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更新日付:2018年4月1日 

知事コラム

吟烏帽子‐青森から驚きの酒米誕生す

 「もの凄い酒米が出来た!」と叫びたい思いだ。
 青系187号、いまや「青天の霹靂」の名で日本を代表する良食味米を世に放った、県産業技術センターのチームが、またまた驚きの、今度は酒米を送り出した。その名も「吟烏帽子(ぎんえぼし)(青系酒195号)」。
 醸造特性・栽培特性ともに、その特徴は際立っている。
 現在県産酒米として大好評の「華想い」より粒は小さめだが、何より麹菌が中に入り込み易い心白(しんぱく)が粒の中心に入り、「華想い」より玄米品質が優れている上に、精米時の割れが少なく高度精米が可能なため、純米酒から大吟醸まで幅広く利用できるという。
 要は、粒を削りに削ることで、極め付きの大吟醸酒にチャレンジできるのだ。
 栽培において、耐冷性は「極強」で、「華吹雪」「華想い」より3ランクも優れている上に、日照不足や低温下で発生しやすい「いもち病」抵抗性は、「華吹雪」「華想い」より強い。
 つまりは、県南の強いヤマセの吹く田んぼで、山田錦に匹敵する(自分としては超える)酒米が作れることになる。
 日本酒党を自任する県産業技術センターの渋谷理事長は「この酒米はその名のとおり吟醸酒向きで、酸味がほどよく利き、上品で高級感のあるお酒ができると、太鼓判を押します」と語っている。
 恥ずかしながら、自分はほとんど下戸なのだが、某酒蔵の利き酒コンテストでの準優勝をひそやかに誇りとしている(実は自分のように下戸気味の方がよくお酒を利けると講評の時に伺った)。
 そこで、試験醸造したお酒を利かせていただいた。
 口に含むと同時に、香りが鼻腔を通り抜けるのを感じる。その瞬間、本当にその場で唸ってしまった。実にすっきりしてさわやかで、それなのに馥郁(ふくいく)として旨い。またまた「青森から驚きの旨さ(青天の霹靂のキャッチフレーズ)」である。風味、味わい、品格、とにかく抜群だった。
 青天の霹靂同様に、丁寧にしっかりとした栽培をしていただき、県内の、いや、国内外日本酒好きの皆様を、感激のあまりむせび泣かせたいと戦略を練り始めている。しかして、青森県民の皆様!どんなに美味しいお酒になったとしても、1日2合まででくれぐれもよろしくお願いします。
(県民だより あおもり - 平成30年4月号)

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