中には、皆さんに提示できると思います。
〇記者
ありがとうございます。最後に一点だけ、すみません。青森市の除排雪に関しても伺いたいと思います。
青森市では、除雪と排雪を分離して行うという新しい方針を示しながら、町内会との「雪ミーティング」を開いて改善に向けて進めていますが、知事は、この動きをどのように見ていらっしゃるのかお願いします。
〇知事
特に何もありません。
私たちの技術的助言にしっかりと対応していただきたいと思っています。
〇記者
知事は7月の上旬にフランス出張に行かれたと承知しております。
フランス出張では、さまざまな核燃料サイクルの関連施設をご視察されたと把握しておりますが、改めてどのように振り返り、今後、どのように生かしていきたいのか教えていただけますでしょうか。
〇知事
まず、フランスのパリとシェルブールに3日間行ってまいりました。非常にタイトなスケジュールでしたが、フランス政府と現状の青森県の核燃料サイクルの情勢について意見交換をし、私からは返還廃棄物について言及をいたしました。
内容としては、現状、再処理工場が操業を開始していない中では、受け入れることはなかなか難しいという話を、私たちの方からさせていただいたというのがまず一つです。
それから、シェルブールにある世界で唯一、商業用で稼働している再処理工場の現地視察に行きました。半日ぐらいかけて視察しまして、オラノ社のマースCEOと意見交換をしながら、工場全体の工程について、安全面での対策や原子力安全上のリスクというものを一つずつ確認してまいりました。
そういう中で、これから六ヶ所村の再処理工場が動いていくプロセスの中で、私たちが安全協定を結ぶといったところについて、イメージを持つことができたと振り返っております。
それに加えて、シェルブール市内にあるオラノ社のキャスクの工場、これは自動化技術をふんだんに使った最新の工場ですが、これも視察をしてまいりました。
これは、技術的にはたぶん日本でも可能だと思いますが、やはりフランスはキャスクの量がたくさんあり、そして他の国とも返還廃棄物等で使用済燃料のやり取りをしているので、そういう需要があって、工場ができたという説明を受けたほか、その場でもさまざまな意見交換をさせていただいたところであります。
振り返りですが、我々の場合は、今年度中にしゅん工ということはまずないと思いますが、日々、再処理工場の審査は進み、工事は進捗しているということですので、いずれ数年先には、これは確実に動くのだろうと思います。
その中で、特にメディアの皆さんには申し上げたいところですが、やはり産業上の事故と原子力安全上の事故は分けて考える必要があるということに自分の思いが至ったことが、一番の収穫だったのではないかと振り返っています。
いろいろと他にもあるのですが、ペーパーを何も準備していないので、7月上旬のことを思い出すとそういう感じかなと思います。
インタビューを申し込んでいただいて、ゆっくり聞いてほしいです。
〇記者
先ほどの副首都のやり取りの中で、知事が首都中枢機能代替地域であれば可能性があるというようなご見解だったと思います。青森県が、その可能性がある機能分散というのは、どんなイメージでおっしゃったのでしょうか。
〇知事
分からないです。
法案の中身はこれから政令で決まっていくので、その中で手を挙げられる可能性があることがあれば、これは考えていきたいということです。今の時点では、そもそもこの首都中枢機能代替地域が何なのかということもよく分からないので、何とも言えないと思います。
〇幹事社
それでは最後に知事からお願いいたします。
〇知事
夏祭りのシーズンとなりました。各地で盛り上がっているところだと思います。
私も熊本に思いをはせながら、青森県のお祭りのPRをしっかりして、本当に多くの皆さまを笑顔でお迎えできるように、自分も参加してPRしていきたいと思います。
私からは以上です。ぜひ皆さんもお祭りを楽しんでください。
ただ今から定例記者会見を始めます。
まずは知事から報告をお願いします。
〇知事
本日、私からは3点ございます。
【令和8年熊本地震について】
まず1点目ですが、熊本地震についてです。
