令和2年度青森県いきいき男女共同参画社会づくり表彰　受賞者の紹介

　県では、男女共同参画社会の実現に向けて、顕著な功績のあった方を称えるとともに、様々な分野でチャレンジし活躍する女性や団体を、他の模範として奨励するため、県知事表彰を実施しています。

　この表彰には、長年にわたって男女共同参画社会の実現に向けた活動を積み重ねてきた個人を対象とする功労賞と、起業、NPO活動、地域活動及びそれらを支援する活動などに取り組む女性及び団体・グループを対象とする女性のチャレンジ賞を設けています。

●千田　晶子　（ちだ　あきこ）　氏
（青森市：NPO法人あおもり男女共同参画をすすめる会理事長）
　平成11年に「青森市男女共同参画社会づくりをすすめる会」を立ち上げた時の主要メンバーであり、これを母体に平成　17年には「NPO法人あおもり男女共同参画をすすめる会」を設立し、現在は理事長として男女共同参画の推進に貢献されています。
　さらに、男女共同参画行政の推進に貢献しており、現在は青森市男女共同参画審議会委員、青森県男女共同参画審議会委員等を務め、幅広く活躍されています。
　また、女性の健康問題に注力し、ピンクリボン（乳がん検診啓発）活動や、DV防止啓発活動に積極的に取り組んでいます。

●柳沢　ちせ　（やなぎさわ　ちせ）　氏
（三沢市：株式会社三沢綜合チャームスクール代表取締役）
　男女共同参画の社会づくりが提唱される以前より、女性起業家として約60年に渡り編み物教室の立ち上げ、ヨガ、エアロビクスの要素を取り入れ、筋肉トレーニング、フラダンス等の幅広いジャンルの指導に取り組んでいます。
　また、指導者育成にも力を入れており、数百名のフィットネスインストラクターを世界中に輩出されています。現在は、三沢市主催の研修会や講座の講師としても活躍されています。

●なたねの会（横浜町：代表　澤谷　久美子（さわや　くみこ）氏）
　横浜町の特産である「菜の花はちみつ」を活かした特産品開発に取り組み活動の幅を広げたほか、女性の視点による様々なアイデアを活かし、出荷が難しい会員からの集荷のほか、高齢化する地域の実態に合わせた移動販売等の新たなサービスを開始するなど、地域の活性化にも繋がる取り組みをしています。
　また、これらの取り組みにより、会の販売額が着実に伸びており、その結果20代の若い会員が新規加入するなど、会に活気が生まれ地域経済の発展に大きく貢献しています。