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更新日付:2016年1月27日 文化財保護課

大間の山車行事

県無形民俗文化財

大間の山車行事

  • 奥戸の山車行事
    写真提供 大間町教育委員会
指定区分 県無形民俗文化財
名称 おおまのだしぎょうじ
大間の山車行事
所在地 下北郡大間町大間
保護団体 大間の山車行事保存会
指定年月日 平成29年1月27日
公開状況 8月9日~11日

 大間の山車行事は、大間稲荷神社の祭礼の際に行われる山車行事である。寛政9年(1797)に神輿渡御が行われたとの記録があるが、付け祭りとしての山車行事がいつ頃から行われたかは記録がなく定かではない。大間町史によると、明治期にはすでに行われていたと考えられる。
 下北地方で行われている他の山車行事と同様に船山車を持った行事であり、江戸時代の日本海を中心とした海運が各寄港地に伝えられている船山車の行事をもたらしたと考えられる。
 運行する経路に塩(以前は白砂)を置いて道を清めたり、玄関に神を招く祭壇を設けて待ち受けるなど古風を残していることや、小さな漁村から町へと発展していくとともに山車の数が増えていくという、近代から現代に移行する町の生成過程を山車の増加を通して伺うことができ、他地区には見られない貴重なものであると考えられる。
 大正山の山車の変遷を見ると、佐井村の山車の古い形態が屋根をつけずに紙の花で飾っていたこととも共通し、下北地方の山車の変遷を伺うことのできる良好な資料である。

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この記事についてのお問い合わせ

文化財保護課
電話:017-734-9919  FAX:017-734-8280
※見学に関するお問い合わせは、所有者又は各市町村教育委員会へお願いします。

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