まずはこのたびの令和8年熊本地震においてお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被害に遭われたすべての皆さまにお見舞いを申し上げます。
青森県としては、発災後直ちに応援本部を立ち上げましたが、現時点では西日本の府県が主体となって初期対応に当たっているようでありまして、現地から、あるいは総務省から応援要請などについてのお声がけはない状況となっています。押しかけることはかえって迷惑となりますので、現状では対応していないところです。ただ一方で、こうした状況の中でも県としてできることをしていきたいという思いがありまして、まずは県庁はじめ県有施設に準備ができ次第、順次、被災者支援のための募金箱を設置して、県民の皆さまにもご協力をお願いしたいと思っています。
また、いよいよ今月から国民スポーツ大会が県内各地で開幕いたします。8月は公開競技、9月は会期前競技、10月は本大会ということで、徐々に全国から皆さんをお招きして盛り上がっていただけると思います。会場には多くの県民の皆さまや、全国からの選手はじめスポーツ関係者の皆さまが訪れることになります。各会場にも募金箱を設置して、被災者の復旧支援に協力していきたいと考えています。ご寄付いただいた額は手数料等を一切控除することなく全額、熊本県にお届けいたします。県民の力、そしてスポーツの力で、熊本と被災者の皆さんを応援していきたいと考えております。
【白神山地 SEA TO SUMMIT.2026】
2点目ですが、「白神山地 SEA TO SUMMIT.2026」を開催いたします。
9月12日、13日に開催するイベントですが、現在、参加者の募集をしておりますので、本日発表させていただきます。
どういったイベントかと申しますと、秋田県八峰町から深浦町の崩山までの約34キロメートルをカヤックと自転車と登山で体験していただくものです。白神をアクティビティで体験していただく環境スポーツイベントとなっております。エントリーの受付は8月16日までとしております。現状でも23都道府県からエントリーがあるようですが、まだ空きがあるようですので、県内外から多くの皆さまの参加をお待ちしております。
自転車とカヤックについてはレンタルもできるようです。そして初心者でも安心して参加いただけるよう機材のレンタルや事前講習会も開催されます。
お申込みはウェブサイトから、そして参加費は記載のとおりとなっています。奮ってご参加ください。
また、この大会にあわせて、アオーネ白神十二湖で「白神山地フェスティバル」も開催します。こちらに掲載されているように多彩なゲストをお招きして、あるいはアクティビティも準備して、イベントを開催する予定ですので奮ってご参加いただければと思います。
【青の煌めきあおもり国スポ・障スポ「公開競技開始、歓迎装飾」】
3点目ですが、先ほども申し上げたとおり、いよいよ8月から国民スポーツ大会の公開競技が開催されます。今週末の三沢市での武術太極拳を皮切りに、各地で公開競技が開催となります。9月は会期前競技が行われ、10月には本大会となりますが、少しずつ会場へ訪れる人も多くなってまいります。
歓迎装飾の方も各地で統一されたデザインで少しずつ広がってきているようです。こちらは青森駅前の様子ですが、こういったデザインでお迎えしています。青森空港にもPRブースを設置しました。ぜひインスタグラムなどで多くの方々に発信していただきたいと思います。
さらに駅や空港の売店などの方々には、「おもてなしTシャツ」を着用していただき、おもてなしの心でお客様を出迎えるなどのご協力をいただきながら開幕を迎えることになります。
また、全国各地から来られる選手・関係者の皆さんも、おそらく背中に大きく都道府県の名前が入ったジャージなどを着用されていると思います。県民の皆さまにおかれましても、国スポ・障スポで本県に来られた方々には、ぜひ温かく接していただければと思っております。
私からの冒頭3点は以上とさせていただきます。
〇幹事社
それでは、ただ今の報告に対する各社からの質問とします。
質問は、報告のあった項目ごととしますので、簡潔になるようご協力をお願いします。
