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更新日付:2017年12月1日 

知事コラム

“ゆりかご”を守りたい

 「攻めの農林水産業」の大きな志に“ゆりかご”を守りたい、がある。
 “ゆりかご”とは、私たち日本の国のいのち(子どもたちを育み)と食(食料を生産し)と文化(伝統行事やお祭り等)を守り育ててきた原点である農山漁村集落である。
 しかし、そのためには、「経済」が農山漁村集落にしっかりと還流する、その事で、現在だけでなく、次世代も確実に、しかも、現状より生活がより良くなること、更に解り易く云うなら、みんなでしっかり食ってゆけることが、必須条件であると自分は確信している。
 「大切なものは目に見えない」。しかし、基本こそしっかりと整えようとの決意で、水(ブナ林の栄養分が、しっかり行き渡るように1万1千キロの水のネットワーク再生)、土(今や9割の農家が参加する日本一健康な土づくり)、人(農業トップランナー等、技術は勿論、財務、マーケティングにも精通した人財)づくりを着々と進めて来た。
 その一方で、「総合販売戦略課」を創設して、“売って、売って、売りまくる”販路拡大・通常取引増大等を国内外で猛烈に進めて来た。
 加えて、日本、いや世界最高の良品を生産することで、お客様の高い満足のもと、流通の皆様も、我々生産の側も、高い評価と「経済」を獲得し、三者が皆、ハッピィ、ハッピィな関係になることに最大努力して来た。
 成果として農業産出額3,068億円に到達(りんご販売額は3年連続1,000億円)、があるが、むしろ特筆すべきは、東北各県はじめ全国的にマイナス成長が多い中、我が青森県だけがひとり気を吐き、約20%の日本一の成長(平成14年から平成27年の13年間)となっている事であろう。
 そして、この「経済」の勢いは、この5年間での新規就農者1,330人、その中でも激増する非農家の新規参入356人とUターン626人に現れていると云えよう。
 実例を挙げれば、アパレル業界に居たカップルがUターンして長芋づくりに励んだり、海外で観光ガイドをしていたご夫婦がUターンで七戸へとか、札幌と埼玉のカップルが弘前にIターン、あるいは、ふたりとも非農家の神奈川と平内のご夫婦が五戸へなど、実に多様な就農のあり方が新たなUIターンの呼び水となっている。
 実は、カップルやご夫婦と云う事で、農業だけでなく、新たないのちを育んでくださったり、消防団等の地域活動にも参加していただいたりしている。これからも、農山漁村集落に「経済」が集まるシステムをガッチリと強化することで、“ゆりかご”を守って行きたい。
(県民だより あおもり - 平成29年12月号)

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