それでは、1点目の熊本地震への対応について質問のある方は挙手をお願いします。
〇記者
知事から募金のお知らせがありましたが、能登半島地震の時のような対口支援といいますか、職員の派遣についても準備をされているのでしょうか。
〇知事
はい。職員の派遣準備ももちろんしているのですが、まだ青森県に具体的な声がけがありませんので、声がけがあり次第、必要な人員を派遣することになろうかと思います。
〇記者
能登半島地震のときは射水市に職員を派遣されたと思いますが、その対応から得た教訓、ノウハウがあるかと思います。熊本県からの声がけがあればどのような支援ができるか、知事のお考えをお聞かせください。
〇知事
今後、必ず必要となってくるのが被災家屋の調査です。これにはやはり人手が必要となりますし、専門性が問われる分野にもなりますので、そうしたところの声がけがあった際にはただちに県及び市町村にも声がけして、職員を派遣できるようにしていきたいと考えています。
〇記者
関連して、8月に入り、まさに真夏の災害対応が現地で展開されていると思います。車中泊での熱中症という災害関連死の可能性など、この真夏の災害対応についてはさまざまな課題が浮かび上がってきています。
知事の目にどのように映っていらっしゃるのか、本県の施策への反映も含めて、どのようにイメージされているのかお伺いします。
〇知事
非常に厳しい環境の中で避難を強いられているのだろうと推察しております。
今年の夏は、青森県は幸い涼しくて、今日も20度前後からスタートしたと思いますが、熊本県あるいは西日本は各地で酷暑日となるなど、厳しい環境にあると思っています。
青森県としての今後の夏の災害対応としては、一つ先手を打っていることがあります。
今年度予算化をしておりまして、ほぼ全ての避難所に指定されている県立高校の体育館に、3年間かけて順次、エアコンを設置していくこととしています。
おそらく次の補正でも前倒しの予算があると聞いていますので、青森県としても、そうした夏の避難所対策をこれからの気候変動を考えて、しっかり対応していかなければいけないと改めて感じています。
〇記者
知事から今、話が出ました県のエアコン、空調設備の整備事業で確認です。
今年度は8校に設置し、2028年度までにほぼ全ての避難所に指定されている県立学校への設置を目指していると把握していますが、前倒しとなりますと、どのような規模や時期となるのでしょうか。
〇知事
整備時期が早まるというよりは、今年度着手する分を少し増やせるかどうか調整していると聞いています。
〇記者
募金箱の設置についてお伺いします。
青森県は、去年の12月の地震から、今年に入っても地震が続いていると思います。
改めて今回、熊本地震の募金箱の設置に込めた思いですとか、そういったところを教えていただけますでしょうか。
〇知事
まず、私たちができることは、今の時点ではそれぐらいだと思いますし、また、国民スポーツ大会は、全国各地から選手はじめ競技団体などスポーツ関係者の皆さんが駆けつけてくれます。そういった場で、スポーツの力を結集して熊本の支援をしていきたい、そういう思いから設置を決定したところであります。
〇記者
ありがとうございます。準備ができ次第ということでしたが、大体いつ頃になりますでしょうか。
〇知事
県有施設は順次、今週中からできると思います。
〇記者
ありがとうございます。
具体的には何か所くらいの設置になりそうですか。
〇知事
今朝の庁議の前に設置を決めましたので、具体的な設置箇所数はこれからになると思います。
〇幹事社
ほかに熊本地震の関係で質問はありますでしょうか。
○幹事社
ないようですので、2点目の白神山地 SEA TO SUMMITに関して質問はありますでしょうか。
○幹事社
ないようですので、3点目の青の煌めき国スポ・障スポ公開競技開始、歓迎装飾に関して質問はありますでしょうか。
〇幹事社
それでは次に報告案件以外の案件に対する質問に移ります。
まずは、幹事社の方から質問させていただきます。
文化・芸術面の政策について伺います。
今年度は、三内丸山遺跡などの縄文遺跡群の世界文化遺産登録5年、県立美術館開館から20年という節目の年になります。
そこで、文化・芸術を中長期的に地域振興へどのように生かしていくのかお伺いします。
また、文化・芸術面での青森県の課題と強みについてもお聞かせください。
〇知事
まず、地域振興にどう生かしていくかということですが、やはり人が集まるようなプログラム、そして人が集まるような全国的なイベント、こういったことをいかに青森県で開催できるかということだと考えています。
また、課題というのは、文化・芸術においては一体感というものが大事で、それぞれがそれぞれのことをやっているということではなくて、一体感の醸成が大事だと思います。また、人口減少の中ではやはり後継者というものが不足してくると思いますので、この育成支援というものが大事であると思います。
青森県の強みは、やはり多様性にあって、「ねぶた」一つとっても、「ねぶた」あり、「ねぷた」あり、そして各地で「ねぶた」や「ねぷた」が独自の進化を遂げている。この奥行きの深さが強みであると思います。今日はお祭りがある日なので、こういう例えをしましたが、他の部分でもそうです。
あとは、やはり、祭り一つとっても、これを文化や芸術というもので再構成することも大切だと思いますし、そのことが次の世代に繋いでいくきっかけにもなると思っています。
私からは以上です。
〇記者
ありがとうございました。続いて、各社からの質問といたします。
質問のある方は挙手をお願いします。
〇記者
食料品の消費税の引き下げが来年4月から行われることになりました。
〇知事
その方針が示されただけで、法案が成立したわけでも、決定したわけでもないと思います。正確にお願いします。
〇記者
食料品の消費税率の引き下げを来年4月から行うことについて、総理が方針を示されましたが、それについてのお受け止めと、その場合の青森県への影響をどのように捉えていらっしゃるかお伺いします。
〇知事
何度も申し上げていますが、消費減税については、社会実験的な要素はありますが、そもそも減税というものが経済政策の一つになることについては、私はすごく歓迎をしていますし、良いことだと思っています。ですから、是非やるべきだと考えます。
ただ、食料品だけでは効果が限定的だと思いますので、食料品以外も含めてやるべきではないかというのは、この会見の中でも何回も申し上げているとおりです。
青森県内への影響については、これは消費者にとっては消費税が減税されるわけですから、食料品だけでも、物価高騰対策という意味では、その瞬間は効果があるのだろうと思います。
また、減税によって不足する財源については、これは知事会でも地方に負担がかからないようにと繰り返し政府に申し上げておりますので、そうした措置がなされるものと考えています。ですから、影響がないようにしていただければと考えています。
〇記者
追加でお伺いします。仮に補塡がなされない場合は、県財政への影響はどれぐらいになるのでしょうか。
〇知事
仮定のお話はできません。
〇記者
消費減税に関連して伺います。
食料品の消費減税が行われた場合、農産物の売上げの手取りが減る一方で、消費税10%のままの資材を買わなければならない農家への影響が取りざたされています。
青森県は農家が非常に多い県でもありまして、政府は負担軽減について検討するようですが、農家への影響という点において、知事のお考えを伺えればと思います。
〇知事
全て仮定の話になっていますが。農家の負担軽減が図られることについては期待をしていますし、減税によって負担が増える方がないようにしていただきたいとは思います。
〇記者
話題変わりまして、八戸市の地震災害の関係で、前回の定例記者会見でも触れられていましたが、八戸市の中小企業への復旧事業補助金(八戸市中小企業なりわい再建被災資産復旧事業補助金)に対して、県の財政支援も考えていらっしゃるとのことでした。
八戸市は、補助金の対象を拡大し、4月に起きた地震のほかに、6月に起きた地震も対象に含める方針を示されていますが、県による支援の詳細については決定がなされているのか、あるいは何らかの方針があるのか改めてお伺いします。
〇知事
市がそういう方針であれば、県としても、その市の方針に基づいて、市の応援をしていきたいと考えています。
〇記者
12月の地震であれば、事業費の8割を支援する内容だったと思いますが、今回はどういう規模感でお考えでしょうか。
〇知事
同様でやりますというのが答えです。
なぜかというと、蓄積して被害が大きくなっているケースがありますし、また、この1年の間に3回、震度5強を超える地震がありましたので、県としてもそうした特別な事情に配慮して、市の応援をするという決定をしています。
〇記者
関連してお伺いします。
この事業に関しては、事業者の方から、医療福祉や学校関係の業種が対象に入っていないという御指摘もあるようですが、その対象範囲について知事として何かお考えがあればお伺いしたいです。
〇知事
それはまず市の整理が必要で、市が対象にするのであれば、県もしっかりと応援をしていきたいと思います。
一方で、福祉施設などは、復旧という意味では国庫補助が入る事業が多いので、おそらくそういう観点から対象外としている場合があるかもしれません。今ははっきりと分からないですが、いずれにしても、県は、市が対象とする施設については、しっかりと応援はしていきたいと考えています。
〇記者
話題変わりまして、陸奥湾のホタテガイ産業についてお伺いします。
先月の「あり方検討会」で「陸奥湾ホタテガイ総合戦略」の改定案が示されたかと思います。陸奥湾ホタテガイ関連産業は300億円規模を目指すという目標を維持したまま、カキなどの副業魚種の導入を進めるといった方針が示されていたかと把握しております。
この総合戦略の目標年度である令和16年度までに、どういった産業構造になっているかを含めて、知事のビジョンをお聞かせいただけますでしょうか。
〇知事
そのビジョンをこれから作っていくのであって、総合戦略改定版として10月に発表することで進めています。
〇記者
先ほどの八戸市の地震の支援の関係でお伺いします。
今回の支援については、昨年12月の地震時に支援された枠組みに基づいて、一部余剰があった、使われていなかった予算をもとに先行してスタートする形となったと思います。
今後、9月補正などでさらに予算を拡大するお考えはおありでしょうか。
〇知事
不足する場合はあり得ます。
〇記者
八戸市では、今回の中小企業支援の補助金を8月から9月ぐらいにかけて募集するとのことですが、県としてはその募集の状況を見極めてからということになるのでしょうか。
〇知事
もちろんそういうことになると思いますし、スピード感を持って対応していただきたいと思います。
〇記者
八戸市は先日、中小企業支援の補助金について概要を発表しましたが、今回の地震では階上町も非常に被害が大きかったと思います。そういった八戸市以外の地域について、県の方で何か支援の枠組みなどは協議されているのでしょうか。
〇知事
階上町からそういう事業をやりましょうというお話があれば、当然、県は応援することになります。
〇記者
現段階でそういった具体的な協議はされているのでしょうか。
〇経済産業部
やっております。
〇知事
やり取りはしていますが、最終的な決定はまだということです。
〇記者
現在、国で議論されている副首都構想に関してお尋ねします。
首都中枢機能を東京以外の道府県に代替させるということで、関連法も先日成立しました。それを受けて、各道府県の知事が立候補する、または立候補しないなど意思表明をされています。
まず、この法律に関して知事がどのように受け止めているかを教えてください。
〇知事
まず、東京は、首都直下地震それから富士山噴火というものが、ある程度高い確率で見込まれているので、そういう意味で首都機能をバックアップすること自体は必要なことだと考えています。これは一極集中是正、さらに災害対応という観点からも、それはそのとおりだろうと思っています。
今回の副首都構想の関連法案をつぶさに見ても、まだ中身がこれからのところが多いと思っています。副首都の要件がどういうものなのか、法律上の要件はありますが細かい要件はまだない。
それから、首都中枢機能代替地域の要件もまだ明らかになっていないということですので、そうしたことが政令あるいは政令以下の法令で明らかになって、初めて青森県としての対応が決まっていくのではないかと考えています。
〇記者
そうすると現時点では、特に立候補する、しないも含めて、とりあえず中身の条件が整うまで待つということでしょうか。
〇知事
中身が分からないので対応のしようがないというのが現状だと思います。
〇記者
分かりました。ありがとうございます。
〇知事
大都市があれば違ってくるとは思いますが。
〇記者
政令市がない群馬県も立候補していますが、青森県としては特に今のところ動きはないということでしょうか。
〇知事
少なくとも副首都に関しては、あまり当事者意識はないです。首都中枢機能代替地域については何らかあり得るのかなとは思いますが、いずれにしても、いろいろ中身が決まってからの対応になると思います。
〇記者
八甲田山系の登山道閉鎖、あるいは入山自粛に関する影響についてお伺いします。
クマによる人身被害の発生によって、約1か月にわたって入山自粛の措置がとられました。また、クマへの恐怖で行き控えるといったことで、観光客への影響も当然あったように認識しております。県としては、この先、観光業界への支援あるいは観光客の回復にどう取り組んでいきますでしょうか。
〇知事
観光客の回復は、これからがハイシーズンですから、この後十分可能だと思います。
〇記者
これから県として、クマによる影響と言いますか、クマに対する恐怖も当然あるかと思いますが、そのあたりを払拭するための何か対策や呼びかけなどされていく予定はありますか。
〇知事
まず、八甲田がある十和田八幡平国立公園の特別保護区域は、これはそもそも山菜やキノコを含む植物の採取が法令で禁止されています、罰則付きです。
今回の事故現場もそうですが、同時にクマの餌場でもありますよね。クマの餌場に入っていくと、どうしても襲われるリスクが高くなります。
これは私ではなく専門家の話ですが、クマの特性上、一度人を襲ったクマは、味をしめて必ず次も襲います。クマの行動半径は50キロメートルとも言われています。
ですから、一度そういう人身被害の事件が起こると、広域で閉鎖せざるを得ない。話して分かる相手ではありませんから、人命が一番大事なのでそうするしかない。
加えて、秋のキノコ採りのシーズンは8月末からということなので、国や市、それから警察と連携をして、とにかく入山制限、入山できないような措置をしっかりととっていきたいと思っています。
そのことによって、登山道は基本的には人が自然を楽しむエリアですから、しっかりクマのエリアとのすみ分けができるように取り組んでいきたいと思います。
〇記者
除排雪について伺いたいと思います。
青森県の除排雪の機材に搭載されていた機材のGPSの機器が一部で故障していたということが弊社の報道で分かりました。
県によると、県全体で5台故障して、一部の路線は、30日以上故障していたということでした。7月の定例記者会見で、知事は、県はすべてのGPSによる記録のデータを持っていて、直ちに出せるとおっしゃっていましたが、これについてどのように受け止めているのかお願いします。
〇知事
全部持っていて、全部出せるということについては、何ら変わりはないと思います。
〇記者
なるほど。そのGPSの記録の中に、ないところがあるということですよね。
〇知事
おそらく既に説明していると思うのですが、機材のGPSが故障していたとしても、道路状況のデータは、プローブカーで取得できることになっています。プローブカーを走らせて、そこからGPSデータやGPSデータを入手できているので、全て把握しています。それももちろん公にできます。
〇記者
なるほど、分かりました。
そのGPSの記録に関しては、全てではないということですよね。
〇知事
プローブカーのGPSデータは全て揃っています。それも合わせれば、全てのデータは提出できます。
〇記者
分かりました。
そういったデータに対して、県民がアクセスできるようなシステムはあるのでしょうか。
〇知事
来年からは、そういう取扱いができるようにしたいと考えています。
〇記者
実際にどのように除排雪を県が行っているか、市民や県民が分かるようにするということですか。
〇知事
当然のことだと思います。
〇記者
分かりました。
県では夏頃に大まかな県の除排雪の改善策の方向性を出すということでしたが、今、考えているメニューや時期などについていかがでしょうか。
〇知事
8月中には、皆さんに提示できると思います。
〇記者
ありがとうございます。最後に一点だけ、すみません。青森市の除排雪に関しても伺いたいと思います。
青森市では、除雪と排雪を分離して行うという新しい方針を示しながら、町内会との「雪ミーティング」を開いて改善に向けて進めていますが、知事は、この動きをどのように見ていらっしゃるのかお願いします。
〇知事
特に何もありません。
私たちの技術的助言にしっかりと対応していただきたいと思っています。
〇記者
知事は7月の上旬にフランス出張に行かれたと承知しております。
フランス出張では、さまざまな核燃料サイクルの関連施設をご視察されたと把握しておりますが、改めてどのように振り返り、今後、どのように生かしていきたいのか教えていただけますでしょうか。
〇知事
まず、フランスのパリとシェルブールに3日間行ってまいりました。非常にタイトなスケジュールでしたが、フランス政府と現状の青森県の核燃料サイクルの情勢について意見交換をし、私からは返還廃棄物について言及をいたしました。
内容としては、現状、再処理工場が操業を開始していない中では、受け入れることはなかなか難しいという話を、私たちの方からさせていただいたというのがまず一つです。
それから、シェルブールにある世界で唯一、商業用で稼働している再処理工場の現地視察に行きました。半日ぐらいかけて視察しまして、オラノ社のマースCEOと意見交換をしながら、工場全体の工程について、安全面での対策や原子力安全上のリスクというものを一つずつ確認してまいりました。
そういう中で、これから六ヶ所村の再処理工場が動いていくプロセスの中で、私たちが安全協定を結ぶといったところについて、イメージを持つことができたと振り返っております。
それに加えて、シェルブール市内にあるオラノ社のキャスクの工場、これは自動化技術をふんだんに使った最新の工場ですが、これも視察をしてまいりました。
これは、技術的にはたぶん日本でも可能だと思いますが、やはりフランスはキャスクの量がたくさんあり、そして他の国とも返還廃棄物等で使用済燃料のやり取りをしているので、そういう需要があって、工場ができたという説明を受けたほか、その場でもさまざまな意見交換をさせていただいたところであります。
振り返りですが、我々の場合は、今年度中にしゅん工ということはまずないと思いますが、日々、再処理工場の審査は進み、工事は進捗しているということですので、いずれ数年先には、これは確実に動くのだろうと思います。
その中で、特にメディアの皆さんには申し上げたいところですが、やはり産業上の事故と原子力安全上の事故は分けて考える必要があるということに自分の思いが至ったことが、一番の収穫だったのではないかと振り返っています。
いろいろと他にもあるのですが、ペーパーを何も準備していないので、7月上旬のことを思い出すとそういう感じかなと思います。
インタビューを申し込んでいただいて、ゆっくり聞いてほしいです。
〇記者
先ほどの副首都のやり取りの中で、知事が首都中枢機能代替地域であれば可能性があるというようなご見解だったと思います。青森県が、その可能性がある機能分散というのは、どんなイメージでおっしゃったのでしょうか。
〇知事
分からないです。
法案の中身はこれから政令で決まっていくので、その中で手を挙げられる可能性があることがあれば、これは考えていきたいということです。今の時点では、そもそもこの首都中枢機能代替地域が何なのかということもよく分からないので、何とも言えないと思います。
〇幹事社
それでは最後に知事からお願いいたします。
〇知事
夏祭りのシーズンとなりました。各地で盛り上がっているところだと思います。
私も熊本に思いをはせながら、青森県のお祭りのPRをしっかりして、本当に多くの皆さまを笑顔でお迎えできるように、自分も参加してPRしていきたいと思います。
私からは以上です。ぜひ皆さんもお祭りを楽しんでください。
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